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USEN、レコチョクが新BGM配信サービスを開始

2015.06.19 Vol.645

 USENとレコチョクは協業により、新しい店舗用BGM配信サービス「OTORAKU-音・楽-」を開始。発表記者会見が15日都内の会場で行われ、USEN取締役会長・宇野康秀氏とレコチョク代表取締役社長・加藤裕一氏が登壇、さらにお祝いの花束を持ってアーティストの華原朋美が駆けつけた。

 今年デビュー20周年を迎える華原は今月、オールタイム・ベスト・アルバム2作品を同時リリースするなど、精力的に活動中だ。両氏に花束を渡すと「新サービス誕生おめでとうございます。私もアーティストとして、いろいろな人に私の曲をたくさん聞いていただける機会になるのではと期待しています」とコメント。

「OTORAKU-音・楽-」は大手レコード会社28社が参加し、多岐にわたる楽曲を提供する定額サービス。さまざまな業種や店舗形態に合わせ、カフェ、和風、USENオリジナルBGMといったジャンルも充実。300以上のプレイリストを用意し、空間演出に最適化された圧倒的な楽曲数を提供する。また、お店のオーナーが自ら選曲できるプレイリストや好きな楽曲を即時頭出し再生できる「カットイン機能」も搭載。オリジナリティーあふれるプレイリストを作ることができる。もちろん、業種別などのパッケージもあるほか、そのパッケージの中での出し入れも可能だ。

 また、当然のこととして著作権処理がきちんと行われているので、普通なら手続きが煩雑な楽曲利用も手軽にできる。同サービスはアプリケーションサービスなので工事も不要。Wi-Fi環境さえ整っていれば、どんな業態、建物の店でも気軽に導入できる。

 宇野氏は「来年55周年を迎えるUSENの有線放送によるBGMのノウハウと、音楽配信の草分けであるレコチョクが融合することで、今後50年続くBGM配信サービスの提供が可能になったと思う。BGMという音楽文化はたくさんの人と同じ空間と時間に同じ音楽を共有することで、文化貢献に寄与してきた。これまではチャンネルやジャンルで分けてきたが、今はバーとレストラン、書店とカフェなど、別業態が合わさった店舗も増えてきた。だからジャンルというより、オーナーさんがどういう雰囲気にしたいかということを考え、店の個性やこだわりがより強く出せるようなものにしました」と配信開始の経緯を説明。加藤氏も「USENと一緒に今回のサービスを提供できて非常にうれしい。USENとレコチョクの強みが足し算ではなく、掛け算になると確信している。今の時代だからできるサービスだと思うので期待してほしい。お客さん、お店の人、アーティスト、みんなが喜ぶサービスだと思う」と自信をのぞかせた。

 なお、初年度目標は3万件。初期費用最大3万1000円無料キャンペーンも実施予定。

女子W杯 なでしこは3連勝で1次リーグ突破

2015.06.19 Vol.645

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会が6日(日本時間7日)開幕。1次リーグC組の日本のなでしこジャパンは8日(同9日)、スイス相手に初戦を戦い、前半29分に宮間のPKであげた1点を守り切り、白星スタートを果たした。またこの試合で澤穂希はW杯6大会連続出場の偉業を達成。国際Aマッチ通算200試合目の出場も合わせて果たした。

 12日(同13日)にはカメルーンを2−1で破り、早々に1次リーグ突破を決めた。前半6分、川澄の右クロスに左サイドを駆け上がった鮫島が詰め、先制ゴール。17分には菅沢が決め2−0と突き放したが、後半はカメルーンの反撃を許し、苦しい展開。終了間際に1点を失ったが勝利を収めた。

 1位通過がかかった16日(同17日)のエクアドル戦では今大会得点のなかったエース大儀見が前半5分に先制ゴール。ここまで出番のなかった控え組中心のメンバーということもあり、その後得点を重ねることはできなかったが、1−0で勝利を収めた。

 1次リーグでは優勝候補の一角、フランスが格下コロンビアに敗れるという番狂わせが起きるなど混戦模様。
 日本はフランスがF組の3位となった場合は、23日(同24日)に行われる決勝トーナメント1回戦でぶつかる可能性があったが、フランスが1位通過となりそのシナリオは回避。A組3位のオランダと対戦する。

 ここを勝ち上がると27日(同25日)の準々決勝はブラジルとの対戦が濃厚だ。

イラクには4−0快勝も…

2015.06.19 Vol.645

 日本は11日に行われた国際親善試合「キリンチャレンジカップ2015」ではイラクと対戦。前半5分の本田のゴールを皮切りに原口が代表初ゴールを決め4−0で快勝。宇佐美も得点こそなかったもののキレのいい動きを見せ、シンガポール戦へ向け万全の態勢が整っていたのだが…。

W杯アジア2次予選 シンガポールとまさかのドロー

2015.06.19 Vol.645

「2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選」の日本代表vsシンガポール代表戦が16日、埼玉県の埼玉スタジアム2002で行われ、0−0で引き分けた。

 日本は前半から圧倒的にボールを支配し、計23本のシュートを放ったが、相手GKイズワン・マフブドがスーパーセーブを連発。ついに90分間、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 日本のスタメンはGK川島、DF太田、槙野、吉田、酒井宏、MF長谷部、香川、柴崎、FW岡崎、本田、宇佐美。
 5日前の国際親善試合イラク戦から長友が外れ太田が先発。長友は左臀部の張りを訴え、大事を取ってベンチスタートとなった。

 キックオフからボールを前へ前へと運ぶ意識の強い日本。序盤はシンガポールが思ったほど引いて守りに入っていなかったことから、イラク戦同様、縦へパスを入れてからの得点シーンを期待したが、W杯予選ということで目に見えない緊張感があったのか、ゴール前、最後のパスやシュートが微妙に精度を欠き、決めきれない。

 前半12分の香川、22分の長谷部、30分の岡崎のシュートがいずれもマフブドに阻まれる。

 後半に入っても10分には岡崎のヘディングをマフブドが左手一本でセーブ。こぼれ球も弾き出す。本田の18分のヘッドは正面に、23分のヘッドは好セーブに阻まれる。マフブドを意識しすぎたか、26分の槙野のヘッドはポストを叩いた。28分の本田のフリーキックは無情にもクロスバーを叩き、跳ね返りを宇佐美がシュートしたもののマフブドがしっかりキャッチ。
 残り時間も猛攻を仕掛けるが、引いて守るシンガポールを最後まで崩せず、試合終了の時を迎えてしまった。

 試合後、ハリルホジッチ監督はピッチ上で“緊急ミーティング”を開き「君たちは勝つために全力を尽くした。だから次は勝とう」と選手を鼓舞。そして会見では「19回ほど100%決まる得点機を作ったが点が入らなかった。サッカー人生でこのような試合は初めて」と試合を振り返った。

 次のW杯予選は9月3日のカンボジア戦(埼玉スタジアム)となる。

ブロードウェーの巨匠が半生 描く最新作を日本でプレミア

2015.06.19 Vol.645

『オペラ座の怪人』『キャバレー』『スウィーニー・トッド』など多くの傑作ミュージカルを生み出してきた演出家のハロルド・プリンスが、最新作『プリンス・オブ・ブロードウェイ』のワールドプレミアを日本で行う。17日、ハロルド、演出・振付を担当するスーザン・ストローマン、キャストの柚希礼音、ハロルドとは旧知の仲でハロルドの声で出演する市村正親らが都内で会見した。ハロルドは、自身の半生を描く本作について、最初は自分の広告をするようで躊躇したというが、長きにわたり劇場で活躍するなかでミュージカルは変化したとし、「うまくいけば60年に渡る芸術の形態の変遷を見せられる」と、意気込んだ。

 柚木は「(出演を)決めたものの、不安ばかり……」と漏らしたが「心を伝えられるように稽古したい」と気合を入れ直していた。10月23日から、Bunkamura 東急シアターオーブで。大阪公演もある。

追加種目に26団体応募

2015.06.19 Vol.645

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、開催都市提案による追加種目に応募した国際競技連盟(IF)を公表した。応募資格を持つ国際オリンピック委員会(IOC)承認の33団体のうち、野球・ソフトボールや空手、相撲など26団体が応募した。

 100年ぶりの実施を目指す綱引きやスカッシュ、ボウリングなど早くから名乗りを上げていた競技のほか、チェスやトランプゲームのブリッジといった知的スポーツも応募。国内では認知度の低いポロやフライングディスクも含まれている。

新国立競技場建設問題 都と合意前に工事契約

2015.06.19 Vol.645

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設をめぐり、日本スポーツ振興センター(JSC)は16日、国が費用の一部負担を求めている東京都との負担額の合意を先送りし、ゼネコン業者と工事契約を結ぶ方針を固めた。19年3月完成に向け、契約を7月上旬よりも遅らすことができないため。2500億円程度まで膨らむとの指摘もある総工費の詳細を都に示すことも契約額が業者と合意に達した後にする方針で、舛添要一知事の反発が予想される。

 都と交渉してきた文部科学省は当初、都から費用の一部負担への同意を得た上で、JSCが業者と契約を結ぶ計画でいた。このため、下村博文文科相が5月18日に舛添知事を訪問して会談。競技場周辺の整備費などとして500億円の負担を求めたが、舛添知事は「(周辺整備費として)支出できるのは50億円程度」との認識を示し、最終的な総工費の概算額の内訳と、負担額の算定根拠を明示するよう求めた。

 しかし、JSCが算出中の総工費の概算額は、業者と随意契約を結ぶ際の「予定価格」とほぼ同額になるため、JSCや文科省は契約額が業者と合意に達し、金額が確定するまでは公開できないとしている。一方で、完成時期の順守は国際的な信用問題にかかわるため都から負担額について合意を得るよりも、業者側との契約を優先することにした。

ジーコ氏が次期会長立候補表明 現会長に辞意撤回の噂

2015.06.19 Vol.645

 汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は11日、新会長を選ぶ臨時総会の日程を決める臨時の理事会を7月20日にスイス・チューリヒで開催すると発表した。臨時理事会では会長選挙を行う臨時総会の日程を12月から来年2月までの間で決めるほか、組織改革なども議題とするとしている。

 FIFA改革をめぐっては、ドイツ・サッカー連盟のニースバッハ会長が10日に10項目の改革案を発表。各国協会が1票ずつ持つ現在の会長選の仕組みを変え、各協会の「規模や競技力」に応じて票数を割り振るよう訴えた。

 10日には元日本代表監督のジーコ氏がブラジルのリオデジャネイロで記者会見し、次期会長選への立候補への意欲を改めて表明したが、出馬条件の規定が変わらなければ立候補は難しいとの考えも示し、「今の規定では(選出される)可能性は皆無だ」と述べた。現行規定では出馬には加盟5協会の推薦が必要となる。

 一方で欧州連合(EU)の欧州議会は11日、ブラッター氏の即時辞任と暫定会長の選出を求める決議を採択。特に法的な拘束力があるわけではないことから、この採択についてはブラッター会長は拒絶。

 そんななか15日には英スカイスポーツがブラッター会長が、辞意を撤回して会長職にとどまる可能性があると報じるなど混迷は続くばかりだ。

新銀行東京が東京TY傘下に

2015.06.19 Vol.645

 東京TYフィナンシャルグループと、東京都が約8割を出資する新銀行東京は12日、経営統合に向け協議を進めることで基本合意したと発表した。優先株の交換により、東京TYの傘下に新銀行東京を子会社として収める。来年4月の実施を目指す。株式交換によって都が平成20年に追加出資した400億円の価値が毀損しかねないとの批判もある。

 石原慎太郎元都知事が設立を主導した新銀行東京は、ずさんな融資で一時、経営難に陥り、店舗は本店のみという状態。

韓国でMERS感染拡大

2015.06.19 Vol.645

 韓国保健福祉省は16日、MERS感染による死者が3人増え19人になったと発表した。新たに4人の感染が確認され、死者を含む感染者は計154人になった。医療施設や自宅での隔離対象者は5600人を超えた。

 感染した可能性があるとして自宅隔離の対象となった日本人2人がすでに日本に帰国していたことが15日、分かった。2人を含め、自宅隔離対象と分かる前に帰国した日本人がこれまで5人前後いたことも判明した。

18歳選挙権成立 来夏参院選から

2015.06.19 Vol.645

 選挙権年齢を現行の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が17日の参院本会議で、全会一致で可決、成立した。昭和20年に「25歳以上」から現行の年齢に変更されて以来、70年ぶりの見直し。来年夏の参院選から適用される見通しで、18〜19歳の約240万人が新たに有権者に加わることになる。

 政府や与野党は今後、学校教育などで若者の政治への関心を高める「主権者教育」に力を入れる。

 一方、学校現場では「政治的中立性」が求められるため、教育の手法が大きな課題となる。

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