震災に向き合う今こそ“小さな主語”で熊本の今を伝えよう―堀潤氏がくまモン記者団に記者の心得伝授

〈国連を支える世界こども未来会議×くまモン記者団〉3年目始動

 熊本の子どもたちが未来の熊本について話し合う「国連を支える世界こども未来会議×くまモン記者団」プロジェクトの第1回(全4回)が、8月17日、熊本県上益城郡のくまもとSDGsミライパークで開催。ジャーナリストの堀潤氏が、令和8年熊本地震から間もない熊本の子どもたちに「“小さな主語”で語ることの大切さ」を伝えた。

 

 子どもたちがSDGsの視点から、自分たちが暮らす地域の未来の姿について考え、アイデアを提案する「国連を支える世界こども未来会議」と、熊本県内のSDGs未来都市に暮らす子どもたちが記者となって地域の取り組みを発信する、くまモン記者団のコラボプロジェクト。3年目となった今年は、全4回に分けてワークショップからアイデア発表までを行う。

 7月28日に発生した令和8年熊本地震の影響が今なお続く熊本。プロジェクトは「このような状況だからこそ、子どもたちが未来について希望を持って語る機会を大切にしたい」という思いから、予定通り全4回での開催を決定。

 冒頭、くまモン記者団を運営する一般社団法人FOR KUMAMOTO PROJECT事務局の安永久美氏は被災者にお見舞いの言葉を述べ、会場の参加者に「この会場にも、自身で怖い思いをしたり、ご家族やお友達を心配した人もいると思います。今日、本当はここに来たかったけれど、地震の影響などで来ることができなかったお友だちもいますが、そのお友達も含めてこれから約1年、一緒に活動していきましょう」と挨拶。また、FOR KUMAMOTO PROJECTは2016年の熊本地震で被災した子どもたちを元気にしたいという思いから、熊本県出身の小山薫堂氏を中心に設立されたことを紹介。「熊本地震から10年という節目を迎えた今年、再び熊本で大きな地震が起きました。だからこそ、FOR KUMAMOTO PROJECTとしても、これからも子どもたちの未来につながる活動を続けていきたいと思っています。そして、今日は地震について知るだけでなく、もし自分だったらどうするだろう、自分には何ができるだろう、と、自分のこととして考える一日にしてほしいと思っています」と語った。

 さらに、一般社団法人FOR KUMAMOTO PROJECT代表理事・小山氏からも応援のビデオメッセージが寄せられた。「今、日本中の人たちが熊本に心を向けています。一番知りたいのは、熊本の皆さんがどういう気持ちで毎日を過ごしているか。マスメディアでは報じないような等身大の思いを皆さんの目線で世界中に発信するのが皆さんの役割です。それが熊本へのエールとなる、とても大切な活動です。ぜひ皆さんの言葉で自分が感じたことを伝えてください。応援しています!」というメッセージに、子どもたちも意欲をさらにかき立てられた様子。

 そんな子どもたちに、国連を支える世界こども未来会議を主催する一般財団法人ピースコミュニケーション財団の一木広治氏は「2024年から、くまモン記者団と世界こども未来会議のコラボ活動として、毎年このプロジェクトを行っています。今年もジャーナリストの堀潤氏を講師に迎え、全4回のカリキュラムで“住み続けられる未来の熊本”のためのアイデアを皆さんに考えていただきます。来年3月には全国のエリア代表が集まる第7回国連を支える世界こども未来会議があり、さらに代表団に選ばれた子どもたちがニューヨークの国連本部を訪問しアイデアブックを届けることになります。去年は熊本から代表団に選出されたお友だちもいます。ぜひいろいろなことを学んで、世界をつなげていきましょう」と期待を寄せた。

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