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【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第7回:『マグロック』でスイッチ入れたTOTALFAT

2016.10.24 Vol.677

大谷:10月はフェスがあったんだよね、清水でやってる『マグロック』と『フジソニック』。ダイノジも主催の1組に加えていただいていて我々の1年の総決算ともいえるフェスなんですけど、大地さんは1回も会議出てないんだよね。こっちは1年ずっと一生懸命会議やって、大地さんに「ありがとう」って言っちゃうのはなんでなんだろう。

大地:うーん、もう……あはは。

大谷:その七福神みたいな、ビリケンさんみたいな感じ、徳だよ。『マグロック』『フジロック』だけど、僕らも懇意にさせてもらってるTOTALFATっていうバンドが今年も出演してくれたんだよね。ただ、メンバーのBuntaさんがフェスの1週間、2週間ぐらい前かな、事故で片手を骨折してキャンセルになるんじゃないかなって……彼らが出てくれないときついなって…。

大地:結構の芯だからね。

大谷:でも何日かしたら、アコースティックでも出たいです、と。諦めてたメンバーにもさ「片手で叩けます」って叩いている動画をメンバーに送ったそうなんですよ。それで当日は4曲叩いてくれてね。みんなでさ、アコースティックだけどモッシュ起こそう!とかいってものすごい空間になったんだよね。

大地:えらいことになってたよね、あれ。

大谷:袖にミュージシャンたちも来ていてさ、みんな大号泣! 大号泣だよ! 俺たちもたまらなくなったね。最後には俺たちのDJのところにも出てきてくれて、歌ってくれたり、肩組んで踊ってくれた。骨折しているのに。嘘じゃないかって思ったけど、あの空間って現場じゃなきゃ成り立たないよね。岡本太郎が言ってる「 マイナスに賭けろ」じゃないけど、何かの事件があったときにそれが魅力に転換する現場だったっていうか、ロックバンドのひとつの側面を見たというか。あの空間をね、あの場にいたお客さん6000人とみんなで作ったのよ。

大地:なんか、お客さんが5人目のバンドメンバーみたいになってたよね。何か奇跡を起こそうとしていた。

大谷:TOTALFATの出番は真ん中ぐらいだったかな、そのあとに出演したミュージシャンがなんかスイッチ入ってね。

大地:すごい良かったよね。

大谷:それにさ、アコースティックで聞いたらさ、曲の良さも分かったんだよね、ポップで。ところで、『深夜の回転体』の放送も7回を終えました、大地さん(笑)。秋以降も番組は続くそうですよ。

大地:乗り越えましたね?!

大谷:他の時間帯に移ってもいいんだけどな(笑)。

※次回放送は11月6日

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第6回:宇多田ヒカルのニューアルバムは希望のヒカリ

2016.09.26 Vol.675

大谷:70年代に北海道から歌手を目指して10代で東京に出てきた藤圭子さん。宇多田ヒカルのお母さんで、もう亡くなられているんですが、宇多田ヒカルのニューアルバム『Fantome 』(9月28日リリース)にはお母さんに対するメッセージがすごくある。自分自身も母になった宇多田ヒカルが、自ら死を選んでしまった母に対して、どう作品に昇華するのかっていうのを含めて、すごく注目しています。大地さん、藤圭子さんの曲知ってます?

大地:僕は正直、そんなに知らないですね。

大谷:『新宿の女』っていう曲があるんですけど、いわゆる渋谷系に対して新宿系ってあったよね。椎名林檎さんとか。

大地:あった、あったねー。歌舞伎町とか。

大谷:僕はこの年代の人って、いわゆる地方からの出稼ぎの人とかの思いを背負わなきゃいけない業を託されたんじゃないかと思うのね。『圭子の夢は夜ひらく』っていう曲なんてほんと暗いのよ。その時代の山崎ハコさん、井上陽水さん、そして藤圭子さん。一人で体育座りしながら深夜ラジオを聞いている人には、刺さったんだろうな。

大地:届くんでしょうね。僕らが好きな『人間交差点』っていう漫画があるじゃない。

大谷:あはは。好きだね(笑)。

大地:その『人間交差点』にはあったんですよ、そういう感じの。東北から出てきた男女2人が東京で…。悲劇的な終わりなんですけど。

大谷:藤さんって、そういう時代にあったものすべてを記号的に背負わされた人だったんだと思うんだよね。

大地:なるほど。

大谷:それで1999年に宇多田ヒカルが出現して、小室哲哉が自分は終わったと。メロディーの譜割りがあり得ないんだって。

大地:へーっ。

大谷:藤圭子さんがご結婚してアメリカに移住して。芸能界を捨てて、1983年1月19日に“ヒカル”という娘が誕生する。暗い歌を歌っていた何年か後に自分に生まれた娘に“ヒカル”って名付けている。希望だよね。

大地:希望…そうだね。

大谷:俺はこれから宇多田ヒカルの紡ぐ歌は、いろいろな意味合いがあると思うし、ひとつの希望として聞きたい。都会に出てきて、ひとりぼっちで、こんな夜中にラジオを聞くしかない人の横について、背中をさすってくれるみたいな。

大地:サビの部分の跳ね方もすごくいいし、歌詞もいいよね。

大谷:ポジティブとはまた違うけど、希望がある。

大地:そうだね。

大谷:“光”って絶体絶命の中でも探し出すものだし、それを希望と解釈することも。このアルバムに対してはそういう向き合い方をしたいな。2016年の後半の目玉は、『君の名は。』であり『シンゴジラ』であり「SMAPのエンターテインメント」であり、この宇多田ヒカルのアルバムだと思う。

大地:SMAPが幕を下ろすということも含めて、ネガティブなことばかりじゃないということだね。
※次回の放送は10月9日

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第5回:2016年の夏は、まだ、終わっちゃいねえ!

2016.08.21 Vol.673

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大谷:今年の夏は、今年も夏もか、すごいよ。
大地:そうだねえ。番組でも話したけど、SMAPの解散とか。本当にいろいろ。そうそう、番組で大谷さん言ってたけど、夏フェスでやったらしいじゃないですか、エアギターを(笑)。
大谷:やっちゃっいました、ロックインジャパンフェスティバルで。大地さんはミュージカル(宮本亜門の和製ミュージカル『狸御殿』)で来られなかったから僕1人だったんだけど、裏ではすごい人たちがライブしてるのに最多動員1万5000人だって! やっちゃうよって(笑)。
大地:もう、みんないよいよ気づいちゃうよ! 俺、いらないなって!

大谷:(笑)。繰り返すけどさ、この夏ってさ、巨匠と言われる方々が亡くなったり、もしかしたら大きく時代が変わっていくかもしれない状況にもあるじゃない? 夏フェスに行ってみても、状況に変化が出てきてたりしてるし、変わり目に立ってる感じがしているんだよね。炎上もしちゃったけど、あれがあったことで、悪いことがあればいいこともあるってことを、本当にそうだって思えるようになってきてる。これってさ、今まではあまりなかった感覚かなあとも思ってるんだよね。
大地:炎上はねえ……。俺も経験あるし、いろいろ言われたりもしたけど、最終的にはさ3人仲間がいれば、どうにかなるって思うんだよね。
大谷:…3人、いたかなあ。
大地:(笑)。

大谷:ところで大地さん、大地さんもこの夏は新しい挑戦をしているじゃないですか。ほら、さっきのミュージカル…。
大地:『狸御殿』(〜27日まで、新橋演舞場)ね。宮本亜門さんの。いろんな経験してます。
大谷:見に行かせてもらったんだけど、すごいもの。今まで見たことがない大地さんが…! そのせいもあるのかもしれないけど、この間、すごく久しぶりにダイノジで漫才をやらせてもらう機会があったんだけど、なんかすごい楽しかったんだよなあ。
大地:そうなんだよね。漫才が楽しいというか、ダイノジっていいなあっていう。ダイノジいいよねって、昔からよく言われるけど、それをかみしめたっていうかね(笑)
大谷:もう夏は終わったみたいになってちゃってるけど、まだこれからもいろいろあるんだよ。喜劇『ピラミッドだあ』(脚本・キングコング西野亮廣、8月26〜29日、青山・草月ホール)も近づいてるし。秋にはマグロック(10月1日)とフジソニック(10月2日)も控えているし。
大地:まだまだこれからだよね!

大谷:今年のマグロックはさ、ロックのなかで固まっている色を形にしたいっていうのがあって、4つ打ちロックのアンセムを持ってるバンドをコンパイルしてるんだよ。
大地:楽しみだなあ〜!

※次回の放送は9月18日

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第4回:サマソニは…やっぱりAt The Drive-Inを見る!

2016.07.25 Vol.671

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大地:いやー、7月の深回(『DJ ダイノジの深夜の回転体』)も楽しかったじゃない。前回このコラムで話してたように夏フェスをテーマにして。
大谷:人気夏フェスのサマーソニックを立ち上げたクリエイティブマンプロダクションの清水社長に来ていただいてね。今年のラインアップがどう決まったかとか、このアーティストはこの時間、このステージでの出演で良かったのかなんて、裏話も聞けちゃって…! 
大地:期待しているアーティストのひとりだって、エルキングを紹介してくれたじゃない?
大谷:エイミー・ワインハウスやアデルに対してのアメリカの回答だっていってね。
大地:そう、伝説のライブになるかもしれないよって。曲も良かったねえ。
大谷:注目って意味では、もちろんDJ ダイノジも注目してほしいですけど。今年は大阪だけの出演になるんですよね。
大地:……僕は、いないですけどね(笑)。
大谷:その時はミュージカルに出てるんだよね、宮本亜門さんの……。
大地:『狸御殿』(8月1〜27日、新橋演舞場)。だからね、行けないんだよ。
大谷:オーディション通過してタヌキの役を手に入れたわけだから頑張っていただいて!…会場に来られてたらさ、この人が見たいっていうアーティストはいるの?
大地:FLO RIDER(フローライダー)だね。やっぱり、パーリーでしょ。楽しいじゃない。フェスならなおさら! 大谷さんは?
大谷:たくさんいるんだけど、やっぱり気になっちゃうのは、At The Drive-In(アット・ザ・ドライヴ・イン)。すげー、みたい。Mars Volta(マーズ・ヴォルタ)も見てるんだけどさあ…。
大地:なんか違う!
大谷:そう! 俺、アット〜の数少ない来日公演を見てるんだけど、その時、酸欠で倒れて運ばれてるからね。
大地:その話を聞くたびにすごかったんだろうなって思うね。
大谷:だからね、やっぱり見たい。リベンジ、じゃないけど(笑)。
大地:楽しみになってきたね!
大谷:夏フェスって、なかでもサマソニってさ、誰も独りぼっちにしないフェスなんだよね。これ、何年も言い続けてきてることなんだけど、いろいろなアーティストが出演しているし、食べ物だとか、お笑いだとか、ほかのエンターテインメントであるとかいろんなコンテンツもあるし。もちろん、年代層に関わりなく音楽好きを満足させてくれるラインアップになっていて……、ちょっとでも興味がある人は一度来てみてほしい。楽しいから。今年出る大阪なんて、夏フェスに初めて来るって人も多いんじゃないかなあ。
大地:楽しんでほしいね!
大谷:秋には、マグロックとフジソニックも控えているし。まだ考えていることもあります。とにかく夏フェス、楽しんでほしいね。

※次回放送は8月21日。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第2回:トラックの使い方は意外と真摯! RADIO FISH

2016.05.23 Vol.667

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大地:RADIO FISH(レディオフィッシュ)のアルバム『PERFECT HUMAN』が、25日にリリースになるんだってね。しばらく前になるけど、本人にも言われたんだよ、「ありがとうございます」って。

大谷:俺ら、2年前に特集してるんだよね、ラジオで。こいつら、やばいって(笑)。
大地:本当にそう思ったからね。
大谷:芸人ってさ、もう多様性じゃない? 何かいろいろなことができるのが芸人でしょって思うんだよ。
大地:そうだよねー。

大谷:誰かに言われたからやってるんですとかさ、バイトみたいな感じでやらせてもらってますとか、余白でやってるっていうとカッコいいと思うの。ああいうことってね。でもさ、あ、役者さんでさ、シャーっていう人いるでしょ?

大地:シャー?
大谷:いるじゃない、カッコ良くて。シャーって!
大地:……市原隼人君?

大谷:そう、彼はさどんな役を演じても、どうやってこの役に臨みました! 本気出しました!って感じでしょ。いいと思うんだよなあ。すべてにおいて、なんちゃってっておもしろくないと思うんだ。そのいい例がさあ……、今までの、芸人の言う音楽と笑いの融合ほどおもしろくないものはなかったんじゃない?

大地:豊満乃風、ね。途中からいろんなことをいわれたりもしたし、中途半端になっていたかもしれない。

大谷:RADIO FISHはやっぱり、中田のプロデュースがすごいってことだと思う。『PERFECT HUMAN』も中田が神様“PERFECT HUMAN”で、ダンサーはそれを真剣に信じて踊ってるっていうことがありうるんじゃないかなって思っちゃうもん。ほら、ザ・ブルーハーツはさ、ダサい名前をわざとつけて、それをやりきったよね。ダサいって言わずに、それがカッコいいんだって。

大地:ダサいって誰が仕分けしてるんだろね! こんなに情報が多様化してるっていうのに。

大谷:RADIO FISHさ、おもしろいんだけど、トラックの使い方はすごい真摯なんだよね。それもまた、「おもしろい」になっちゃうんだけど。

大地:EDMね。

大谷:世界的に流行っている、好まれてるサウンド。聴いた人がみんなで手を挙げて盛り上がれるクオリティーがある曲。DJダイノジだったら、今かけたら盛り上がるっていうタイミングに目の前に音源があったら迷わずかけちゃうよ。芸人がやってるからかけたとか、芸人がやってるからかけないとかそういうのは全然ないね。

『DJダイノジ深夜の回転体』次回放送は6月12日。

新しい“ジブン発見”コラム My Discovery vol.03 大地洋輔(おおちようすけ)

2016.05.09 Vol.666

大地洋輔の“My Discovery” 身近なものだから、より大切に。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第1回:あなたの好きを肯定します!

2016.04.25 Vol.665

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)のDJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大谷:大地さん大地さん、ちょっと!
大地:いやいや、いいって。俺はいいって!
大谷:大地さん、出たほうがいいって。これ(本コーナー)、東京中で配布されてるやつだからさ…! ちょっと、こっち来て!
大地:そう? じゃあ…よろしくお願いします。

TH:『キキマス!』放送中は大谷さんのコラムを連載させていただいたんですが…。
大谷:『DJダイノジ深夜の回転体』になって、今度はそれでやる、と。…1カ月に1回、さらに深夜の放送。いやあこれは島流しだよ!(笑)
TH:戻ってきたと喜んでいる人も多いようですが、DJダイノジとして仕切り直して、番組や音楽のお話を伺えたら、と思います。
大谷&大地:しましょう!

TH:初回の放送、いいムードでしたね。
大地:楽しかったね。収録中なのに、昔大谷さんが住んでた三鷹の部屋に遊びに行ったときのことを思い出しました。もっと前もそうだったかもしれないけど…(笑)
大谷:初回は、自分自身にグルーヴっていったい何、まだ分からないっていうのがあるから、グルーヴ特集をしてみたんですよ。スライ&ザ・ファミリー・ストーン、スティーヴィー・ワンダーって聴いて、…すごい気持ち良かった。
大地:新しい音楽、バンドやグループであるとか、大谷さんからインプットしてるんですよ。これまでDJ ダイノジをやるなかで知った曲もずいぶんあるし。この番組でもいろいろ勉強できそうだなって(笑)。
大谷:いろんな音楽があって、いろいろな角度からの楽しみ方もあって。僕ね、いろんな好きがあっていいじゃない! って思うんです。だからこの番組では、いろんな好きを肯定したい。例えば、これは自分のことになるんだけど、かつて高いお金を出して失敗だと思い込んだ名盤あるでしょ? あれを改めて聞き直して肯定したい(笑)。こういっちゃうとあれだけど、元を取りたいわけ(笑)。
大地:学生時代のCD1枚って、高かった!

TH:…そろそろ紙面が、最後に最近の音楽の話題。BABYMETALさんの活躍が熱いですが、どのように見ていますか。
大谷:世界でね、ビルボードでね。僕ら、共演したこともあるんだよ…。
大地:もう手が届かないね(笑)。
大谷:彼女たちの勢いを見てさ、乗っかっていきたいっていう人が出てくると思う。そういう話があれば僕らだってと思わなくもない。だけど正直なところは…もう別なところでやってほしい。そのほうがBABYMETALのためになるからってね。本当にそう思ってる。
※次は5月8日の放送

「復興地に行って何かをやるのが大事」大谷ノブ彦さん(お笑いコンビ・ダイノジ)

2016.04.24 Vol.665

ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!
ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』TOKYO FMで放送中!

ダイノジ 大谷ノブ彦 カタリマス!【ARCHIVE】

2016.04.05 Vol.0

「表」は隔週でTOKYO HEADLINE紙面&WEBにて連載(〜2016.3.28)

 

最終回 好きなことを貫けばいい。

第22回 テーマは「思い出ご飯」。でも、リアルテーマは家族だった!

第21回 僕たちは、より正しく生きるしかない。

第20回 ムダする理由

第19回 「おんせん県おおいた」の、温泉のない佐伯市で考えた

第18回 大谷ノブ彦は腸だ?

第17回 氣志團万博でもらった大きな土産

第16回 スペシャルウィークは「しくじらない」。

第15回 ベタなことをやって夏休みを回収したい

第14回 10月は清水港でマグロック&フジソニック

第13回 みなさんの代わりにお話を「キキマス!」。

第12回 人にはそれぞれの役割がある

第11回 参加することが「おもしろい」

第10回 中畑清監督に「導」かれて

第9回 「芸人」って何でもやるべきだと思う

第8回 「こっち側の人間」とか、つまんない。

第7回 僕の役割は「なぜ素晴らしいのか」を伝えること

第6回 芸人”愛”じゃなくて、芸人”熱”

第5回 「文化を嗜むよりも合理性が勝る」?

第4回 王道を引き受けて王道を行く、白鵬とキムタクにシビれた!

第3回 映画『GODZILLA ゴジラ 』は試金石 

第2回 サッカーはテクノミュージック論。

第1回 楽しいことは中(ナカ)にある!

 

「裏」はWEB限定(〜2016.3.24)

 

第70回 さあ、最終回。最後の曲は何にしよう?

第69回「手放すことで何かを得る」って、あるね。

第68回 今こそ、エンターテインメントが本気を出すとき。

第67回 グラミー賞授賞式で受け取ったメッセージ

第66回 “町おこし”のダイノジ

第64回 いろいろな人に会いたい。

第63回 まだ本調子ではないけれど…イッツオーライ! 29日に独演会 

第62回 2016年は「いい感じ」です。

第61回 ドリカムのワンダーランドにやられた!

第60回 お昼の番組集合で分かっちゃったこと

第59回 その場を楽しむことが、ハッピーへの近道だ。

第58回 恋をした。

第57回 遅めの夏休みにした、10年に1度あるかないかの体験。

第56回 笑って学べる、「赤っ恥」は最高。

第55回 あの人の『蒙古斑』が見たい!?

第54回 清水で8年前のリベンジ、果たせました

第53回 東京の土産、やるじゃん!

第52回 ラジオの役割について考えさせられる日々。

第51回 糠漬けは、人生だ!

第50回 エンブレム問題は、パクリ探しで終わっちゃいけない。

第49回 『テイラー・バートン〜奪われた秘宝〜』、ついに本番。

第48回 佐野元春さんに夢見心地。

第47回 70年目の原爆の日に思うこと。

第46回 今年の夏フェス、DJ ダイノジはちょっと違う…かも?

第45回 一杯の立ち食い蕎麦。

第44回 カミさんは「知らない」

第43回 マンガみたいな野球が見たい!

第42回 この夏、ダイノジが上げる”喜劇”というでっかい花火。

第41回 「父ちゃん」はちょっと切ない。

第40回 マグロック復活! ダイノジがフェスをやります

第39回 「大谷に敵はいない」

第38回 「〇〇の日」は〇〇に想いをはせる日

第37回 子供が喜ぶことをしたい

第36回 「じゃないほうの大谷」

第35回 半チャーハンは愛情のないキスみたいなもの。

第34回 何が敵か。

第33回 2年目の『キキマス!』は、より”キキマス”に

第32回 板東英二さんは太陽だ

第31回 4年目の3.11に僕ができること

第30回 離婚の危機。どうにか、回避。

第29回 『フォックスキャッチャー』とスティーヴ・カレル

第28回 面倒くさいことだからやってみる

第27回 ベイスターズ本に感動した

第26回 僕たちには長渕剛が足りない!

第25回 答えって、ひとつじゃない。

第24回 ラジオ界のボケになりたい。

第23回 『キキマス!』からドラマ主演まで! なんかすごい、2014年。

第22回 ベイスターズを応援するための物語ができた!

第21回 人生、山あり谷あり……大谷あり

第20回 ムダする理由

第19回 澤本嘉光さんの話で燃えあがるラジオ熱

第18回 大きな声で好きって言えない、汁とイモ

第17回 チームスマイル・豊洲PITで俺のグッドタイム

第16回 芸歴20周年のお祭りで「衝撃」との邂逅

第15回 カッコいいのは、笑われることを恐れない愚直さ。

第14回 ハワイに行きたい

第13回 こんなに動物が好きだった……

第12回 本当に一番おいしいものって何だろう

第11回 草食男子こそラジオを聞け!

第10回 金言飛び出すスペシャルウイーク! 今日も『キキマス!』

第9回 オールナイトニッポン伝説を『キキマス!』

第8回 若者よ、失敗しに行け!

第7回 勃発!果物問題。僕のリンゴは6分の1!

第6回 夏フェスシーズン本格スタート! 「まずは現場に行け!」

第5回 聞きました! サッカー日本代表をもっと強くする方法。

第4回 ブレる自分を楽しむマイブーム

第3回 サッカーってライフ!

第2回 ”楽しいことをやることで抵抗したい”誕生日

第1回 ネガティブなことばっかりいってないで、楽しくやろうよ!
※第65回は欠番

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第70回 さあ、最終回。最後の曲は何にしよう?

2016.03.24 Vol.663

『キキマス!』の放送も24日で終わり。最終回ですよ。先週から、このコーナーは最後、みたいなのが続いていています。今週も最後というフレーズも何度も出てきましたけど、僕自身はまだ終わるという実感がまったくないんですよね。後から来るのかな、来週の月曜13時とかに。どんどん仕事を入れちゃってるから実感する余裕もないのかもしれないですけど。自分自身でもそうだし、マネジャーもどんどん仕事を入れてくるんです。一つの番組が終了するという寂しさ、それを感じないように無意識でやってるのかなあ。マネジャーもそういう配慮なんだろうか…。

 22日の放送は、マキタスポーツさんは最後までいてくれて、大地さんは中継が終わって駆けつけてくれました。もちろん東島アナウンサーもいてね、にぎやかなエンディングになりました。大地さんはこの番組でいろんな経験させてもらったって言ってたけど、僕も同じ。マキタさんは僕とこんなに話が合うとは思ってなかったって話してたけど、僕もそうなんだよなあ。本当、いろんな経験させてもらったと思ってます。いろんな人からいろんなことをいわれて、やってみて、考えて。それを繰り返して、自分だからできることが見えてきたと思います。この2カ月ぐらいはそれを貫いてきたから、それが聞いていただけた方々に少しでも伝わっていたらいいなって思います。

 最終回も、自分がいいと思うこと、おもしろいと思うことを貫かせてもらおうと思っています。選曲もそう、紹介したい曲がまだまだいっぱいあるからね。現時点ではどの曲をっていうのは決めてないけど、その場で決めることになると思う。

 今の気分だったらaikoさんの『キラキラ』かな。彼女はずっと恋愛大喜利をやってきて、今もそれを続けているっていう、すごい才能を持っている人。超個人的なことを歌っていて、使っているコードも不思議というか変なのに、すごいたくさんの人に支持されているんだよね。そういう超個人的なことが一番キラキラしている、みんなが聴きたがってる。つまりさ、大衆性を帯びているんだなって思うんです。それがさ、自分がラジオパーソナリティとしてやっていくことかなって思うからね。

 さて、本当の最後の曲。何になるんだろう。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第69回「手放すことで何かを得る」って、あるね。

2016.03.17 Vol.662

 番組を聞いてくださっている方はもうご存知だと思いますが、『キキマス!』、終わります!来週の24日の木曜日の放送が最後です。21日はホリデースペシャルがあるから、あと4回。ああ、終わっちゃうなんて……。

 終わるっていうことになってからかな、番組が良くなってきた気がしています。わがまま言って本当に好き勝手にやらせてもらってるからかな、反応がすごいの。聞いてくれる人たちとの距離がぐっと詰まったような気がしてます。こういうのやりたかったんだよねって毎日思ってます。

 番組が始まって2年。いろんな経験をさせてもらいました。本当にいろんな方にお話を伺えたし、たくさんのあこがれの方にもゲストに来ていただきました。それに、リスナーのみなさんにもいじられた…。今週、森脇健児さんとアスリートの話をしてるとき、感じたことがあったんですよ。応援される人、みっともないところも見せられる人がいいなって。リオ五輪を目指すようなアスリートも、プロ野球の選手もみんなそう。

 ずっと好きな野球の選手に、ドラ山本、山本和範選手がいます。もう引退されてるんですが、この方がね、まさに、応援される人、みっともないところも見せられる人だったと思うんです。ドラフト5位で近鉄に入って、なかなか結果を出せずに戦力外通告。バッティングセンターでバイトしてたら、南海に誘われて入って、すごい活躍してオールスターまで出ちゃう。2億円プレイヤーにもなっちゃうんだよね。でもまた、自由契約に。古巣の近鉄に戻るんだけど、またオールスターに出て、福岡ドームで決勝ホームランを打つんだよ……。インタビューが、もう、ぐっときちゃう。……落ち込むと、その動画を見てますね、僕。

 ラジオをやるようになってリスナーにいじられるようになって、それがテレビにも広がって……そういうのって、プライドを捨てられたというか、みっともないところも前よりは見せられるようになったのかなって思います。何かを手放すことで、何か得る。そういうのって、あるなって思ってます。

『キキマス!』もきっと同じなんですよ。終わることになってから、デス馬券と言われ続けてきたのに競馬が3連勝。デスじゃなくなっちゃってます。予想のやり方はまったく変わってないのになあ…。念願のビバリーにも出られたしね。

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