稲垣吾郎「スーパースターでもあるけど1人の父親」舞台版ハリー・ポッター役に意気込み

舞台 『ハリー・ポッターと呪いの子』の会見が16日、TBS赤坂ACTシアターにて行われ、俳優の稲垣吾郎、平岡祐太、大貫勇輔、市村正親が役衣装で登壇。ハリー役の稲垣、平岡、大貫が“歴代ハリー”とのエピソードを明かした。
J.K.ローリングが演出家らとともに舞台のために書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に新たな冒険が描かれる。
4年目の新キャストとして7月17日からハリー役で出演している稲垣、平岡、大貫。稲垣が「魔法使いを演じるのは初めて。魔法の習得、修行は大変でした。2カ月で魔法を覚えたんですけど(笑)」と冗談めかしつつ「ハリーはスーパースターでもあるけど、1人の人間であり父親でもある。人間味あふれるハリーを演じられたら」と意気込み。
“魔法使いデビュー”の稲垣は「大貫さんなど先輩ハリーもたくさんいるので、お話を伺いながら演じられるのが楽しみ」と笑顔。
一方で「ゲネプロの時に、最前列にハリーが5人くらいいたんです」と、石丸幹二や吉沢悠ら歴代ハリーが鑑賞していたと明かし「間違えるじゃないですか、そんなまだ何回もやってないし。本当に居たたまれない気持ちになって…」と苦笑しつつ「でも同じハリーを演じるのが何人もいるというのも、今回は3人ですけど、皆で協力し合えるというか、分身みたいな。不思議な体験で幸せを感じてます」。
同じくハリー役の平岡も「それぞれ違ってるのが面白い。皆それぞれのハリーを作ろうと稽古を2カ月頑張ってきたので、その組み合わせも見どころ」、大貫は「4年目に見ても新たな発見がある。本当に深い戯曲」と語り、約1年越しのハリー役再演に感激。
長期公演を乗り越える健康法の話題では、平岡が「稽古前に皆で30分間の筋トレをやる」と明かし、稲垣が「僕やってないよ」と笑わせる一幕も。平岡が「最後に皆で円陣を組んで“エクスペリアームス!”ってやるんです。それで一体感が出る」と語ると、稲垣が平岡に「出演しない日も来てください」とねだり、平岡は「それをやるために?」と苦笑していた。
舞台 『ハリー・ポッターと呪いの子』は2026年1月31日までTBS赤坂ACTシアターにて上演中。