前アトム級王者の宮﨑小雪が引退式でメッセージ「大好きな人たちと過ごす一瞬一瞬を大切に生きてほしい。失ってから気づくのでは遅いから」【RISE 194】

関係者らと記念写真(撮影・青木純)

 続けて「そして最後に。お父さん。ママが亡くなってからずっと育ててくれて本当にありがとう。健康第一で幸せに過ごしてください。そしてさっちゃん、ママが亡くなった時はまだ高校生だったけど、ずっと空手の送り迎えをしてくれたり、家のこととか全部やってくれて支えてくれてありがとうございました。そして若菜。ずっと、一緒に格闘技ができて、私のことを一番理解してくれてて、私にとってのチャンピオンは若菜だし、ずっと一緒に格闘技ができて幸せでした。最後にこの後、先輩の琴ちゃんがタイトル戦をやります。琴ちゃんが10年越しに夢をかなえる瞬間を会場の皆さんで見届けてくれたらうれしいです。本当に幸せな格闘技人生をありがとうございました。そして、皆さんの今後の人生がさらに素敵なものになるよう、心から願ってます。本当にありがとうございました」と改めて家族に感謝の言葉を述べた。

 そして最後に引退の10カウントゴングが鳴らされた。

 宮﨑は2019年11月の松谷綺戦でプロデビュー。2021年3月には紅絹を破り、RISE QUEENアトム級王座を獲得。その後、RISEの女子のエースとして国内外の強豪相手との対戦が続き、2022年5月には小林愛理奈を相手に初防衛、国際戦で4つのKO勝ち、2024年3月にはK-1との対抗戦でK-1アトム級王者の菅原美優に判定勝ちと印象に残る勝利を重ねた。2021年1月の佐藤レイナ戦から14連勝のまま引退。プロ戦績は18戦16勝(4KO)1敗1分。

 昨年12月のタン・スアン・ユン戦が最後の試合。今年3月にフィリピン留学のため王座を返上することを発表。10月22日の会見で引退を正式に発表した。

<<< 1 2