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“中田サンタ”被災地の子供たちにプレゼント!

2011.11.28 Vol.532
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  東日本大震災で被災した中学生、高校生らを招待した特別試写会が27日、都内で行われた。上映されたのは、12月1日に公開される映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』。同作は、世界中で愛され続ける「タンタンの冒険」をスティーヴン・スピルバーグ監督自らがメガホンを取り映画化した話題作だ。

  この日、特別ゲストとして登場したのは、一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATION 代表理事としてさまざまな支援活動を行っている中田英寿(写真後列中央)。「僕自身も海外のいろいろなところへ行って、さまざまな経験をしてきたのですが、タンタンほどハチャメチャな経験はないです(笑)。映画の中でも描かれていますが、どんな事があっても勇気を持って前に進んでくことは大事だと思いました」と語った。中田の提案により、同作の劇場鑑賞券2000枚が被災地の子供たちに贈られることが決まっている。この日は、スピルバーグ監督やプロデューサーのピーター・ジャクソンからもスペシャルメッセージが届けられ、会場の子供たちを喜ばせていた。


ラグビー観戦で運気UP&オンナ磨き

2011.11.28 Vol.532
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  財団法人日本ラグビーフットボール協会は、ユニークなチケットを発売中。11月19日には、「オンナを磨く『青山・千駄ヶ谷開運ツアー』」を開催。富士登山と同じご利益があると言われる、鳩森八幡神社の富士塚を登って運気アップをした後、将棋会館を見学し「勝」のエネルギーをチャージ。軽食を取ったあと、秩父宮ラグビー場へ移動し最上階にあるVIPルームにてNTTコムVS神戸製鋼、サントリーVSヤマハ発動機の試合を観戦するというもので、多くの女性が参加した。
 
 同協会は、今後も女子向けのイベントを順次開催していく予定。チケットはトップリーグオンラインチケット(http://www.e-tix.jp/topleague/)から購入。


◆12月10日は「クリスマス女子会」
ラグビー観戦とクリスマスフード&グッズ
【対象試合】
第1試合(12時〜)「パナソニック ワイルドナイツ」×「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス」
第2試合(14時〜)「東芝ブレイブルーパス」×「NECグリーンロケッツ」
【チケット料金】 3000円

◆VIPルームでトップリーグ選手が女性をエスコート!「ルールガイドシート」
トップリーグ選手によるルール解説付。※女性限定で各日30席限定発売
【対象試合】
第9節1月9日(月・祝)
12時〜「ホンダヒート」×「東芝ブレイブルーパス」
14時〜「サントリーサンゴリアス」×「NECグリーンロケッツ」

第11節1月22日(日)
12時〜「NECグリーンロケッツ」×「コカ・コーラウエストレッドスパークス」
14時〜「サントリーサンゴリアス」×「東芝ブレイブルーパス」
【チケット料金】 3500円(税込) 

◆ラグビー場で婚活!「青山ラブタックルシート」
男女の出会いを応援するシート。軽食付 ※40席 (独身男女各20席)限定発売  
【対象試合】
 第12節 1月29日(日)   14時〜「リコーブラックラムズ」×「東芝ブレイブルーパス」
【チケット料金】5000円(税込)

 

AKB48のメンバーが体を張って挑戦!

2011.11.28 Vol.532
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 NHK教育テレビで放送中の人気番組「すいエんサー」の過去放送分からAKB48が出演している実験コーナーを収録したDVD「すいエんサー AKB48がガチでチャレンジしちゃいました!」が発売された。中心メンバーの前田敦子、渡辺麻友、小嶋陽菜らが、身近な疑問について体を張って検証し、解決していく初々しい姿が満載のお宝DVDだ。コンプリートDVD-BOXは、本編5枚に加え、特典ディスクを加えた6枚組。未放送シーンやパイロット版、スライドショーなど、DVDならではの映像も満載。読者3名に同DVD「す」の巻きをプレゼント(係名:「すいエんサー」)。

【価格】単巻2940円、DVD-BOX1万4700円(いずれも税込)


[FRONT-PAGE SPECIAL INTERVIEW ]表現者 石橋 凌 魂こがして歌う

2011.11.28 Vol.532

FRONT-PAGE SPECIAL INTERVIEW

伝説のバンドのシンガーとしてひとつの時代を作り、俳優としては師と仰ぐ松田優作さんの遺志を継ぐようにハリウッドへ進出する。石橋凌は“表現”の場を自らの手でつかみ取り、その場所で圧倒的な存在感を発揮し、「石橋凌、ここにあり」としるしをつけてきた男だ。そしていま、石橋凌として再び音楽と向き合う。その真意は? 本人にインタビューした。

もう二足の草鞋を履いちゃったんで、履きつぶすまで履きたいと思う。

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撮影・蔦野裕

 石橋凌が歌う。ミュージシャンとしての石橋の顔を知る人ならば待望の帰還。俳優として石橋を知った人ならば、演技と同じように、圧倒的な存在感を放つ歌声にただ呆然することになるだろう。

「音楽をやるなら、それもソロでやるのなら、本当に自分が好きな音楽、九州でアマチュア時代に思い描いていたような音楽をやりたいって思っていたんですよ。インディーズでもいいから、って。だから、しばらく音楽から離れていても、まったく焦りはなかったんです。今回も、2年ぐらい前に“そろそろどうですか?”という話があって始まっているんですが、実のところ、今の事務所(エイベックス)には、同社が映画に進出するという記事を見て所属したので、音楽のことはまったく頭になかったんです。声をかけられて改めて契約書を見たら音楽も入っていた(笑)。じゃあそうしようかっていう程度で、渇望していたとかいうのとは違う。タイミングが合ったということなんですよね」

 やりたいことをやっていい−−。本人が思い描いていた環境のなかで、音楽と向き合って完成させたのが、このソロアルバム『表現者』だ。「昔、自分が書いた詞・曲をリアレンジし、もう一回今の時代に問いたいと決めていた」というこのアルバムは、『喝!』などバンド時代に作詞作曲した曲5曲と新曲7曲で構成されている。

「例えば『喝!』は1979年に発売された曲。当時、日本の自殺者が年間1000〜2000人っていうニュースがあって、経済大国と言われるようになった日本で、それだけの人数が自殺するのは絶対幸せじゃない、豊かじゃないよねって問いかけた曲です。歌がそういった現象の抑止力になるとは思わなかったけど、音楽を通じて、幸せとか豊かさとかについてみんなはどう思うのか投げかけたんです。あれから30年超が経ちましたけど、今の自殺者は年間3万を超えている。改めて、この状況についてみんなはどう思っているのかって投げかけてみたいと思ったんです。こうやってリスナーと意識を交換できるところってロックミュージックと他のジャンルの違うところ。ジョン・レノンやボブ・ディラン……僕が子供のころに聞いていた欧米のロックミュージックって、いつもリスナーに投げかけていた。僕はそれが音楽や歌の力だって思います」

 収録した曲には『乾いた花』もある。

「都会で生活するなかで、時代に流されてドライフラワーになっていないか。そんなふうに投げかける曲です。ただこの曲に関して言うと、自分への叱咤もあります。僕は今55歳になったんですけど、周りの同年代の人を見ると、これからどう戦おうが同じだよね、自分も世の中も変わらないよねってあきらめてる人が大部分ですよ。でも、僕はまだ夢を見たいと思うんです。だから新曲『我がプレッジ』ではその気持ちをありのまま書きました。僕自身への誓いの曲でもあるんですが、誰かの励みや力になってくれたとしたら、今このタイミングで僕が歌う意味も出てくるんじゃないかなと思っています」

 レコーディングには、九州時代の恩人をトリビュートするライブイベントで組んだキーボードの伊東ミキオをはじめ、ドラムスに元ザ・ルースターズの池畑潤二、ギターにTHE GROOVERSの藤井一彦、ベーシストにヒートウェーヴの渡辺圭一、ホーンセクションに梅津和時、ピアノに板橋文夫と強靭な布陣で臨んだ。石橋は、「安心感があるよね。あとは自分が歌うだけでよかった」。

 大河ドラマ『龍馬伝』でも競演した福山雅治も参加している。メッセージ性が一際強い『AFTER '45』でコラボした。レコーディングメンバーも福山の参加も、「縁(えにし)を感じる」という。

 縁あって集まった人たちによってこのアルバムは作られている。そのためか、収録されている新曲を改めて聞いてみると、「つながり」や「縁」がキーワードになっているように思えてくる。「僕がこれまでいろいろ活動してきて確信したことを歌っているだけ」と本人。

「こうやって、縁とか、魂こがしてとか言ってると、石橋さん何か宗教やってるんだろうかとか思われちゃったりするけど(笑)、そういうのじゃないんだよね。さっき話した九州の恩人や松田優作さんとの出会いを通じて、確実に縁だとか魂の存在を感じるようになったんですよ。九州の恩人にはもう音楽はダメかもしれないと思ったときに拾い上げてもらったし、優作さんには……大げさに聞こえるかもしれないけど、生き返らせてもらったって思ってるんですよ。優作さんとお酒を飲むとしていた話があるんです。この国は経済大国とか言われてるけど、一歩海外に出るとイエローモンキーとかエコノミックアニマルとか指差されて笑われてる。それをご破算にするのが、文化や芸術、アスリートだと思うってね。優作さんは、政治家や経済人がまき散らしている負のイメージを埋め合わせするのが僕らの仕事だって戦い続けていた。その姿を見て、自分も奮い立たせられたし、戦い続けていかなければならないと思って僕はずっとやってきました。あくまでも自分なりの形ですけどね」

 だからこれからも夢を見、戦い続けていくという。それが、石橋凌という「表現者」なのだ。

「タイトルの『表現者』ってね、優作さんの言葉なんですよ。ある時、優作さんが、“ミュージシャンとか俳優とかいう壁はとっぱらってね、表現者でいいじゃないか”とおっしゃった。優作さんも音楽をやってらっしゃったしね。二足の草鞋を履くというのには、二兎を負うもの一兎も得ずっていうのが付きまとって、ネガティブに捕らえられることも分かっています。だけど、僕はもう二足の草鞋を履いちゃったんで、履きつぶすまで履きたいと思っています。もう、どちらが欠けてもダメなんだよね。だから、僕は表現者として、これからも戦っていくつもりです。そのためには、歌でも演技でも本質を見極めて、ハートや魂が入っているものを作りたい。僕はそういうものから学んできたんだからね」

(本紙・酒井紫野)

石橋凌(いしばし・りょう)
伝説のロックバンドA.R.Bのボーカリストとして活動するなかで、1982年に映画デビューを果たす。松田優作と出会い、松田監督・主演作『ア・ホーマンス』(86)に出演した。1990年に松田の意思を告ぐべく役者活動に専念するためバンドは休止状態に。その間にアメリカの俳優ユニオン「スクリーン・アクターズ・ギルド」の会員証を取得した。1998年に新メンバーでA.R.Bが復活、2006年にはバンド解散。現在は表現者として活動を展開する。


腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! 田島優成

2011.11.28 Vol.532

俳優
田島優成 さん

神奈川県出身。1987年生まれ。2006年のドラマ『硫黄島〜戦場の郵便配達』でデビューし、テレビドラマや映画、舞台などで活躍。趣味特技は、漫才、テニス、野球、バスケット。

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人間として大切なものを与えてくれる舞台です

 今週末2日、新国立劇場で舞台『みんな我が子』の幕が開く。『セールスマンの死』などのアーサー・ミラーによる作品で、第二次世界大戦後のアメリカを舞台に、ある家族の1日の出来事を描くもの。話題の連ドラを始め、蜷川幸雄演出によるシェイクスピア作品にも出演し、演技に磨きをかけている役者・田島優成が、自ら宣伝マンとなってこの舞台をモーレツPRだ。

「この作品は、役者として、何よりも人間として大切なものを与えてくれると確信しています。心動かされる舞台なので、多くの人に劇場に足を運んでもらいたいんです」

 田島は戦地から戻った男、クリスを演じる。

「クリスのことめちゃくちゃ好きなんですよ。僕がこういう考え方をしたいと思うことをやってるんです。彼は戦地で部下をたくさん失ったことで、人間はまともに生きなくてはいけないと国に帰って来るんです。そんな彼には家族は戦争なんてなかったもののように暮らしているように見えちゃうんですよね。彼はいつまでも痛みを忘れないでいるわけです。そういう感情って大切だと思うんですよ」

 初日を控えて、稽古も大詰め。キャスト一丸となって全身全霊でこの作品に向き合っている。

「長塚京三さん、麻実れいさんなど素晴らしいキャストの方々と頑張っています。柄本佑さんとは、映画『ラストゲーム最後の早慶戦』以来になります。この舞台では僕は佑さん演じるジョージにずっとムカついてます(笑)。そう思うのもジョージを尊敬しているから。僕の佑さんに対する感情にも似てるので、そこも観てほしいですね」

『みんな我が子』
【公演日】12月2日〜18日(6日と12日は休演)2日を除く全公演日14時開演、2日、3日、5日、7日、10日、13日、16日、17日は19時開演もあり。 【会場】新国立劇場小劇場 【料金】全席指定S席8500円、A席6000円(税込) 【URL】http://www.umegei.com/


大人の★家飲み:Sowelu’s STYLE

2011.11.28 Vol.532

サッポロ生ビール黒ラベル

気温がぐっと下がって冬の訪れを実感するようになって、いよいよ冬の到来!今シーズンも"巣ごもり"の勢いは止まらないようで、「大人の☆生。」でおなじみのサッポロ生ビール黒ラベルも大活躍しそう。ところでみんなが "家飲み"をどうやって楽しんでいるのか気になりませんか? 大人なアーティストSoweluとそのお友達のトークから、楽しい大人の家飲みのヒントを探っちゃいました!

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みんなで楽しく。そういう飲み方ができるって大人。

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Sowelu(ソエル)......2002年に「beautiful dreamer」でデビュー。2009年6月にエイベックスに移籍後は、恋愛をテーマに男性アーティストとのコラボレーションアルバム『Love & I. 〜恋愛遍歴〜』、女性たちの欲望をテーマにしたミニアルバム『Let me...』など話題作を世に送り出した。1982年11月6日生まれ、東京都出身。アイリッシュ系アメリカ人とのクォーター。公式サイトは http://rhythmzone.net/sowelu/

Sowelu「それでは皆さん、今日もお疲れ様です!カンパーイ!」

土本&SHOKO「カンパーイ!」

Sowelu「なんか、こういうの新鮮だね。よく考えてみたら、この3人で一緒に会うのって初めてじゃない?」

土本「あ、そうかもしれない!」

Sowelu「単品ではあるよね、いわゆるソロ活動(笑)。2人も私抜きで会ったりすることもあるでしょう?」

SHOKO「お洋服を借りにいったりするから。なんか、今日はいいきっかけをもらっちゃったね。まだ、始まったばかりだけど、またこの3人で飲もうよ」

土本「飲もう、飲もう!」

――乾杯も済んだところで、今日のテーマは「大人の☆家飲み」なんです。

Sowelu「大人かあ......。やっぱり、その場にいる人全員が楽しく飲んでいる、そういう飲み方ができると大人だなって思うな。よく言われることだけど、飲まれないってことですよね。自分のペースを分かって、リラックスしていい空気のなかで飲めるといいよね」

SHOKO「自分のスピードで飲みたいよね。みんながマイペースが理想」

Sowelu「そうそう。だから、大勢で飲むときには、それぞれにあったペースで飲んでもいい空気を自然と作りたいよね。さりげなく、水を一緒に出したりして」土本「それってうれしいね」

Sowelu「そんなふうに言いながらも、たくさん飲んでみたいという願望もどこかしらにあるんだよね。私、いつもほろ酔いぐらいで楽しんでいるから」

SHOKO「私もそうだな。気持ち良くなってすぐ寝ちゃうから(笑)。だから、家飲みってすごくいいなあって思うんだよね。理想的な飲み方だよ」

Sowelu「自分の一番居心地のいい場所だから、すごくリラックスできるよね」

SHOKO「眠たくなったら寝られるし。寝て放っておかれても、自分の家だったり、誰かの家でしょ。起きても誰かがかまってくれるし。優しい友達との家飲みはすごく楽しいよね」

土本「そうそう安心感があるよね! だけど、それだけにどんどん飲んでしまいそう」

Sowelu「家飲みはするの?」

土本「私は毎日。ビール好きだから、飲むのは決まってビール。あるといっぱい飲んじゃうから冷蔵庫に常備しておいたりはしてないんだけど、毎日仕事帰りに缶ビールを買って晩酌するの。ちょこっとおつまみみたいなものを作って」

Sowelu「そうなんだ。私は外で飲む割合が多くて、家で飲むときはたいてい一人。帰ってきて、ちょっとリラックスしたいときとか。この間は、ちょっと悲しいことがあって、実家で一人で飲んだよ。みんなが相手してくれなかったから(笑)」

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大人の☆家飲みメンバー
SHOKO
スタイリストとして公私にわたってSoweluと親しく、「今から来ない?」と飲みに呼び出されることもしばしば。出没スポットは表参道や渋谷で、趣味は旅行とヨガ。今はピクニックにはまっているという。

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大人の☆家飲みメンバー
土本恵美
Soweluお気に入りのアパレルブランド「カイラニ」のプレス担当。SHOKOさんとも仕事を通じて知り合い意気投合。趣味はサーフィンとゴルフ。最近はドラマ『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』に夢中だそう。

理想の家飲みは、手料理とお酒で出会いの場づくり!

――1人グラスを傾けるのは大人の女のイメージですね。今日みたいに女だけで集まって家飲みすることは?

土本「私は、仲間と家飲みしますね。たこ焼きパーティーしたこともあるし。これからどんどん寒くなるから、今日みたいに、ビールを飲みながら1つの鍋を仲間と一緒に囲むっていうのもいいよね」

Sowelu「いいよね。みんなで集まると、ビールがいつもよりもおいしく感じる。私の理想の家飲みとしては、自分でお料理を作って振る舞いたいっていうのがあるんだよね。気が置けない友達だけじゃなくて、友達の友達なんかも呼んで、出会いの場を提供したい(笑)。少しお酒が入ると、それまでは知らない同士でも、すっと打ち解けられたりすることあるじゃない?」

SHOKO「そこから始まるお付き合いもあるしね。仕事をするようになると違う分野の人と会う機会が少なくなるでしょ。そういう出会いって飲むときしかない」

Sowelu「恋の出会いも飲む場が多いよね。飲みながらの会話だと、いろんなことが話せたりする。私は言いたいことは自分で言ってしまうからいいけど、そういう手助けが必要な人もいるから。だから、そういう場を作りたいんだよね。それに誰かが来ると思うと料理の腕も上がりそうじゃない?」

土本「Sowelu、お料理するんだね」

Sowelu「最近ね。ここ1〜2年で始めたんだ。まだまだ、始めたばかりで勉強しなきゃいけないことがいっぱいあるんだけど。お料理だけじゃなくて、いろんなことにも言えることだけど、何か少しずつでもできるようになってくると、楽しくなるじゃない? 今、ちょうどそんな感じなんだ。だから、みんなに手料理を振る舞うチャンスがあるなら、もっと上達するような気がするんだよね」

SHOKO「得意料理って何なの?」

Sowelu「それ、聞くの?(笑) う〜ん、まだ得意料理と言えるものはないけど、お酒に合うのだったら、アボカドとエビをマヨネーズとお醤油であえたやつとか、ガーリックを使ったものとか。あと、これは料理じゃないけど、オリーブとお酒っていう組み合わせも好きだなあ」

土本「すごくおしゃれだね」

Sowelu「そう? でも外で飲むときはエイヒレだよ」

土本「いいね〜」

Sowelu「最近発見した味覚なんだけど、エイヒレって本当にすごい。どうしてあんなにおいしいんだろう。家でも食べたい。買ってきて炙ればいいのかな?」

――残念ながら、今日はエイヒレはないんですが......すき焼きにしました。

Sowelu「お腹空いてたんです! すごくおいしそう。でもあれ、なんか割り下が少ないですよね? お肉がもう焼けてきてるみたい......」

SHOKO「これって関西風だよね。関東と違って割り下が少ないの。だから、まず先にお肉を焼いていくんだよ」

Sowelu「よく知ってるね。SHOKOちゃんって関西だっけ?」

SHOKO「違うけど......知ってるよ!」

土本「ねぇ、どんどん食べようよ。この味、これはビールが進んじゃう! 私、ビールのおかわりお願いします!」

Sowelu「私もここ数年でビールを飲むようになったんだけど、確かに合う味だね! お肉が柔らかいし、お豆腐もいい感じだよ」

土本「割り下を少し足そうか?」

Sowelu「なんか、こういうふうに、みんなで一緒にわいわいするとすごく楽しくない? おしゃべりもいつも以上に盛り上がるだろうし」

――話題はやっぱり恋バナ?

Sowelu「そこに男子がいるかどうかで変わってくるだろうけど、やっぱりそうなるよね。女子会じゃなくても、いつも恋バナはしてますけどね(笑)」

SHOKO「今日もその話をしながら来ましたしね(笑)」

土本「顔を合わせると自然とそうなっちゃうよね」

Sowelu「聞いてもらいたいもの、『こんなこと言われてさ〜』とか(笑)。本当にいろいろあるんですよ(笑)」

――家飲みなら気兼ねなく話せますね。

SHOKO「そうそう。だから今度はSoweluん家でやろうよ。手料理つきで」

Sowelu「さっき言ってたたこ焼きパーティーでもいいし。その前にみんなが集まれる大きい家に引っ越さないと!(笑)」

土本&SHOKO「楽しみだなあ」

サッポロ生ビール黒ラベルは大人の☆家飲みにベストマッチ

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「黒ラベルって、家の冷蔵庫にいつも入っていたこともあって、子供のころ大人の飲むものっていうイメージがあるんですよね」と、Sowelu。ビール党の土本さんも「スッキリしていておいしい。やっぱり長くあるブランドだなって感じがしますね」。スタイリストのSHOKOさんは、缶をじっと見つめて「男性的だと思っていたけど、改めてパッケージを見てみると、可愛らしいデザインですよね。置いてあるとかわいい」とお気に入りの様子。「大人の家飲みにはぴったり」とSowelu。この冬、大人の家飲みを計画している方にオススメのビール。早速、買い物リストの一番最初に書き入れて。


イルミネーション 2011

2011.11.28 Vol.532

その光は希望の輝き!

個性豊かなイルミネーションの数々が集う東京の冬。今年の特徴は、節電対策に力を入れたイルミネーションが数多く登場しているのが特徴だ。近年、グリーン電力を使用するイルミネーションが増えてはいたが、今年は前年より消費電力を抑えるなど、さらに節電を意識したイルミネーションが多くなった。とはいえ地味になったかというと、必ずしもそうでないのがうれしいところ。深夜電力や太陽光発電、自家発電を利用したり、演出に工夫を凝らすなどして、今までに劣らぬ美しさで、訪れる人を楽しませてくれるスポットは実に多い。そんな努力や工夫に注目すると、いっそう輝きが増して見えるかも。

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東京ミッドタウン「スターライトガーデン」

 東京の冬のお楽しみ、芝生広場に広がる幻想的なイルミネーションが今年も返ってきた。ミッドタウンクリスマスの象徴、スターライトガーデン。5年目を迎えた今年は、集大成として歴代の演出と新たなしかけで、驚きと感動を与えてくれる。今年は、宇宙から見た地球“Terra”が出現。宇宙空間に地球が浮かび上がる演出は必見だ。また、宇宙旅行をイメージした第一章と、地球46億年の歳月を再現する第二章に分けて、それぞれ異なる演出を展開。どちらもお見逃しなく!

東京ミッドタウン「スターライトガーデン」
【期間】第一章・スペースジャーニー:開催中〜12月4日まで(17〜23時)/第二章:バース:12月5日〜25日 【URL】http://www.tokyo-midtown.com/


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東京タワークリスマスイルミネーション 2011

 東京タワーが、特別なイルミネーションに彩られるシーズン到来! こちらのツリーは、高さ14メートルの生のモミの木に、約5万個のイルミネーションとオーナメントが輝く都内最大級。大きなツリーと東京タワーによる、光の競演が楽しめるのはここだけ。ちなみにグリーン電力を使用し、消費電力を昨年比約42%削減し、使用電力の約13%は深夜電力もしくは太陽光を蓄電して賄っている。また、イルミ実施期間中はノッポン兄弟もサンタ衣装とセーター姿で来場者を迎えてくれるので、お楽しみに。

東京タワークリスマスイルミネーション2011
【期間】開催中〜12月25日まで(16〜24時) 【URL】http://www.tokyotower.co.jp/333


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六本木ヒルズ「Artelligent Christmas 2011 in Roppongi Hills」

 今年もけやき坂通りをはじめ、六本木ヒルズ各所で、個性豊かな光の競演が繰り広げられる。白と青の光に包まれる「けやき坂イルミネーション」、高さ約7mのクリスマスツリーが輝く「66プラザイルミネーション」、“滝”をモチーフにした高さ4m幅7mのイルミネーションオブジェが目を引く「毛利庭園イルミネーション」と、必見イルミが勢ぞろい。

六本木ヒルズ「Artelligent Christmas 2011 in Roppongi Hills」
【期間】開催中〜12月25日(点灯時間はエリアごとに異なる) 【URL】http://www.roppongihills.com/


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さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト「さがみ湖イルミリオン '11-'12」

 関東最大級のイルミネーションとして毎年多くの人が訪れるのが、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストのイルミイベント「さがみ湖イルミリオン」。今年は昨年より拡大し300万球の光が広大な敷地で色とりどりの輝きを放っている。光でピンクの花畑を演出した「光の花畑」や青い光の「光の海」など、全部で10カ所のイルミネーションスポットがある。ゴールドの光に彩られた「光の大聖堂」など新顔イルミも話題になりそう。

さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト「さがみ湖イルミリオン '11-'12」
【期間】開催中〜2012年4月8日 ※1月10日以降は主に土日開催 【URL】http://www.sagamiko-resort.jp/illumillion/


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ハウステンボス「光の王国」

 日本各地の必見イルミも気になるところ。なかでも、世界最大規模のイルミネーションを誇るのが、長崎のハウステンボス。こちらのイルミは、昨年のYahoo! JAPANクリスマス特集「人気イルミベスト20」で全国第1位を獲得しているお墨付き。

 152万平方メートルの敷地を持つ癒しとエンターテインメントの観光ビジネス都市・ハウステンボスを、今年はさらにスケールアップした820万球の光が彩る。目玉は「光の王国」3大イルミネーション。「光のアートガーデン」は550万球の光が広大なエリアに広がるイルミネーション。ウェーブのように色が変化するのも幻想的。ショッピングアーケード「パサージュ」にはゴージャスな天井に目を奪われる「光のシャンデリアイルミネーション」。今年新登場した「白い観覧車」は、真っ白な姿とライトアップされた姿、昼夜楽しんで。

 ちなみに、こちらのイルミネーションの電力は太陽光発電と天然ガス コ・ジェネレーションシステムという2つの自家発電システムで820万球以上の電力を賄っている。

 長崎旅行と非日常への旅行を楽しむのもアリ!

ハウステンボス「光の王国」
【期間】開催中〜2012年3月4日 【URL】http://www.huistenbosch.co.jp


★まだまだあります! オススメイルミ

「目黒川みんなのイルミネーション2011」
目黒川沿いの桜をLEDで装飾した“冬の桜の並木道”。使用した全電力は地元の人々が集めた廃油をバイオディーゼル燃料にリサイクルし発電。“地産地消”エネルギーによるイルミネーション。(開催中〜12月25日)

「丸の内イルミネーション2011」
有楽町と大手町をつなぐ約1.1kmの丸の内仲通り沿いの街路樹約220本がシャンパンゴールド色のLEDで彩られる。独自開発したLED電球を使い明るさはそのままに消費電力65%カットを実現(開催中〜2012年2月19日)

「新宿テラスシティ イルミネーション'11-'12」
全長888メートルの新宿テラスシティがホワイトやゴールドの優しい光で包まれる。イルミに使用する全電力はグリーン電力で賄い、地元の学生と連携したエコツリーなども展示(開催中〜2012年1月31日)

「アクアシティお台場 AQUA CHRISTMAS 2011」
「Healing Illumination Fantasy」では“海に浮かぶ聖なる樹”をイメージした、幹から枝までが光り輝くLEDツリー「Marine Fantasy Tree」が登場。高さは日本初の7m。枝先までも1本ずつ型抜きをし、金属とLEDで作られ、さらに光ファイバーで装飾。消費エネルギーが少ないLEDや光ファイバーだけを使用。(開催中〜12月25日まで)

「東京ドームシティ ウインターフェスティバル」
今年は花と光をテーマに展開。約500�uものエリアに花を敷き詰めた「ウインターガーデン」や東北支援を目的とした「がんばろう東北ガーデン」のほか、光の回廊やドームでおなじみの「ラクーア ウインターイルミネーション」など。(開催中〜2012年2月14日)


政策仕分けが「特例措置を解消、年金減額」を提言

2011.11.28 Vol.532

ニュースの焦点

 政府の行政刷新会議は11月20〜23日の4日間の日程で、各省庁に中長期的な政策の見直しを促す「提言型政策仕分け」を行い、原子力・エネルギー関連予算や大学改革の方向性など10分野25項目を取り上げた。

 今回は初日から4人の現職閣僚が出席するなど異例の重厚布陣が敷かれた。だが、平成21年11月の事業仕分け第1弾の統括役として省益に鋭く切り込んでいた枝野幸男経済産業相が、仕分けられる側として出席し、省の主張を唱える場面もあり、仕分け劇場にかつての熱気は感じられなかった。

 またみんなの党の渡辺喜美代表が22日の党役員会で「税金を使ってなぜこんなショーをやるのか。民主党政権の政治の劣化が表れている。法的な決定権も拘束力も何もない」と批判したように、実効性についても疑問の声が上がってはいる。

 中でも注目を集めたのは最終日の23日に俎上に上がった年金制度。仕分け人は年金支給額を物価下落と連動させずに据え置きとしてきた特例措置を解消し、平成24年度から減額するよう求めた。

 提言を受け、小宮山洋子厚生労働相は同日午後、記者団に対し、「(特例措置は)私の見解としても解消すべきだと考えている」として、24年度から3年間かけて減額を実施する意向を表明した。ただ、年金減額には与党などからの反発も予想される。

 年金の支給額は物価変動を考慮して毎年調整することになっているが、平成12年度以降、デフレによる物価下落を反映させず、ほぼ据え置いてきた。今年度は実際の支給額が本来の額よりも2.5%高くなっており、財務省はこれまでに約7兆円の「もらいすぎ」が生じたと説明した。仕分け人からは「若い人と高齢者のバランスを公正にすべきだ」などの意見が相次いだ。

 今年6月にまとめられた社会保障と税の一体改革成案では、少子高齢化で年金財政が悪化していることを踏まえ、特例措置を来年から3年間で解消することを盛り込んでいた。

 また、生活保護について、支給額が基礎年金や最低賃金を上回ると受給者の就労意欲をそぐ可能性があるとして、支給水準を見直すことを提言した。受給者の自立に向け、NPO法人などと連携した就労支援の強化についても対策を求めた。雇用対策では、国の雇用保険積立金が約4兆円(23年度末見込み)と高水準のため、雇用保険料の引き下げなどの検討を打ち出した。


【UGA Special Interview】Tiara インタビュー 恋したくなるハッピーな冬バラード

2011.11.28 Vol.532

恋したくなるハッピーな冬バラードをリリース!

シンガーソングライターのTiara(ティアラ)が新曲『WINTER GIFT with MIHIRO 〜マイロ〜』を発表した。クリスマスシーズンにぴったりの心温まる冬のラブバラード。温かい気持ちになるこの曲について聞く!

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――新曲は美しいバラード。今の季節にぴったりの曲です。

「クリスマスイルミネーションの点灯式などでも歌わせていただく機会も多いです。この季節を目指して春から準備してきたので、皆さんに聞いていただけてとてもうれしいです」

――恋愛にはいろいろな描き方があるなかで、ハッピーを選んだ理由は?

「切なさを歌った曲はたくさんあるので、幸せな曲を歌いたいと思ったのと、冬ですし温かい作品にしたいなって。アーティストなら誰もがそうだと思いますが、東日本大震災の影響もありますね。自分は何をしたらいいのか、どうして曲を作り歌っているのか、とかいろんなことを考えて。まだ答えは出ないですけど、一人でも多くの人が心を動かすような歌を歌っていくしかないんだなって。それで、この曲では、人との絆だったり、日常のなかにある幸せ、愛を歌おうと思いました。それで、作詞家さんにその想いを伝えて書いていただいたんです」

――ご自身でも作詞をされますが、なぜ今回は作詞家さんに?

「以前『Love is … with KG』で温かいラブソングに挑戦したんですが、そこから、もう一ひねりした大人の曲を書きたいという思いがありました。そうなると、自分にはそこまでの器がないような気がしたので、経験豊富な作詞家さんに書いてもらおう、と。そうした制作から、自分自身も学べるところがあるんじゃないかという期待もありました。これまでもコラボするたびに刺激を受けて、学んできたので。やっぱり、雪が降り積もっていくことで温かさを表現するだとか、“誰もが半分の糸をつかんで生まれてきたの”という表現は、自分の引き出しにはなかったです」

――今作では、シンガーのMIHIRO 〜マイロ〜をフィーチャリングしました。

「ずっとファンだったので、一緒に歌うことができて幸せです。まだデビュー前の2003年にライブ会場でお会いした時、「いつかMIHIRO 〜マイロ〜さんと一緒に歌えるように頑張ります!」ってフェンス越しにお話したんです」

――今回も何か学べましたか?

「テクニックだったり、音楽に対する情熱だったり、いろんな刺激を受けました。MIHIRO 〜マイロ〜さんは、ブースから出てきたらTシャツがびっしょり、床に汗が滴るくらい納得がいくまで何度も歌われていて、自分はまだまだだなって思いました」

――歌ううえでどんなことに気をつけましたか?

「男女の恋愛を歌う曲ですが、それよりも大きな愛だとか、絆を伝えたかったので、いつもより大きく歌うことを心がけています。あとは、誰かを大切に想う気持ちを大切にしました」

――気持ちを作るときに何かすることは?

「映画を見ますね。この曲のときは、大好きな冬の映画『セレンディピティ』を見ました」

――カップリング『一人きりのクリスマス』は正反対のイメージの曲です。

「クリスマスを一人で過ごす人もいると思います。そういう人に共感してもらえたらうれしいですね。ちなみに、こっちがリアルな私です(笑)」

――クリスマスの予定は?

「ライブでしょうね。この10年ぐらいあまりいい思い出がなくて。あと1カ月でいい人が見つかるといいな」

(本紙・酒井紫野)

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『WINTER GIFT with MIHIRO 〜マイロ〜』

実力派シンガーのMIHIRO 〜マイロ〜とのデュエット曲。聴けば恋したくなるバラードだ。日本クラウンより発売中。1200円(税込)。Tiaraの最新情報は公式ウェブサイト(http://www.tiaraweb.com/)。


特別背任容疑で大王製紙前会長を逮捕

2011.11.28 Vol.532

 大王製紙前会長による巨額借り入れ事件で、東京地検特捜部は22日、子会社4社に損害を与えたとして、会社法違反(特別背任)容疑で前会長、井川意高(もとたか)容疑者(47)を逮捕、東京都内の自宅や愛媛県四国中央市の実家など関係先を家宅捜索した。創業家3代目によるグループ企業の私物化は刑事事件に発展した。

 逮捕容疑は今年7〜9月、井川容疑者自身が代表取締役会長を務めるいわき大王製紙など子会社4社から、取締役会の承認決議も担保もないまま、7回に分けて総額32億円の融資資金を自分名義の口座に振り込ませ、4社に損害を与えたとしている。

 井川容疑者は容疑を認め、「多くはマカオやシンガポールのカジノで使った」と供述。同容疑者が22日に弁護人を通じて発表した文書では、「株式の先物取引などで多大な損失を出した後にたまたま訪れたカジノでもうけ、深みにはまってしまった」などと説明している。

 関係者によると、井川容疑者は9月1日から6日にかけ、土曜と日曜をのぞく4日連続で子会社4社に貸し付けを指示。融資総額は10億5000万円に達した。直後の7日、このうちの一部子会社から貸し付けを疑問視するメールが本社に届き、問題が社内で広く知れ渡る端緒になったという。

 同社の特別調査委員会によると、一連の融資は井川容疑者が指示。昨年5月に関連会社を迂回させて約5億円を借り入れて以降、今年9月までに子会社7社から26回にわたり総額106億8000万円の融資を得た。大王製紙は、井川容疑者が現金で返済した21億円をのぞく85億8000万円分について刑事告発した。


「森のチカラで、日本を元気に。」

2011.11.28 Vol.532

2011 国際森林年 シンポジウム リポート

2011年が国際森林年であることを記念して、9日、千代田区九段下で、シンポジウム「森のチカラで、日本を元気に。」が行われ、森の大切さを考えるためのトークセッションなどが行われた。ゲストとしてAKB48のメンバーも登場し、森林を守ることの大切さを呼びかけた。

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森のすばらしさや価値をもう一度考えよう!

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前列は国際森林年子供大使「葉っぱのフレディ」のメンバー。後列は左から、農林水産省 林野庁林政部長の末松広行さん、AKB48の秋元才加、梅田彩佳、小林香菜、増田有華、「僕と地球を繋ぐ森」の今井久仁事務局長

◆森林減少で地球は危機に瀕している

 森が私たちに与えてくれる恩恵は大きい。雨水を吸収し、食物を育てる水になったり、私たちの飲料水を作る。その一方で、洪水などの水害を防ぐ。また、私たちの日々の生活のなかで排出されたCO2も吸収してくれている。

 森の役割は広く認識されていて、世界規模でも森を守ることの大切さが叫ばれている。それにも関わらず、地球の森林の減少は止まらない。300年前には地球の表面積の約半分を覆っていた森林は、今では約30パーセントまで減った。農林水産省 林野庁林政部長の末松広行さんは、「私たちが暮らせるよう、地球が健全であるためには、森が必要。そのなかで、このように森林が減少しているのは大変な状況です」と改めて警鐘を鳴らす。

◆間伐が"森の砂漠化"を解決する

 日本は、国土の7割が森林で覆われていることから、森の国であると信じられている節があるが、現状はその森林のなかで砂漠化が起きているという。

 日本一の森林県である高知県で行っている大規模な森林間伐プロジェクト「僕と地球を繋ぐ森」の今井久仁事務局長は、「森は雨水を蓄えるダムの役割があることから、本来は"緑のダム"と呼ばれていますが、国内の人工林の多くは、木々が過度に密集し荒廃が進んでいます。日本の森林のうち、およそ4割が人工林と言われていますが、その半分はいまだ整備が進んでいない状況です。つまり"緑の砂漠"の状態なんです」森林が正しく機能するためには、森林そのものを健全な状態にしておかなければいけない。そのために、人の手を入れること、つまり無秩序に生い茂った木々を、適正に間伐する必要があると説明する。 

 緑の砂漠と呼ばれる森林では、太陽の光がほとんど入らず、土の上には草も生えない。ひょろりとした細い木が整然と伸びているだけだ。その一方で、手入れをして太陽光を入れることで、一本一本の木が伸び伸びと育ち、地表は下草の緑で覆われる。そのために、間伐をした森林のほうが荒れ果てているように誤解されることもある。「何も草が生えていない土地っていうのはコンクリートで覆ってしまったよりも少しましといった程度で、そのまま水が流れていってしまうんです。健全な森林では、雨が降れば、雨水がゆっくりと土に染み渡り、地下水になり、飲料水になったり、川に流れていくんです」(末松さん)

◆木を使って保護、使って活性化

 間伐された木々も、そのまま山に廃棄してしまえば、それらの腐敗から新たな環境汚染を招く。そこで、現在推進されているのが、間伐材を有効資源として、積極的に利用しようという「木づかい運動」だ。その一環として、間伐材を利用して、学校や公共施設などが建設されている。かつては火災や耐震問題などのため、公共施設では木造を避ける時代もあったというが、技術の革新によって「木造の弱点がなくなり、強さが見えてきた」(末松さん)。木造校舎の学校では、木によって室内の湿度が調整されるため、インフルエンザなどによる学級閉鎖の割合が低くなる傾向が見られるなど、予想以上の効果が報告されている。

 また、間伐は地域や林業の活性化にもつながる。間伐が行われなくなった原因のひとつに林業の衰退にともなって跡継ぎがいなくなるなど人材の減少が上げられている。しかし、間伐材の利用が増えれば、林業に従事する人も増え、産業が活性化する。

 さらに、森林を抱える地域でも新たな雇用も創出される。例えば「僕と地球を繋ぐ森」では、間伐材を使ったグッズを、森林のあるエリアで制作し、全国で販売することで、さまざまな間伐材の使い方を提案している。そのなかにはAKB48公式グッズである間伐材を使った携帯ストラップもある。

◆AKB48「もっと森を勉強したい」

 グッズによる認知拡大に加え、AKB48は2011 国際森林年の運動に賛同し、自ら森林に足を運び、森林の良さや価値を体感した。シンポジウムでは、BSフジで放送した番組『僕たちは森のことをどこまで知っているのか話すテレビ』で訪れた森林でのエピソードも紹介した。梅田彩佳と小林香菜は高知県の森林を訪れた。「1本の木を切るのに1時間もかかった」と間伐体験を振り返るとともに、実際に携帯ストラップの制作現場を訪ねた。秋元才加と増田有華は都内の森林で枝打ちを体験。マイナスイオンたっぷりの森林のなかで「もっと森を勉強したい」と思ったという。

「森林のことを考えてもらったり、森林に行ってもらったりして、森の良さや価値を考えてくれる人が一人でも増えてもらえれば」と、末松さん。

 私たちの生活にかけがえのない森林。国際森林年は、もっと森について考えるいいきっかけになりそうだ。

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2011 国際森林年とは......

 世界で「持続可能な森林管理・利用」という森林の成長量を超えない範囲での木材を利用していくことの重要性に対する認識を高めることを目的に、国連が定めたもの。1985年に次いで2度目の制定となる。2011年は「Forests for People(人々のための森林)」を国際テーマに掲げた。このテーマは、世界の森林を持続的に管理・保全し、利用していくときに、中心的な役割を担うのが人間であることを示している。国内テーマは「森を歩く」で、日本の森林の現状を体感してもらうとともに、森のためにできる行動をみつけるとともに、行動のきっかけづくりを目的としてさまざまな活動を展開している。国際森林年についてはホームページ(http://www.iyf2011.go.jp/)で。

「僕と地球を繋ぐ森」プロジェクト

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 高知県を流れる四万十川中流域に位置する町有林を5年間の協定期間のもとで間伐をすることで、森の力を再生させていくプロジェクト。日本一の森林県である高知県が平成17年度よりスタートされた森林環境保全対策事業「協働の森づくり事業」に協賛し、高知県、四万十町、株式会社デジタルマーケットがパートナーシップを組み、展開している。詳細は、プロジェクトウェブサイト(http://bokumori.jp/


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