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〈インタビュー〉片寄涼太が“アーティスト 片寄涼太”に歌わせたかった曲 最新シングルでGENERATIONSとは別の顔

2024.08.23 Vol.Web Original

 ダンス&ボーカルグループのGENERATIONSで活躍する片寄涼太が新たな挑戦をしている。8月21日にソロ名義としては初めてとなるシングルCD『tenkiame / 今夜はブギー・バッグ feat.eill / prod.Shin Sakiura』をリリースした。ソロとしては2020年に活動をスタートしているが、いまこのタイミングで改めてCDにこだわって作品を届けることにしたのはどうして? 本人に聞く。

応援してくださる方々の手元に残るものをお届けできたら

ーーソロ名義で最初に作品を発表したのが2020年の『Possible』。片寄さんが主演されたドラマと映画の「PRINCE OF LEGEND」シリーズの主題歌でした。それもあって、今回の作品がソロ名義初のCDだというのは意外でした。CDというパッケージにして楽曲を出すことにした理由はありますか?

片寄涼太:30歳を迎えるので(8月29日が誕生日)、そういう意味での節目ですし、応援してくださる方々の手元に残るものをお届けできたらいいなと思ったというのが理由です。グループ活動をやりつつソロをやっていく感じで、活動もグループの活動を縫いながらなので配信はベストな形です。ただ、今年2024年の上半期は、GENERATIONSはそこまで大きな活動をせず、いろいろなインプットの時期にしようっていう期間で、ソロ活動に力を入れることができたこともあり、パッケージにするかどうするかという話になりました。僕としてはぜひそうしたい、と。

ーー計画があってそこに向かっていったというよりも、CDとして出すということが寄ってきた感じですね。

片寄涼太:節目のタイミングで何か形に残せたらいいなって思いは漠然とあって。それは前からお伝えしていたので、それがつながった感じです。

ーーシングルは2曲で構成されていてともに表題曲になっています。まずは「tenkiame」について教えてください。どのように生まれた曲でしょうか。

片寄涼太:シンガーソングライターのeill(エイル)さんに提供していただいた楽曲です。eillさんはよく聴いているアーティストのひとりで、いつか楽曲をご一緒したいなって思っていました。eillさんを知ったのは、数年前で、自分が見に行っていたイベントでした。その時はそんなに深く話したりもしなかったんですけど、そこから数年経ってお願いすることになったっていう感じです。それで、改めてお会いして、こういうサウンドでこういう方向性でこういうメッセージを受けたいんだけど、って打ち合わせからスタートです。時期的には今年になってからで、レコーディングしたのは、舞台(舞台に初挑戦した『HIGH&LOW THE 戦国』2024年1~2月上演)を終えてからです。8月のリリースが決まってからはこのシングルを最優先にしてやってきました。

THE RAMPAGE 神谷健太 与那嶺瑠唯「沖縄って圧倒的」沖縄精神でエンタメ届ける

2024.08.20 Vol.Web Original

 16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGEと幻冬舎のプロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」が展開中だ。12カ月連続でメンバーがフォトエッセイや小説などを送り出していくもので、第2弾は神谷健太と与那嶺瑠唯。沖縄出身のハイサイコンビが取り組んだのは……かるた! 沖縄の方言をメンバーのエピソードとともに楽しく紹介している。このために沖縄に戻って想い出の地も巡り、エモい時間を過ごしたという2人と“ゆんたく”のつもりが、つい熱くなって……。

 

「自分がかるたを出すなんて」

ーー第1弾『Mars』の藤原樹さんから「GL-16」はそれぞれやりたいことをやろうというプロジェクトだというお話を聞きました。お2人に対しての最初の質問はこれだと思うんです。「なぜ、かるた? 」

神谷健太(以下、健太):……人生のなかで自分がかるたを出すなんて思ってなかったし、今も思ってないですよ! ただ、こうやって出来上がってみると……めっちゃいい。

与那嶺瑠唯(以下、瑠唯):提案をいただいてスタートしたんですよ(笑)、うちなーぐち、沖縄方言でかるたを作りませんかって。うちなーぐちのかるたっていっぱいあるので、なんとなくイメージはあったんですけど……

健太:めっちゃあるんですよ!

瑠唯:空港のお土産コーナーとかにも並んでます。だから他とは何か違うものにしようって、メンバーのエピソードや写真をつけたり、ガイドブックも一緒にどうかと提案をいただきました。そこから自分たちも意見を出したりメンバーのエピソードをうちなーぐちに変えていく作業をしたり。読み札は特典札を入れると50あるのでエピソードは50個! これがなかなか大変な作業で……

健太:まずは例題みたいな感じで幻冬舎のスタッフさんがいくつか出してくれたんですよね。エピソードを集めてくれて。

瑠唯:(川村)壱馬の大食い記録とかね。

神谷:うちなーぐちにしてくれてね。それを見て、これはちょっと違うかもってなったら、こうじゃないかなって直して!(笑)

瑠唯:言葉が被ったりすることもあるから、うまい具合に調整も。例えば、でーじ(大変、やばい!というような意味)なら、これじゃなくて別のエピソードのほうが合うんじゃないかとか。

公式ではない(?)うちなーぐちが満載

 ーー ハイサイコンビによる監修ですね!  そうやって揃えた50の札(うち4枚は書店での特典札)のなかでお気に入りを一枚あげるならどちらになりますか?

健太:全部好きなんだよな……これかな「スタイル抜群なたっぴるー赤ちゃん、たーやが?」。「たっぴるー」とか「たーやが」とか、ちゃんとしたかるただったら使わないと思うんですよね。

ーーこのかるたも、ちゃんとしてると思いますが(笑)。

健太:若者言葉っていうのもあるし、世代もあると思うんですけど、あんまり使わない言葉だと思います。なんだろう……公式ではない、みたいな。本土の人はまず分からないかもしれません。『THE RAMPAGE うちなーぐちかるた』には、そういうのがいっぱい入ってるんで、沖縄の人も楽しいと思います。

瑠唯:そうだね!

ーー エピソードもそうですが、取り札の写真であるとか、メンバーを巻き込んだ企画ですよね……みんな協力的でしたか?

健太:そうですね。ただ撮影している時、まだみんなは内容が分かってないんですよね。

瑠唯:それなのに、いい表情をしてる。

EXILE TRIBEの若手が繰り広げるエンタメバトル開幕! FANTASTICS 世界・中島颯太、KID PHENOMENON夫松健介、WOLF HOWL HARMONY HIROTOに聞く、新しいBATTLE OF TOKYO!

2024.08.08 Vol.Web Original

 EXILE TRIBEの若手グループが集結するライブイベント「BATTLE OF TOKYO ~Jr.EXILE vs NEO EXILE~」が今週末10日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。EXILE TRIBEの若手グループによる小説やアニメーション、音楽ライブなどをミックスした総合エンタテイメントプロジェクトのひとつの軸で、4回目の開催となる今年は、埼玉で3DAYS、大阪で2 DAYSの5日間にわたり行われる。EXILEの背中を見ながらアーティストを目指してきたJr.EXILE世代のグループと、2022年からLDH JAPANが展開した同社史上最大のオーディション「i CONZ」から生まれた4つのグループ(NEO EXILE)が、時にグループの壁を超えて、バトルをし、高めあう。夏恒例となりつつあるエンタテイメントショーについて、初回から参加するFANTASTICSの世界と中島颯太、そして新たに加わるNEO EXILEの2つのグループ、KID PHENOMENONの夫松健介、WOLF HOWL HARMONYのHIROTOに聞いた。

Jr.EXILE vs NEO EXILE、バトル感はさらに強く

ーー今年も「BATTLE OF TOKYO」(以下、BOT)のライブ公演が近づいてきました。今回は、初回から参加してきたGENERATIONSが不在で、LIL LEAGUE(以下、リル)、THE JET BOY BANGERZ(以下、TJBB)、WOLF HOWL HARMONY(以下、ウルフ)、KID PHENOMENON(以下、キッド)が加わり、THE RAMPAGEのパフォーマーによるヒップホップユニットのMA55IVE THE RAMPAGEも出演しますね。自然と変化ができそうですが、準備を進めるなかでこれまでとの違いを感じていますか?

世界:これまでは小説をベースにライブを作ってきたんですが、今回はそのベースがない。だから、ライブの準備にしても、BOTに関わっていただいている作家さんが、ライブの世界感や、NEO EXILEの4チームがBOTの世界に入る上での設定などを書いてくださいました。またメンバーでも、ライブにはこういう曲があったらいいね、こういう演出があったら面白いよねというのを、僕とFANTASTICSの佐藤大樹、THE RAMPAGEの陣とやましょう(山本彰吾)がスタッフさんと話し合い、まずはそれぞれのチームで磨いて、本番1週間前ぐらいになって合わせ…という感じで進んできています。

ーーでは、新たに加わるNEO EXILEチームに。BOTにはどんなイメージを持っていましたか?その世界の中に入った今、どんな気持ちで準備を進めているかも教えてください。

夫松健介:出演されているグループの皆さんが持っているパワーをバチバチに全部ぶつけている場所ですね。ライブもそうですが、毎年ライブの開催に合わせてリリースされる楽曲やミュージックビデオからもそういったことを感じてました。

HIROTO:僕は初回からライブを見ているんですけど、たくさんのグループでバトルするっていうのがすごく目新しかったです。最初の「SHOOT IT OUT」(GENERATIONS vs THE RAMPAGE)とか「SHOCK THE WORLD」(FANTASTICS vs BALLISTIK BOYZ)とか、めちゃくちゃかっこいいなって。素直にファンとして。

夫松健介:小説が元になってるからだと思いますが、ライブを見ているというよりも1本の 映画を見てる気分なんです。僕たちがそのステージに立つんだなって思うと、すごいドキドキするというか。今までやって来なかった規模のステージだし、リハーサル中の自分たちが感じてることや感覚も新しくてワクワクしています。自分がステージのどこに立つかを書いてある立ち位置表っていうのがあるんですけど、それを見ると自分たちだけじゃなく先輩方の名前があるって……それでもうワクワクです。

HIROTO:BOTに出られることが夢のようです! リハーサルもそうですが、ミュージックビデオの撮影でも、こういう感じで撮ってるんだって! 本当に自分はいちファンとしてBOTを見てたので、よりBOTのことを知れる楽しさもあります。

ーーFANTASTICSのお二人はどうでしょう。座組が変わったことで、BOTのなかでのFANTASTICSの立ち位置であるとか存在感も変化があると思います。

中島颯太:振り返ると、FANTASTICSが初めてBOTのステージに立った時は何も分からず先輩についていく状態だったんですが、今回加わるNEO EXILEの4チームは既にそれぞれ実力とパフォーマンス、自分たちはこうしたいという意思がしっかりある。それで食らいついてきてくれるので、コラボ楽曲のミュージックビデオやライブでもBOTのバトル感をさらに強くしてくれていると思います。いろんな色が出せることがシンプルに楽しみです。

THE RAMPAGE 藤原樹、愛猫マースと念願のフォトブックが完成「やりたいことだけ詰め込まれてる」

2024.07.30 Vol.Web Original

 16人組ダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する一方で、ドラマや映画、舞台などでの役者業、アクセサリーのプロデュースなど、様々な分野にで挑戦を続けている藤原樹。そんな彼が一緒に暮らしている愛猫のマースとフォトブックを出した。「念願だった」と語る一冊にはマースへの愛が詰まっていて……。

ーーマースとのフォトブック『Mars』(幻冬舎)が完成しました。発表があったときには「念願の作品」とコメントを寄せられていましたね。

いつかやりたいと思っていたんです。以前、写真集(ファースト写真集『 MYSTERIOUS』22年10月発行)を出した時、お願いしてマースとも撮ってもらって写真集に入れてもらったんです。それがうれしくて。いつかマースと僕の写真集を出せたらいいなって思っていました。

ーーその時から、このフォトブックのアイデアは温められていたんですか? どんなシチュエーションで撮りたいとか、どんな企画をやってみたいであるとか?

前の写真集の時は僕とマ―スの自然な感じを出せたらいいなっていうのがあって自宅で撮ったので、今回も家で撮影しようと思っていました。そのほかは、スタッフの方からいろいろ提案していただいたという感じです。

ーー『Mars』は、THE RAMPAGEと幻冬舎さんで毎月一冊12カ月連続で書籍などを出していくプロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE  BOOKS~」の第1弾。マースとのフォトブックを作ることは樹さんが提案されて?

それはですね、幻冬舎さんがマースと僕とで本を出したいと言ってくれたので(笑)……僕は、もちろんです!と。ただ、その提案をいただけなかったとしても、このフォトブックのようなことをやっていたんじゃないかなって思います。このプロジェクトは16人それぞれやりたいことやろうというもので、僕は絶対マースとやろうって決めていました。

THE RAMPAGE、EXILEから継承した“24”シリーズ最新曲をリリース!「僕らの一番のストロングポイントになる」

2024.07.24 Vol.Web Original

16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGEがニューシングル『24karats GOLD GENESIS』をリリースした。“24(ニーヨン)”の呼び名で親しまれている、先輩であるEXILEが歌い続けてきた〈24karats〉シリーズの最新曲で、EXILE以外のグループとしてシリーズの楽曲をリリースするのは初めて。EXILEから継承した“24”に16人はどう向きあったのかーー。

 

──ニューシングル「24karats GOLD GENESIS」がリリースされました。「24karats」シリーズはEXILEから代々受け継がれていていますが、今までの作品についての印象を教えてください。

川村壱馬(以下、川村):“肉体”と“炎”と……アンコール。

一同:ああ!

与那嶺瑠唯(以下、与那嶺):俺も“炎”だった。火のエネルギーというか。「24karats」っていう火の元があって、そこが燃え上がっているからこそ、パワーとか気合いが広がっていく、エネルギーの核のような感じがします。

後藤拓磨(以下、後藤):あとはジャージ。アパレルブランドとしての「24karats」は僕らにとっての教科書みたいな感じで。小学生とかだと、ヒップホップのカルチャーとかわからないじゃないですか。カッコいいジュエリーとか、ジャージの着こなしやキャップの被り方、そういうものを教えてくれた。僕らにとってのバイブルのような存在です。


──「24karats」を自分たちが継承すると聞いたときの率直な感想を教えてください。

神谷健太(以下、神谷):特別な意味はあまり感じませんでした。なぜかというと、音楽もダンスも、時代によって変わっていくものだから。おこがましいですけど、先輩たちが作ってきたものを追い越せ追い抜けの精神で、自分たちがまた新しい作品を作っているという感覚なんです。だから「24karats」だからといって何か特別に思うことはあまりなかったですね。

吉野北人(以下、吉野):僕は素直にうれしかったです。「24karats」シリーズはLDHの象徴的な曲で、ずっと継承されてきたものなので、HIROさんからの期待を受け取った気がしました。同時に、歌って踊るアーティストさんがたくさん出てきている中で、自分たちがダンス&ボーカルとしてまた上に上がっていくんだという強い気持ちになりました。自分たちもこの曲とともに上がっていきたいです。

鈴木昂秀(以下、鈴木):まずは「24karats」がついたオリジナル曲を自分たちでできるんだといううれしさがありました。今回はMA55IVE(MA55IVE THE RAMPAGE)としてラップパートにも参加させていただいているので、そのうれしさもあります。

岩谷翔吾(以下、岩谷):EXILEさん以外で「24karats」シリーズの楽曲をリリースさせていただくのは今回が初めてなんですけど、どこかで「24karats」をリリースするのは僕らだろうなと思っていました。「継承するんだったら俺らでしょ」っていう自信はあったので、いい時期に「24karats GOLD GENESIS」という楽曲と巡り会えて良かったなと思いました。

──トラックを初めて聴いたときの印象を教えてください。

龍:これまでの「24karats」はパワフルな印象だったんですけど、そこに今っぽい、スピード感やハイパー感が加わった印象で。新しい「24」の形になっているなと思いました。歴史を感じさせつつ、今のLDHの在り方みたいなものをこの曲で示したいなという想いがあります。

与那嶺:確かに、今っぽいサウンドだったので、継承させていただくうえで“THE RAMPAGEなりの表現をしてください”っていうお題のようなものを与えられた気がしました。自分たちなりに料理していいんだと。だから振り付けも、EXILEさんっぽい感じの部分と、THE RAMPAGEっぽい部分の両方を入れました。

EXILE TETSUYA、念願の焙煎所併設のコーヒーショップを豪徳寺にオープン 「スターを生み出す店」

2024.07.17 Vol.Web Original

 EXILE TETSUYAがプロデュースするコーヒーショップ「AMAZING COFFEE」(アメージング・コーヒー、以下アメコ)の新しい店舗「AMAZING COFFEE TOKYO GOTOKUJI」(以下、豪徳寺店)が7月11日、世田谷区の豪徳寺にオープンした。焙煎所を併設し、イートインスペースもある同ブランドのなかでも新しいタイプの店で、TETSUYAは「地元の方に愛される場所になってほしいし、ファンの方に豪徳寺を楽しんでもらえるきっかけになれば」と期待を寄せている。

 

コーヒー屋さんがある安心感

 小田急線の豪徳寺駅から徒歩1分という絶好のロケーションにオープン。駅前の穏やかな雰囲気の商店街の中で、店の前をさまざまな人が通り過ぎる。

「世田谷に店を作りたかったっていうのは大きいですね。(LDH JAPANがある)中目黒から近すぎず遠すぎずですし、人が住まいを構えて生活をしているエリア。こういうところにコーヒー屋さんがポンとあることで安心感が生まれると思うんです」

 エメラルドグリーンと白を基調にした明るい店。正面から見ると左半分は焙煎所で、カウンターを挟んで、右半分は奥行きのあるイートインスペース。店内のインテリアのコンセプトは電車だ。

「この物件を初めて見に来た時、この縦長の空間から電車のイメージがすごく湧いてきたんです。焙煎機がある一角が電車の運転席に見えて、豆を焼く熱で走り出す“Choo Choo TRAIN”はめっちゃいいねって。それで電車をコンセプトに作ろうかって。これまでアメコは自動車やバス、宇宙船、ノアの箱舟と乗り物をコンセプトにやってきたので、それにもつながるなって」

 木材が基調で温かみのある雰囲気。インテリアは実際に使われていた電車のシートやバスの座席が使われていて、壁には網棚を模したデコレーションも。「“隠れ招き”も仕込んでありますよ!」と楽しそうだ。

PSYCHIC FEVERが新しい実験? JIMMYとWEESAで“パーフェクト”なラブソング

2024.06.28 Vol.Web Original

 EXILE TRIBEのPSYCHIC FEVERが敢行中のアジアツアー“HEAT”が、タイトル通りに、日本各地の会場を熱くしている。最新シングルでツアーのキックオフソング「HEAT」を筆頭に、世界をざわつかせた「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」などキャリアを積み重ねている彼らの現在地と、楽曲やパフォーマンスでさまざま実験を続ける彼らの未来を前のめりにかつリラックスして届けるライブでオーディエンスを魅了している。セットリストの中には「Perfect feat. JIMMY & WEESA」というフレッシュな楽曲が登場、それが配信リリースされた。いったいこの曲って? JIMMYとWEESAに聞いた。

ーー新曲「Perfect feat. JIMMY & WEESA」(以下、「Perfect 」)が配信リリースされました。JIMMYさんのラップとWEESAさんのボーカルを務める楽曲ですが、このスタイルで楽曲を制作した経緯を教えていただけますか?

JIMMY:3-4年ぐらい前からWEESAと僕とで曲を作っているんです。趣味の延長のような感じで始めて、リリースする予定もなくデモを作って、スタッフさんに聴いてもらって意見をもらって、また作る。そしてまた聴いてもらう。そういうのを続けていたら、このタイミングで出してみたらどうかって。

ーーPSYCHIC FEVER名義の作品ではありますが、2人で作品を出すことについて、メンバーのみなさんはどんな反応でしたか?

WEESA:ずっと出したいと言ってたので喜んでくれています。メンバーには結構前から聴いて聞いてもらっているんですけど、一番リアクションが濃かったのは(渡邉)廉くんで、みんなで部屋で集まってた時なんですけど、「めっちゃいいじゃん! これ出るの?」って。(小波津)志くんは楽屋で僕の真似をして歌ってます。僕の歌い方が特徴的なんでそれで真似してくれてるのかなって思うんですけど結構うれしい。ちょっといじってのかなって感じもしますけど(笑)。

ーーそれはどうだろう…(笑)。志さんは誰かの歌うスタイルを模して、いずれ自分のものにしちゃう、みたいな方だし。

WEESA:その時、僕の存在って……(笑)。

ーーWEESAさんが2人いるような曲ができる(笑)? さて、楽曲はジャージークラブビートのちょっと切ないラブソング。JP THE WAVYさんとの「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」や「Temperature」に通じるところもありますが、このトラックを選んだ理由はありますか?

JIMMY:「Temperature」を作ってくれたineedmorebuxさんに何曲か送ってもらったなかから、WEESAと2人でそれぞれどれがいいか出してみようって。それが「Perfect」のビートでした。ジャージークラブビートはバズを狙ったわけでもなく、聞きやすいなってところで。自分たちは「Temperature」でジャージードリルを結構早めにやれたかなと思うんですけど、今だとそれがすごい普通に聞けるようになっていますよね。

ーージャージークラブビートとかジャージードリルってブームとして過ぎ去るのかと思っていたら定着した感があります。

JIMMY:僕たちは声が低い2人でもあるんで、ロウな感じで喋ってても、ジャージーだとリズムをキープしてくれるんで、あまりノペッと聞こえなかったりする。そういうのもあって自分たちが作品を作るうえでジャージーが一番合っていると思いました。他の選択肢もあったけれど、PSYCHIC FEVERのキャラを考えた結果、「Perfect」が一番ハマるかなって。ELIONEさんも僕らに合うのはこれだって。僕ら的にも……でしょうねって。

ーー2人で音楽を作られていることを知っていたので、クレジットを拝見した時、2人で作った楽曲ではないんだなと思ったところもあります。

JIMMY:2人で作ったものにはWEESAメインの曲もあるし僕のもあるし、僕がゼロからビートを作ったもの、色々あります。ただ、今回に関しては、PSYCHIC FEVERから派生して2人で出ていくなかで、ELIONEさんやNvmbrr(ノベンバー)さん、ineedmorebuxさんといった、自分たちがお世話になった人、自分たちを支えてくれた人と作るのがいいなって。

WEESA:僕らがデモを作ってアドバイスをもらってたのがこのメンバーだし、自然にリリックも一緒に書きながらやったほうがいいんじゃないかって。僕たちもそのほうがいいと思いました。

JIMMY:それによって思い入れのある作品になったし、自信を持って皆さんに聴いてもらえる作品に仕上がったと思います。

WOLF HOWL HARMONY「音楽で熱狂的になろうぜ!」青春3部作でウルフの縄張りは拡大、国境越えも

2024.05.27 Vol.Web Original

 EXILE TRIBEの4人組ラップ&ボーカルグループ、WOLF HOWL HARMONY(ウルフ・ハウル・ハーモニー、以下、WHH)が新曲「Pink Flash Lights」を配信リリースした。80年代を色濃く感じるこの曲を皮切りに、WHHは新曲を3曲連続してリリース。青春をテーマにした三部作なのだという。昨年8月のデビューから確実に成長を遂げているWHH。3部作への挑戦を経て、彼らの視線の先にあるものは?

 

青春をテーマにした三部作


ーー先日、新曲「Pink Flash Lights」がリリースされました。この曲は青春をテーマにした3
部作の第1弾とのことですが、3部作に取り組むことになったのはどうしてですか?

RYOJI:このタイミングで3部作って連続で出させていただけるのは本当にありがたいことだと思っています。3部作には考えてそうなったということもあるんですけど……

GHEE:1曲に収まらなかったんですよね、話がありすぎて(笑)。

RYOJI:そうなんです。次はどんな音楽を届けよう、僕たちが等身大のままで届けられる音楽ってなんだろうって思ったときに、”青春”かなってなって。”青春”っていくつになってもしてもいいものだって思っていますし、聴いてくださったみなさんと一緒に青春できるような楽曲を作りたいねって、いろいろチームで話したんですよね。

GHEE:Chaki ZuluさんとかT.Kuraさんと電話でね。男の青春話です。例えば、恋愛だったら自分たちがどうだったのかとか、どういう恋愛をしてきたのか、とか。赤裸々に語ったら、やっぱ男って女々しいよなって話になったりとか。そういう話を組み立てていったら1曲には収まらないねって。そのあたりで、僕ら4人が幼なじみだったらっていう考え方で作ったらどうかっていうのが出てきたんですよね。

ーー幼なじみという考え方というのはどこから?

RYOJI:それは、周りの方から、僕らは兄弟みたいだとか家族みたいだとか言われることが多いからです。LOVERED(WHHのファンネーム)の皆さんの中にそういう部分を好きになってくれる方もたくさんいらっしゃるし、幼なじみっていう関係性で作るのはいいんじゃないかって。

デビュー5周年のBALLISTIK BOYZ、さらなる高みへ! 決意と気合のニューシングル『HIGHER EX』に詰め込んだもの

2024.05.23 Vol.Web Original

 国内外で精力的に活動を展開している、EXILE TRIBEのBALLISTIK BOYZが5月22日にデビュー5周年を迎える。その記念すべき日にニューシングル『HIGHER EX』をリリースする。現在進行中のツアー「BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2024 “HIGHER EX”」のキックオフシングルで、表題曲には、より高みを目指そうという7人の熱い思いと決意が込められている。5周年を経た今、彼らの視線の先にあるものとは?

心のそこから楽しいツアー  “HIGHER EX”


ーー 最新ツアー「BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2024 “HIGHER EX”」の真っ只中。そろそろ日程の半分というところまで来ました。

日髙竜太(以下、竜太):今までで本当に一番楽しい、心の底から楽しいツアーになっていると思います。バンドと一緒に回っているので、バンドならではの演出やアレンジもできるので、来て下さった方にも、BALLISTIK BOYZの音楽性を存分に堪能してもらえるツアーになっているのかなと思います。これぞライブだな!っていう、いい緊張感もありますし、グループとも、自分とも向き合えるライブになっていると思います。

海沼流星(以下、流星):僕も楽しい。やりきれるというか心残りみたいなのがない。毎公演本当にやりきってて、すごく楽しいなと思えるんです。こういう僕らが感じている楽しさがファンの皆さんにも伝わっていたらうれしいです。

深堀未来(以下、未来):僕はちょっとホッとしてるかな。今回のツアー、とても気合が入っていて、いろんな思いがこもってる分、どういう表現をするかっていうことに……もちろん自信はあったんですけど、ファンの方々にささらなかったらどうしようって不安もあったりしたんです。特に最初の頃は。だけど、しっかりと良い反応が返ってきて。

砂田将宏(以下、将宏):ツアーをしていると今日は何点の出来とか、なんとなくですけどあるんですけど、今回は高得点を出すのが難しいツアー。いろいろ詰め込んだし、自分たちが試されるライブにもなってるので……。

ーーアルバム『Back & Forth』でお話を聞いた時にやりたいことがいっぱいあって大丈夫なのかと心配されていた気がするんですけど、それは……?

将宏:それはどうにかなりました!

竜太:まとまりました!

将宏:デビュー 5 周年、昨年の “N.E.X.T.”ツアーを経てというところもあったりで、ここからどう突き抜けるかを試される年でもあります。言葉で伝えるよりも、その覚悟と気合をパフォーマンスで伝えることを重視して構成されたツアーなので、その思いが伝わればいいなって思っています。

奥田力也(以下、力也):何回も見たくなるような内容になったよね。初日が岩手だったんですけど、次の公演にもう一回来て下さる方がいたりして! ツアーがスタートした段階でそういった声をSNSで目にしたりして、こうなってくれたらいいなって自分たちが思ってたことがファンの方たちにも伝わっているのかなって。

流星:スタートから、ファンの方が今まで以上に僕らの思いを感じ取ってくれているのが実感としてあるよね。回数を重ねれば重ねるほどより素敵なライブになってくるんじゃないかなって。

力也:僕は、このツアーを通して、僕たちのより新しい、フレッシュな姿を見てもらえるんじゃないかなと思っています。

ーー新しい、フレッシュというところでは、ツアータイトルにもなっている新曲「HIGHER EX」はもちろんですが、ニューシングルに収録した新曲も披露しているのですか? 反応はどうですか?

加納嘉将(以下、嘉将):「HIGHER EX」はパフォーマンスする時に見せつけるというか圧倒できたらいいなと思っていたので、それは実現できてるんじゃないかなって思います。ファンの方からも「HIGHER EX」が一番好きっていう声もいただきました。

松井利樹(以下、利樹):最初はライブで初めて聴いていただいているような状況だったので歌詞の内容も100%伝わってるわけじゃないだろうと思うところもあったんですが、それでも僕たちの思いを受け取ってくれてる感じがして……感謝しています。

嘉将:他の新曲のウケもいいよね!

利樹:楽しんでくれてる印象はあるね。

EXILE NAOTOの“HONEST”な挑戦! 写真集、ソロツアー開催と初めて尽くしの不惑

2024.04.09 Vol.Web Original

 EXILE NAOTOが渋滞中だ。先月3月20日に自身が率いるヒップホップグループ、HONEST BOYZがファーストアルバム『HBZ』を配信リリースし、翌21日にはファースト写真集『Onestà』を発売。4月7日からは自身初となるソロツアーも始まった。不惑を迎えた彼に、今のHONEST(正直)な思いを聞いた。

 

写真集、アルバム、ソロライブが一緒に来た


 EXILEら
が所属するLDH JAPANには、いくつものプロジェクトを掛け持ちし、いろいろなアプローチでエンタテインメントを届ける人物は少なくないが、EXILE NAOTOも間違いなくその1人だ。EXILE、三代目 J SOUL BROTHERSで活躍。VERBAL(m-flo / PKCZ)、SWAY(DOBERMAN INIFNITY)、MANDYこと関口メンディー(EXILE / GENERATIONS)からなるヒップホップグループのHONEST BOYZのリーダーであり、そしてアパレルブランド「STUDIO SEVEN」ではディレクターを務める。

 3月末、都内のスタジオで話を聞いた。「いっぱいあるんですよ、今週は。今週なんですよ、全部!……いろんなことが噛み合ったらこうなってたみたいな」と、EXILE NAOTO。屈託のない笑顔にこちらもつい笑ってしまう。

 先日、ファースト写真集『Onestà』(幻冬舎)を出した。タイトルは英語のHONESTをイタリア語で、NAOTOが自身の活動で使う屋号ともいえる「HONESTBOY」から取ったもの。HONESTBOYは自身が親からもらった直人という名前に由来するという。

 昨夏、40歳になった。以前に写真集の話もあったというが、なぜ今、このタイミングで写真集に”挑戦”したのか?

「写真集のようなもの? そういうのを出しませんかという話があったのはもう随分と前のことになります。ただ、その時は自分が写真集を出すイメージがつかなかった。写真集って、めちゃくちゃイケメンだけに許された世界みたいなイメージで、自分はそんなつもりは全くないから(笑)」

 そんな思いを動かしたのはファンの声。「この写真集は、自分が作ったというのも確かにあるんですけど、ファンの皆さんと一緒に作ったと思っています」と、NAOTOは言う。

 昨年、三代目 J SOUL BROTHERSはライブツアーと並行し、ファンと触れ合うミーグリ(Meet & Greet)ツアーも行った。

「ミーグリツアーではファン方々とかなり近い距離で会話ができるんです。ただ、ファンの方々にしたら(会話ができる時間は)秒……その限られた時間で、写真集待ってます!って。待ってくれてる人がそんなにいるんだなって思いました。そのほかにも、”HONEST BOYZのアルバム出してください!”だとか、”ソロツアーやってください!”っていうのもありました。……それを全部やろうって思って。そしたら今、アルバムと写真集が一緒に来て、まもなくソロツアーも始まるっていうことになっている(笑)」

「Just Like Dat」のPSYCHIC FEVER、次の一手はライブ映え! ツアーをヒートアップする最新作リリース 

2024.04.04 Vol.Web Original

 EXILE TRIBEの7人組グループ、PSYCHIC FEVERが注目を集めている。国内外でリスペクトを集めるラッパー、JP THE WAVYと組んだ楽曲「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」が世界各地でBUZZを起こした。その熱気が続く中、最新EP『PSYCHIC FILE II』をリリースし、次の一手を打った。最新ツアーの開幕も迫る。世界にまた一歩近づいたPSYCHIC FEVERの剣、中西椋雅、そしてWEESAの3人にインタビューした。

ーー「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」(以下、「Just Like Dat」)の反響がすごいです。一時期は聴こうとしなくても耳に入ってくるような感覚があったぐらい。久しぶりな感覚でした。

剣:そうなんですか!SpotifyのBuzz Trackerに選んでいただいて、渋谷とか9カ所で、僕たちの写真がモニターに映し出されて、僕も見に行ったんですけど行ったときにはもう……。期間限定だったので見られなくて……。

中西椋雅(以下、椋雅):ちょうど僕らがベトナムに行っている時だったんですよね。

ーー「Just Like Dat」が注目を集めたことで何か変化はありましたか?

剣:みんなが歌ってくれるようになりました! 今までも、聞いたよ!とか、いいね!って声をかけていただくことはあったんですど、これでしょみたいに鼻歌で歌ってくれたり、「Just Like Dat」ってところの振付をやってみせてくれたり(笑)。うれしいです。

椋雅:初めて海外で「Just Like Dat」をパフォーマンスしたのがベトナムで、30分ぐらいのパフォーマンスだったんですけど、一番の盛り上がりでした。「Just Like Dat」ってところは大合唱になるんです。この1-2年海外で活動してきた中で、一番感動したかもしれない。


「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」が流れまくった、3人が見られなかったあの日の渋谷(編集部撮影)

ーー感動を更新してますね! でもその感じは想像に難くないです。曲が始まった瞬間にオーディエンスは「キター!!!!」って感じでしょう?

椋雅:そうです、ギャー!って。この曲が本当に浸透してるんだなって思います。

WEESA:……すごいよね!

ーーライブの鉄板というか、何があっても「Just Like Dat」があれば大丈夫みたいに…

椋雅:それを超えていかないとならないですけど(笑)。

ーーそうですね(笑)。

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