新潟県上越市の食材を使った食のフェア“越後上越 meets トップシェフ〜上杉謙信公「義の宴」〜”が都内のレストランで開催中だ。2015年には北陸新幹線(長野—金沢間)の営業が開始される上越市は、戦国時代の名将上杉謙信公のふるさととして有名だが、実は知る人ぞ知る山海食材の宝庫。日本海の魚と上越野菜、そして何よりうまい米とその米から作られる日本酒。それらの食材と“発酵のまち上越”というキャッチフレーズを掲げるほど昔から作られている発酵食品を広めたいとの思いで今回のイベントが企画された。
フェア開催店舗のひとつ、新丸の内ビルにある「恵比寿笹岡新丸ビル店」の高崎光行料理長は今回のフェアのため上越に出向き、生産者と直接話をしながら食材を探してきたという。「港や畑のほか、直売所やワイナリーにも行きました。また食材のプレゼン会をやっていただき、多くの生産者の方とお話することができました。みなさん自分の作ったものに自信を持っていて、我が子のようにお話をして下さる。どれだけ食材に愛情をかけているかが伝わってきました。ですからその食材の良さを最大限に生かすように工夫しました」と語る。
丸の内ほか都内のレストランのトップシェフの技と上越の食材の競演でどんなメニューが誕生するのか。その目で、その舌で確かめるべし!