「アイドル西畑大吾を感じられたら終わり」麻薬汚染の闇を描く『マトリと狂犬』で連続ドラマ単独初主演【インタビュー】

ドラマ『マトリと狂犬』主演・西畑大吾 インタビュー

なにわ男子・西畑大吾が、連続ドラマ単独初主演作『マトリと狂犬』(放送中 MBS/TBSドラマイズム)で演じるのは、元役者から薬物の売人へと転落した裏社会で生きる主人公! 麻薬汚染の闇をリアルに描き話題を呼ぶ、田島隆による大ヒット漫画を品川ヒロシ監督が豪華キャストをそろえて“禁断の”地上波実写ドラマ化。西畑本人もオファーに「驚いた」と語るハードな役どころに挑んだ思いとは。

 

裏社会の売人役!「メンバーにもめっちゃ驚かれました(笑)」

ー最初にオファーを知ったときのお気持ちを聞かせてください。

「こういったアングラというか裏社会ものは初めてだったので、すごくワクワクしたのを覚えています。まさか自分にこういう題材のオファーが来るとは思っていなかったので驚きはしたんですが、新しい自分を見せられるチャンスだと思いましたし、共演者の皆さんや何より監督が品川ヒロシさんというところにも強く引かれました。なぜ僕に白羽の矢が立ったのか不思議なんですけど、とてもありがたいことだな、と。今まで見せてこなかった一面を見せられる作品になったのは、すごく良かったなと感じています」

ー原作は“麻薬取締のリアル”を知る人からも絶賛されるほど、薬物汚染の闇に深く切り込んだ話題作。

「僕も原作を読ませていただいて圧倒されました。本当に攻めている内容で“これドラマ化して大丈夫かな”と(笑)。でも同時に“実写化したら面白いだろうな”とも感じました。脚本も、少し設定変更もあれど原作の醍醐味を消すことなく、見事に幅広い方に楽しんでいただけるテレビドラマに仕上げられていて、本当に面白いです。特に僕が演じる梅沢と、彼を取り巻く人々との掛け合いが秀逸で、脚本を読んでいて楽しかったですね」

ーどんなところを意識して主人公・梅沢を演じましたか。

「梅沢は悪く言えば“クズ”なんです(笑)。過去の栄光にすがって流されるままに生きて、最終的には麻薬の売人になってしまう。でも、そのクズの中にも人間味があって、高校生には売らなかったり、昔の知り合いの女性に対する思いがあったりと、情に厚い部分もあるんです。クズではあるんですけど、その中にある人間味を表現できたらいいなと思っていました。クズなんだけど、なぜか憎めなくて、ちょっと一緒にいたくなるような存在になれていたらいいな、と。品川監督とも話したんですけど、一方で梅沢は何に対しても負けたくないという気持ちが強くて、常に吠えているようなタイプ。僕の中では“かわいげのないチワワ”みたいなイメージです。そんな梅沢らしさをブレずに演じようということは常に意識していましたね。かわいげはないし、ずっと吠えているけど、なぜか憎めない。ただ、チワワといってもかわいくなりすぎたらダメなんです」

ーアイドルの魅力の1つである“かわいさ”は封印して?

「そうですね。とくにこの作品に関しては“アイドル西畑大吾”を感じられたら終わりだなと思っていましたね」

ー西畑さんがこのドラマで主演すると知った、なにわ男子のメンバーの皆さんの反応は?

「めっちゃ驚かれました(笑)。ちょうど、メンバー全員がそれぞれ何かしらの作品に入っている時期だったんですけど、“そっちは何してるん?”って聞かれて“ヤクの売人”って答えると、やっぱり驚かれますよね。丈くん(藤原丈一郎)と大橋(和也)の2人は、読み合わせを手伝ってくれて。僕が楽屋で台本を読んでいると、2人が入ってきたがるんです。確か丈くんが黒崎、大橋が葛城をやってくれたんですけど葛城のセリフの漢字を盛大にミスってましたね(笑)。2人の演技も面白くて、練習にもなって助かりました」

『マトリと狂犬』MBS「ドラマイズム枠」にて放送中  
©田島隆・マサシ(秋田書店)/「マトリと狂犬」製作委員会・MBS

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