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政治・経済・地域それぞれの観点で無電柱化への問題点を議論

2015.03.20 Vol.639

 日本の無電柱化の促進を目指す「無電柱化民間プロジェクト」実行委員会が18日、豊島区で「無電柱化シンポジウム in 豊島」を開催した。

 シンポジウムには本紙コラムニストで自民党無電柱化小委員会委員長の小池百合子衆議院議員、国土交通省の深澤淳志道路局長、東京都技監で建設局長兼務の横溝良一氏、高野之夫豊島区長ら“国・都・区”のキーパーソンが集まった。

 パネルディスカッションでは小池氏が防災や高齢化といったさまざまな観点からの無電柱化の必要性を説明。しかし現在でも1年で7万本増加している状況をあげ、「新しい電柱は作らないという覚悟が大事」と訴えた。

 政策面では小池氏が、コスト面では深澤氏が現状とその対策・課題を説明する。そんななかモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社、チーフエコノミストのロバート・フェルドマン氏からは経済的・ビジネス的な見地から刺激的な提案がなされるなど、活発な意見が飛び交った。

 最終的には「住民の理解と協力」「工事の低コスト化」「大胆な予算の配分」といった問題点が再認識された。

「国際アート・カルチャー都市」という都市像を掲げる豊島区では、「電柱のない街こそカルチャー都市にふさわしい」という考えのもと、将来的に区全体での無電柱化を目指していくという。

女子マラソン代表選考でまたも…

2015.03.20 Vol.639

 日本陸連は11日、8月に北京で開催される世界選手権のマラソン代表男女6人を発表した。

 焦点となっていた女子は横浜国際で優勝した田中智美が外れた。

 会見ではスポーツジャーナリストの増田明美さんが「どうして同じ26分台なのに、優勝した田中さんではなく重友さんなんですか?」などと質問。酒井勝充強化副委員長が「レース内容が物足りなかった」と説明する場面もあったように、相変わらずしっくりしない結果に。

ある意味すごい鳩山元首相

2015.03.20 Vol.639

 鳩山由紀夫元首相は10日、ロシアのビザでクリミア入り。11日には、中心都市シンフェロポリで記者会見し、昨年実施された編入の是非を問う住民投票について「ウクライナ憲法の規定に従い、平和的かつ民主的プロセスにのっとって行われ、クリミア住民の意思を反映していた」と述べた。13日にはロシアのナルイシキン下院議長とモスクワで会談し、「ロシアに対する制裁は不条理で、西側諸国のプロパガンダはクリミアの実情を歪曲化している」などと語った。

東日本大震災から4年

2015.03.20 Vol.639

 東日本大震災は11日、発生から4年を迎えた。東京都千代田区の国立劇場では、天皇、皇后両陛下をお迎えし、政府主催の四周年追悼式が開催された。被災地をはじめとする各地でもさまざまな行事が開かれ、日本中が鎮魂の祈りをささげた。政府主催の追悼式には岩手、宮城、福島の3県の遺族ら約1120人が参列した。

 この日、岩手、宮城、福島の県警や海保などは被災地沿岸部の計36カ所で行方不明者の集中捜索を行った。なお震災による死者は11日時点で、全国で1万5891人、行方不明者は2584人となっている。

ハリルホジッチ監督が初の代表メンバー選出 遠藤落選

2015.03.19 Vol.638

 サッカー日本代表に就任したヴァイッド・ハリルホジッチ監督の初陣となる「キリンチャレンジカップ2015」チュニジア代表戦(27日、大分県・大分スポーツ公園総合競技場)と「JALチャレンジカップ2015」ウズベキスタン戦(31日、東京・東京スタジアム)の代表メンバーが19日、都内のJFAハウスで発表された。
 発表の折、監督は壇上から降り、スクリーンの脇に立ち、一人ひとりの名を読み上げ、ポジション別に解説を加えていく。その姿はさながらマイケル・サンデルの白熱教室のよう。
 選考は監督が「東京について間もないので簡単ではなかった」と言うように、タイトなスケジュールの中、行われた。そして6月のロシアワールドカップ1次予選へ向けても時間がないことから、長友、内田といったケガをしてプレーできない選手も「一緒にいて、彼らがどんな状態かを知るため、そして我々の目的も知ってほしい」ということで招集した。
 その31人のメンバーの他にも12人のバックアップメンバーが発表された。
 バックアップメンバーについては「国内組、海外組、いろんな選手に可能性があると思っている。このリストに入っていない選手も、準備をしていてくれというメッセージ。前にも言ったが良いプレーをしていれば呼びます。スター選手に変わる選手も期待していますし、そういった選手がスター選手に変わっても私にとっては全く問題ない。一番の勝利はグループで勝つこと」と選手間での競争を促す目的のよう。
 初選出はガンバ大阪の藤春のみだったが、バックアップメンバーには広島の千葉、川崎の車屋などフレッシュな顔ぶれが並んだ。
 またガンバ大阪で昨年のJリーグ制覇の原動力となり、代表復帰が期待されていた宇佐美が2011年6月以来の招集。名古屋の永井も久しぶりに選出された。
 その一方で長く日本代表を支えてきた遠藤保仁(ガンバ大阪)は選に漏れた。監督は遠藤については「ロシアのW杯の準備のための選出」としたうえで「ここ数年日本代表に貢献してくれた彼のことを忘れてはいけません。日本代表に貢献してくれた彼に対し敬意を表することをここに付け加えたい」と話した。
 しかし会見の後半、質疑応答の折には「ものすごく大事な試合で遠藤が必要な場合は呼びたい。多くの経験があるし、仲間に対する信頼が強く、自分の役割も知っている」とも語っており、今後の選出にも含みを持たせた。また大久保嘉人(川崎)についても「ここ2年、リーグで得点王を取っていますが、もしある試合で彼が必要ならもちろん呼びます」と語った。
 監督は来日会見以来何度も「日本代表は全選手に開かれている。そのときにベストなパフォーマンスの選手を呼びたい」と語っており、試合を重ねていくなかで、遠藤、大久保といったベテランたちの力が必要となるケースがやってくるかもしれない。

広瀬すずがオールナイトニッポン初挑戦

2015.03.19 Vol.638
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 広瀬すずが人生初となる『オールナイトニッポン』のパーソナリティに挑戦することが決定した。同番組を放送するニッポン放送が発表したもので、20日の『広瀬すずのオールナイトニッポンGOLD』(午後10時~) を担当する。

 番組では、幼少期から上京、デビューからこれまで、今まであまり語られることのなかったプライベートトークも飛び出す。また、ソフトバンクのTVCMで共演したロボットのPepper(ペッパー)も"乱入"したという。

 広瀬は「こんな貴重なチャンスはもうないかも!?と思いまして、頑張って挑戦します。レギュラーになれるように頑張ります」と、意気込みのコメントを寄せている。

斉藤工がイメチェン?「自分を誇らしく思う」

2015.03.18 Vol.638
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 斉藤工が18日、都内で行われた「カップヌードル ライトプラス」の新TVCM発表会に出席した。この日はCMでも披露している"ベジヘッド"の農業青年姿で登場。セクシーなイメージからは程遠い姿に「誇らしく思っている」と、きっぱり。「(ベジヘッドは)かぶっているのではなく、私から生えているという感覚。今後はこれを着用していく感じで、タレント名鑑の写真も撮り直そうと思っています。(演じる)役が大分偏ってくると思います」と、語った。

 CMでは、「野菜、うまいだろ?」「いい、食べっぷりだ!」と、女性たちに語りかけ、彼女たちが美味しそうに食べるのをほめたたえる。

「(演じていても)食卓のシーンは好きなんです。取り繕えないというか、ありのまま、キャラクターの個性や真髄が見られるところ」だとし、「素直にがっつり食べている女子は気持ちがいいですね」と話した。

 新商品は女性目線で作ったカップ麺。野菜を取り入れ、ローカロリーで、糖質や塩分も抑えている。味は、ラタトゥイユとバーニャカウダの2種。

 斉藤は「カップ麺は短い時間で食事ができるので使っていますが、野菜が足りないんじゃないかとか気になります。これは食べても罪悪感がゼロ。前向きな食事の時間になりますね」とPRした。23日発売。

村上虹郎がバースデー試写会「昨日今日はすごく幸せ」

2015.03.18 Vol.638
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 村上虹郎が主演する映画『忘れないと誓ったぼくがいた』(堀江慶監督)の試写会が17日、都内で行われ、村上と堀江監督が舞台挨拶に立った。この日は村上の18歳の誕生日で、共演の池端レイナが虹色の花束を持ってお祝いに駆け付け、虹をモチーフにした大きなケーキも登場。さらに堀江監督が「きっと何をあげても喜ばない人だと思って...」と考えた末に大切に使っていた8ミリカメラをプレゼント。村上は「いいんですか?」と驚きの表情だったが、「これ、ジャンク(使えない品)じゃないですよね?」と続け、彼らしい反応で大喜びしていた。
 
 映画は、日本ファンタジーノベル大賞受賞作家の平山瑞穂による同名の小説が原作。会った数時間後には会った人の記憶から消えていってしまう少女と、自分だけは彼女を忘れてしまうことに抗おうとする彼女に恋する平凡な男の子を軸にしたファンタジックなストーリー。ヒロインは早見あかり。

 堀江監督は村上の起用について「変化球の変化球、予想不可能な人。普通の人が演じたら普通の映画になっていたと思います。その感性に賭けた。この映画は村上虹郎と早見あかりの映画。2人じゃなかったら成立しなかった」と説明した。

 村上と早見、実は誕生日が一緒。「ファーストインプレッションから(早見は)大丈夫な人だと思って、ラフに話かけました。監督が2人は人種が似ていると話してたんですけど、その通りだと思いました」と、変化球コメントで会場を笑わせた。

 前夜は友人と食事をして誕生日を祝い、「気づいたら年を越してた」そう。「東京で1人でいるとなんか寂しい。昔よりも涙もろくなって、人前では泣かないんですけど、1人で変える道で歌いながら泣いたりします。昨日今日はすごく幸せ」と笑った。

 28日公開。

中井貴一が豹変 舞台『趣味の部屋』

2015.03.17 Vol.638
 
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 中井貴一が総合プロデュース・出演する舞台『趣味の部屋』が渋谷・PARCO劇場で上演中だ。中井をはじめとした豪華キャストが集うサスペンスコメディーで、予想される展開を何度もひっくり返されるドキドキとワクワクが詰まった舞台に多くの人が会場に足を運んでいる。

 2013年に上演され、大成功の内に幕を下ろした作品の再演。ドラマ『リーガルハイ』シリーズや、現在放送中のドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)の古沢良太が脚本を、数々の名作映画を送りだしながら舞台にも進出している行定勲が演出を担当。キャストには、戸次重幸、原幹恵、川平慈英、そして白井晃が名を連ねる。

 物語は、男たちが趣味を楽しむために借りた一室のなかで展開。メンバーの失踪がきっかけとなって、その関係が崩れ、それぞれの胸のなかにため込んでいたものが吐き出される。さらには、封印されていた何かも顔を出す。何が本当で何が嘘なのか、手に汗握る展開へと発展していく。
 
 キャストの巧みな演技や物語の構成はあえていうまでもない。それに加えて、それぞれの趣味が反映された舞台セットも見ごたえがあり、ストーリーを追いながらもセットの細部にまで目が行ってしまうほどだ。さらにそのこまごまとした部分が物語のキーポイントになっていたりもする。どんでん返しが何度も繰り返されながらも、すべてが1つの物語に収束されていく気持ちのいい作品だ。笑いのポイントもふんだんで、緊張と緩和もバランスも絶妙な、エンターテインメント作品になっている。

 29日まで同所で。 
  
 

「ZST.45」GTタッグ王者決定トーナメントに宇野薫参戦

2015.03.16 Vol.638

 総合格闘技「ZST」が4月12日に開催される「ZST.45」の対戦カードを16日、発表した。同大会では4チームによる「第二代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメント」を開催。この日の会見には参戦する宇野薫、植松直哉組、戸井田カツヤ、齊藤曜組、牧野仁史、太田裕之組の3チームが登壇した。
 今年1月の修斗環太平洋ライト級チャンピオン決定戦で敗れた宇野はここが復帰戦。「今年はグラップリング、柔術に挑戦したいと思っていた。出るからにはベルトがかかっているので優勝に向けて一戦一戦ベストの試合ができるように頑張りたい。(現在はパートナーの植松に師事していることから)植松さんと組んで出場できるのは夢のようなこと。息の合った試合をしたい」と語った。その植松も「(宇野と)組んで試合ができるのはうれしいし、光栄。この中では一番現役からは退いているんですが、まだまだやれるというところを見せたい」と語る。
 一方、なにやら不穏な動きを見せたのが戸井田組。戸井田は「そうそうたるメンバー。誰と戦っても面白くなる。自分もプロ選手は引退している身なんですけれども、いいところ見せちゃおうかなと思っています。できれば先輩の宇野さんがいますし、植松君には2回ほど負けているので、リベンジさせてもらおうと思っていますので、ぜひ宇野、植松組と1回戦でよろしくお願いします」と挨拶。そして「パートナーの齊藤は喋れないので」と「全員ギロチンで仕留めてやる。宇野さんの首は俺が獲った、と言ってます」と代弁したのだが、明らかに齊藤の口はそういうふうには動いてはいなかった…。しかし戸井田自身グラウンドテクニックに定評のある選手で、齊藤に至っては3月1日に行われた「D-NET GRAPPLING ALL JAPAN CUP」で佐々木憂流迦に勝って優勝しているだけに侮れない存在だ。
 迎え撃つ立場のZST勢は牧野が「戸井田さんみたいに面白いことは言えないんですがグラップリングではいろいろな借りを返したいと思っている。タッグだと足関が決まりそうなので期待してください」と話せば、太田も「10年ZSTでグラップリングを中心に10年戦ってきたという自負もありますので、ZSTのグラップリングが一番すごいんだということを見せたい」と語った。
 コメントひとつ取っても、3チームそれぞれに個性的。気になる組み合わせについては、戸井田が折に触れ宇野、植松組との対戦をアピールしたが、上原譲ZST代表によると「もう1つの参加チームが決まってから決めます」とのこと。
 どの組み合わせでも、妙味のある試合が展開されそうで、もう1チームと組み合わせの発表が待たれる、楽しみなトーナメントとなった。

MAGNUM 37 江幡がWタイトル戦で判定負け 勝次は日本タイトル獲得

2015.03.16 Vol.638

 新日本キックボクシングの「MAGNUM 37」が15日、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンではラジャナムダンスタジアム認定バンタム級王者のフォンペート・チューワッタナとWKBA世界バンタム級王者の江幡睦によるダブルタイトルマッチが行われ、5Rを戦い3-0の判定でフォンペートが勝利を収め、2本のベルトを手中にした。
 2人はこれが4度目の対戦。過去3回のうち、ノンタイトル戦で江幡が2勝しているものの、一昨年の「ラジャナムダンスタジアム認定バンタム級王者決定戦」ではフォンペートが勝利を飾っている。
 江幡は1Rから右ローキック、左のインローにボディーへのフックで積極的に前へ出る。対するフォンペートは右のミドルキックで応戦し、距離が詰まれば首相撲からのヒザの連打で江幡に主導権を渡さない。2R以降は江幡はボディーフックを中心に攻撃を組み立てることになるのだが、フォンペートミドルキック、前蹴りで距離を取り、江幡に連打を許さない。業を煮やした江幡が距離を詰めると首相撲にとらえ、ヒザを打ち込んではポイントを奪っていく。
 ままならない展開にインターバル中、伊原会長から「もっと蹴りを使って」とゲキが飛ぶ。「会長、大丈夫です」とこたえる江幡だったが、やはりなかなか蹴りを繰り出すことはできず、いたずらに時間だけが進んでいった。最終の5Rこそ、パンチの連打であわやの場面を作ったが、ここでも組み付かれ、攻撃を寸断され、KOするまでには至らなかった。

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