朝倉海がティム・エリオットにギロチンチョークで一本負けでUFC2連敗。解説の金原正徳氏は倒された後の動きと階級の問題を指摘【UFC 319】

前RIZINバンタム級王者の朝倉海(JAPAN TOP TEAM)が「UFC 319: Du Plessis vs. Chimaev」(8月16日=日本時間17日、米国イリノイ州シカゴ/ユナイテッド・センター ※U-NEXT、UFC Fight Passで配信)でティム・エリオット(米国)を相手にUFC 2戦目に臨んだ。
朝倉は1Rこそ得意のパンチで優位に進めたものの、2Rになると徐々にエリオットが自身の動きを見せ始め、ラウンド終盤にテイクダウンに成功するとギロチンチョークでエリオットが一本勝ちを収めた。
朝倉はUFC初戦の昨年12月にUFC世界フライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)に挑戦するも2Rにリアネイキッドチョークで一本負けを喫しており、これで2連敗となった。
エリオットは2016年に行われたTUF決勝で扇久保博正に判定勝ちを収めたファイター。今回は1年8か月ぶりの復帰戦で戦績は33戦20勝13敗。UFCでは20戦9勝11敗でフライ級11位に位置している。
1R、ともにオーソドックスの構え。エリオットはスイッチを繰り返し変則的な動きからサイドキック、前蹴り。朝倉は逆ワンツー、ワンツー。エリオットはバックスピンキックも朝倉はかわす。そして左ボディー、右フック。エリオットの右ローにパンチを連打の朝倉。エリオットは左フックをカウンター。エリオットはトリッキーな構え。朝倉は右ストレート。朝倉は右ストレートから3連打。そして組み付き、ケージに押し込むがすぐに離れる。前に出るエリオットに左ジャブを突いて止める朝倉。朝倉は左ボディーから右ストレートのコンビネーション。なおもヒザをボディーに打ち込み前に出て右ストレート。朝倉の左ハイをキャッチしてテイクダウンに成功。サイドポジションからヒジを落とす。エリオットは朝倉の右腕を殺しにかかるが朝倉は手を抜く。しかしエリオットは鉄槌。終了間際に朝倉が立ち上がることに成功。