ドッグとロボットの友情再び!『ロボット・ドリームズ』原作本が日本限定カバーで発売

 1980年代のニューヨークを舞台に、孤独なドッグとロボットの友情を描いた大ヒットアニメーション映画『ロボット・ドリームズ』。

日本版限定カバーで発売されたサラ・バロン著『ロボット・ドリームズ』(ポプラ社)

 1980年代のニューヨークを舞台に、孤独なドッグとロボットの友情を描いた大ヒットアニメーション映画『ロボット・ドリームズ』。

 昨年11月の公開以来口コミで人気を博し、異例のロングランヒットを記録した同作の原作グラフィックノベル(コミック)の日本版がポプラ社から発売された。

『ロボット・ドリームズ』はアメリカの作家、サラ・バロン氏による同名グラフィックノベルを原作に、スペインのパブロ・ベルヘル監督が初めて手がけた長編アニメーション映画。擬人化された動物たちが暮らす1980年代のニューヨークを舞台に、孤独に生きるドッグとロボットの交流をセリフやナレーションなしで描き、第96回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞ノミネートなど海外の映画祭を中心に高い評価を得た。

 日本で公開されるやいなや口コミで話題を呼び、メイン館の新宿武蔵野館では9カ月のロングラン上映が行われたほか、興行収入2億円を突破する大ヒットを記録。一部劇場で9月19日から1週間限定の再上映が行われるなど、今もなお日本の映画ファンに愛されている作品だ。

 映画の人気とともに原作グラフィックノベルも注目され、一時は洋書コーナーで品切れするほど。今回の日本版は、著者のサラ・バロン氏の描きおろしイラストによる豪華ハードカバー、著者から日本の読者に向けたメッセージ、映画ビジュアル&原書カバーカラーピンナップ、著者インタビュー、オリジナルストーリー、描きおろしカバーイラストを含むラフスケッチを掲載。作中に登場する映画・書籍の紹介など日本限定のスペシャル仕様となっている。

 小説家の恩田陸氏や声優の山口勝平氏も推薦コメントを寄せる『ロボット・ドリームズ』日本版はポプラ社より発売。定価2970円(税込)。読めば映画の感動と「セプテンバー」を思い起こすこと請け合いだ。

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