この夏『吉沢亮』が凄すぎる!同じ“ライダー”なのに、なぜだっ!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 先週の金曜日、7月11日についに情報解禁となったのですが、9月2日から僕の盟友ともいえる俳優の真京孝行さんを主役に据えた舞台をやります。

 三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.20「SHINKYO QUEST〜そして真京へ〜」。僕が作・演出を務めさせていただきます。

 真京さんも僕自身も「演劇で遊び続けてきた」集大成のような作品になるような気がしています。詳細は今後、SNSなどでも発信していきますので気にして見ていてください。

 では今週も始めましょう。

『国宝』公開中(©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会)

 えー、いつも出来るだけ「前情報無しの人間として観た映画の感想」をメインに書いていて“データ的”な話題については「もっと詳しい人が書けばいい」という、スタンスで「◯◯年の」とか「◯◯監督の」とか、俳優さんのバッググラウンドとか最小限にするよう心がけているのですが…。

 吉沢亮、すげぇぇぇえええええ!!!

 仮面ライダーメテオで、初めて観てから「こいつ、やべぇな」とは、思っていたのですが、いよいよですよ。

 6月公開の『国宝』、7月公開の『ババンババンバンバンパイア』、どちらも興行成績が、お化けみたいに伸びていて、間もなく夏休みが来ます。

 まだまだ、伸びんだろ!

 もうなんかよくわかりませんが、今年の黒田ミー賞は、彼一色になってしまいそうです。

 同じ、ライダー経験者で戌年で171センチなのに、どうしてここまで差がついたっ!?
 筆者が好みの女の子の男性のタイプが、あらかた「吉沢亮」なので、目の敵にしていたのですが、もう、目を逸らせません。むしろ、「キムタク以来“スター”と断言できる人」が、出てきたなとすら思っています。

 彼の一番の魅力である「色気」。
 これは、筆者なりの分析なのですが、ヒューマンドラマであり歌舞伎役者を演じる「国宝」も、コミカルに吸血鬼を演じる「ババンバ〜」。公開時期が重なった事情は重々承知なのですが、それすらも10年後には伝説になりかねないスター性が、あるというか。絶対、国宝のあとにババンバのが、良かったもん。

 で、この「色気」なんですが、どちらとも実際にお会いしたことがあるのでわかるのですが「歌舞伎俳優」も、「吸血鬼」も、本質は色気なんですよね。

「人をたぶらかす」というか。そこから更に色気を掘り下げると筆者の研究結果によれば「凄い頑張ってるのに、それを顔に出さない人が纏う空気」です。

 先述のキムタクさんしかり、マイケル・ジャクソンだって、ミッチーだって、スポーツ選手だって、パリコレのモデルもグラビアアイドルも、色っぽい人って「すっごい頑張らないとできないようなことを、平気な顔をしてやっている」んですよね。

 だから、生涯色っぽい人って、ずっと頑張ってる。
 人間て、頑張れば頑張るほど「出来ることが増えるから、また、出来ないことに挑戦していく」、つまり、どんどん上手くなるんですよ! 美輪さんみたいになっちゃうよ!!!

 吉沢くんが90才のときに、どんな芸にたどり着いているのか、今から楽しみです。
 この夏は、まだまだ上映続くと思うので「丸1日吉沢祭り」をしてみてはいかがでしょうか?
 個人的には午前中に「国宝」観て、一旦お昼と甘いもの食べて「ババンバ〜」が、オススメです!

『ババンババンバンバンパイア』公開中(©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022)

『国宝』公開中

【監督】李相日
【出演】吉沢亮 横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ 森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達 永瀬正敏 嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯 渡辺謙
【原作】「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
【配給】東宝
【URL】kokuhou-movie.com
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

『ババンババンバンバンパイア』公開中

【監督】浜崎慎治  
【出演】吉沢亮 板垣李光人 原菜乃華 関口メンディー/満島真之介 堤真一 音尾琢真 映美くらら 笹野高史 眞栄田郷敦
【原作】奥嶋ひろまさ『ババンババンバンバンパイア』(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
【配給】松竹
【URL】https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie/
©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23