東京富士大学で一木広治氏が特別講演、大学生らに「リアルな体験のバリューは上がっている」

近年は “子ども” “未来” をキーワードにSDGsをテーマとした活動も行う一木氏

「『FUTURE SUMMIT みらい総会』では企業とタッグを組んで、森永製菓が『未来のお菓子』、野村ホールディングスが『未来のお金』、マイナビが『未来の仕事』をテーマに子どもたちとワークショップ、DECによるエンタメステージ、NTTによるDE&I(Diversity、Equity、Inclusion)未来ステージなどを行った。これらの活動を継続的に行うために一般財団法人を立ち上げた」と一木氏。

 さらに、経済産業省とのさまざまな研究ワーキンググループ活動を行い、“次世代に向けた日本文化とエンターテインメントの融合” をテーマにしたフォーラム「WEAVE JAPAN2025」を開催。「潜在的IPの発掘」「未来を生き抜く日本のクリエイティブ」「街づくり×エンタメの演出力」といったテーマでディスカッションを行った。

 一木氏は大学生らに向けて「新型コロナウイルスやITの進化によって世界は変わった。私たちの時代にはインターネットはなかったが、インターネット、スマートフォン、AIができて皆さんにとって本当に大変な時代だと思う。メディアも変化してインターネット配信が台頭してきたが、イベント、ライブ、テーマパーク、推し活などを含めたリアルな体験のバリューは上がっている。そうした中で私たちは今、大学生でも参加できるイベントの概念を超えたプロジェクトを作ろうとしている。イベントというのは参加することが大事なので、皆さんも興味があったらぜひ参加してほしい」などと呼びかけた。

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