11・3両国でKONOSUKE TAKESHITAとタッグ結成の武知海青「僕が両国という会場を感動の場にして、いろいろな方にプロレスの熱を伝えていければ」【DDT】
鈴木みのるに感じたオーラ。初めて飲み込まれそうに
この前の初防衛戦ですが、会見から鈴木選手と視殺戦。そしてリングで3対3で対峙したんですが、鈴木選手と上野選手のにらみ合いの際に割り込みました。あれはとっさに体が動いたんですか?
「あれはとっさに出た感じです。やっぱり鈴木選手が上野選手しか見ていない感じもしていたので。会見の時にあれだけ言ってもらえたのがうれしかったですし、やっぱり僕のプロレスラーとしての覚悟を見てほしかったので“そっちばっかり注目せずに僕を見てほしい”という思いからとっさに出ましたね。悔しさのようなものもありました」
一度、鈴木選手に押しのけられた後にもう1回チャレンジして、上野選手に制されました。あそこで2回目に行く勇気はすごいなと思いました。
「いや、もうあのリングに立った以上やるしかないので。怯えていてもしょうがないですし、立ち向かうと決めたならとことん立ち向かおうっていう覚悟を持っていきました」
改めてリングで対峙した鈴木みのる選手の感想を。
「やっぱり一発目にもらったエルボーが衝撃的でしたね。そこから普通に返すこともしなかったですし、ボーっとしていたらずーっと別の技が飛んでくるので、もうそれを防ぐのと受けるので精いっぱいでした。恐怖もそうですし痛さもそうですし、なんといってもオーラと覇気というか、初めて飲み込まれそうになりましたね」
種類はやや違うかもしれませんが、今まで芸能界でそういったオーラとか威圧感といったものを感じた人はいますか?
「やっぱりHIROさんはすごいです。EXILEのオーディションを受けた時、初めてお会いした時に審査員をされていたんです。そのオーディションの時は普段通りのダンスができなかったというか、空気を自分のものに変えられなくて。圧倒的なオーラもそうですし、そういう言葉にはできない雰囲気のようなものに持っていかれてダンスができなかったという記憶はめっちゃありますね」
逆に言うとそういったことを1回経験しているから、あそこで鈴木選手と対峙できたという部分もあります?
「ありますね。でもリングは特殊で逃げ場がないじゃないですか。ダンスはオーディションだったので自分が“やめます”って言ったらやめられるんですけど、一度リングに立った以上は逃げるっていうことはもうできないというか、逃げるという選択肢はもちろんないので、そこは違った恐怖でしたね」
場外でパイプイスを振り下ろされ、フィニッシュ近くのシーンではエプロンで腕ひしぎ逆十字固めを極められてしまいました。腕を折られるのではという恐怖感などは?
「もちろんありましたけど、なんといっても僕はもう試合をさせていただけているってだけでもありがたかったので。そんな技を食らって自分がどうなるのかなっていう、逃げるのか受け切れるのか、はたまた違った行動をするのかというのは自分の中でも全く予想ができなかったので、技をかけられた時に逃げずに食らいつき続けられたというのはレスラーとしては大きな進歩なのかなとは自分の中で思いました。でも結構腕が伸び切っていたんですよね」

