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MMAデビュー戦の皇治がカズ次男・三浦孝太を「サッカーボールキックから絞め落とす」とフィニッシュ予告【RIZIN】

2023.12.21Vol.Web Original格闘技
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でMMAデビュー戦に臨む皇治(TEAM ONE)が12月21日、都内で公開練習を行った。皇治はサッカーの元日本代表・三浦知良の次男である三浦孝太(BRAVE)を相手にMMAデビュー戦を迎えるのだが、フィニッシュについて「サッカーボールキックから絞め落とす」と予告した。  皇治はこの日、1分半のボクシングのミット打ちと1分半のMMAのミット打ちを行う予定だったのだが、MMAのパートに入るとミットを持った竹浦正起にパウンドを数発放ったところで「もうええやろ。お楽しみは大晦日で」と切り上げ、勝手に会見に移る傍若無人ぶり。皇治のグラウンドでのテクニックについてはベールに包まれたままとなった。  その後の会見ではMMAの完成度について「分からんすね。ぶっちゃけ強い奴とやりまくっているので、自分がどの位置にいるかも分からない。もしかしたらUFCの王者レベルかもしれないし、もしかしたらDEEPの王者レベルかもしれないし、もしかしたら修斗の王者レベルかもしれないし、もしかしたらNARIAGARIの王者レベルかも分からないし(笑)」と煙に巻くも「絞め落としますよ、マジで。サッカーボールキックから絞めてサッカーボールをパンクさせるんですよ」と絞め技でのフィニッシュを予告した。

皇治が2025大阪・関西万博でのメイウェザー戦実現をアピール【RIZIN】

2023.12.21Vol.Web Original格闘技
 格闘家の皇治(TEAM ONE)が12月21日、2025年に開催される「大阪・関西万博」でのフロイド・メイウェザー戦の実現をアピールした。  大晦日の「RIZIN.45」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でサッカーの元日本代表・三浦知良の次男、三浦孝太(BRAVE)を相手にMMAデビュー戦に臨む皇治はこの日、都内で公開練習を行った。  練習後の会見で皇治は「これが終わってメイウェザーにたどり着かないといけない。俺はしつこいから絶対にたどり着く」と改めてメイウェザーとの対戦実現をアピールした。  その後の本紙の直撃には「2025年に大阪で開催する大阪万博にぶつけられたら面白い。“大阪にマルコメを持ってきた”ってね。京セラドームでやりたいですね」と万博の時期に京セラドームでメイウェザーと対戦というプランを口にした。

EXILE B HAPPY、Lucky²の出演決定! LDH LIVE-EXPO出演アーティスト第2弾発表

2023.12.21Vol.Web OriginalEXILE TRIBE
 LDH JAPANに所属するアーティストたちが出演する『LDH LIVE-EXPO 2023』(12月30、31日、東京有明アリーナ)の第二弾出演アーティストが発表された。  追加されたのは、LDHのキッズエンタテインメントプロジェクトから生まれたEXILE TETSUYA率いる新ユニットのEXILE B HAPPY(両日)、9人組ガールズ・パフォーマンスグループのLucky²(30日)、THE JET BOY BANGERZが両日とも出演が決まった。   また両日の公演が、「冬のアベマLDH祭り2023」で、PPV生配信されることも決まった。

「大阪府デジタル通貨実証調査」が12月20日からスタート。毎日抽選で3000円分の特典が当たるキャンペーンも実施

2023.12.20Vol.Web Original地域のニュース
 SBI新生銀行グループの株式会社アプラスが12月20日、SBIホールディングス株式会社が主導するコンソーシアム「SBI Team Osaka」の一員として、同コンソーシアムが大阪府スマートシティ戦略部の委託を受け実施する、デジタル通貨の流通に関する「大阪府デジタル通貨実証調査」に参画することを発表した。同調査でアプラスは協力店舗(加盟店)へのコード決済の導入と精算を担当する。  大阪府では、全国のDXをリードするデータ駆動型社会及び生活者本位のスマートシティの実現をめざす中で、個人情報を含まない「購買行動データ」が府内の事業者に還元されず、商品やサービスの改善に結びつかないことが大きな課題となっているという。この「購買行動データ」というのは購買金額、購買店舗、購買日時といった商品等の購買における顧客の行動を、個人情報を含まずにデータ化したもの。  今回の実証調査ではこうした課題を解決すべく、各種スマートフォン向け決済アプリや協力店舗(加盟店)から収集した購買行動データを、府内の商品・サービス提供事業者に還元し、生活者のニーズに寄り添った商品・サービスの開発・提供につなげるという循環モデルの構築に向けた調査を行う。

生田絵梨花と檀れい、ディズニーの「魔法がかかった!」思わぬ出来事に感動

2023.12.20Vol.web original映画
   公開中のアニメーション映画『ウィッシュ』の舞台挨拶が20日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた生田絵梨花、檀れいらキャスト8名が登壇。生田らが絶賛の劇中曲『真実を掲げ』の裏話を明かした。   ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念となる最新作。どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実をたった一人知ってしまった新ディズニー・ヒロイン“アーシャ”が起こす奇跡の物語。 「ディズニー作品過去イチ泣けた」「歌の度に拍手したくなる」と絶賛が相次ぐ大ヒットに、主人公アーシャ役・生田絵梨花は「実は初日を自分で見に行ったんです」と明かし、観客の反応を「盗み聞きしまして(笑)」と手ごたえに感謝。  この日は、『白雪姫』に登場する“7人のこびと”からインスピレーションを受けているという“ティーンズ”の仲間たちを演じた声優陣も集結。ディズニー作品への参加に感激した声優陣。ハル役の青野紗穂は「7人の小人の、アメリカ版の名前の頭文字が役名になっていると聞いて、これは熱いぞとテンションがあがりました」とトリビアを披露。サイモン役の落合福嗣は「うちにいる3人子どもに、情報解禁をしたときに、パパこれに出るよと言ったら長女に出世したね、と言われました(笑)」と明かし笑いをさそった。  劇中曲の中でも、パワフルな曲調で人気の『真実を掲げ』について聞かれると、生田は「一番、自分の中でいろいろ考えた曲。最終的に、この曲だけヘッドホンを半分外して、あまり自分の声を聞きすぎないように目の前の相手に、本当に伝える気持ちで歌いました」。  檀も「普段、私は歌を歌うときは柔らかい声で歌うことが多いですけど、この曲は絶対に地声の強い声で歌いたいと思って。私にとっては大きなチャレンジだったんですけど…」と振り返り「やっぱり強い願いがディズニーの神様に届いたんでしょうか。自分でも思わなかったほど強い声が出て。(魔法が)かかったんです、ウィッシュなんです!」と目を輝かせた。  この日は、監督のクリス・バックとファウン・ヴィーラスンソーンから「絵梨花、あなたこそ日本のアーシャです。そして皆さんが“スター”です」と、歌詞にちなんだメッセージが寄せられ一同、大感激。さらに生田には、アーシャを描いた直筆イラストがプレゼントされ生田も「家宝にします」と感動しきりだった。  この日の登壇者は生田絵梨花、檀れい、大平あひる、蒼井翔太、青野紗穂、落合福嗣、宮里駿、 竹達彩奈。

それでも「未来に誇れる日本」のために!【長島昭久のリアリズム】

PSYCHIC FEVERが最新タイコラボ曲を配信リリース! J-POPとT-POPを融合

ヒロヤ「判定で勝つという考え方が良くなかった。1Rからフィニッシュを狙っていく」【RIZIN.45】

2023.12.20Vol.Web Original格闘技
修斗史上初の2階級同時制覇王者の新井丈と対戦 「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場するヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)が12月20日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。  ヒロヤは修斗史上初となるストロー級とフライ級二階級同時制覇王者となった新井丈(和術慧舟會HEARTS)と57kg契約で対戦する。  この日は1分間のミット打ちを行い、その後に会見を行った。  ヒロヤは新井戦については「全然勝てると思っている。強い相手で、大晦日だからこそ組まれたカードでもあると思うが、コーチ陣営も相手の動きを見て全然勝てると(言っている)。僕も心の底から勝てると思っているので、自信はある」と勝利への自信を見せた。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

朝倉海「大晦日に勝ててない。泥臭くなってもどんな僅差になっても勝ち切りたい」【RIZIN.45】

2023.12.20Vol.Web Original格闘技
バンタム級タイトルマッチで王者フアン・アーチュレッタに挑戦 「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する朝倉海(JAPAN TOP TEAM)が12月20日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。  朝倉はバンタム級タイトルマッチで王者フアン・アーチュレッタ(アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)に挑戦する。  この日は1分間のミット打ちの後に会見を行った。  朝倉は今年4月に約1年4カ月ぶりの復帰戦で元谷友貴(アメリカン・トップチーム)にKO勝ちを収め、7月にタイトルをかけてアーチュレッタと対戦の予定だったが、練習中に左膝内側側副靭帯損傷のケガを負い、全治6週間の診断を受けドクターストップがかかり欠場。アーチュレッタは代打出場の扇久保博正を破り王座を獲得した。

山田杏奈、アシㇼパ役に「アクションほぼ初。走り方から教えていただいた」自宅で弓矢の練習

2023.12.20Vol.web originalエンタメ
   映画『ゴールデンカムイ』(2024年1月19日公開)完成報告会が20日、都内にて行われ、俳優の山﨑賢人、山田杏奈ら豪華キャストと久保茂昭監督、松橋真三プロデューサーが登壇。  野田サトルによる大人気同名漫画を実写化。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐり一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクション。  冒頭「ものすごく謙遜して言わせて頂きますと、観に行って損することはないと思います」という原作・野田氏からのメッセージを紹介。  熱狂的なファンを持つシリーズの主人公で「不死身の杉元」と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一を演じた山﨑をはじめキャストたちは口々に「原作の大ファン」と語り、久保監督までもが「フィギュアを全キャラ持っているくらいオタク」というほどの人気原作。  なかでもファンの多いアイヌの少女・アシㇼパ(※)を演じた山田杏奈は「アイヌの少女ということで、文化的なものを学んで、アシㇼパさんの根底の考え方には何があるんだろうと、監修の先生に教えていただきながら役を作っていきました」と振り返り「彼女は、アイヌの信仰も大事にしながら合理的な考え方をしているところもあって。原作でも“私は新しいアイヌの女だ”と言っているんですけど、そういう部分も大切に演じました」。  雪山のなかを縦横無尽に駆け回るたくましい少女。山田は「私はほぼアクションが初めてだったので、走り方とか止まり方から教えていただいた」と苦笑し、山﨑ら共演陣の迫真のアクションに脱帽。  一方で「弓矢を家に持って帰って、家のカーテンに向けて引く練習をしていました。つがえる動きが極力スムーズにできればと思って」と自主練を振り返った。  久保監督は「アシㇼパの衣装などは本当にアイヌの方々に1年以上かけて一つひとつ作っていただいた」と明かし、実写化不可能と言われた作品の映画化へのこだわりを語っていた。  この日の登壇者は山﨑賢人、山田杏奈、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、玉木宏、久保茂昭監督、松橋真三プロデューサー。 ※アシㇼパの「ㇼ」は小文字が正式表記

山﨑賢人の本質は「不死身の杉元と似ている」『ゴールデンカムイ』原作者の言葉「僕は味方」を胸に

2023.12.20Vol.web originalエンタメ
   映画『ゴールデンカムイ』(2024年1月19日公開)完成報告会が20日、都内にて行われ、俳優の山﨑賢人、山田杏奈ら豪華キャストと久保茂昭監督、松橋真三プロデューサーが登壇。  野田サトルによる大人気同名漫画を実写化。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐり一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクション。  冒頭「ものすごく謙遜して言わせて頂きますと、観に行って損することはないと思います」という原作・野田氏からのメッセージを紹介。  熱狂的なファンを持つシリーズの主人公で「不死身の杉元」と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一を演じた山﨑は「撮影現場でも野田先生とお会いしたんですが“いろんなことを言われると思いますけど僕は味方ですから”と言っていただいて安心したというか、背中を押していただいた」と野田氏からの言葉を明かしつつ、完成作に「本当にみんなすごいです…役に…すごい…ぴったり」と言葉に詰まり「語彙力が…すみません(笑)」。  すると松橋プロデューサーが「実は野田先生が“山﨑くんは本質的に杉本に似ていると思うんですよね”とおっしゃっていました。カッコよくて強くてというところだけでなく、人間の本質がとても優しくて器が大きくて、多くは語らず行動で示すというところを初見でご覧になったんじゃないかな」と明かすと、山﨑は「不死身の部分かと思った(笑)」と照れ笑い。  極寒の中を馬ぞりに引きずられる「普通は俳優本人は演じない」過酷なシーンも自ら演じ「楽しかった」とケロリ。頑健なキャラクターを表現するため「体重も10キロ増やしました」と明かした山﨑。迫真の役作りやアクションを共演者にほめられ、コメントを求められると「多くは語らない男なので(笑)」。  さらに、天才脱獄犯・白石役の矢本悠馬が「撮影1~2日目は緊張でガチガチになってしまっていた」と言うと「大丈夫、調子良かったよ」と声をかけ「器の大きい男なので(笑)」と、冒頭のほめ言葉を引き合いに自画自賛で会場の笑いをさそっていた。  この日の登壇者は山﨑賢人、山田杏奈、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、玉木宏、久保茂昭監督、松橋真三プロデューサー。 ※アシㇼパの「ㇼ」は小文字が正式表記 久保監督(左)と松橋プロデューサー  

「考えるな、感じろ」。それはまさに、前頭葉を使うな、小脳を信じろ――ってことですよね? 中野信子先生!【徳井健太の菩薩目線 第191回】

2023.12.20Vol.web original平成ノブシコブシ 徳井健太の菩薩目線
“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第191回目は、前頭葉と小脳について、独自の梵鐘を鳴らす――。    脳の仕組みは面白い。  bayfm『シン・ラジオ ヒューマニスタは、かく語りき』で、鈴木おさむさんから脳に関する面白い話を聞いた。おさむさんは、脳科学者の中野信子さんと話をする機会があったそうで、その中で「藤井聡太八冠は、どうしてあれほどまでに強いのか?」という話題に及んだそうだ。  通常、人間は物事を考えるとき、前頭葉を使う。お酒を飲むと、この前頭葉の働きが鈍るため、理性が働かなくなり、暴走してしまう。人間は、前頭葉が発達していれば発達しているほど、物事をよく考えられると言われる。勝ち筋をロジカルに考え、理詰めが求められる棋士ともなれば、前頭葉が素晴らしく発達しているに違いない。ところが、天才中の天才である藤井聡太八冠に対して、中野さんは「小脳で将棋を指しているではないか?」と個人的見解を示した、とおさむさんは教えてくれた。  小脳は、運動神経や反射神経を司る脳の部位になるらしい。藤井聡太八冠は、おそらく前頭葉も恐ろしく発達しているだろうけど、ひらめく瞬間や一手を指す瞬間は、ピンときたものに乗っかることができる――、つまり小脳が前頭葉を追い越してしまうのではないか、というのだ。前頭葉で考えたこと(考えに考えて、理詰めで立てた戦略)を、小脳(反射神経)でひっくり返せるから驚異的な強さを誇る。「理屈を超えた何か」。そうとしか表現できな人は稀有だという。  その話を聞いたとき、お笑いも同じなのではないかと思った。  理路整然とロジックを積み立て、その場の状況を的確に判断できる芸人は、前頭葉が働いているタイプだ。一方、その場その場の瞬間に合わせて、反射神経で笑いを取る小脳が働いているタイプがいる。うちの相方吉村は、まさに後者だと思う。  僕は、分析をするのが好きだから、おそらく前頭葉が働いているタイプではないかと思う。トークの収録があれば、事前に何を話すか筋道を立て、戦略を立てる。でも、収録当日の現場の雰囲気を感じ取ると、必ずしも想定通りには行かない。そのため、その場で再びあれこれと考えてしまう。前頭葉が働いている証拠だ。  ところが、小脳型、運動神経で笑いを生み出すタイプは、積み上げてきた戦略やロジックをときに飛び越え、ときに捨て去って、ピンときたものを選んでしまう。考える前に動いている。 『アメトーーク!』の運動神経悪い芸人のメンバーを見て、ピンときた。  大喜利が強いメンバーが多いのだ。過去、運動神経悪い芸人として参加した芸人の一例を挙げると、千原ジュニアさん、川島明さん、有野晋哉さん、西田幸治さん……大喜利マスターのような人たちが、運動神経悪い芸人として参加しているのだ。  もちろん、運動神経の悪い芸人すべてが、「大喜利が強い」とは言い切れないと思う。だとしても、前頭葉と小脳の関係に鑑みれば、何か因果関係があるのではないか――と、僕はいかにも前頭葉を働かせながら考える。なぜなら、吉村にも言えることだけど、逆に運動神経が良い芸人は、「大喜利が苦手」と口にする人が多いからだ。  僕の個人的見解に過ぎないけれど、運動神経がいい、つまり小脳が前頭葉よりも働いてしまうタイプは、積み上げてきたものを感覚的に飛び越えてしまう芸人ということになる。半面、芸人という職業をしている以上、何か面白いことを言わなきゃいけないと思うし、その場でうまく立ち回らないといけないといった、前頭葉的な脳の働きをせざるを得ない。その最たる例が、大喜利だ。  もし、運動神経型の芸人だったら、大喜利は必要以上に前頭葉を酷使することになる。本来、小脳にリソースの大半を使うべき人が、中途半端に前頭葉にリソースを割いてしまうため、「大喜利が弱い(大喜利をやらせるとつまらなくなる)」という現象が起きてしまうのではないか?  かつて、『水曜日のダウンタウン』で、「大喜利苦手芸人、酔った状態の方が面白い説」という説が放送された。アルコールによって前頭葉の働きが鈍った彼らは、たしかに面白かった。とても大喜利が苦手な人には見えなかった。その収録に参加していたのは、春日俊彰、あばれる君、おたけの3人。どっからどう見ても、小脳型の芸人だろう。  振り返ると、吉村の判断はよく理解できないことが多かった。たとえば、ネタ合わせをしていたとき。僕は、その日のお客さんの雰囲気などを考慮して、あれこれと考え、吉村に伝えていた。間もなく本番。すると、吉村が近寄ってきて、「徳井、やっぱりあっちにしよう」と直前の変更を通達してくることが、幾度となくあった。  結果的に、それでスベった。  いまなら、吉村のあの瞬間的な判断に合点がいく。彼は、小脳で選択をするから、ときに大スベリし、ときにスターのように輝く。  もしも、前頭葉と小脳の使い方を、ある程度コントロールできて、自覚できるのなら、お笑い芸人はもちろんのこと、働いているすべての人にとって、パフォーマンス向上のウルトラCになるんじゃないだろうか。  前頭葉で勝負できる人は、反射神経的なものが求められるようなシーンの身の振り方を考えなければいけないし、反射神経や運動神経で取捨選択するタイプは、ロジカルな空間における立ち居振舞いを用意しておけばいい。  また一つ。NSCで教えた方が良いことが見つかりました。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

「考えるな、感じろ」。それはまさに、前頭葉を使うな、小脳を信じろ――ってことですよね? 中野信子先生!【徳井健太の菩薩目線 第191回】

2023.12.20Vol.web original平成ノブシコブシ 徳井健太の菩薩目線
“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第191回目は、前頭葉と小脳について、独自の梵鐘を鳴らす――。    脳の仕組みは面白い。  bayfm『シン・ラジオ ヒューマニスタは、かく語りき』で、鈴木おさむさんから脳に関する面白い話を聞いた。おさむさんは、脳科学者の中野信子さんと話をする機会があったそうで、その中で「藤井聡太八冠は、どうしてあれほどまでに強いのか?」という話題に及んだそうだ。  通常、人間は物事を考えるとき、前頭葉を使う。お酒を飲むと、この前頭葉の働きが鈍るため、理性が働かなくなり、暴走してしまう。人間は、前頭葉が発達していれば発達しているほど、物事をよく考えられると言われる。勝ち筋をロジカルに考え、理詰めが求められる棋士ともなれば、前頭葉が素晴らしく発達しているに違いない。ところが、天才中の天才である藤井聡太八冠に対して、中野さんは「小脳で将棋を指しているではないか?」と個人的見解を示した、とおさむさんは教えてくれた。  小脳は、運動神経や反射神経を司る脳の部位になるらしい。藤井聡太八冠は、おそらく前頭葉も恐ろしく発達しているだろうけど、ひらめく瞬間や一手を指す瞬間は、ピンときたものに乗っかることができる――、つまり小脳が前頭葉を追い越してしまうのではないか、というのだ。前頭葉で考えたこと(考えに考えて、理詰めで立てた戦略)を、小脳(反射神経)でひっくり返せるから驚異的な強さを誇る。「理屈を超えた何か」。そうとしか表現できな人は稀有だという。  その話を聞いたとき、お笑いも同じなのではないかと思った。  理路整然とロジックを積み立て、その場の状況を的確に判断できる芸人は、前頭葉が働いているタイプだ。一方、その場その場の瞬間に合わせて、反射神経で笑いを取る小脳が働いているタイプがいる。うちの相方吉村は、まさに後者だと思う。  僕は、分析をするのが好きだから、おそらく前頭葉が働いているタイプではないかと思う。トークの収録があれば、事前に何を話すか筋道を立て、戦略を立てる。でも、収録当日の現場の雰囲気を感じ取ると、必ずしも想定通りには行かない。そのため、その場で再びあれこれと考えてしまう。前頭葉が働いている証拠だ。  ところが、小脳型、運動神経で笑いを生み出すタイプは、積み上げてきた戦略やロジックをときに飛び越え、ときに捨て去って、ピンときたものを選んでしまう。考える前に動いている。 『アメトーーク!』の運動神経悪い芸人のメンバーを見て、ピンときた。  大喜利が強いメンバーが多いのだ。過去、運動神経悪い芸人として参加した芸人の一例を挙げると、千原ジュニアさん、川島明さん、有野晋哉さん、西田幸治さん……大喜利マスターのような人たちが、運動神経悪い芸人として参加しているのだ。  もちろん、運動神経の悪い芸人すべてが、「大喜利が強い」とは言い切れないと思う。だとしても、前頭葉と小脳の関係に鑑みれば、何か因果関係があるのではないか――と、僕はいかにも前頭葉を働かせながら考える。なぜなら、吉村にも言えることだけど、逆に運動神経が良い芸人は、「大喜利が苦手」と口にする人が多いからだ。  僕の個人的見解に過ぎないけれど、運動神経がいい、つまり小脳が前頭葉よりも働いてしまうタイプは、積み上げてきたものを感覚的に飛び越えてしまう芸人ということになる。半面、芸人という職業をしている以上、何か面白いことを言わなきゃいけないと思うし、その場でうまく立ち回らないといけないといった、前頭葉的な脳の働きをせざるを得ない。その最たる例が、大喜利だ。  もし、運動神経型の芸人だったら、大喜利は必要以上に前頭葉を酷使することになる。本来、小脳にリソースの大半を使うべき人が、中途半端に前頭葉にリソースを割いてしまうため、「大喜利が弱い(大喜利をやらせるとつまらなくなる)」という現象が起きてしまうのではないか?  かつて、『水曜日のダウンタウン』で、「大喜利苦手芸人、酔った状態の方が面白い説」という説が放送された。アルコールによって前頭葉の働きが鈍った彼らは、たしかに面白かった。とても大喜利が苦手な人には見えなかった。その収録に参加していたのは、春日俊彰、あばれる君、おたけの3人。どっからどう見ても、小脳型の芸人だろう。  振り返ると、吉村の判断はよく理解できないことが多かった。たとえば、ネタ合わせをしていたとき。僕は、その日のお客さんの雰囲気などを考慮して、あれこれと考え、吉村に伝えていた。間もなく本番。すると、吉村が近寄ってきて、「徳井、やっぱりあっちにしよう」と直前の変更を通達してくることが、幾度となくあった。  結果的に、それでスベった。  いまなら、吉村のあの瞬間的な判断に合点がいく。彼は、小脳で選択をするから、ときに大スベリし、ときにスターのように輝く。  もしも、前頭葉と小脳の使い方を、ある程度コントロールできて、自覚できるのなら、お笑い芸人はもちろんのこと、働いているすべての人にとって、パフォーマンス向上のウルトラCになるんじゃないだろうか。  前頭葉で勝負できる人は、反射神経的なものが求められるようなシーンの身の振り方を考えなければいけないし、反射神経や運動神経で取捨選択するタイプは、ロジカルな空間における立ち居振舞いを用意しておけばいい。  また一つ。NSCで教えた方が良いことが見つかりました。

“新・千尋”役・川栄李奈、福地桃子が舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演にも出演決定

2023.12.20Vol.web originalエンタメ
   舞台『千と千尋の神隠し』の取材会が行われ、新たに主人公・千尋役に加わる川栄李奈と福地桃子が意気込みを語った。  2022年に、宮﨑駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが世界で初めて舞台化し話題を呼んだ『千と千尋の神隠し』の2024年公演が決定。初演から主人公の千尋役を演じ続ける橋本環奈と上白石萌音に加え、新たにオーディションで同役を射止めた川栄李奈と、福地桃子を加えた4人の千尋によって、3月の帝国劇場公演を皮切りに日本全国、さらには英国ロンドンで初の海外公演が行われる。  過去の舞台について、川栄が「上白石さんの千尋には芯の強さのようなものが最初からあって、橋本さんの千尋は10歳の明るい無邪気な女の子という感覚がすごく出ている」と言えば、福地も「すごいものを見たと印象に残りました。舞台版の千尋をまず創り上げてくださったお2人と共に思いをつなぐという気持ち」と上白石、橋本との4人キャストに意気込み。  オーディションで千尋役を射止めた2人。川栄は「オーディションなのですがどこかワークショップのようで(演出の)ジョン・ケアードさんは私が演じたことを否定するのではなく“それもいいね、もっとみんなに問いかけてみたらどうなるかやってみて”というような導き方だった」と振り返り「私は間もなく29歳になるので、“君は10歳だ、大人じゃないんだ”と言われました。本番も10歳の千尋を一番意識して演じたい」。  日本のみならずロンドン公演にも挑む。福地は「世界中から愛されている『千と千尋の神隠し』が、より多くの方に観ていただける機会。そこに参加させていただける緊張感もありながらも、悔いのないよう一生懸命頑張りたいです」。川栄も「私たちは初めてなので緊張もありつつですが、海外の方にもたくさん観に来ていただけたらうれしいです」と期待と意気込みを語っていた。  舞台『千と千尋の神隠し』は東京・帝国劇場(2024年3月11日から30日まで)を皮切りに名古屋、福岡、大阪、北海道で公演。4月から8月にかけて、ロンドン・ウエストエンドのロンドン・コロシアムにて初の海外公演が決定している。

実話をもとに描かれたヒューマンドラマ『義父養父』は演技と効果音のハーモニーでの魅せ方がエゲツない!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2023.12.20Vol.web original黒田勇樹の連載コラム
 こんにちは、黒田勇樹です。  やっとちゃんと寒くなってきましたね。いや、それにしても急激に寒くなりすぎだって…。  とにかく今年もあとちょっと。とりあえず収まったのかどうか分からないんですが、インフルエンザだけじゃなくてコロナにも気をつけましょう。  では今週も始めます。

アメリカンフットボール 関西学院大学ファイターズ『伝統の継承』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

古坂大魔王「夢は気づいたら持っているもの」大阪の小学校で出張授業

2023.12.20Vol.Web Original地域のニュース
   お笑い芸人で音楽プロデューサーの古坂大魔王が、12月19日、大阪府の大阪市立大淀小学校で、子どもたちに「キャリア教育」の授業を行った。  授業は、エイベックス株式会社が同社のサスティナビリティ活動の一環で展開する、アーティストやクリエイターによる出張授業プログラム「avex class」の講師として登壇したもの。古坂大魔王は同校の6年生100名に対して授業を行った。  古坂大魔王は、子どもの頃を振り返り、 「当時テレビで人気絶頂のビートたけしさんを見て、お笑いに夢中になった。自分の出身である青森では当時お笑い芸人を目指す人はほとんどいなかったが、学校で面白いこと をするようになって、お金を稼ぐよりも芸人になって人気者になりたいという夢を持った」と話した。

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