佐内さんが所属するイニシャルフィルムは昨年6月の設立ながら、2月に2本目となる舞台を制作するなどものすごく機動力のいい会社だ。
「今回はオスカー・ワイルドの『サロメ』を上演します。世界中のあらゆるカンパニーで上演されている作品なのでご存知の方も多いかもしれませんが、そんななかで私たちがどのようにサロメという作品を描けるかということを見てほしいですね」
実力派のキャストが揃っていますね。
「サロメを演じる西条美咲さんの体当たりの演技。W主演でヨカナーンを演じる秋元道行さん。大和田伸也さんをはじめ舞台経験が豊富な俳優さんにご出演いただいています。そこで繰り広げられる群像劇とか細かい心情の揺れなんかも丁寧に演じてくださると思うので、そういったところは見ごたえのある作品になると思っています」
秋元直行という名前は初めて聞きますが…。
「四代目坂東薪車さんですね。薪車さんは今回の作品から歌舞伎以外の作品のときはこの名前で出演していくそうです。主に関西で活躍している歌舞伎俳優なんですが、関西では片岡愛之助さんと並ぶほどの人気のある方なんですよ」
じゃあこの作品をきっかけにこっちでもブレイクしそうですね。
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演劇!?ライブ!? ジャンルを越える「おかぼれ」の公演
作・演出家で俳優の松居大悟と女優の安藤聖、俳優の尾上寛之の3人で一昨年に結成したユニット「おかぼれ」の2回目の公演が22日から始まる。このおかぼれは「最初はパフォーマンスユニットって言ってたんですけど…」(松居)と言う感じで、なんともジャンル分けが難しい。
尾上「もともと安藤さんと共演することが多かったんですが、そのときに“同世代で集まってなにかできないかな?” という話をしていたんです」
松居「僕らの世代って上の人たちがまだまだどーんと構えていて、下の世代は新しいことをやり始めてっていう挟まれた世代なんです。なので、僕らにしかできないことをやらなきゃいけないんじゃないの、ということで始めました」
安藤「とにかくやりたいことをやろうっていうことでみんなで考えているときに、松居君が“俺、スタジオに入りたい”って言い出したんですよ」
松居「“今から稽古”ってちょっとダサいなって思っていて、“今からスタジオ”っていうとちょっとかっこいいじゃないですか(笑)」
そんな何気ない一言から「じゃあ音楽を取り入れよう」ということになった。そこで安藤の大学とアルバイト先の後輩だったミュージシャンの新井弘毅を巻き込み、第1回公演では舞台にバンドセットを設置し、演劇と音楽を融合させた不思議な空間を作り上げた。新井は前回は“お手伝い”という形で関わったが今回から正式なメンバーに。
新井「後輩なんでこき使われていたんですが、よりこき使われるために正式なメンバーになりました(笑)」
型にとらわれず、常にそのときにやりたいこと、新しいことにチャレンジする。
安藤「今回もどこの劇団でもやってないことを見せられると思います」
松居「演劇でもなくライブでもなく…生き物ですよ。おかぼれという生き物なんです」
最後はちょっと意味が分からなくなってしまったが、まさに“百聞は一見にしかず”な作品であるのは間違いない。
2014年は「ゲス」の時代!? SPECIAL INTERVIEWペヤンヌマキ(脚本・演出)× 内田慈(主演)
女が集団になったときにあぶりだされる赤裸々な感情、そこに生じる人間関係の綾を描き、多くの中毒的なファンを持つ「ブス会*」の新作『男たらし』が29日から下北沢のザ・スズナリで始まる。今回は初の試みに挑戦。いつもとはちょっと違った風景が展開されそうだ。(本紙・本吉英人)
修斗 佐々木憂流迦が他団体の王者刈りへ意欲
プロフェッショナル修斗の公式戦が13日、東京・後楽園ホールで開催された。
昨年7月に行われた防衛戦後に環太平洋フェザー級王座を返上した佐々木憂流迦はセミファイナルでZSTバンタム級王者の藤原敬典と対戦。互いに団体を背負っての戦いとなったが、憂流迦が1R4分35秒、スリーパーホールドで一本勝ちを収めた。
修斗のバンタム級世界タイトルを目標とする憂流迦だが、現在、王者の堀口恭司はUFCに参戦中とあって、すぐに挑戦することは難しい状態。
そんななか、昨年秋にはグラップリングの祭典である『ADCC Worlds2013』や『VTJ 3 rd』にも参戦。来るべき時に備え腕をぶしている状況だ。憂流迦にこの日用意された藤原は「寝技で一本を取られたことがない」という強者だったが、憂流迦は序盤から相手の土俵である打撃でも互角に渡り合い、1R終盤、打撃の攻防から組み付き、足をかけテイクダウン。立ち上がった藤原のバックを制するとコーナーで背中に乗り、つぶしてバックマウントからスリーパーホールドでギブアップを奪った。
憂流迦は試合後「他団体のチャンピオンってこんなもんですか? いっぱいチャンピオンがいますけど、俺が全員叩き潰します。このリングで世界のベルトを巻くまで1試合も俺の試合、見逃さないでください」とアピール。今後のファイティングロードに注目が集まる。
この日のメーンでは世界フライ級チャンピオン決定戦が行われ、室伏シンヤが1R3分33秒、スリーパーホールドで猿丸ジュンジを破り、ベルトを獲得した。コツコツと実績を重ね、世界ランク1位となり世界戦にたどりついた室伏と今回で3度目の世界挑戦となる猿丸。
強打が売りの猿丸だったが、“3度目”というのが見えないプレッシャーとなってしまったのか、序盤から本来の動きを見せられない。室伏は打撃をかいくぐりタックルを仕掛けると徹底してテイクダウンを狙う。バックを取るや4の字ロックで動きを止め、スリーパーで猿丸を落として新王者となった。
今大会から始まった「インフィニティリーグ2014」ではフライ級の公式戦が行われ、この試合がプロ修斗デビューとなる澤田龍人が初戦を迎えた。すでにVTJでプロデビューし、2連勝している澤田は激しい打ち合いからタックルにきた飯野の首をとらえると1R2分7秒、フロントスリーパーで失神させ一本勝ちで衝撃のデビューを飾った。
新生EXILEの第4章にも弾みEXILE × コカ・コーラ ゼロの新キャンペーンで強力タッグ
EXILEのUSA、TETSUYA、NAOTO、そしてNAOKIが15日、都内で行われた、コカ・コーラ ゼロとEXILEによるコラボキャンペーン『Zero Limit キャンペーン』第2章のオープニングイベントに出席した。この日、展開中の新パフォーマーを募るオーディションについてのさらなる詳細も発表。新パフォーマーを決定する『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION FINAL in日本武道館(仮)』を4月27日に開催することが明らかになった。ファイナルは、コカ・コーラゼロが完全バックアップ。キャンペーンを通じて、1万4000人を同イベントに招待する。オリジナルメンバーであるUSAは「新生EXILE、第4章の幕開けとなる瞬間を楽しみにしていてください」と、笑顔を見せた。
これまでボーカリストを対象としたオーディションはあるが、EXILEがパフォーマーのオーディションを行うのは初めて。ダンス経験者はもちろん、「EXILEに興味がある人」「コカ・コーラ ゼロが好きな人でも」と一般から広く募る。新メンバーとなる条件を聞かれ、TESUYAは「いいやつ(笑)」と、一言。「ダンススキルはもちろんですけど、それプラス人間性。後輩でもあるけど、仲間を求めています。一緒に夢を追い続けられる存在が現れてくれるとうれしいなと思います」と、話した。他メンバーも、「どんな人に出会えるかワクワクしている」(NAOTO)と、興奮気味だった。
キャンペーンの第二章突入にあたって、新CMも登場。EXILEとコカ・コーラ ゼロのコラボレーションがうまく表現されている内容で、炭酸のシュワッという音や、ボトルを開けるときの音、グラスに氷がぶつかる音などを組み合わせた「リキッドビート」に乗せて、USA、TETSUYA、NAOTO、NAOKIが踊り、HIROがクールなポージングを決める。NAOKIは「かっこいいし、印象に残る。キレ味がコカ・コーラ ゼロの切れ味ともマッチしている」と、目を輝かせていた。
この日のイベントには約1000人の招待客が参加。EXILEメンバーととともに「リキッドビート」を体感した。
東京から日本を元気に!TOKYO MOVE UP! Special Interview 舛添要一氏に聞く
「東京から日本を元気に」をスローガンに活動してきた「TOKYO MOVE UP!プロジェクト」は今後、2020年に向けて「ROAD to 2020」を新たに合言葉に加え、活動していく。今回は都知事選に出馬を発表した舛添要一元厚生労働大臣にお話をうかがった。(聞き手・一木広治)
KEYWORD 2014.1.3〜2014.1.16
西武 再上場申請
西武鉄道やプリンスホテルを傘下に持つ西武ホールディングス(HD)が15日、東京証券取引所に株式上場を申請した。経営方針をめぐり対立していた筆頭株主の米投資会社サーベラスと和解、平成26年度の早期の上場実現を目指す。平成16年12月に西武鉄道が上場廃止になって以来、約10年ぶりの再上場となる。しかし西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載問題が後を引き、情報開示の意識に不安が残るといった指摘もある。上場後は経営の透明性確保が当面の課題となる。
マネーミュール
マネーロンダリング(資金洗浄)の新しい手法。犯罪グループに自分の口座情報を伝え、資金を海外に送金する。ミュールは英語で動物のラバを意味する。「お金の運び屋」というわけだ。
依頼主から振り込まれたお金から手数料を引いた残りのお金を海外に送金する。手軽な感じから、ついつい請け負ってしまう人が多いようだが、良く考えると立派なマネーロンダリング。
14日に愛知県の男性が犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕された。マネーミュールでの逮捕者は初めて。
バレンティン
プロ野球で昨季60本塁打を放ち、シーズン最多記録を更新したヤクルトのウラディミール・バレンティン選手(29)が妻への暴行・監禁容疑で逮捕された。バレンティン容疑者は12日、米フロリダ州マイアミに住む妻カーラさんの自宅を訪れた際、立ち入りを拒まれたため、台所の窓から侵入。逃げようとするカーラさんの腕をつかみ、寝室に閉じ込めたという。
配偶者から暴力を受ける被害者数が年間200万人以上に上る米国では、配偶者によるドメスティックバイオレンス(DV、家庭内暴力)の取り締まりが日本で思っているより厳しい。
デニス・ロッドマン氏
北朝鮮を訪問した米プロバスケットボールNBAの元スター選手。現在、米国で批判の集中砲火を浴びている。
ブッシュ前政権下で北朝鮮との核交渉に携わったヒル元国務次官補は9日、「(ロッドマン氏は)政治的な宣伝工作に利用されている」と述べた。北朝鮮が韓国系米国人ペ・ジュンホ氏を拘束している問題に悪影響を与えかねないとの懸念も示した。
五輪準備費101億円
都の平成26年度予算案について、知事査定の代わりとなる職務代理者調整が9日行われ、東京オリンピック・パラリンピックの施設整備や大会開催基本計画の策定など準備費用は、101億円程度に上る見通しとなった。
施設整備費の主な内訳は、バレーボール会場の有明アリーナ(江東区)など5施設に約12億3000万円、大会開催基本計画の策定費用はコンサルタント料など含めて約13億円となった。
2014.1.3〜2014.1.16 NEWS HEADLINE
目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!
全国高校サッカー 富山第一劇的逆転
第92回全国高校サッカー選手権大会の決勝が13日、東京・国立競技場で行われ、富山第一(富山)が星稜(石川)を延長の末に3−2で下し、富山県勢として初優勝を果たした。
星稜は前半34分、後半25分に得点を上げ、2−0とリード。初優勝をほぼ手中にしたと思われたが、運動量の落ちた主将の寺村を下げて守備固めに入った直後の後半42分、富山第一の高浪にゴールを許すと、ロスタイムには大塚にPKを決められ同点に追いつかれた。
勢いに乗る富山第一は延長戦の後半9分、村井が左足でゴールを決め勝ち越した。
ラグビー大学選手権 帝京大が5連覇達成
第50回全国大学ラグビー選手権大会が12日、東京・国立競技場で行われ、帝京大が早大を41−34で下し、前人未到の5連覇を達成した。
帝京大は試合開始直後、早大のWTB荻野にノーホイッスルトライを許したが、2トライをあげ逆転。12−10で前半を折り返した。後半は1年生SO松田の2連続トライなどで15分で24点差をつけた。しかし早大はその後、3連続トライで一時は5点差まで追い上げ、5大会ぶりの優勝への執念を見せたが、後半30分、帝京大の坂手にトライを許す。40分には坪郷がトライを決め追いすがったが逆転には至らなかった。
サッカー天皇杯で横浜FMが21年ぶり7度目の優勝
サッカーの第93回天皇杯決勝が1日、東京・国立競技場で開催され、横浜F・マリノスがサンフレッチェ広島を2−0で破り、Jリーグ発足前の1992年以来、21年ぶり7回目の優勝を果たした。
立ち上がりからDFラインを上げ、積極的に攻める横浜は前半17分、DFの小林が右サイドをドリブルで切り込む。DF陣につぶされるものの、FW端戸、MF斎藤とつなぎ、斎藤が右足を振り抜き先制点をあげる。かさにかかって攻め立てる横浜は21分にはMF中村の左コーナーキックからMF中町がヘディング。広島のGK西川がパンチングで防いだところ、詰めたDF中澤がヘディングでゴールを決め、2−0と突き放した。
出鼻をくじかれた広島は、どうにも前にボールを運べない。DFラインで取ったボールをビルドアップしようにも、横浜の早い寄せにボールを奪われ、ピンチを招く場面もしばしば。
12月29日に行われた準決勝でFC東京相手に120分間戦い抜いた広島には目に見えない疲れもあったのか、後半こそ立て直し、得点機も演出したものの、もう一人詰めきれない、もうひとつパスの精度が足りないという、もどかしい展開で得点を奪うには至らなかった。
広島はJリーグ発足後5度目の決勝進出だったが、5連敗。またも優勝は果たせなかった
この2チームは今季のJリーグの1位と2位。リーグ戦の最終節で広島に差された横浜にとっては雪辱も果たしたことになる。
「悔しさをぶつけるだけ」と闘志を燃やしていた中澤は「これで心置きなく休める」。
リーグ優勝を逃した時は号泣した中村も「悔しさを晴らすのが来季ではなく、こういう形で終えられてよかった」と笑顔を見せた。中村にとっては2010年に横浜に復帰後、初のタイトルでもあり、そのうれしさは格別のものがあったに違いない。
一方、広島の森保監督は「入りのところがすべて。難しい試合にしてしまった」と早い段階での2失点を悔やんだ。清水を投入した後半は積極的に前に出たが、横浜の守りを崩しきれなかった。
延長120分を戦った準決勝のFC東京戦から中2日。指揮官は「疲労のため、もっとギアが上がるところで上がらずに終わった」とスタミナ切れを一因に挙げたが、主将の佐藤は「疲れで片付けられれば一番簡単だが、疲れているのはマリノスも一緒。自分たちが足りなかったところを受け入れないと」と語った。
2月に開催されるJリーグ覇者と天皇杯優勝チームによる「富士ゼロックス・スーパーカップ」で再び対戦する両チーム。広島はJリーグ2連覇を達成したものの、横浜には3戦3敗。Jリーグ王者のメンツにかけて負けられない戦いとなる。