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RIZINの榊原CEO「K-1だけが非難されるのはおかしいと思った」

2020.04.02 Vol.Web Original

行政による損失補填のない中止要請に疑問呈する

 RIZINの榊原信行CEOが4月2日、YouTubeで会見を行った。

 これは新型コロナウイルス感染拡大防止のための措置で、会見では「残念ではあるが観客の皆さんの安全を担保できる状況にない。そして選手、関係者の安全も自信をもって言える状況ではない」として4月19日に予定されていた「RIZIN.22」(神奈川・横浜アリーナ)の中止を発表した。

 榊原CEOは会見の中で3月22日にさいたまスーパーアリーナで年間最大のビッグイベント「K’FESTA.3」を開催したK-1にも触れ、「主催者として批判を受けることもたくさんあったと思う。他人事とは思えなくて、自分たちがその立場だったらどうしたかなと考えさせられた社会的な現象となった。個人的にはやるべきタイミングではないと思うが、プロモーター、主催者としては僕もやっていた可能性がある」などと振り返り「あのタイミングで辞めるというのは経済的な負担が大きい。なんの保証もない中で、主催者が億単位の負債を全部引き受けて、やめるという決断は民間の企業の中だけでは判断できない。そこは国の支援とか、辞めることを要請するのであれば、それに基づくバックアップを提案してくれないと。その分の経済的損失を補えるだけの穴埋めがなければなかなかやめるという決断はできない。そういう側面があるので、僕は一概にはK-1だけが非難されるのはおかしいと思った。断腸の思いでの決断だったと思う」などと語った。

 そして「ただRIZINだったら、どれだけマイナスになったとしても、それでRIZINがつぶれても開催できなかったかなと思う。自分自身の判断だけではなく放送局、スポンサーなどの社会的な意見を聞いてやめざるを得なかったかなとは思う。そういう苦しい判断は格闘技界というかスポーツ界だけに起きているのではなく、皆さんの日々の仕事の中でも起こっていると思う。ここで国がしっかり支援をしてほしいと思うが、ともに苦難を乗り越えて未来に進めたらなと思う。明けない夜はない。必ず夜明けは来る」などとこれまでも問題となっているイベントの中止や飲食店の営業の自粛を要請されるものの、金銭的な保証はないという現状に疑問を呈した。

療養病床キャンピングカーで病床不足を支援。医療機関や自治体へレンタル開始

2020.04.02 Vol.Web Original

 キャンピングカーのレンタルサービスなどを運営するキャンピングカー株式会社(東京都千代田区)が、新型コロナウイルス流行による病床不足を受けて、療養病床として利用可能な防災キャンピングカーを医療機関・自治体に貸し出すサービスを開始した。

 同社が運営するレンタル事業「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)」では、かねてより防災キャンピングカーとして、有事の際に速やかに派遣できるよう自治体やインフラ企業と防災協定を締結し車両整備を進めていたが、今回、新型コロナウイルスの蔓延により、診察待機を余儀なくされているケースが増えていることを受けて、医療機関・自治体を対象に療養病床専用車両を貸し出しする。

 貸し出される車両は外部充電の使用により、さまざまな医療機器にも対応。キャンピングカーに搭載されてるサブバッテリーでスマホやパソコンなどの電子機器やTV、冷蔵庫などの家電も使用可能だが、さらに外部充電を装着することで人口呼吸器や酸素マスク等の医療機器も使用することができる。

 また、車載装備のベンチレーター(換気扇)を回せば換気効果も高く、車両に備え付けのシェード(目隠し)を閉じればプライベート空間が確保されるので、回りの目を気にすることなく車内で休憩することができるため、これらの利点を生かし、臨時の待合室や休憩室、診察室としても使用可能となっている。

 他にもオプションとして、ポータブル型の自動ラップ式トイレや、避難所のベッドとして自治体にも採用されたエアベッドなども搭載可能。

 貸出対象エリアは東京、大阪、北海道、岡山他。レンタル料金は1日あたり1万5000円から。

新型コロナで治療中だった田嶋幸三サッカー協会会長が退院

2020.04.02 Vol.Web Original

志村けんさんの訃報に「この病気は本当に恐ろしい」

 新型コロナウイルスに感染し、治療中だった日本サッカー協会の田嶋幸三会長が4月2日に退院し、協会を通じてコメントした。

 田嶋氏は2月28日から海外出張に向かい、8日に帰国後、14日にEFA総会で近くにいたセルビア協会会長の感染をネットで知り、15日に体温を計った時に微熱があったことから16日に文京区の保健所に相談。診察の結果、陽性と判定されていた。

 田嶋会長はまず「はじめに、この度の新型コロナウイルスの感染に伴い、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。多くの方がお亡くなりになり、また、現在も闘病中の方が多くいらっしゃる中で、本日退院することができ、医師、看護師、病院関係者の皆様、ご心配、応援いただいた皆様に心より御礼申し上げます」と退院を報告した。

 そして現在の新型コロナウイルスの感染蔓延の状況について「ピッチ内のサッカーそのものへの大きな影響はもちろん、財政的な危機に直面することを避けられない」として、JFA自らが身を切る施策となる登録料の免除や協会納付金の停止の早期実施に向け検討を進めるとした。またJFAでは2月27日という早い段階で役職員の在宅勤務を開始し、田嶋会長以外の感染者の発生はみられないことからテレワークの重要性を訴えた。

 入院中に志村けんさんの訃報を聞いたときに「同じ病気に感染した者として、言葉では説明できない気持ちになりました。この病気は本当に恐ろしいものだと思います」などとその時の心境を吐露。「誰でも感染する、誰でもが危機的状況に陥る可能性があるということです。これを老若男女全ての人々に伝えていかなければなりません。心をひとつにして、感染拡散防止に本気で取り組んでいきましょう」などと感染拡散防止への意識改革も訴えた。

新型コロナ対策で気になる「オンライン診療」とは?

2020.04.02 Vol.Web Original

 全世界で猛威を振るう新型コロナウイルスに対し、厚生労働省が「オンライン診療」の促進に乗り出している。医療機関での感染リスクを回避できるとして、注目を集める「オンライン診療」だが、実際にどのような流れで受診すれば良いのだろうか。オンライン診療サービス「スマホ診」を中心に診療を行う中央区の「つなぐクリニックTOKYO」で話を聞いた。

東京都、夜間飲食店でのコロナ感染が増加。小池都知事「夜間外出ひかえて」

2020.03.30 Vol.Web original

 東京都の小池百合子都知事は30日、都庁で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、カラオケ、ライブハウス、接待を伴うバーやナイトクラブへの出入りは当面の間控えるよう、自粛を呼びかけた。

 小池都知事は冒頭、今日新たに感染した人の数は13人で、累計感染者数は443人と発表。現在の感染者は、海外からの帰国者や感染経路不明者が増えているのが特徴だとした。

 厚生労働省クラスター対策班が行った都内における感染の現状分析では、現在、爆発的感染状況ではないとしたものの、夜間から早朝にかけてキャバレー(クラブ、ラウンジ、キャバクラ含む)、ナイトクラブ、バー、酒場など接待・接客を伴う飲食店で感染した事例が多発しているとし、小池都知事は、カラオケ、ライブハウス、接待を伴うバーやナイトクラブへの出入りは当面の間は控えるよう、夜間の外出自粛を改めて呼びかけた。

EXILE THE SECOND「心から楽しめる日を心待ちに」

2020.03.28 Vol.Web Original

 LDH JAPANが28日、政府の方針と新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、所属グループやアーティストの4月5日までの公演を中止および延期することを発表した。

 それに関連して4月4日にツアー『EXILE THE SECOND PERFECT LIVE 2012→2020』を開幕する予定だったEXILE THE SECONDがウェブサイトでコメントを発表。「僕たちもとても残念な気持ちでいっぱい」としたうえで、「一日も早く皆さまと一緒にエンタテインメントを心から楽しめる日を心待ちにしております」としている。

 振替公演の有無および払い戻しの詳細については、4月8日までに発表される。

LDH、THE SECONDら4月5日までのライブ公演を中止もしくは延期へ

2020.03.28 Vol.Web Original

 LDH JAPANは27日、4月5日までのライブ公演を中止もしくは延期すると発表した。現在、政府の方針と新型コロナウイルス感染拡大防止のために、3月31日までの全38公演について中止もしくは延期しているが、その期間を4月5日まで延長する。

 振替公演の有無および払い戻しの詳細については、4月8日までに発表する。

 対象となる公演は以下のとおり。

『BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2020 “BBZ”』
4月2日(木) 宇都宮市文化会館
4月3日(金) ザ・ヒロサワ・シティ会館(茨城県立県民文化センター)

『LDH PERFECT YEAR 2020 SPECIAL STAGE MUSIC BOX』
4月2日(木) 出演:SWAY
4月4日(土) 出演:DEEP
4月5日(日) 出演:DEEP SQUAD

『EXILE THE SECOND PERFECT LIVE 2012→2020』
4月4日(土) 長野M-WAVE

『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2020 We are the one ~PERFECT YEAH!!~』
4月4日(土) 水戸LIGHT HOUSE
4月5日(日) 甲府KAZOO HALL

新型コロナ感染拡大防止でシュートボクシングとRISEが大会を中止

2020.03.24 Vol.Web Original

SBは4・22後楽園大会と5・10浅草大会

 新型コロナウイルスの感染拡大の恐れを鑑み、日本シュートボクシング協会が3月24日、4月22日に開催予定だった「SHOOT BOXING 2020 act.2」(東京・後楽園ホール)と5月10日に開催予定だった「SHOOT BOXING 花やしきExtreme.5(夜の部)・第17回アマチュアSB東京大会(昼の部)」(浅草花やしき・浅草花劇場)を中止することを発表した。

 SB協会は「年間を通して決定しているスケジュールを変更または中止せざるを得ない状況は我々にとってまさに死活問題であり主催者としては苦渋の決断でございます」としながらも「今は、世界的な脅威と化したウィルスがもたらす未曾有の危険を顧みず興行を強行することよりも、選手やスタッフ、何よりご来場されるお客さまとその先にある国民の皆さまの健康と安全を最優先に考えることこそが我々日本のエンターテインメントに携わる組織の在り方であり、それがモラルある日本格闘技界の尊厳を守るべく一つの姿勢になればと考えこの度の発表に至りました」と中止に至った経緯を説明した。

RISEは4・12エディオンアリーナ大阪とアマチュア大会

 またRISEも那須川天心の2020年初戦が行われる予定だった「RISE WORLD SERIES 2020 1st Round」(4月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)とアマチュア大会「Amateur RISE Nova」(4月5日、東京・大森)の中止を発表した。

 RISEはリリースで「新型コロナウィルスの感染拡大状況を弊社で協議を重ねた結果、お客さまの安全並びに選手のコンディションを第一優先とさせていただきまして、中止とさせて頂くこととなりました」と説明した。

 大阪大会からスタート予定だった「RISE WORLD SERIES」は6月14日に開催予定のぴあアリーナMM大会を開幕戦とし、残り2大会は会場と日程を調整中し追って発表するという。

プロ野球も開幕を実質的な再延期

 新型コロナウイルスの感染拡大対策については政府の専門家会議が19日に大規模イベントについて引き続き慎重な対応を求め、翌20日には安倍晋三首相が「換気が悪く、多くの人が密集し、近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なるような場を避ける行動」を要請。
 
 週が明けた23日には東京都が都主催の屋内での大規模イベントなどを原則、中止か延期とする自粛の方針を4月12日まで継続。小池百合子東京都知事も4月12日までの3週間について「オーバーシュート(爆発的患者急増)が発生するか否かの大変重要な分かれ道」と危機感を表明。「ロックダウン(都市封鎖)を避けないといけない」とし、感染拡大防止への協力を要請した。

 スポーツ界ではプロ野球が23日に行われた12球団代表者会議で4月24日の開幕を目指すことを決めた。当初は3月20日の開幕を延期し、4月10日以降での開幕を検討していたが、感染症の専門家チームから「早期の開催は難しい」との提言を受け、実質的には再度の延期となった。

卒業式中止の学生、レンタル学校でセルフ卒業式。「工夫凝らしてコロナ乗り越えたい」

2020.03.24 Vol.Web original

 新型コロナウイルスの影響による休校や式典の中止が相次ぐなか、卒業式を迎えられなかった学生たちは、自分たちの工夫で春の節目を迎えている。

 都内の大学に通うサッカー部の男子学生9名は19日、東京・奥多摩の廃校「OKUTAMA+」を会場に、自らの企画で卒業式を行った。2月後半に卒業式中止の連絡が大学から入り、節目の機会を失った学生らは急遽、この企画を考案。「4月からは就職でバラバラになるメンバーなので、何か学生最後に思い出に残る企画をしたかった」と、思いを語った。

大規模大会開催についてK-1プロデューサーが緊急会見

2020.03.22 Vol.Web Original

開催に至った経緯や対応策を説明

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために大規模イベントの開催自粛が政府から要請されている中、さいたまスーパーアリーナで1万人規模の大会を開催するK-1の中村拓己プロデューサーが3月22日、大会当日に急きょ会見を開き、今回の大会の開催の経緯を説明した。

 中村氏は冒頭「もともと開催が決まっていたイベントで準備をしていた。いろいろあったが、最大限の予防策を講じて開催することになった」などと開催を決断した経緯を語った。

 そして、来場者にマスク配布、入場口ほか各所に消毒液の設置、サーモグラフィーの設置、ミネラルウォーターの配布、会場の扉をあけて常時換気、場内の撮影会・握手会は行わず物販は会場の外で行う――といった対応策を挙げた。また前日に行った計量や会見は無観客で行い、大会後のアフターパーティーも中止するという。

 政府が自粛を要請しているなかでの開催については「自粛の話題は出たが、開催の方向でさいたまスーパーアリーナとも話をして、予防策を講じることにより開催するということに至った」そして「万全の対策ができるなら」と開催の決断に至ったという。

 高校野球ら多くのイベントが中止・延期する中での開催については「発表している大会をちゃんとやるのが我々の仕事」と話した。

 今回の開催にあたっては前日の21日夜に一部メディアが西村康稔経済再生担当相が主催者側に自粛を促すよう埼玉県の大野元裕知事に要請したことが報じられていた。

 以降、SNSなどでも多くの批判的な声があがったが、中村氏は「いろんなご意見があることは理解している。我々としては会場と話し、最大限の予防策を講じる」などと話した。

IT出身都議が東京都の画期的コロナ対策サイトに見た可能性「災害時や他の社会課題にも」

2020.03.21 Vol.web original

 東京都のコロナウイルス関連の最新情報を分かりやすく伝え、さらにソースコードを公開し誰でも自由に利用することができる東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイト。行政の取り組みとしては画期的な仕様となっている同サイトは、さらなる可能性を持っていると、IT業界出身の東京都議会議員・藤井あきら氏は語る。

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