あったか~い牡蠣鍋汁に癒されて…上野恩賜公園で12日まで「広島ふるさと祭り」! 広島の“おいしい”がしみちゃった〈記者が食べてきた!〉
都心で広島を体感できるイベント「広島ふるさと祭り」が上野恩賜公園で開催中だ。牡蠣やお好み焼き、尾道ラーメン、海自カレー、さらには広島生まれの日本酒やノンアルドリンクなど、広島の「おいしい」がギュッと集まったイベントで、出汁やカレー、少し香ばしい焼きそばの香りなどに誘われて、初日9日から多くの人が足を運び、舌鼓を打った。もちろん記者もそのひとりだ。
会場は、食やカルチャーイベントが開催される場所として定着した噴水広場。JR上野駅の公園口を出て、まっすぐ上野動物園を目指す。歩くこと数分で噴水広場に。「広島ふるさと祭り」の黄色い看板が掲げられたメインゲートが視界に飛び込んでくる。ゲートをくぐると最奥にステージ、中央は飲食スペースで、それを囲むように蒸し牡蠣、カキフライ、呉市のソウルフード「がんす」、日本酒飲み比べといった飲食ブースがぐるりと並ぶ。
とりあえず一周!と歩きだして、すれ違う人のどんぶりやトレーの中をチラッと見たり、ブースの前の行列をチェックしながら、作戦を立てる。「ちょっと食べてみて!」「ここからここまでが広島の酒」と、各ブースから明るい声がかかる。
1周の最後に目に飛び込んできたのが湯気がもうもうとたつ巨大な鍋だった。大人が軽く数人入ってしまいそうな大きな鍋で、直径は約2メートルある。4日間のイベント期間中、瀬戸内産の牡蠣4万個を投入し、牡蠣鍋汁を作り続けるという。毎日先着200名に無料配布するという大盤振る舞いだが、限定数を超えても1杯300円で食べられる。
白い湯気に誘われて温かい牡蠣鍋汁のカップを受け取った。箸をいれると、根菜やきのこが入っていて、牡蠣もふたつ入っていた。ゆっくりと口に運ぶと、なんと滋味深いこと!牡蠣の出汁のうまみが冷えた体に染みわたる。

軽くなった牡蠣鍋汁のカップを手に会場をぐるりと見回す。蒸し器から湯気がのぼる蒸し牡蠣、「揚げたてをお出ししますよ!」と笑顔で声をかけられたレモンタルタル☆カキフライ、呉海自カレーが食べたいけれど、みっちゃん総本店の「お好み焼きそば肉玉子」も捨てがたい……そんなことを思っていたら、ステージから「コウネ(牛の希少部位)がうまいんだよ」と推す声もしてきて……。

もう一周回ろうと再び広島の「おいしい」を物色。支払いがPayPayか現金で、現金の場合は購入したいメニューの食券を食券売り場で購入しブースに持っていくスタイルなので、再度チェックが必要だった。食券がどんなものか見たかったという理由で現金支払いを選んだ、というところもある。
外国からの観光客と思われる団体の存在を背に感じながら、蒸し牡蠣、カキフライ、お好み焼きでオーダーストップ。呉海自カレーのハーフサイズの存在に後ろ髪をひかれたが、目が食べたいだけだと言い聞かせ、1月の真っ青な空のもとで、2種類の広島産の牡蠣と、広島のお好み焼きの名店の味を堪能した。
蒸し牡蠣は口の中で濃厚な旨味が広がり、いつまでも口内に幸せがステイした。カキフライは牡蠣のおいしさもさることながらレモンを使ったさわやかなタルタルソースがポイントで、タルタル派ではない記者もソースをきれいに使い尽くした。お好み焼きは提供された状態でも十分おいしかったが、お好みソースを加えるとおいしさが倍増した。振り返るほどに、これらに広島の蔵元が誇る銘酒を合わせて楽しめなかったのが心残りだが……。
会場ではそのほかにも、尾道ラーメン「喰海」の「本場地元の尾道ラーメン」、「塩レモン唐揚げ」や「ひろしま塩レモン餃子」、「牛コウネバーガー」など酒のつまみからがっつり食べたい人も満足させるメニューが揃う。もみじまんじゅうを揚げた「もみてん」など甘い物好きも喜びそうだ。
イベントは、12日まで同所で。10~17時30分。ラストオーダーは閉場の30分前。入場無料。飲食や物販は有料。ステージでは、広島発の男性4人組令和歌謡グループ「TEPPAN」などのアーティストやアイドルによるライブパフォーマンスで盛り上げる。トークショーも行われる。
■広島ふるさと祭り:https://hiroshima-fes.com/2026/

