市川右團次×真風涼帆「終演後に、芸術を語り合ってほしい」 EXシアター有明こけら落とし公演『AmberS -アンバース-』で共演

 

ーー右團次さんは2月16日まで京都で舞台をされていました。真風さんは現在『エリザベート TAKARAZUKA30th スペシャル・ガラ・コンサート』に出演中です多忙の中で体調管理はどのようにされていますか

右團次:体調管理は“アンバース”を飲んでいます(笑)。僕は何事も楽しんでいます。常に楽しんでいられるように気持ちの部分の切り替えを大切にしています。

真風:私も気持ちの部分を大切にしています。宝塚に在団していた時と今は環境が違うのでとにかく集中して全力で走っています。あまり神経質になってもうまくいかないので家のことや仕事のこと、限られた時間の中で、それぞれに集中することでバランスをとっています。

ーーご多忙の中、セリフはどのように覚えられているのですか。カフェなどで覚える方もいると聞きますが。

真風:私は家ですね。夜の時間に自宅で覚えています。お風呂入る前とか寝る前にしっかり読み込んで朝もう一回読んで確認します。実際のお稽古が始まって、会話する方とのやり取りで役に入り込んで自分に入れていくことが多いですかね。

右團次:僕も家で覚えますね。ただ運転をしながらという時もありますよね。今回歌うからなぁ。赤信号で止まった時に恥ずかしいですよね。

真風:あ、私も歌は車で歌っています!(笑)。見かけた方は稽古中なんだなーって思ってください(笑)。

右團次:真風さん書いて覚えますか?視覚派と聴覚派がいますよね。

真風:私は、台本は書かないですが、歌詞は書きます。

右團次:ただ、今回は書いて読んで、両方使わないといけなさそうですね。

真風:はい、本当にその通りです!頑張りましょう!

 ーー『AmberS -アンバース-』は不老不死をテーマにしていますが、歌舞伎は400年の歴史があり、宝塚も112年の歴史があります。どちらもまさに不老不死のような文化だと思いますが、この歴史ある舞台の魅力を教えていただけますか。

右團次:歌舞伎の場合、もともと民衆からふつふつと始まった文化が政府からの規制などを経て、色々変化して生まれ変わってきたものなんです。これだけ長く続いてくるということは、古いものばかりではなく新作と古いものの塗り替えと古典という三本柱で成り立っています。それぞれその違う様子も楽しんでいただきたいですし歌舞伎は参加型の芝居ですので、悲しい時は泣き、笑いたい時には笑い、喜怒哀楽を共に、その時に反応いただきながら楽しんでいただけると思います。

宝塚も一緒だと思うのですが、舞台はその時代に一緒に生きている人たちしか観られないものじゃないですか。生ですからね。過去の有名俳優の舞台はどんなに観たくても見られない。今生きている人間が今舞台でどう演じるか、それがどう映るのか、それが舞台の醍醐味だと思いますので、ぜひ、足をお運びいただきたい。

 ーー最後に開幕を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

真風:このような貴重な機会に挑戦できることを、本当に幸せに感じています。ヒルダとしてどう生き、何を届けられるのかを大切に、日々のお稽古を重ねてまいります。皆様の心に残る時間をお届けできるよう精一杯努めますので、劇場でお会いできることを楽しみにしております。

右團次:今回、初めての劇場で、加藤シゲアキさん書き下ろしのお芝居で今まで演じたことのない皆さんと一緒に作らせていただくことに、非常に喜びを感じています。その中で自分自身の役を皆さんの力も借りて磨いていき、お客様にご覧いただいて、この作品の問いかける、普遍的なものをお届けできるかなと思っています。新しい有明を1日楽しむようなおつもりでいらしていただけるといいなと思います。EXシアター有明でお待ちしております。