インディー界の雄・長瀬館長が自身の披露宴試合でザ・グレート・サスケとの“友情タッグ”で激勝

この日の主役・長瀬館長が5代目ブラック・タイガーにミドルキック(撮影・伊藤健史)

前代未聞。自分の披露宴で試合に出場


 プロレス団体「ファイト・オブ・ザ・リング」(以下、FOTR)を主宰する長瀬館長が1月16日、東京・足立区の東京芸術センター・ホワイトスタジオで、「長瀬館長披露宴プロレス」を開催。長瀬館長は“東北の英雄”ザ・グレート・サスケとの友情タッグで激勝し、自身の披露宴試合を白星で飾った。

 広島県福山市出身の長瀬館長は大学2年のときに、学校を中退して米国で打撃系格闘技の修行を積む決意をした。アルバイトで資金を貯めて、単身渡米し“伝説のキックボクサー”ベニー・ユキーデ主宰のジェットセンターに所属。キックボクシングのほか、空手、テコンドーの試合を行い、全米空手選手権にも出場。テコンドーのカリフォルニア州大会では3位に入る好成績を残した。

 そして、メキシコに渡って、孤児院の維持費を稼ぐために覆面レスラーとして、リングに上がり続けた、カトリック神父フライ・トルメンタに師事し、トルメンタのタッグパートナーとしてプロレスでもデビューを果たした。

 以後、メキシコ、米国、英国、豪州など世界各国を転戦。WMWミドル級,ラテンアメリカ選手権などを奪取し、2015年にはエル・マテマティコ、ブラックマン、ネグロ・カサス、エル・イホ・デル・サントらの名ルチャドールも腰に巻いた、伝統あるUWA世界ライト級王座(第18代)も戴冠。国内ではFOTRを設立し、昨年2月にはデビュー25周年記念試合を行った。現在はWISH代表として、プロレス事業などを手掛けながら、プロレスラーとしてリングに上がっているインディー界の雄だ。
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