海外で人気再燃 日本のシティポップ&アニソンの底力をヒャダインが語る
今やすっかり世界的な人気を誇る日本のアニメ。さらに近年では、80~90年代に人気を博したシティポップが海外で大注目。アニソンからポップスまで幅広い作品を手がけるヒャダインに、時代を超えて海外を魅了するシティポップの魅力を直撃!

アニソン×シティポップの魅力に迫る注目イベントでMC
――シティポップとアニソンの文化を融合させた作曲家・林哲司氏と作詞家・売野雅勇氏による奇跡のコラボが実現するイベント「TOKYO MX開局30周年記念 アニソンmeets CITY POP 〜売野雅勇×林哲司の世界〜 アニソンとシティポップが出逢ったあの日」(11月9日、東京・一ツ橋ホールにて開催)。今回、ヒャダインさんは森口博子さんとともにMCを務めますが、最初にイベントの企画を聞いたときの率直な感想を教えてください。
「もともと私は林さんの大ファンでしたし、売野雅勇先生の歌詞にもさまざまな作品で触れてきたので、お声掛けいただいたときは感激でした。林さんとは何度もお話しさせていただいているんですが、本当にフランクにいろんな話をしてくださる方で。お話を伺う時に“林先生”とお呼びしていたんですが、“先生なんてやめてよ、同じミュージシャンとして対等に話したいから”とおっしゃってくださって。
売野さんは、作品もですがたたずまいが本当にかっこよくてダンディー。まさにイケオジという感じの方。歌詞にも言葉の節々にダンディズムを感じるし、ボキャブラリーの豊かさと物事への造詣の深さといったら…。いろいろな世界へ連れて行ってくれる歌詞を軽やかにつむがれていく、本当に洒落た方だなと思います。
イベントでは、お2人が登場するトークパートもあるので、生でお話を伺えるというのも大きな見どころだと思います。ただ僕が聞きたいことばかり聞いてしまうと、かなりマニアックな話になりそうなので(笑)MCとして、お2人の作品の魅力に迫りつつ幅広いお客さんに楽しんでもらえるトークを引き出していきたいですね」
――今回のゲストの顔ぶれについてはいかがですか?
「一緒にMCを務める森口博子さんには、僕も楽曲提供させていただいていて、交流があるんですが本当に気さくな方で。しかも歌が本当にお上手なので、今回、彼女の歌を聞けるのも楽しみですし、元祖バラドルですから、MCとかもお手の物だと思うので、こうした企画でご一緒できるのはすごく楽しみです。
すみペちゃん(上坂すみれ)にも、曲を提供していて普段から交流があるので楽しみです。実は彼女とは、シティポップという呼ばれ方をする前から“この辺りの音楽いいよね”という話をしていたんです。菊池桃子さんのラ・ムーの曲だったり、中村由真さんの『Dang Dang 気になる』だったり。
稲垣潤一さんは、本当に稲垣さんにしか出せない世界観と歌声があるので、生でパフォーマンスを見られるのが楽しみですし、影山ヒロノブさんも小さい頃から特撮や『ドラゴンボール』で聞いてた声ですし。新たに中西圭三さんとか、井上あずみ&ゆーゆさんの出演も決まって。それこそ10代に聞いていたアーティストさんなので、どういった曲を歌ってくれるのか非常に楽しみ。こんなに幅広い世代の、多彩な豪華アーティストが一堂に会するというのもなかなかないと思います」