壱・センチャイジムが悲願のWBCムエタイ日本王座獲得。「世界のベルトまで巻くのが目標」と世界に照準【KNOCK OUT】

3Rに壱は左ミドルからの左ストレートでダウンを奪う (撮影・青木純)

 4R、壱は蹴りでの牽制から前蹴り。繁那はパンチを狙う。壱は左ハイ。繁那は圧をかけてワンツー。壱はガード。詰める繁那に組み付いてヒザの壱。ワンツーの繁那だが、壱は間合いを外しクリーンヒットはさせず。そして組み付いてヒザ。壱は左ミドルをキャッチされると左ストレートを出す。壱は蹴りで自分の距離を作る。繁那のパンチはなかなか当たらない。ラウンド中、繁那は壱のヒジでこめかみをカット。

 5R、圧をかける繁那にミドル、前蹴りの壱。繁那が距離を詰めると組み付いてヒザの壱。離れると左右のミドルの壱。圧をかける繁那だが、壱は足払いでこかす。圧をかける繁那のパンチを下がってかわし、組み付くとヒザの壱。繁那が前に出てパンチを放つが組み止める壱。カウンターでミドルの壱。繁那はパンチをなかなか当てられないまま試合終了。

 判定はジャッジ3者とも46-48の0-3で壱が勝利を収め、王座を獲得した。