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東洋大が箱根駅伝優勝

2012.01.09 Vol.537

 第88回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)は、従来の記録を8分15秒も上回る、10時間51分36秒の驚異的な大会新記録をマークした東洋大が優勝を飾った。3日に行われた復路を、前日の往路に続く大会新で制しての完全制覇で、2年ぶり3度目の総合優勝に花を添えた。

 復路5区間のうち4区間で区間1位という圧倒的な強さを見せての圧勝。全日本大学駅伝王者駒大が2位、明大が3位で続き、昨年総合優勝の早大は4位。


世界の牡蠣料理が競演

2012.01.09 Vol.537
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 佐世保・九十九島のおいしい牡蠣が食べられる「九十九島かき 世界に出合う」フェアが開催される。期間中、23区内の6カ国の人気レストランで「九十九島かき」を使った特別料理を提供。この機会に、手つかずの自然が残る海で育った幻の牡蠣と世界の牡蠣料理を堪能しよう。フェア開催を記念し、どんな食事にも合う野菜オイル「ベジート」を読者5名にプレゼント(係名:「かき」)。

【開催期間・店舗】1月16日〜25日・カフェ デイジー(デンマーク)、ラジュール(チュニジア)、レスパス(フランス)/2月1〜10日・148HIROO(オーストラリア)、スペッキオ(イタリアン)、マヌエル・カーサ・デ・ファド(ポルトガル) 【URL】http://www.sasebo99.com/


溝端淳平の新年の抱負 「挑戦し続ける」こと

2012.01.09 Vol.537
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 松屋フーズの新価格記者発表会が5日、都内で行われ、CMキャラクターを務める溝端淳平が出席した。溝端は席上で新年の抱負として「挑戦し続ける」ことを宣言。「(自分がやっているのは)挑戦することが多い仕事。どんな仕事でも一つひとつが挑戦です。だから、絶えず挑戦していきたいという意味です。輝いている人は、常に挑戦し続けているので、自分もそうありたい」と、さらなる飛躍を誓った。

 松屋フーズも2012年の飛躍を宣言。1月16日の15時から牛めしの定価を、並で280円に引き下げる。それに先立ち、1月9日からは期間限定で牛めし240円のキャンペーンをスタートする。

 溝端が出演する新CMは1月9日からオンエア。


クマのオイルで美肌に!?

2012.01.09 Vol.537
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 韓国発の「ベアオイル」を配合したスキンケアコスメ「オルベアオイル・スキンケア」が発売された。同商品は、文字通りクマの皮下脂肪を精製し、化粧品および化粧石鹸の原料として特化した天然オイル。人間の皮下脂肪と成分構成が類似するため、刺激が少なく、素早く皮膚になじみ、潤いを角質層まで浸透させることができる。刺激が少なく、乾燥・肌荒れなどのトラブルにもオススメ。

「オルハイドロリピッド ベアオイル」6300円、「オルベアオイル クレンジングバー」3150円、「オルベアオイル モイスチャーライザー」4200円、「オルベアオイル スーシングクリーム」4200円(すべて税込) 【問い合わせ】TEL:0120-06-3906 【URL】http://www.peaceofskin.jp/


落語家になったナベアツ ヒゲ封印で高座デビュー

2012.01.09 Vol.537

 お笑いタレント、世界のナベアツ改め、落語家の桂三度が3日、品川プリンスホテルで行われた「新春!しながわ寄席」で高座デビューした。トレードマークのひげを剃って登場した三度は、「もう落語家になりましたので、以前のように桂“さぁ〜ん”度なんて言いません」。堂々としたデビューに、師匠の桂三枝は「たいしたもんだ」と目を細めた。

 三度はこの日、トップバッターとして登場。昨年夏から練習してきた自作の新作落語「お出かけ」をテンポ良く披露。約15分にわたり、近所に現れたUFOと恐竜のどちらを見に行くかでモメる家族を演じ、300人を爆笑させた。

 終演後、三度は「ひげは今朝剃りました。落語の道で生きていこうと思うので。今は優秀な付けひげもあるから、なんとかなりますし」とジョークを交えて固い決意を告白。今後も高座では基本的にひげは“封印”するといい、弟子のデビューを舞台袖で見守った三枝は「落語にかける気持ちを感じた。(新作落語に)嫁はんが出てくるんで、(観客が)イメージを作りにくいなと思っていたら剃ってきたんで、本気やなと」と称賛。「まだ一人コントっぽいところがあるんで、それが落語っぽくなってくれれば」とアドバイスした。三度は「師匠の教えを100%守って頑張るだけ」と決意を新たにした。


恋のお相手イケメンたちにも注目!

2012.01.09 Vol.537
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「コーヒープリンス1号店」など圧倒的な人気を誇るロマコメの女王ユン・ウネ主演の最新作「マイ・ブラック・ミニドレス」がDVDリリース決定。レンタルも同時に開始される。4人の豪華ヒロインたちが見せる恋、仕事、赤裸々なガールズトークが人気の、まさに韓国版「セックス・アンド・ザ・シティ」。韓国での公開初日動員数が1万8000人を超えたオシャレでリッチな青春ガールズ・ムービーだ。発売を記念し、読者3名にオリジナルQUOカードをプレゼント(係名:「マイ・ブラック・ミニドレス」)。

『マイ・ブラック・ミニドレス』DVD 【発売日】2月3日(金) 【価格】5040円(税込) 【提供元】ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント 【問い合わせ】http://www.geneonuniversal.jp/


EXILE AKIRAが語る、夢、幸せ、愛を分かち合うEXILEという場所。

2012.01.09 Vol.537

NEW YEAR'S SPECIAL INTERVIEW WITH AKIRA
新しい10年ヘ向けて魂込めた最新作『EXILE JAPAN』

国民的グループのEXILEが、元旦早々、ニューアルバム『EXILE JAPAN』をリリースした。2011年、「日本を元気に」をテーマに掲げ、10周年イヤーをド派手に駆け抜けた彼らは、この作品に、これから進んでいくための指針と決意を込めたのだという。またもや大きな目標を掲げた彼らは今、何を思う? 昨年、EXILEのパフォーマーそして役者として大活躍したAKIRAにインタビューした。

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 年末年始はEXILEで染まった。年末まで全国各地のドームを巡ったツアー『EXILE LIVE TOUR2011 TOWER OF WISH』では満杯の会場を沸かせ、レコード大賞授賞式へのサプライズ出演やNHK紅白歌合戦など、EXILEの歌声やパフォーマンスが全国津々浦々に届けられた。まさに、国民的グループらしい活躍ぶりだった。

「2011年はいろんなことがありました。EXILEとしても、10周年のアニバーサリーを迎えて、改めて自分たちを見つめ直す年でした。もともと、それぞれ個性が強くて、自分はこうありたいという"我"を持っているメンバーが集まって始まったEXILEですが、10年やるなかで、エンターテインメントのすばらしさに触れて、少しずつ意識が変わってきたんでしょうね。こんなことができるんだっていう自己満足ではなく、わくわくさせたりドキドキさせたりしながら、見ていただく方に楽しんでもらうことに喜びを覚えるようになった。そう思っていただける作品やライブ、パフォーマンスを届けたいという精神が膨らんできたんだって思うんです」

「日本を元気に」をテーマに活動した2011年。東日本大震災もそのテーマを決定付けた要素のひとつだが、何よりもEXILEがこの10年で、発見し、よりどころとしてきた考え方。それゆえに自然な流れで掲げられたテーマだった。

「ライブでみなさんの笑顔を目の当たりにすると、そういう笑顔のきっかけになるグループでありたいと思うんです。自分たちのエンターテインメントを通じて、微力ですけど、社会や世の中に貢献できるような活動をしていきたい、そういう想いがあるんですよね。この間、スタッフから聞いた話ですけど、70歳ぐらいのおばあさんが、ライブの最後の演出でドーンと放出する銀色のテープを拾って「私の宝物だから」って首に巻いて帰っていったそうなんです。最近、お年を召した方も娘さんや息子さん、もしくは孫と一緒に見に来てくれるんですけど、ステージからそういう方たちがジャンプする姿がふと目に入ると、自分たちのパフォーマンスが何らかの活力になってるのかなってうれしいし、ヤバいっもっともっと頑張らなきゃ!!と逆に元気をもらったりもするんです」

 今年2012年はそのテーマをさらに突き詰めていくことになりそうだ。元旦、アルバム『EXILE JAPAN』をリリース。国民的なグループとはいえ、JAPANとはスケールの大きなタイトルをつけた。

「その『日本を元気に』って、昨年のみの話ではなくて、2年後、3年後、EXILEはどうありたいのかというイメージがあって、それを目指しながら想いや信念を持ってやってきた結果なんですよね。それを経て今着地したのが『EXILE JAPAN』なんです。確かに大きなタイトルだとは思いますが、自分たちらしいとも思います。EXILEって大きなものを掲げて強く突き進んできたから。例えば『PERFECT YEAR開幕!』っていうのあったじゃないですか。周りにしてみれば、何を開幕?っていう反応だったと思いますよ(笑)。でも自分たちは気合がみなぎっていたし、僕らのエンターテインメントを開幕しちゃおうって走った。だから、今度のJAPANも豪快なタイトルですけど、何よりも自分たちが強く前進していこう。世の中や社会に笑顔をお届けしていけるようなエンターテインメントを目指そう!! そういう強い想いが込められています」

 この作品を皮切りに、EXILEの2012年はすでにキックオフ。4月には、ツアー『EXILE TRIBE』の開催も決定。今はそこに向けて集中している。

「最近思うんですよ、EXILEって夢とか幸せであったり、大きなことを言うと愛を共有する場所なんだなって。もちろん14人からなるグループではあるんだけど、三代目J Soul BrothersやE-GirlsといったEXILEの意思を継ぐグループが、EXILEをきっかけとして、自分たちの夢に向かって突っ走っているのを見ると、そういう場所でもあるんだなという想いが強くなります。ファンのみなさんにとっても、EXILEがみなさんの願いや目標へ向かう起爆剤になれたり、幸せな瞬間を僕らと過ごしたことが一生の思い出になってくれたらうれしい。そういう場所であるために、EXILEの守るべきところは守り、進化もさせていきたいですね」

(本紙・酒井紫野)

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New Album『EXILE JAPAN / Solo』

復興チャリティーソング『Rising Sun』、バラード『あなたへ』など全15曲を収録した最新作。ボーカルATSUSHIのソロプロジェクト、EXILE ATSUSHIの第1弾アルバム『Solo』も収録したダブルアルバム。rhythm zoneより発売中。[2CD+4DVD]7980円、[2CD+2DVD]4980円、[2CD](写真)3980円。価格はすべて税込み。[2CD+4DVD]には、EXILE第二章開幕以降のミュージックビデオを収録したDVD『EXILE MUSIC VIDEO BEST』も収録している。詳細は公式ウェブサイト(http://exile.jp/)で。


榮倉奈々インタビュー リズムゲームで思わず涙!?

2012.01.09 Vol.537

リズムゲームで思わず涙!?
リズムゲーム『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』

数々の感動作で観客を涙させてきた女優・榮倉奈々が、リズムゲームで涙した!?
1月19日に発売となるニンテンドー3DS『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』。そのCMで、榮倉奈々が涙ぐんだ理由とは?

映画やドラマのようなストーリーが楽しかったです!

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 日本アカデミー賞新人賞を受賞した『余命1ヶ月の花嫁』、昨年公開された『アントキノイノチ』などで主演し、数多くの難役をこなしてきた若き実力派女優・榮倉奈々。今、そんな榮倉奈々が“感情を揺さぶられて”涙ぐむというCMがオンエア中。それが、ニンテンドー3DS『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』のCMだ。映画やドラマのときとは違う榮倉奈々が涙ぐんでいるように見えて、ちょっとドキッとさせられる。

「そうですね。映画やドラマのように決められた“役”があるわけではないので、カメラ前で感情移入をするシーンは、少し難しかったです。でも、感動するシーンの一つひとつを思い浮かべながら演じるようにしました」。

 主人公は、一見ごく普通の少年・ラルフ。しかし彼の正体は、さまざまな宝飾品を盗んでは元に戻すという、パリで知らぬ者のない“怪盗R”なのだ。

「主人公のラルフをはじめ、登場人物が皆とても魅力的なんです。どのキャラクターもすごくかわいいんですよ」

 ゲームでは、父の居場所を探すため、パリのさまざまな場所で繰り広げられるラルフの冒険がドラマチックなストーリーで描かれる。オープニングテーマ曲にmiwaの書き下ろし新曲『クレアデルネ』が、エンディングにAIの名曲“Story”が使用されているのも、ドラマ性を高めている。

「実際のドラマではいろいろな場所、いろいろな物語があります。このゲームも、場面がいろいろ切り替わり、その場所でのストーリー展開が楽しかったです」

 リズムゲームパートについては?

「最初はリズムをとるのが簡単でしたが、ステージが進むごとに難しくなっていくので夢中になってしまいましたね(笑)」

 普段ゲームをすることは?

「今はドラマ撮影が続いているので、ゲームだけに集中することがなかなかできないんですが、できるときは、撮影の合間に気分転換で楽しんでいます(笑)」

 本作はニンテンドー3DSソフトならではの機能も満載。

「3Dなので、臨場感あふれる画面で、目の前にその場所が存在するように感じました。ルーヴル美術館やエッフェル塔など、名所もいっぱい登場するので、実際に行ってみたくなりましたね」

 今年も『最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜』など、注目作への出演がひっきりなしに続く。

「今回のドラマでは、女性警官役でひさびさに活発な役なので、すごく楽しみです。最近はドラマで演じる役が静かな役回りが多かったから、今回のように自分の言葉でハッキリとモノを言う元気な女性役は、自分自身演じるのが楽しみですね。私が演じる坂巻優樹は、心も活発な役に見えたので、のびのびと生き生きとした彼女を演じたいです」

 2012年、心揺さぶられるキーワードは“榮倉奈々”に決まり!

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“リズム”と“ストーリー”が融合したドラマチックリズムゲーム!
ニンテンドー3DS『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』

 ストーリーをリズムゲームで進めるという、これまでにないまったく新しい“感情を揺さぶる”リズムゲーム。物語を進めるアドベンチャーパートでは、パリの街を舞台にさまざまな人から情報収集したり隠されたアイテムを見つけながら謎を解き明かしていく。リズムゲームパートではダンスをはじめ、ルーヴル美術館への侵入、警官からの逃走などさまざまなゲームを収録。ジャイロやスライドなどニンテンドー3DSの機能をフルに活用した多様な操作性もポイントだ。

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プラットホーム:ニンテンドー3DSTM
プレイ人数:1〜2人 ジャンル:リズムアクションアドベンチャー
対象年齢:CERO B(12歳以上対象) 発売予定日:1月19日
価格:6090円(税込) 公式WEBサイト:http://R.sega.jp
©SEGA


新春特別対談 春風亭一之輔 × 古今亭菊六

2012.01.09 Vol.537

新春特別対談 祝!真打ち昇進 落語家

3年前の年末、小紙で「今注目の若手落語家」として紹介した春風亭一之輔と古今亭菊六が、今年揃って真打ちに昇進する。真打ちとは寄席などの興行でトリをとる資格を与えられる落語家の身分のひとつ。さらに師匠と呼ばれ弟子を取ることもできる落語家の最高位だ。昇進を控え忙しい2人が語る芸のこと、プライベートのこと、あれこれ。

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取材協力:そば割烹 安曇野庵 青山一丁目店 (写真左)春風亭一之輔 (写真右)古今亭菊六 撮影:蔦野裕

 一之輔は3月、菊六は9月に真打ちに昇進することが発表された。どちらも異例の早さでのスピード昇進だが入門はどちらが先?

菊六(以下、菊)「そりゃ、年も入門も一之輔兄さんのほうが上ですよ」

一之輔(以下、一)「1年だけね」

「前座の時はよく飲みに連れて行ってくれましたよね。人を帰してくれないし、飲んじゃ…ま、いろいろありました(笑)。でも結婚してからは減りましたね」

「大事なものはそっちじゃなかった」

「それに気付いた(笑)」

「毎日毎日飲み歩くなんてくだらない。愚の骨頂だと(笑)」

「何をしているんだって。でもおかみさんもらって、お子さんが3人?」

「うん。一番上は6歳で来年小学校。どうしようかな。卒園式もあるし、真打ちになんてなってる場合じゃない(笑)。卒園式と入学式に行かなきゃいけないから」

「お子さんの面倒よくみていますよね」

「子育てはやりすぎるぐらいやっている。どんなに遅く帰っても、7時には子どもたちと一緒に朝ご飯を食べているし」

「偉いねー。それをこの顔で言うんだからね(笑)。以前、オールナイト落語会のあと、寝ないでお子さんの遠足に行ったことありますよね」

「そう。朝6時に終わって9時の池袋発レッドアロー号で、イモ掘りとマスのつかみどりとバーベキューと餅つき(笑)その熱意を芸のほうに傾けていたら、俺はすごい芸人になっていたと思う(笑)」

 真打ち昇進の連絡は?

「そんな話が出ているよっていうのは師匠から聞いてましたが、あんまりあてにしないでおこうと思ってました。そしたら、決定した日にたまたまツイッターで“一之輔さん真打ち決定”って知らない人がつぶやいていた(笑)。それで、その夜師匠に会ったから『真打ちが決まったって聞いたんですけど。風の便りで』と言ったら、『えーっ、そうなの』って(笑)。結局師匠の携帯の充電が切れていたことが原因でした(笑)」

「そうなんだ。私はごく普通に携帯の留守電に入っていました。総領弟子の菊龍師匠から『真打ちが決まったよ』って言ってブチっと切れてた(笑)」

「いたずらかと思った?」

「いたずらするような方じゃないです」

「酔っぱらっていたとか」

「だから、酔っぱらってもそんなことしません(笑)。それでかけ直したら、小三治師匠から連絡があったって」

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対談前の雑談。
一「この扇子いいね。どこで作ったの?」
菊「ありがとうございます。この辺の開きがね…」
一「大きくない?」
菊「こんなもんじゃないですか」
一「比べる?」
扇子談議は続く…。

 真打ち披露パーティーの予定は。

「私の場合は1人真打ちなので、落語協会主催でやらなきゃいけない」

「協会のパーティー1回だけ?」

「もちろん」

「我々は朝太兄さんと2人で真打ちになるので、2人で協会主催のパーティーをやって、また別々に1人でやりますよ」

「いいじゃん、一回で。どっちも協会主催にしちゃって」

「2人真打ちだから、協会主催の芸人向けと個人のお客様中心のものと、別にしないと。一之輔兄さんの場合は1人だから、お客様も呼んで芸人と一般の人を交えて一緒にできるんですよ」

「そう。だからほんとはさくら水産でもいいんだけど、人が入りきらないから」

「小三治師匠もさくら水産に呼ぶ?」

「それを許してくれないんだよ。いいって言ってくれればいいんだけど」

 普通の人には、なかなか縁のない真打ち昇進のパーティー。もし招かれたら御祝儀はいくら包むもの?「表書きはどうでもいいから、最低3万円。 最低ね。で、5万だとありがたい(笑)」

「私はお気持で…って書いておいて下さい(笑)」

「私はちゃんと書いておいて下さい。最低で3万だって。自分の会の高座でも『招待状をもらった人は3万円以上持ってくるように』って言ってますから(笑)」

「そりゃ招待状というより催促状ですね。ゲスな話だね(笑)。しかし、どうやったらこういうふうに生きられるのか」

「初期設定だね」

「そうなんですね…」

「急にはなれない。こういう人だからしようがないって思われているとラクですよ(笑)」

 一之輔は3月21日から、菊六は9月21日から50日間それぞれ寄席で昇進披露興行を務める。あらためて今年の抱負を聞いた。

「現状維持。これが意外と大変なことだなって最近分かりまして。二つ目だから使ってもらえるっていうところも多いんですけど、ようやくスタートラインに立つわけですから、現状維持をするための努力をしたいと思います」

「朝太兄さんと、古今亭の2人が一緒に真打ちになるので、派手で粋で華やかな古今亭のイメージで古今亭祭のような形で盛り上げたいです。ともかく、まずは一之輔兄さんの披露目の成功をみんなで盛り上げ、それを秋につなげられればいいですね」

(本紙・水野陽子)

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)
千葉県出身。春風亭一朝に弟子入り。2001年「朝左久」の名で前座に。2004年11月に二つ目に昇進し「一之輔」に。今春、真打ちに昇進する。落語協会所属。

古今亭菊六(ここんてい・きくろく)
東京都出身。2代目古今亭円菊に弟子入り。2002年11月に前座。2006年5月二つ目に昇進。今秋、真打ち昇進。落語協会所属。


逃走17年 オウム・平田信容疑者が大晦日に出頭

2012.01.09 Vol.537

ニュースの焦点

 平成7年2月に東京の目黒公証役場事務長を拉致して死亡させたとして、逮捕監禁致死容疑で特別手配されていたオウム真理教元幹部、平田信(まこと)容疑者(46)が昨年12月31日午後11時50分ごろ、丸の内署(東京都千代田区)に出頭。指紋から本人と確認され、翌1日早朝、警視庁捜査1課が逮捕した。平田容疑者は16年10カ月にわたり逃走していた。警視庁は、残る特別手配容疑者の菊地直子(40)、高橋克也(53)両容疑者=いずれも地下鉄サリン事件の殺人、殺人未遂容疑など=の潜伏先や未解明のままになっている一連のオウム事件について何らかの事情を知っているとみて、その供述に関心を強めている。

 警視庁によると、平田容疑者は一連のオウム事件について「報道で知っていた」と供述。潜伏先などについては説明せず、「他人に迷惑がかかるから言えない」と逃走支援者の存在をほのめかしているという。7年3月の警察庁長官銃撃事件=22年3月に公訴時効=については「私は犯人ではない」と関与を否定した。

 平田容疑者は脱会した元オウム信者をケアし支援している滝本太郎弁護士がブログで出頭を呼び掛けていることを知り、面会を希望。2日に接見した滝本弁護士によると、「長官銃撃事件が時効になり、間違った逮捕はあり得なくなった」などと出頭理由を説明。また3日には「罪のない人があんなに犠牲になったのに、自分が生き延びていることが理不尽だと思った」と東日本大震災が出頭のきっかけになったと語ったという。

 麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(56)については「教祖の死刑は当然」と答え、教団への帰依を否定した。だが、今回の逮捕で麻原死刑囚への刑の執行が先送りされる可能性があり、それが目的ではないかとの見方もある。

 死刑について、法務省は共犯者が公判中の場合、刑を執行しない運用をしてきた。死刑囚が取り調べを受けたり、共犯者の公判で証人尋問が必要になる可能性があるためだ。

 一連のオウム裁判は平成23年12月にすべて終結。麻原死刑囚ら13人の死刑が既に確定した。平田容疑者ら特別手配容疑者3人の存在は「共犯者の逮捕前に法務大臣が命令した死刑執行は適法」との判例から、終結の時点で「麻原死刑囚の執行の状況は整った」(法務省幹部)とされた。

 だが、平田容疑者の逮捕で、終結したオウム裁判が「再開」される見通しとなった。平田容疑者が関与したとされる目黒公証役場事務長事件では死刑囚13人のうち麻原、中川智正(49)、井上嘉浩(42)の3死刑囚の有罪が確定。平田容疑者が起訴されれば、3人の証人尋問が行われる可能性があり、刑の執行も裁判が終わるまでは見送られる公算が大きい。

 一方、今回の平田容疑者の出頭において、警察の情報収集体制と現場の警察官の怠慢ぶりが浮き彫りとなった。

 平田容疑者は最初、警視庁大崎署に出頭しようとしたものの署内への入り方が分からなかった上、自分の手配ポスターも見つからず、署員の姿もなかったため「捜査本部ではないのかな」と思い、同署への出頭をあきらめたという。

 大崎駅へ戻る途中の公衆電話から、警察当局が教団特別手配容疑者の情報提供を求めるフリーダイヤルに電話すると、話し中でつながらなかった。電話は約10回したという。

 その後、「平田信の担当はどこか」と自ら110番。指示された警視庁本部に向かった。同日午後11時35分ごろ、本部庁舎前で警備の機動隊員に「平田信です。出頭しにきました」と告げたが、悪質ないたずらと判断され、丸の内署や近くの交番に行くよう促されたため、歩いて丸の内署に行き名乗り出た。その際「僕って背が高いでしょ」と玄関前にいた女性署員に言うと、「嘘? 本当にそうなの」と驚かれ、署内に引き入れられたという。


松屋フーズ 牛めしの定価を280円に値下げ 9日からキャンペーンも

2012.01.05 Vol.536
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   松屋フーズは5日、都内で新価格記者発表会を開き、牛めしの価格を16日の15時から値下げすると発表した。牛めしは並の定価を現行の320円から280円にするなどさらに低価格に、牛皿、カレギュウの定価もそれぞれ値下げされる。それに先立って、9日からは期間限定で牛めし240円キャンペーンを行うことも発表した。

 定価値下げに踏み切った理由について、同社の緑川源治代表取締役社長は、「時代の流れのなかで安い価格のものが求められている」とし、期間を限定して安価で提供するのではなく、常にリーズナブルな価格て提供することにしたと回答。その上で、利用層の拡大を目指す。

 同社はこれまで、旬を意識したバラエティー豊富なメニューを用意したり、化学調味料をを使用しない方針などで、他店と差別化を図ってきた。今後は、「みんなの食卓でありたい」をモットーに、テーブル席を増やしたり、店内を明るくするなどして、家族やグループ客にも利用しやすい店作りなどをしていくという。


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