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大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)
第45回 一杯の立ち食い蕎麦。

2015.07.15Vol.646COLUMN
 ここのところ、立ち食い蕎麦に通っています。前から立ち食い蕎麦は好きなんだけど、足を骨折して動きづらいっていうのもあって、立ち食い蕎麦に落ち着いちゃってるんですね。腹が減っている。何か食べたい。いつもの店に行こうかなって思っても、この足では少し距離がある。そんな時に、あたりを見回すと必ずあるんですよ、立ち食い蕎麦が。  先日、久しぶりに降りた桜木町でもそんな感じで、ふらっと立ち食い蕎麦屋に入りました。ただ、これが衝撃的な出会いだった。全部、自分の好みの店だったんです。  店は、桜木町の駅構内にある川村屋。「そば」「うどん」と文字が並んだ店先に、もうひとつ…「青汁あります」。さっそく注文を通そうとしたら、青汁は別のカウンターがあるっていうんです。青汁を出す店も初めてなら、別のカウンターがあるとは。そして「はーい」って出してくれた青汁が、ドロドロの生の青汁。これがね、体にめっちゃいいだろうなって味なんですね。蕎麦は、かつおだしの優しい味。いなりずしにはごまも入っている。…うまい。人気メニューは「とりそば」で、煮込んだ鶏肉が入ってるんですよ……やるじゃない、と。  川村屋さん、明治33年(1900年)にもともとは西洋食堂として始まったそうなんですね。駅周辺の開発があって店舗も移転したりするなかで蕎麦屋に専念。この115年の間にはいろんなことがあって、時代も変わっていくなかで、それに合わせて変化しながら、今もおいしいお蕎麦を出し続けているんですよね。蕎麦をすすりながら、青汁を売ろうとしたときもそんなもの売ったって、なんて反発もあったんじゃないだろうか、いなりずしのごまだってコストが高くなりますよ!なんて意見もあったんじゃないだろうか。それでも、お客さんの健康を考えて……なんて、考えを巡らせていたら、涙が出てきちゃいました。  その日は本当にお腹が空いていたんで、もう一杯、かけそばを食べようかと思ったんですが、もう無理。泣いている松葉杖の男が「かけそば、もう一杯」なんてシュールすぎるでしょう。一杯のかけそば感がすごいしね。  この話、13日の『キキマス!』で話したんですが、そしたら反響がすごかった。川村屋さんに行っているっていう話もあったし、おらが村の立ち食い蕎麦話とか止まりませんでした。  骨折は全治1カ月といわれています。僕の何度目かの立ち食い蕎麦ブーム、しばらく続きそうです。

稲垣吾郎がベートーヴェン!「髪を振り乱してやりたい」

2015.07.14Vol.645STAGE
 作曲家ベートーヴェンの波乱と苦悩の半生を描く舞台『No.9-不滅の旋律-』の製作発表が14日、都内で行われ、主演の稲垣吾郎、同作で初舞台に挑戦する大島優子、演出の白井晃、脚本の中島かずきが出席した。稲垣は「髪質は(ベートーヴェンと)かなり近い。髪の毛を振り乱してやりたい」と、意気込んだ。 楽聖と称される一方で、変人、狂気、挙動不審といったイメージもあるベートーヴェン。白井も中島も、稲垣とどんなベートーヴェン像を作り出せるかと期待を寄せている。オファーに最初は驚いたという稲垣だが、この日のあいさつでは「SMAPのなかでも奇人変人ぶりでは負けていない。ベートーヴェンのようにお客さんの心を感動させるような舞台に仕上げられるのではないかと思っています。舞台が大好きなので稽古から1日1日を楽しみにしながらやりたいと思います。その期間、ベートーヴェンに蘇ってもらって魂を震わせあって、運命を共にしてほしいと思う」と語った。 大島は、ピアノ技師の女性の妹という役どころで、本作のために描き下ろされた架空の女性。劇中ではベートーヴェンを支えていく女性になるという。初舞台の大島は「チャーミングで、気が強そう。それと根性がありそう」(白井)、「元気でエネルギッシュ。相当気が強いのではという印象もある」(中島)と、気が強いというイメージが出演の大きな要因になったよう。大島は初めての舞台に、「緊張して溶けそう!右も左も分からない状態でおののいていて...か弱くて気も弱いんです」と不安を吐露したが、「イメージ通り魂をぶつけてやりたいと思います。先輩方からいろんなものを吸収して放出していけるように励んでいきたい」と前のめりだった。 10月10日から赤坂ACTシアターで上演。大阪、北九州公演もある。東京公演のチケットは7月18日発売。

【WRESTLE-1】真夏の祭典をにおわせる大混戦に興奮!〈不定期プロレス女子企画〉

2015.07.14Vol.646未分類
 快晴の真夏日となった7月12日の後楽園ホールで開催された『WRESTLE-1 TOUR 2015 SYMBOL』は、あでやかな浴衣姿の女性ファンが席を彩るなか3大タイトルマッチが繰り広げられ、外の気温にも負けない熱気に包まれた空間となりました。  今回は、タイトルマッチはもちろんのこと、エース街道まっしぐらの黒潮“イケメン”二郎選手をはじめ、人間模様にドキドキする展開でした。  まず、ともにタッグチャンピオンを目指していた船木誠勝選手がW-1を退団し、独り立ちすることになったイケメン選手。本日は中之上靖文&アンディ・ウーとともに【DESPERADO】河野真幸&KAZMA SAKAMOTO&土肥孝司戦に臨み、今日も入場からつかみカンペキ、試合も華麗にムーンサルトをキメて3カウント!と、絶好調のフィニッシュでした。とはいえ船木×イケメンの蜜月がもう拝めないのはやはり残念です。そんな矢先、メインのW-1チャンピオンシップを制したKAI選手に向かいゆく我らがイケメン!大歓声に迎えられた彼が、船木選手を思いつつ発するエース宣言&ベルト挑戦の声を聞くにつれ、その真摯な青年像と、“イケメン”としてイロモノ風に装った外見とのギャップに萌えてしまいます。  チャンピオンシップをめぐっては、KAI選手を認めない空気に包まれたリング上に全選手が詰めかけ大混乱になり、武藤敬司選手が颯爽と現れトーナメント開催を宣言するという形で幕引きとなりました。(その後8月2日(日)の春日部大会を皮切りに、WRESTLE-1所属選手全員が参加するトーナメント「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2015」の開催が決定)コリャ真夏の祭典ですな。大混戦を見逃せません!

WRESTLE-1 KAIがシングル王座奪還も大ブーイング

2015.07.13Vol.646未分類
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 SYMBOL」が12日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンでは「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、4月の戴冠以来、2回の防衛を重ね、“絶対王者”の風格すら漂い始めた鈴木秀樹にKAIが挑戦。14分28秒、スプラッシュプランチャーからの片エビ固めで勝利を収め、王座を奪還した。  鈴木に王座を明け渡した張本人であるKAIは鈴木が防衛するたびに挑戦を表明し続け、6月の後楽園大会では「覚悟を見せる」とリング上でバリカンで髪を刈り、なんとか鈴木の首を縦に振らせた。  参戦当初はその不遜な言動からブーイングが飛んでいた鈴木だったが、強さでそれを声援に変え、リング上では今やKAIにブーイングが浴びせられる状態だ。  鈴木は序盤からキャッチレスリングを展開しKAIを翻弄。強烈なエルボーバットにエルボースマッシュ、バックドロップと妥協のない攻撃でKAIを追い込む。防戦一方のKAIには容赦ないブーイングが浴びせられる。  コーナーからの雪崩式フロントスープレックスから必殺のダブルアームスープレックスを狙った鈴木だったが、KAIはそのままコーナーに押し込み、危機を回避。ワンハンドバックブリーカーからのダブルアームスープレックスはリバーススープレックスで返すなど、KAIは鈴木の必殺パターンを徹底的に潰し、最後はサンダーファイヤーパワーボムからのスプラッシュプランチャーで3カウントを奪った。  試合内容では圧倒的に鈴木が上回っていたこともあり、試合後のマイク中もブーイングが飛ぶ中、KAIは「やっとベルトをWRESTLE-1に取り返すことができました」とアピールした。  そこに近藤修司、征矢学、黒潮“イケメン”二郎が現れ挑戦を表明。KAIの「この3人だけか!?」という言葉に呼応した全選手がリングに上がるや、デスペラードの河野真幸が「この状況がどういうことか分かるか? 全員、てめえがチャンピオンだと認めてねえんだ」と言い放ち大乱闘に発展。見かねた武藤がマイクを握り「誰が一番強いのかトーナメントで決めろ!!」と一喝。最強決定戦が開催されることになりそうだ。  KAIは会見では「ブーイングは期待の裏返し。声援に変えていくように前向きにやっていくしかない」と繰り返し、トーナメントへの参戦も表明した。

玉木宏『ジュラシック・ワールド』日本での大ヒットを約束!

2015.07.13Vol.646映画
 映画『ジュラシック・ワールド』の来日記者会見が13日、都内にて行われ、来日キャストと監督らが登場した。本作は、世界中で大ヒットした『ジュラシック・パーク』シリーズの最新作。開園したパークを舞台に、スリリングなサバイバルを描く。  この日は、ヒロイン・クレア役のブライス・ダラス・ハワード、その甥である兄・ザック役のニック・ロビンソンと弟・グレイを演じたタイ・シンプキンス、コリン・トレボロウ監督に加え、日本語吹き替え版で主人公・オーウェンの声を演じた玉木宏、クレア役・木村佳乃、グレイ役で少年の声に挑戦した松岡茉優も登場。  13歳のときに第1作目を夢中で見ていたという玉木は「日本にも本作を楽しみにしているファンがたくさんいるので、いい記録が出ると思います!」と、トレボロウ監督に日本でのヒットを“約束”。監督も「本作のPRツアーで各国回ってきましたが、実際に吹替え版キャストとお会いするのはこれが初めて。今日、3人にお会いして、日本でのヒットに自信が持てました」と語った。11歳のとき、父であるロン・ハワード監督と一緒に来日したことがあるというブライスは「そのときのことがいまだにいい思い出として残っています」と明かし、木村についても「こんな美しい人に吹き替えをしてもらってうれしい」と終始、笑顔を振りまいていた。その木村も「吹き替えで声が枯れてしまうほど、ブライスさんの演技は迫力があった」とブライスを絶賛。「ぜひ映画館でオリジナルと吹き替え版、2回見てほしい」とアピールした。また、グレイ少年の声を担当した松岡が「吹き替えをしていてずっとタイくんの口元を見ていたので今日、お会いしてなんだか初恋の人に会ったような気持ちになりました(笑)」と告白し、タイを赤面させる一幕もあった。  映画『ジュラシック・ワールド』は8月5日より全国公開。

東京まるごと夏遊び!「音楽&フード系フェスティバル」

橘ケンチがプロポーズ出来ない独身男「男性に優しい気持ちを持って」

東京まるごと夏遊び!「サブカルコンテンツが大集合」

2015.07.13Vol.646今日の東京イベント
 この熱さ、もはや“サブ”とは呼べない!世代を超えて人気の現代カルチャー。アメコミヒーロー軍団のレアフィギュアを一挙公開する『アベンジャーズ200%ホットトイズ』(〜7月20日 六本木・泉ガーデンギャラリー)や、『機動戦士ガンダム』でおなじみの『メカニックデザイナー 大河原邦男展』(8月8日〜9月27日 上野の森美術館)など日米のヒーローにも注目だ。他『TBSデリシャカス2015』(7月18日〜8月30日)、『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』(7月18日〜8月31日)などテレビ局イベントもお楽しみに。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

東京まるごと夏遊び!「”気づき”と”学び”を得る夏に」

2015.07.13Vol.646今日の東京イベント
 発見や出会いの楽しさに子供も大人も関係なし。多彩な展覧会をめぐって自分の世界を広げよう。星や宇宙に興味があるなら六本木ヒルズで行われている『六本木天文クラブ』開催の夏イベントをチェックして。観察会や天体望遠鏡作りなど、人気企画がめじろ押し。早めの申し込みをおススメ。アート派は現代アートの祭典『万国學生藝術展覧祭』(東京ビッグサイト8月8〜9日)をお見逃しなく。全生庵の幽霊画コレクションが公開される『うらめしや〜、冥途のみやげ展』(東京藝術大学大学美術館7月22日〜9月13日)も夏にぴったり。

東京まるごと夏遊び!「夏はやっぱり”水遊び”が必要!」

2015.07.13Vol.646今日の東京イベント
夏、東京はまるごと“遊び場”になる! この時期、東京エリアではスペシャルな期間限定イベントが続々開催。大切な人と特別な体験を楽しむもよし、自分の興味や好奇心を満たすもよし。1日たりとも退屈しない、それが東京の夏休み!

【新連載コラム】広告PRのスペシャリストが考察「いかすぜ日本」 ~クールなJAPANを 世界に売り込もう!

2015.07.13Vol.646COLUMN
 皆様こんにちは! 今日からこのコラムを担当するベッシャーです。毎月、日本の「いいとこ」を世界にアピールするテーマでいろいろ考えて行きたいと思います。まず、その前にちょっと自己紹介。 「お客さん、日本語うまいね~」。タクシーに乗るとバックミラーを通して必ず言われます。外国人客だと思っている運転手さんが、流暢な日本語に驚くのも分かるけど、正直疲れます。自分は日本生まれ、日本育ち、日本国籍なのですが、皆さんのリアクションはいつもこんな感じです。  出身は山と海に囲まれた国際的な街、神戸です。両親は戦後、中国から日本に移住したロシア系の難民でした。父母ともに無国籍だったので、日本の国籍法のおかげで、小生は帰化せずに日本人と見なされました。考えてみると確かに日本人の定義は法律であり、外見ではないのですね。  家庭環境はロシア文化でしたが、学校は中学まで日本の公立に通いました。友達も大勢いて、楽しかったな! その後、14歳で渡米。高校、大学、大学院とアメリカで教育を受けました。英語は最初、とても苦労しましたが、今は仕事やプライベートで使ってます。日本でも、アメリカでもよく「外国人」扱いされ、苦い経験もありますが、いつからか開き直って、自分のユニークな生涯を楽しめるようになりました。  日本は大好きです。特に自然豊かで、山々に囲まれた原風景がすばらしいと思います。国民も素敵。皆さん、基本的に礼儀正しくて、人を思いやる心が豊かだと思います。仕事柄、いろいろな国を旅しましたが、日本の自然と国民性は最高。世界遺産にしてもいいくらいだと思いますよ。文化庁はUNESCOに申請しないのかな?  では、本題に入ります。今日のテーマは先のオリンピック招致ですっかりおなじみの「お・も・て・な・し」です。その語源には諸説がありますが、僕が好きなのは「表裏無く、相手を思いやる言動」とする考えです。古代から平安時代までは、態度や感性を意味していたそうです。中世の日本列島に交通網が発達し、多くの人々が伊勢や熊野詣をするようになったころから、客を「持て成す」概念として定着します。あの源氏物語にもいろんな場面で「持て成し」についての批評が表現されています。また、千利休の「茶の湯」はそれを極めた形式です。亭主と客が茶と空間を共有し、心を通い深めていく。すばらしい伝統が形成されていきました。  このような誇るべき思想だからこそ、世界でも「御もてなし」がそのまま日本語で通用するようになってきたのだと思います。最近パリを旅行した際にも、日本のおもてなし精神を高く評価するフランスの文化人に驚かされました。  そこで提案です。この誇るべき日本の精神を近隣諸国との外交政策に取り入れてはいかがでしょうか? 最近なにかと刺々しい東アジア情勢が続いていますが、隣国をあえて無条件の話し合いに招いて、「表裏無しで」持て成す。相手の立場を考慮し、相手を思いやる。親切を尽くす。そこで新たに得られた理解を政策や条約に反映させる。これぞ厳しい状況打破を実現する「いかすぜ日本」じゃないですか? ノーベル平和賞絶対ですよ。日本を世界に売り込み、事態を有利に運ぶ英知に他なりません。「??的自衛権」より、はるかに確実に平和と繁栄をもたらす施策でしょう。  これからは、世界を魅了する「お・も・て・な・し」精神をぜひ外交に生かして頂きたいですね。

会話劇の妙を楽しめる作品 Cucumber+三鷹市芸術文化センター presents 土田英生セレクション vol.3『算段兄弟』

2015.07.13Vol.646STAGE
「土田英生セレクション」というのは、普段はMONOで創作活動を行っている劇作家・演出家の土田英生が、自作を自身が望む俳優たちと創作するために2010年に立ち上げた企画。  絶妙なチームワークの上で作られるMONOの作品が求心的で凝縮的であるとするなら、こちらは拡散的で遠心的。前のめりに見ていたものを、背もたれに背をつけて見てみると全然違うものが見えてきた、という感じ。  3回目となる今回は1999年に『近松ゴシップ』というタイトルで初演されたものを大幅にリメイクした。  自由奔放に結婚と離婚を繰り返した父を持つ5人の兄弟姉妹。彼らはみな母親が違っていた。父は死期を迎え、5人を呼び寄せる。怒り、遺産への期待、初めて会う「家族」への複雑な感情に戸惑いながらも探り合う5人だった。そして1年後、一周忌法要に再び集まった彼らは、自分たちに流れる「血」の底知れなさに直面することとなるのだった。 「家族」という最小の共同体が壊れて久しい現代日本に送る、おかしくて切なくて、ちょっと怖い「家族ごっこ」の物語。 「血縁」ってなに?とか「家族」ってなに?とか、ちょっと考えさせられるかも。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

会話劇の妙を楽しめる作品 Cucumber+三鷹市芸術文化センター presents 土田英生セレクション vol.3『算段兄弟』

2015.07.13Vol.646STAGE
「土田英生セレクション」というのは、普段はMONOで創作活動を行っている劇作家・演出家の土田英生が、自作を自身が望む俳優たちと創作するために2010年に立ち上げた企画。  絶妙なチームワークの上で作られるMONOの作品が求心的で凝縮的であるとするなら、こちらは拡散的で遠心的。前のめりに見ていたものを、背もたれに背をつけて見てみると全然違うものが見えてきた、という感じ。  3回目となる今回は1999年に『近松ゴシップ』というタイトルで初演されたものを大幅にリメイクした。  自由奔放に結婚と離婚を繰り返した父を持つ5人の兄弟姉妹。彼らはみな母親が違っていた。父は死期を迎え、5人を呼び寄せる。怒り、遺産への期待、初めて会う「家族」への複雑な感情に戸惑いながらも探り合う5人だった。そして1年後、一周忌法要に再び集まった彼らは、自分たちに流れる「血」の底知れなさに直面することとなるのだった。 「家族」という最小の共同体が壊れて久しい現代日本に送る、おかしくて切なくて、ちょっと怖い「家族ごっこ」の物語。 「血縁」ってなに?とか「家族」ってなに?とか、ちょっと考えさせられるかも。

常に新しい地平線を目指すEXILEの最新ライブツアー

2015.07.13Vol.646LIVE
 その誕生以来、変化、進化、そして深化し続けながら最新のエンターテインメントを届けてきたことで、国民的グループとして君臨し続けている、EXILE。先日、オリジナルメンバーとしてグループをけん引し続けてきた、パフォーマーの松本利夫、EXILE ÜSA、そしてEXILE MAKIDAIが年内でEXILEのパフォーマーを退くことを発表して話題になったが、それもまたEXILEが経験してきたたくさんの変化と進化の一つで、EXILEはそれも自らの栄養にして、さらに大きくなっていくのだ。すでに結成から15年を超え、短いとはいえなくなってきたEXILEの歴史から見ても、それは明白だ。  トップグループとして揺るぎない地位にありながらも、変わり続ける。そんな彼らの最新ツアーが今秋行われる。今年3月、新たに5人のメンバーを加えて始動した第四章・新生EXILEとして初めてリリースしたオリジナルアルバム『19 - Road to AMAZING WORLD-』を携えて行われるものだ。このアルバムは、変化していくEXILEの姿はもちろん、彼らが彼らのエンターテインメントを通じて導いて行ってくれるであろう”AMAZING WORLD”、そして、いま生きている世界がアメージングであるということを感じさせてくれる作品だった。ツアーでもこの作品世界が反映され、新生EXILEのパワーとオーディエンスの熱気がぶつかり、スパークし、記憶に残るショーが繰り広げられることになるだろう。  先日、詳細なスケジュールが発表されたが、EXILEの最新ツアー、オリジナルメンバー3名が踊る最後のEXILEのツアーになることも重なって、いつも以上に注目が集まっている。チケット争奪戦の激しさが増すこともまず間違いなさそうだ。  ローチケでは、見逃せないEXILEのツアーをより多くの人に鑑賞するチャンスを提供したいと、チケット販売についてさまざまな抽選先行販売を実施する。まずは8月1日からスタート。

横須賀でトークショー&ダンスレッスン

2015.07.13Vol.646今日の東京イベント
「日本を元気に」を合言葉に毎週土曜日午後9時30分からTOKYO FMで放送中の『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』。6月27日放送の第117回は「子どもが主役になれるまち横須賀」スペシャルイベント(6月21日、横須賀市)で行われたEXILE TETSUYAと吉田雄人横須賀市長の公開収録の模様を放送。

「進撃の巨人」夏季限定リアル脱出ゲームイベント

鈴木寛の「2020年への篤行録」 第22回 18歳選挙権引き下げで大事なこと

2015.07.13Vol.646COLUMN
 公職選挙法が改正され、投票年齢が18歳以上に引き下げられました。投票年齢の変更は70年ぶりのことです。来年夏の参議院選挙から適用される公算が高くなっていますが、高校3年生の一部も含まれますので学校現場では、どのように政治と向き合えばいいのか、戸惑いの声が上がっています。  ここで重要なのは、若者が投票に行きさえすればいいということではないこと。たしかに、世界的に投票年齢は18歳以上が主流になっており、日本でも低迷して久しい若年層の投票率を上げ、彼らの政治参画を促そうと若い世代を中心に投票年齢引き下げを主張し、ようやく実りました。  しかしネット選挙活動が解禁された折を思い出してみてください。当時も「ネットを使う若い人が投票に行くようになればいい」という期待論がありました。私がかつて十数年、ネット解禁を主張した理由のひとつに、候補者と有権者、あるいは有権者同士の政策論議を活発化して、政治参画の意識を高める目的がありましたが、結局、政党やマスコミが一時的に騒いだ割に投票率が劇的に上がることはなく、それどころか都知事選では歴代ワースト3番目、衆議院選挙は歴代最低の低投票率に終わりました。  このときの“教訓”から改めて思うのは、投票年齢引き下げにしろ、ネット選挙解禁にせよ、所詮は手段に過ぎないということです。民主主義制度は有権者の自治システムなので、ほかの誰かからの介入を受けることなく、自分の頭で考え抜いて決めるようにならなければなりません。そういうマインドを地道にコツコツ育てていかないといけません。70%の市民が投票に行った大阪の住民投票のような事例は、当事者意識が高まったからですが、それはカンフル剤のようなもので、やはり普段からの地域や家庭でいかに「自治意識」を育てていくのかが重要です。  何も特別なことは必要ありません。政治は、「あちらを立たせばこちらが立たず」といったトレードオフや矛盾、葛藤の連続ですが、たとえば部活動のマネジメントを基本的に生徒たち主体で行うだけでも自治意識は育っていきます。公立高校の野球部であれば、サッカーなどほかの運動部とグラウンドが共用だったりして十分な練習時間を確保できないことが多いでしょう。そこでグラウンドが使えなくても可能なトレーニングが何か創意工夫します。狙い通りにいくこともあれば失敗することもあるでしょう。しかし、仲間たちと話し合って、どのように効率的かつ効果的にチームを強くしていくべきか、その試行錯誤のプロセスこそが自治意識のひな形になるのです。高校時代、弱小サッカー部のマネジャーだった私は仲間たちと主体的に運営したのですが、強豪校を破って地元の大会で優勝した成功体験は大きかったと思います。  こうした自主性を養うには大人のアプローチが重要です。介入ではなくじっと見守り、どうしようもなくなったときだけ手を差し伸べるようにできるかどうか。親や教師、大人のマインドセットも問われています。 (東大・慶応大教授、文部科学大臣補佐官)

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