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【特集】K-1−70㎏トーナメントはグレゴリアンが優勝

2015.07.10 Vol.646

「K-1 WORLD GP2015 IN JAPAN~-70㎏初代王座決定トーナメント~」が4日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われ、アルメニアのマラット・グレゴリアンが優勝。初代王者に輝いた。

 グレゴリアンは1回戦で山崎陽一を1Rから圧倒。右ヒザから右ストレートとつなぎ、左フックでダウンを奪う。2Rにはロープに詰めての左ハイキックで山崎がダウン。立ち上がったものの、この一発で右目じりから出血。レフェリーが試合を止めた。

 準決勝の相手は1回戦で優勝候補のディラン・サルバドールを破り勝ち上がってきた牧平圭太。Krush-67kg王者の牧平は左のキックに活路を見出そうと積極的に放っていくが、グレゴリアンはそれをさばくとプレッシャーをかけながら強烈なパンチとキックで牧平を追い込んでいく。下がりながらのキックとなってしまう牧平はグレゴリアンを止められない。グレゴリアンはゴング間際に放った左フックでダウンを奪うと、2Rは距離を詰めての連打で決めにかかる。なんとか持ちこたえていた牧平だったが、最後はグレゴリアンが左ボディーフックからの右フックでダウンを奪いKO勝ちを収めた。

 決勝に勝ち上がってきたのは5月の「Krush.54」で佐藤嘉洋を破り今トーナメントの出場権を奪い取ったジョーダン・ピケオー。1回戦では渡部太基と真っ向打ち合い、2Rに2つのダウンを奪ってKO勝ち。準決勝は1月のK-1で佐藤を破り、この日の1回戦では中島弘貴を2RKOで下したサニー・ダルベック。序盤こそダルベックが押し気味に試合を進めたが、1R終盤にピケオーが左ボディーでダウンを奪うと、ダメージが残るダルベックから2Rに立て続けに2つのダウンを奪いKO勝ちした。

 ともに2連続KOでここまできた2人だったが、危なげなく勝ち上がってきたグレゴリアンに対し、ハードに打ち合ってきたピケオーという印象。序盤からプレッシャーをかけ前に出るグレゴリアンは左右のボディーフックから顔面へのフックの連打、そしてとどめのアッパーでピケオーを倒す。立ち上がったピケオーだったが足元はふらふらでレフェリーが試合を止めた。

k03.jpg写真左:〈1回戦〉ハイキックで山崎を出血させる。同右:〈準決勝〉牧平を寄せ付けず

k04.jpg写真左:卜部弘嵩(奥)はスーパーファイトで延長の末、闘士を退ける。同右:卜部功也(右)はダウンは奪えなかったものの3-0の判定で勝利

今週の一言 2015.6.19〜2015.7.9

2015.07.10 Vol.646

 経団連の榊原定征会長が自民党の若手勉強会で出た報道機関への圧力を求める発言について「広告は企業独自の判断であり、経団連として働きかけることがあってはならない。仮に要請があっても絶対にしない」「言論の自由は民主主義の根幹。それを否定するような発言はあってはならない」(6日の定例会見で)→まあ、あたりまえのことですな。

 自宅に火をつけ、建物を全焼させた疑いが持たれてている末棟憲一郎容疑者「妻とのささいなやりとりからカッとなって火をつけた」(供述)→火がつくまでって結構時間がかかると思うんだけどね。

 麻生太郎財務相がギリシャが財政破綻した際の影響について「ギリシャ国債を持っている国は何兆円という債権に穴があくことになるので、結構な騒ぎと考えないといけない」(7日の記者会見で)→で、日本はギリシャ国債どれくらい持ってるの?

 元光GENJIの諸星和己が再結成について「うちのメンバーは問題が多すぎる」(21日、新曲発売記念イベントで)→確かに…。

 ギリシャのバルファキス財務相が「通貨を発券する能力はない」「輪転機は当時壊した。今も持っていない」(2日、オーストラリアのABCラジオの取材に)→作る金もない!?

 安倍晋三首相「本当はテレビ番組に出たいのだが、どこも呼んでくれない」(6日の自民党役員会で)→そうなんすか!?

KEY WORD で見るニュース 2015.6.19〜2015.7.9

2015.07.10 Vol.646

165億5600万円
 ソフトバンクがニケシュ・アローラ氏(47)に対し、平成27年3月期に165億5600万円を報酬として支払ったことが19日、同社の有価証券報告書で分かった。孫正義社長の役員報酬1億3100万円を大きく上回り、国内企業が外国人幹部に支払った報酬としては過去最高とみられる。報酬の内訳は、契約金などの短期報酬が145億6100万円、株式報酬が19億9500万円だった。

人口27万人減
 総務省が1日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(今年1月1日現在)によると、国内の日本人は前年よりも27万1058人減少して1億2616万3576人となった。6年連続の減少で、減少数は調査を開始した昭和43年以降で最大。9割近い市町村で人口が減る一方、東京都は0.57%増となるなど一極集中がさらに進んだ。
 年間の出生数は過去最少の100万3554人で、前年の微増から反転し再び減少局面に突入。死亡者数は過去最多の127万311人となり、死亡数から出生数を引いた「自然減」は過去最多の26万6757人と、8年連続で増加した。

遺言控除
 有効な遺言による相続を条件に、一定額を相続税の基礎控除額に上乗せして控除しようというもの。政府・与党が7日、新設する方針を固めた。遺言を普及させて遺産相続をめぐる紛争を抑止し、若い世代へのスムーズな資産移転を図るほか、在宅介護の促進などを狙っている。早ければ平成29年度税制改正での実施を目指す。
 相続税は、遺産総額から基礎控除額(今年1月から3000万円+法定相続人1人当たり600万円)を差し引いた上で税率をかけて算出される。遺言控除が新設されれば、税金のかからない遺産が増える。控除額は数百万円を軸に検討。仮に300万円の遺言控除であれば、30万〜165万円の減税となる。

おわハラ
「就活終われハラスメント」の略。企業側が学生に内定や内々定を出す条件として他社への就職活動の中止を強要するなどの行為。
 平成26年度の就職活動シーズンに約4割の大学・短大が、学生から「おわハラ」に関する相談を受けていたことが6月25日、文部科学省の調査で分かった。おわハラの実態が明らかになるのは初めて。
 具体的には「他社を辞退しないと自社の選考は通過できないような趣旨の発言を強要された」「内定承諾書と入社誓約書の回答を2週間で提出するよう求められた」などのケースがあった。

デザインを推した安藤忠雄氏は「本人の都合」で欠席

2015.07.10 Vol.646

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は7日、東京都内で有識者会議を開催した。

 新国立競技場の整備費が膨らんだことに批判が集まる中での開催で注目が集まったが、総工費2520億円となる整備計画案は了承された。JSCは特徴的な2本の巨大アーチのデザインを維持した難工事に伴い、基本設計時より整備費が765億円増えたことを明らかにした。完成後50年間の大規模改修費が1000億円以上になる試算も判明し、JSCの見通しの甘さが露呈した。

 会議には、20年大会の森喜朗組織委会長や東京都の舛添要一知事らが出席。委員の一人で新国立競技場のデザインを推した建築家の安藤忠雄氏は欠席した。

 安藤氏は新国立の総工費の上昇を招いた英国の女性建築家、ザハ・ハディド氏のデザインの採用を決めた審査委員会の委員長を務め、会議での発言が注目されていた。しかし、6日になって「本人の都合」(JSC広報担当者)で欠席した。

 会議では安藤氏の欠席について理由説明はなく、代読などによる意見表明もなかったため、報道陣が会議終了後、JSC幹部に詰め寄って事情説明を求める一幕もあった。

約54年半ぶりの関係正常化

2015.07.10 Vol.646

 オバマ大統領は1日午前、米、キューバ両政府が双方の大使館を再開し、外交関係を正常化することで合意に達したと発表した。1961年1月に両国が断交後、約54年半ぶりの歴史的な関係正常化。国交回復合意の発表に合わせ取り交わした親書の中で、20日をもって国交を回復し、相互の大使館を再開することが確認された。

 しかし両国の間にはキューバの劣悪な人権状況、経済制裁解除やグアンタナモ米海軍基地の返還など問題は山積で「完全な関係正常化」への道のりは長い。

ギリシャが緊縮策「反対」

2015.07.10 Vol.646

 財政破綻の危機にあるギリシャで実施された国民投票は5日、即日開票され、欧州連合(EU)などが求める財政再建策受け入れへの反対が61.31%と賛成の38.69%を大きく上回った。反対への投票を呼びかけていたチプラス首相は5日深夜、開票終了を待たずに勝利宣言した。

 ユーロ圏ではフランスやイタリア、スペインなどがギリシャに融和的だが、ドイツやフィンランド、スロバキアなどが一貫して厳しい態度を示している。

 ギリシャは欧州中央銀行(ECB)が保有する同国国債約35億ユーロの償還期限を20日に控えている。緊急支援枠の増額がなければ、償還できない可能性もある。

経済的な困窮で自殺!?

2015.07.10 Vol.646

 30日午前11時半ごろ、神奈川県小田原市上町付近を走行中の東京発新大阪行き東海道新幹線「のぞみ225号」の1号車で、男がガソリンをかぶり、ライターで火を付け焼身自殺。車内では火災が発生し、225号は緊急停止。横浜市青葉区荏田町の整体師、桑原佳子さん(52)が死亡した。神奈川県警は同日夜、男を東京都杉並区西荻北の林崎春生(はるお)容疑者(71)と確認。殺人と現住建造物等放火容疑で1日、林崎容疑者の自宅アパートを家宅捜索した。

右肘骨折で世界水泳断念

2015.07.10 Vol.646

 来年のリオデジャネイロ五輪で金メダル候補と期待される日本競泳界のエース萩野公介(東洋大)が3日、東京都内で会見し、右肘橈骨頭骨折のため24日に開幕する世界選手権(ロシア・カザン)出場を断念する、と発表した。

 合宿先のフランスで先月28日、自転車で練習場へ向かう途中に転倒し、右手を地面についた際の衝撃で右肘を痛めた。

 萩野は「もっと注意深く行動していれば、このようなことにならなかった。申し訳ない気持ち」と話した。

千原ジュニア「一分一秒でも早く結婚したい!」

2015.07.08 Vol.645
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 千原ジュニアが7日、都内で行われた『足裏美人シンデレラ』お披露目イベント」に出席した。足裏ケアのベビーフットが全国一の足裏美人を探す企画で、ジュニアは王子様として登場。シンデレラに選ばれた田幸春奈さんにガラスの靴を履かせるという大役を務めた。

 独身を謳歌しているジュニアだが結婚について話題が及ぶと、「一分一秒でも早くしたいですよ。この間、インフルエンザになった時、薬飲むために1人でお湯わかしてカップラーメンを作ったんですけど、涙が出ました」。トーク中、田幸さんの趣味が、カメラ、美術館巡り、スキューバダイビングと趣味が合うことが判明。司会者に「七夕の日に運命の出会いになったのでは?」と聞かれると、「あるかもしれませんね」とまんざらでもない様子だった。

福士蒼汰、新ドラでは「壁ドンしない」

2015.07.07 Vol.645
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 福士蒼汰が主演する月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系、月曜午後9時~、20日スタート)の製作発表が6日、都内で行われ、福士、本田翼ら主要キャストが出席した。恋に悩む若者たちの姿を描くラブストーリーで、福士は「これが月9だ!こんなドラマを待っていたというラブストーリーにしたい」と意気込んだ。

 2人の青年の成長と、その間で揺れ動く女子を軸にした物語。福士が演じるのは、高校時代こそ水泳部の主力選手として活躍したが、気弱で優柔不断な男。これまで演じることが多かったキラキラしたカッコいい青年という役柄とは正反対な役どころに、「今まで壁ドンとかいろいろしてきましたが今回はしない。自分のなかにこんな自分がいたのかという新しい発見があります」と、目を輝かせた。

 富山での撮影を経て、初回に向けて撮影が進行中。会見では、健闘したなでしこジャパンを引き合いに、福士は「『恋仲』のキャプテンとして、みんなで一緒に(ドラマを)作っていきたい」と、話した。

 制作発表には、吉田羊、永井大、太賀、アジアンの馬場園梓も出席した。

 20日に放送スタート。初回は15分拡大で放送。

8・1「BLADE.2」-55kgトーナメントの組み合わせ決定

2015.07.06 Vol.645

 キックボクシングの「BLADE.2」(8月1日、東京・大田区総合体育館)で開催される「BLADE.2 JAPAN CUP -55kg」トーナメントの対戦カードが6日、都内で行われた会見で発表された。
 1回戦は①那須川天心vs鈴木真彦、②小笠原裕典vs一仁、③内藤大樹vs工藤政英、④村越優汰vsユウ・ウォーワンチャイの組み合わせ。①と②、③と④の勝者がそれぞれ準決勝を戦い、その勝者で決勝を戦う。
 会見には出場全選手が出場。それぞれ以下のようにコメントした。
 那須川「必ず優勝してRISEが強いということを見せつけたい。鈴木選手はパンチが強くてアグレッシブないい選手。練習でKOのパターンを編み出したので、それで倒せたらな、と思う」
 鈴木「この中で俺が一番強いことを見せて優勝します。パンチでスカッと、格闘技を知らない人でもオモロイと見て分かる試合をしたい。そして倒します」
 小笠原「僕は知名度、実績は他の選手に比べて劣っています。僕だけベルトを持っていないんですが、BLADEのベルトが初めてのタイトルになるのもいいんじゃないかと思っています。顔に傷をつけないように無傷で勝っていきたい」
 一仁「優勝しか考えていない。1回戦からガンガンいって全員倒します。小笠原選手の顔をボコボコにして勝ちたい」
 内藤「優勝します。工藤選手はゴリゴリくるタイプ。迎え撃ってKOしたい」
 工藤「熱い試合をして、すべてKOで勝って優勝したい。内藤選手は目が良くてテクニカル。ゴリゴリ行くんで、KO目指して頑張ります」
 村越「全試合KOで優勝します。ユウ選手は蹴りの選手という印象。自分も蹴りもあるし、パンチも得意なのでなんでも勝てます」
 ユウ「このブロックなら余裕で決勝までいって、天心君も多分上がってくると思うので、余裕で倒します。当日は圧勝して優勝します。村越選手は三日月蹴りが得意らしいんですが、自分は全然知らないので、倒せるものなら倒してもらいたい。この前にパンチでKO負けしているので、相当パンチを怖がっていると思うのでパンチで倒します」
 この日はスーパーファイトとして-62kg契約「花田元誓vsチャンヒョン・リー」、ヘビー級「KOICHI vs 天田ヒロミ」、-64kg契約「谷山俊樹vsチョ・ソンヒョン」、-65kg契約「憂也vs UMA」の4試合が発表された。すでに発表されていたISKA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ「アーメン・ペトロシアンvs城戸康裕」、-70kg契約「サモ・ペティvs廣野祐」と合わせてスーパーファイトは計6試合行われる。

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