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韓国の演技派チョン・ジェヨンが日本原作の復讐劇に挑む!

2014.08.30 Vol.625

 愛する娘の命を残虐な方法で奪われた父親の絶望は、犯人の少年たちへと向けられた。さまよう刃となって…。日本で150万部を超えるベストセラーとなった東野圭吾の同名小説が、韓国を舞台に新たな骨太ドラマとして映画化。苦悩のなかで復讐に駆られる父親役を演じたのは『シルミド』『トンマッコルへようこそ』の演技派、チョン・ジェヨン。日本で生まれた傑作小説をもとにしたシナリオに深く共感した、と語る。「本作のシナリオに特異なものを感じたのが、出演したいと思った理由です。社会背景や人物像がとてもリアルに描かれていて、主人公の姿に非常に共感しました。ただ、とても有名な原作でもありますから、どう演じるべきか、かなりプレッシャーがありましたね。今回は、役作りに先入観を持たないように、あえて日本の原作や映画化は見ませんでした」

 少年犯罪によって娘を失うというシリアスなテーマをどう受け止めていったのだろうか。

「本当に、最も重い種類の作品ですよね。僕自身、2人の息子を持つ親なので演じるのは辛いテーマでした。もし自分の子が犯人だったら、もし被害者だったら、と思わずにはいられませんでした。おそらく、本作を見た方はみな、もし自分がその立場になったら…と考えてしまうのではないかと思います。実は最初、心配した妻からこの役を演じることを反対されていたんです。でも完成した作品を見た妻が絶賛してくれたんですよ。これまでどんな作品でもたいしてほめてくれなかったんですけどね(笑)。辛いテーマではありますが、その中にも、誰しもが共感できるものがある作品なのだと思います。本作のラストは見終わった後にいろいろなことを考えさせられると思います。『ランボー』みたいにスッキリはしませんが(笑)、きっと皆さんの心に残る映画になると思います」

女子WGPバレー 日本は最終戦で初優勝逃す

2014.08.29 Vol.625

 バレーボール女子のワールドグランプリ決勝ラウンドが8月20〜24日に東京・有明コロシアムで行われ、日本は4勝1敗の勝ち点12で2位に終わり、初優勝を逃した。攻撃型の新戦術「ハイブリッド6」を初めて取り入れた日本は熟成が足りず、1次リーグでは初戦から5連敗を喫したが、タイからの初白星をきっかけに4連勝と勢いに乗ったまま決勝ラウンドに突入。初戦のロシア戦から4連勝で最終戦のブラジルとの試合に臨んだ。

 負けても2セットを奪って勝ち点1を加えれば優勝という条件だったのだが、平均身長で10センチも上回る女王ブラジルにストレート負けを喫した。

 敗因は相手の強打に守備が崩され、ハイブリッド6が機能しなかったこと。

 真鍋監督は「反省する事は多い。(新戦術の)精度を上げていかないと、一番輝くメダルは難しい」と大会を振り返った。

タモリ 「テレビは見るものじゃなくて、出るもの」

2014.08.29 Vol.625

 タモリが8月28日、都内で行われた缶コーヒー「BOSS」の新商品「プレミアムボス」の新商品&新CM記者発表会に出席した。最近テレビをよく見ていることに気付いたという本人だが、「テレビは見るものじゃなくて、出るもの」と断言。新CMではトークショーのホスト役として、トミー・リー・ジョーンズ演じる宇宙人ジョーンズとトークし、はやくも“あの”番組に返り咲いた。

 新CMは、たとえ面白くなくても見てしまうテレビ、目に入ると飲んでしまう缶コーヒー、それぞれを取り巻く環境をダブらせた内容。テレビ局やトークショー番組が舞台で、ジョーンズやタモリに加えて、坂上忍やマツコ・デラックス、鈴木おさむらも登場する。なかには、タモリがジョーンズのリクエストでかつて世間をギョッとさせたイグアナの形態模写を披露するシーンも。撮影時の映像を見たタモリは「年のせいか体の柔軟性が失われていて、いやらしさが出ていない」と、自身にダメ出ししていた。

 新商品は9月2日発売。CMはオンエア中。

KEYWORDで見るニュース 2014.8.15〜2014.8.28

2014.08.29 Vol.625

ハイブリッド6
 先日行われたバレーボール女子の「ワールドグランプリ」で準優勝した日本の攻撃型新戦術。真鍋政義監督が命名。コートに入る6人の力を組み合わせることを意味するという。変幻自在な攻撃が売りなのだが、導入時はいまいち機能せず、1次リーグでは5連敗を喫した。しかしそこであきらめずに熟成したことで、その後4連勝。決勝ラウンドでも4連勝で決勝進出した。

吉田調書
 東京電力福島第1原発事故に関し、政府の事故調査・検証委員会が当時、所長として対応に当たった吉田昌郎氏に聞き取り調査してまとめた「聴取結果書」のこと。
 非公開だった吉田調書を朝日新聞と産経新聞が独自に入手。所員の撤退問題など両紙の見解に大きな食い違いが見られたことから、政府は8月25日、調書を公開することを発表した。政府は今年5月、第三者への公表を望まないとする吉田氏の上申書を内閣官房のホームページ上で公開していた。

全国学力テスト
 平成19年度から小6と中3全員を対象に始まった全国学力・学習状況調査。国語と算数・数学の2教科が基本で、3年に1回は理科も実施。文部科学省は25日、今年4月に実施した全国学力テストの結果を発表。正答率の全国平均は65.3%で、最も正答率が高かったのは秋田県の71.8%、最も低かったのは沖縄県で61.6%だった。しかし沖縄県はこれまでほぼ最下位だったが、小6算数Aが6位に急上昇した。

ナインティナインのオールナイトニッポン
 深夜1時から放送のニッポン放送の人気ラジオ番組。1967年から続く、日本のラジオ界を代表する長寿番組。タモリ、ビートたけし、松任谷由実、桑田佳祐、松山千春など歴代パーソナリティーにはそうそうたる顔ぶれが並ぶ。
 お笑いコンビのナインティナインは1994年からパーソナリティーを務めてきたが、8月21日にニッポン放送が9月25日の放送で終了することを発表した。この約20年半という期間は歴代最長。

STAP細胞検証実験
 STAP細胞が存在するかどうかを確かめる検証実験を進めてきた理化学研究所は8月27日、現時点で細胞は作製できていないとする中間報告を発表した。小保方晴子研究ユニットリーダーらの論文に記載された手法で細胞を調べた結果、万能性の指標となる遺伝子の働きは確認できなかった。さらに実験を継続し、来年3月までに存否の結論を出す方針。小保方氏は検証チームに実験方法などを助言する一方で、11月末までの予定で自ら実験を独立して行う。丹羽仁史プロジェクトリーダーは「手ごわいです。ただ、まだ白黒ついてないので、引き続き検証を進めたい」と硬い表情で語った。

政治献金
 経団連は政治献金への関与について、約5年ぶりに再開する方針を固めた。9月に開く会長・副会長会議などを経て、政治とのかかわりと政治献金に対する考え方を打ち出す方向。ゼネコン汚職など政治とカネの問題で批判を浴びた「斡旋方式」の復活は避け会員企業に対する「呼びかけ方式」を採用するなど新たな仕組みづくりを検討する。6月に就任した経団連の榊原定征会長は安倍政権が打ち出す、法人税の実効税率引き下げなどの経済政策を高く評価。献金への関与再開をテコに安倍政権との関係をさらに強化し、日本経済の再生など、経団連が掲げる政策の実現を目指すほうが得策と判断しているもよう。

UFC JAPAN出場のミーシャ・テイトが品川庄司を秒殺!?

2014.08.29 Vol.625

 今秋開催される世界最大級の総合格闘技イベント『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014』(9月20日、さいたまスーパーアリーナ)の応援イベントが8月26日、都内で行われ、女性UFCファイターのミーシャ・テイトが来日。タレントの南明奈、お笑いコンビの品川庄司とともに大会をPRした。

 ミーシャは現在UFC女子バンタム級2位の強豪。大会ではアジア人初の女性UFCファイターとなる中井りんと対戦する。中井に対しては「中井選手と試合ができるのはうれしい。相手にとって不足はありません。日本のファンの皆さんに楽しんでいただけるような素晴らしいショーをお見せします。私は常に全力で戦っているので、その全力ファイトを見ていただきたい」と語った。

 格闘技好きで自らジムに通い総合格闘技(MMA)を学んでいる品川祐はMMAに関してはUFCの英語版のDVDも買って見るほどのファンとあって、ミーシャを前にし、感激の面持ち。大会の見どころについても経験者?ならではの視点で五味隆典の試合をあげた。相方の庄司智春は「巨大サメを捕獲するロケに一緒に行ったことがある」という秋山成勲に、南は「同じ女性として中井りんさんを応援したい」とともにエールを送った。

 最後にミーシャは2カ月前からキックボクシングを始めたという南と品川にパンチとキックを指導。庄司相手には終始笑顔でスリーパーホールドからタックル→キャリーからテイクダウンしパウンド→腕ひしぎ十字固めと華麗なグラップリングのテクニックを披露した。

アギーレ監督が新生サッカー日本代表のメンバー発表

2014.08.29 Vol.625

 日本サッカー協会は8月28日、9月5日のウルグアイ戦(札幌ドーム)と9日のベネズエラ戦(横浜国際総合競技場)に臨む日本代表を発表した。

 新監督の初陣となる試合とあって、その人選に大きな注目が集まった。

 アギーレ監督は11日の就任会見以降、16日にJ1浦和−広島、20日に天皇杯3回戦のFC東京−松本、23日にJ1のFC東京−浦和と積極的に視察を行った。

 そして選ばれたメンバーは海外組が12人、Jリーグからは11人。5人が初選出となった。

 初選出の選手についての選考のポイントを問われたアギーレ監督は「ゼロからのスタートであり、1人の話をすれば23人の話をしなければならない。全員がゼロからスタートして、どの11人がスタメンになるのかということを考えている。若手、ベテラン、初招集、すでに代表でプレーしたことがあるのか、Jリーグ組なのか海外組なのかということで区別はしない」とし、スタメンについても「23人で最も状態のいい選手たち。直前の3つの練習のセッションで、最も私のやりたいことができる選手たちを選びたい」と“ゼロからのスタート”であることを強調した。

 また理想とするチームについては「相手よりボールを持ち、相手より攻撃を仕掛け、それでいてバランスの取れたチーム」と語り、選手には「仲間と協力的であること、しっかり責任を果たすこと」を求めるとした。

羽生結弦が意気込む「全部、勝ちたい!」

2014.08.29 Vol.625

 フィギュアスケート男子の羽生結弦が8月27日、都内で行われたロッテ「ガーナ」の新CM発表会に出席した。秋の始まりとともにチョコレートのシーズンもスタート。羽生は「僕のシーズンも開幕します。試合や練習にしっかり打ち込んでいきたい」とコメント。さらに、「去年までの自分がマグレではなく、実力だと認めてもらえるようになりたい。プレッシャーは期待とイコール。それを力にして頑張っていきたい。(今シーズンは)全部、勝ちたいです」と意気込んだ。イベントには、土屋太鳳、松井愛莉も出席。両手に華な羽生は「恥ずかしいですね、でもうれしいです」と笑顔を見せた。

今週の”人” マックス・フェルスタッペン

2014.08.29 Vol.625

 来季からトロロッソでF1史上最年少ドライバーとなるマックス・フェルスタッペン(写真右)。9月で17歳のオランダ人。父は元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン。これまでの最年少記録であるハイメ・アルゲルスアリの19歳125日を大幅に更新することになる。

 フェルスタッペンは今年、フォーミュラカーのレースにデビュー。「FIAユーロF3選手権」に参戦し、8月17日のドイツでの第9戦終了時点でランキング2位につけている。

 今回のフェルスタッペンの起用には、元F1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが「F1にとって史上最悪の事態」と批判するなど、賛否両論飛び交っている。

今週の一言 2014.8.15〜2014.8.28

2014.08.29 Vol.625

 UNITEDジムへ移籍によるボクサーライセンスの更新が認められなかった元世界3階級制覇王者の亀田興毅「こういう結果になって残念。今は言葉もない」(25日、コメントで)
→もうええんちゃう? つか、でっかいジムに頭下げればなんとかなるんでしょ。

 2011年に芸能界を引退した島田紳助さん「1000%、復帰なんかせえへんから。ブログに書いてください」(26日、大阪・なんばHatchで行われた歌手・RYOEIの5周年記念コンサートにサプライズ登場)→もうええんちゃう。こっちは復帰しても。

 J2横浜FCの三浦知良がアイス・バケツ・チャレンジで元日本代表監督の岡田武史氏を指名し「すべて、水に流したいと思います」(22日、動画で)「ちょっと上から目線だった」(氷水を被った後の取材で)→こういうのはなんかいい気がする。

 事前収賄などの罪で起訴された藤井浩人美濃加茂市長が25日、保釈され「現金を受け取ったことは一切ない」「きょうからしっかり仕事をし、空白になってしまった2カ月を何倍にもして返していきたい」(25日、会見で)→なにやら冤罪説もあり、今後も事件の行方から目が離せない。

「品川庄司」の庄司智春の「嫁が稼いでくれるので、僕は主夫でいい」という発言に、タレントの藤本美貴が「働こうよ。逆に私が専業主婦になりたい」(22日、イベントで)→庄司しっかり!!

 金子快之・札幌市議「アイヌ民族なんて、いまはもういない」(11日、自身のツイッターで)→何言ってもいいけど、削除しちゃあ…。おお削除していない。

 まんだらけで「鉄人28号」のブリキ製人形を万引きした岩間容疑者「盗んだフィギュアを売却した金で新しい怪獣のフィギュアを買おうと思った」(供述から)→鉄人28号が欲しかったわけじゃないのか…。鉄人28号が不憫でならない。

夏の甲子園は大阪桐蔭が2年ぶり4度目の優勝

2014.08.29 Vol.625

 第96回全国高校野球大会の決勝が25日、甲子園球場で行われ、大阪桐蔭(大阪)が三重(三重)に4−3で逆転勝ちし、2年ぶり4度目の優勝を果たした。

 大阪桐蔭は今大会6試合中4試合が逆転勝ちというギリギリの戦いを繰り広げた。

 決勝も初優勝を目指す三重が2回に先制するが、すぐにその裏、2死を取られながらも1点を返す。3回に同点に追いつくも、5回にまたリードを許す苦しい展開。しかし連投となる福島は崩れそうになりながらも我慢の投球で味方の反撃を待つ。そして迎えた7回、その福島が1死満塁で打席に立つが、あえなく空振り三振。しかし福島から「頼んだぞ」と思いを託された中村が詰まりながらも中前へ2点適時打し、試合をひっくり返した。

 2012年に春夏連覇を果たした際には、藤浪(現阪神)、森(西武)という絶対的な「スター」がいた。しかし今回のチームにはそういった存在は見当たらない。文字通りチームワークと精神力でつかみ取った栄光だった。

 大阪桐蔭は今大会は苦しい戦いの連続だった。1回戦の開星(島根)には初回にいきなり4点を奪われる。しかし2回以降小刻みに得点を重ね、7−6で初戦を突破する。2回戦の明徳(高知)には5−1とリードするものの、9回裏に明徳の4番・岸に2点本塁打を打たれ、ヒヤヒヤの勝利となった。

 3回戦の八頭(鳥取)にこそ10−0と大勝したものの、準々決勝では異次元の敵が現れる。それは今大会、「機動破壊」のスローガンを掲げ、その圧倒的な機動力で走りまくり話題をさらった健大高崎(群馬)。健大高崎の足をからめた攻撃に苦戦を強いられた桐蔭だったが7回に中村の2点本塁打で突き放し勝利を収めた。

準決勝の敦賀気比(福井)には初回にいきなり5点を奪われる。1回戦を越える大ピンチだったが、大会を通じてたくましさを増した桐蔭ナイン。1、2回で同点に追いつくや4回に一挙5点を追加し、15−9で決勝に進出した。

目指せ日本一!中高生が息合わせ踊る!

2014.08.29 Vol.625

全国の中学校・高等学校のダンス部が頂点を目指して競う「JSDA Presents DANCE CLUB CHAMPION SHIP VOL.2 全国中学校・高等学校ダンス部選手権」の決勝大会が8月20日、a-nation内で開催された。中学校の部では8校、高等学校の部では18校、約500名のダンサーが揃い、それぞれが磨き上げてきた作品を披露して、刺激を与え合った。

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