元プロサッカー選手の水内猛氏らが子どもたちに夢を実現させるために「続けていくことが大事」「目の前のできることに全力」などとメッセージ

子どもたちにサッカーを指導する水内氏(撮影・蔦野裕)

 元プロサッカー選手の水内猛氏が発起人となり、スポーツを通じて子供たちに夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指すイベント「夢の課外授業スポーツ体験スペシャルinさいたま VOL.10」が9月15日、埼玉県の埼玉スタジアム2002で開催された。

 この企画は子供たちへ向けたさまざまな形での教育支援を続けている二十一世紀倶楽部が行っている「夢の課外授業」の特別版。「夢の課外授業」は一人もしくは1グループの著名人が学校を訪問し、それぞれの得意分野を生かした授業を行うのだが、この「スポーツ体験スペシャル」はサッカーを水内氏、ラグビーを元ラグビー日本代表の堀越正巳氏、陸上を元陸上選手で現在プロスプリントコーチとして多くのプロスポーツ選手を指導する秋本真吾氏が担当し、1日で3つのスポーツを体験できる豪華版。また今年は子どもたちにも大人気のYouTuber「あしざるFC」ののぶくん、ダンガンくん、かにゃが参加し、水内氏のサッカーパートに参加し子どもたちと汗を流した。

 まずは水内氏によるじゃんけんと体の動きを連動させた、体だけではなく頭の体操にもなる準備体操でリラックス。その後は小学1~2年生、3~4年生、5~6年生の3グループに分かれ、順番にサッカー、陸上、ラグビーを体験した。

 サッカーでは水内氏がさまざまなミニゲームでボールに慣れ親しむことからスタート。水内氏の手からボールが離れている時だけ動けるだるまさんが転んだや、手を使えないサッカーでありながらあえて手でボールを操ることでボールの感覚や相手の扱いやすいところにボールを供給するといったことを自然と覚えさせる。いわゆる“ボールと仲良くなる”ゲームの後は恒例の4つのゴールと複数のボールを使ったゲームで子どもたちに点を取ることの楽しさを教えた。

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