今年に入って12人…はしか感染者の大幅増に東京都医師会が注意喚起「非常に高い感染力」
「麻しん(はしか)」感染者数の増加を受けて注意喚起する東京都医師会の首里京子理事
非常に感染力の強い「麻しん(はしか)」の感染者の報告が各地で相次いでいる。東京都でも今年に入ってすでに12人の感染が報告され、前年同時期(1人)を大幅に上回るペースで増加したことを受け、東京都医師会が3月10日の定例記者会見で注意喚起を行った。尾﨑治夫会長は冒頭で「実は今、麻しん(はしか)の感染者数が増えている。麻しん患者発生の報告が毎週のように出ている中で、抗体を持つ人が減っていくと麻しんが蔓延する可能性が出てくる」と警戒。
続いて疾病対策担当の首里京子理事が「東京都では3月第1週までに10例、今週に入ってから2例の報告数がある。全国でも71例の報告数があるが、近隣県で発生した麻しんの報告は数に入っておらず、感染者が麻しんと知らずに都内に移動していた例もある」としたうえで、感染者の年齢やワクチン接種歴を「10~40代、特に多いのが20代で2回接種未完了または接種不明が8人となっており、ワクチンを接種していないか未完了の状態で感染している状況」と紹介した。
麻しんの症状には発熱、咳、鼻汁、結膜充血、コプリック斑(口の中にできる白い発疹)、発疹があるが「初期症状は一般的な風邪の症状と大きく変わらないので、感染していても麻しんと気が付かないことがポイント」。潜伏期間は7~14日(最大21日)、免疫がない感染者の発症率はほぼ100%だといい、主な感染経路は空気、飛沫、接触感染で感染力は極めて強い。

