三宅健「身も心も捧げたい」六本木歌舞伎『羅生門』開幕

2019.02.23 Vol.Web Original

 市川海老蔵と三宅健が出演する、六本木歌舞伎の第三弾『羅生門』が22日、EXシアター六本木で、初日を迎えた。  海老蔵と三池崇史監督がタッグを組んで展開している六本木歌舞伎の第3弾。生きるための悪、人間のエゴイズムを描く、芥川龍之介の小説『羅生門』を、歌舞伎で表現する。  初日公演の前に行われた公開舞台稽古では、歌舞伎ならではの世界観や演出、六本木歌舞伎ならではのユーモラスな表現も組み込みながら、重みのある物語を表現。独特な言葉の表現などはかみ砕いて自然に説明した。休憩を挟んで序幕二幕で1時間半を超える舞台の間、観客はずっと前のめりで、登場人物の一挙手一投足にくぎ付けだった。

海老蔵と三宅健の六本木歌舞伎『羅生門』22日開幕! 海老蔵「三宅健を見て」

2019.02.05 Vol.Web Original

 市川海老蔵と三宅健(V6)による「六本木歌舞伎第三弾『羅生門』」製作発表会見が4日、都内で行われ、海老蔵と三宅、そして演出を担当する映画監督の三池崇史が登壇した。  海老蔵と三池がタッグを組んで展開している六本木歌舞伎の第3弾。『羅生門』は芥川龍之介による同名の小説が原作で、生きるための悪、人間のエゴイズムを描いている本作を、歌舞伎で表現する。

尾上右近、初めての現代劇が開幕控え「精神的にはオーバードーズ」

2018.07.05 Vol.Web Original
 尾上右近が初めて現代劇に挑戦する舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』(6日開幕)の公開最終リハーサルが5日、新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで行われ、終了後、尾上らキャストが取材に対応した。    最終リハーサルを終えた感想を聞かれた尾上は、「僕個人としては初めての現代劇。ゲネプロという経験もほとんど初めてで、厳しい空気を感じながら、緊張といろんな意識といろんなことが混ざって……。今日はとにかく正気の沙汰ではなく、精神状態としては“オーバードーズ”という状態」と、自分の役どころに寄せてコメント。そのうえで、「お稽古して、みんなで作り上げたことを守りながら、自分の感情というものものせて、踏み出してみようという気持ちで明日(初日)を迎えたい」と、意気込んだ。尾上は、幼少時代に実母からネグレクトを受けて育ったトラウマがあり、戦争がきっかけで薬物依存症になった過去を持つ青年を演じる。

【インタビュー】坂東巳之助 × 中村隼人『NARUTO−ナルト− 』を歌舞伎で上演

2018.06.18 Vol.707
 地球規模で人気のマンガ『NARUTO−ナルト− 』がこの夏、歌舞伎になる! 作品の軸となるナルトとサスケを勤めるのは、話題の「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『ワンピース』」にも出演している坂東巳之助と中村隼人。「超える作品を作りたい!」。幼いころから原作を読み込んできた2人だけに気合が入っている。

現代劇に初挑戦の尾上右近「たくさん恥をかけるのがうれしい」

2018.06.13 Vol.web Original

 尾上右近主演の舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』の会見が13日、都内の会場で行われ、主演の尾上右近と翻訳・演出のG2が登壇した。  冒頭G2は「長年舞台の仕事をしてると、やらねばならない作品と、やっておかなきゃならない作品があって、やらねばならない作品はどんどん目の前に現れるが、やっておかなきゃならない作品はどうしても後回しにしてしまう。今回は久々にやっておかなきゃいけない作品に出合え、なんとか稽古をやるところまでこぎつけたのをうれしく思っている」と作品についての思いを語った。  また、右近について「翻訳ものはおろか、現代劇のストレートプレイは初めてという中、チャレンジ精神で出演を決めていただいた勇気を尊敬します。稽古もすごく頑張っているので完成が楽しみです」と期待を寄せ、「非常にチャレンジングで、とても勉強して稽古場に来ている。頼もしいと思って見ています。意欲的であり、僕自身、非常に刺激になっています。歌舞伎役者としての土台はあるので、そこから新たな魅力をどう作るかということを考えながらやらせてもらっています」とその姿勢を評価した。  右近は「新人の尾上右近です」と挨拶し、「何しろ初めての事づくしで…。初翻訳劇、初現代劇、初主演は、困難を極めることだということを覚悟の上、挑戦させていただきます。しかし、今回の舞台が、自分の糧になるという事と、危ない道、危険な道に進みやすい自分の性格を受け入れた上で、これは乗り越えなければいけない試練だと思っています。おかしいんですけど、恥をかくことが好きなので、たくさん恥をかけるのがうれしく思っています(笑)。1日1日成長していく事を自分の中で信じ、稽古をしています」と決意を述べた。  通し稽古を数日間やってすぐに本番を迎える歌舞伎との違いについて「歌舞伎では基本的に自己管理で舞台に上がるので、出演者とディスカッションする事はあまりない。今回の舞台の稽古では、自分が疑問に思うことや、やってみたい事を演出の方などにぶつけられることが新鮮。むしろぶつけないと広がりを持たないので、分からないことや相談したい事は抱えないことが大事かなと」と戸惑いをみせつつも「初めての立ち稽古では、セリフに追われ動きがなくなり、気が付いたら相手役の南沢奈央さんと並んで喋っていた。その時は漫才に見えちゃうと言われました(笑)」と失敗談を披露して会場を笑わせた。  また、共演者について「意外と葛山(信吾)さんがいじられキャラで(笑)。どうやら葛山さんはカラオケですごい力を発揮されるらしいんです。だから早くカラオケに行きたい(笑)。どういう力なのか、話ばかり伺っていて、自分の中で想像ばかりが膨らんでいるので、早くそれを目の当たりにしたい。とにかく共演者のみなさんとカラオケに行きたいです(笑)」と意外な秘密を暴露した。  見どころについてG2は「コカインやイラク戦争に行った若者のトラウマなどのアメリカのいろいろな問題や、昨今のネット社会についてなど社会派といわれるお芝居ですが、決して難しい話ではありません。社会の悪いところをつついて掘り返す話ではなく、そこにいることを前提とした若者たちが、いかに新しい明日に向かって歩き始めるかという、見終わった後に勇気が出る作品だと思います」とコメント。右近も「人種も違うそれぞれの役の個性が、どうつながり、どういうメロディーを奏でるかというところが非常に魅力的なお芝居だと思います。薬の問題、ネット社会の問題などを題材にしていますが、そこには人の心があり、そんな人の心の温かみ、温もりが伝わるお芝居だと思います。そこを感じ豊かな気持ちになっていただければ」と語った。 『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』は、7月6日(金)から、新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。

【インタビュー】中村橋之助が創作舞踊「カルメン2018」に挑戦!

2018.06.13 Vol.707
 日本舞踊“未来座”によるSAIシリーズ第二弾「カルメン2018」が6月22日から国立劇場小劇場で上演される。同シリーズは松本幸四郎をはじめとする日本舞踊協会のメンバーが、日本舞踊の継承と革新のために誕生させたもので、昨年第1回目となる公演が行われた。今年は世界的オペラ「カルメン」を題材に上演。7月に襲名披露興行を終える中村橋之助がダブルキャストで、創作舞踊に初挑戦する。

【インタビュー】尾上右近が現代劇に初挑戦!「新しい経験にワクワクしています」

2018.05.30 Vol.Web Original
 最近はバラエティー番組などにも出演、人気急上昇中の歌舞伎俳優・尾上右近。勝手が違う世界に戸惑っているかと思いきや…? 「素の自分を出さなきゃいけないので、人間力が試されている気がします。バラエティーでは特に自分をいいタイミングで出す瞬発力が必要だと思いました。出さなきゃいけないけど、出さないという出し方もある。その辺り自由なので楽しいですが、まだ全然慣れませんね」  彼の名前が一躍有名になったのは、2017年『スーパー歌舞伎II ワンピース』の公演。本番中に負傷した四代目市川猿之助に代わり、同公演に出演していた右近が終演まで主役を務めあげた。 「昨年猿之助さんの代役をさせていただいたことで、多くの方に知っていただけるようになったと思います。その舞台を務めたことで、今までどんなことを感じて何をしてきたのか改めて分かりましたし、その上で今自分に足りないものが何なのかもよく分かった。あのような状況で知っていただくということはあまりない事ですが、自分としてはこれまで通りやっていくだけだと思っています。自分はもともと歌舞伎役者の家に生まれたわけではなく、歌舞伎役者をやりたくて、自分で選んでやっているので、まだまだやりたい事がたくさんあります。大きな夢もあるし、経験してみたい事もいっぱいある中で、自分の事を知っていただき、新しいお仕事ができるのはすごくうれしいと素直に思います」  右近の家系は華やかだ。父は清元宗家七代目清元延寿太夫で、曽祖父は六代目尾上菊五郎。さらに、従兄弟に十八代目中村勘三郎、祖父に昭和を代表する映画スター鶴田浩二を持つ。 「曽祖父が歌舞伎役者だったので、歌舞伎にはすごく近い環境の中で育ちました。その中で、小津安二郎監督が撮った『鏡獅子』という映画をたまたま3歳の時に見て、それをやりたいと強烈に思ったんです。鏡獅子というのは歌舞伎舞踊で、曽祖父の六代目尾上菊五郎がその映画の中で、それを踊っていた。それやりたいがために舞踊や歌舞伎の稽古を始めましたし、自分が今ここにいるすべてのきっかけが、その曽祖父の踊りを見たことでした。うまくは説明できませんが、本当にすごく強烈にひかれて、その役をやりたいという気持ちになったのを今でもはっきりと覚えています。もともと、清元という邦楽の家でしたので、その稽古も始めて、どんどん古典的なものにものめり込み、子役として歌舞伎の舞台に立たせていただく機会もいただくようになりました。その中で演じる事の楽しさにも目覚め、そこからずっと役者でありたいという気持ちが続いています。右近という名前を襲名させていただいた時は、自分の思いがつながったなと思いました。それに関しては運もあるし、タイミングもありましたが、自分はとても恵まれているなと感じますね」

巳之助と隼人「猿之助の兄さん、越える!」【新作歌舞伎『 NARUTO-ナルト-』】

2018.04.27 Vol.Web Original
 新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』製作発表記者会見が27日、都内で行われ、坂東巳之助と中村隼人が出席した。話題を集めるスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』でも共演する2人が、再び人気作品に挑む。  忍者の郷に育った落ちこぼれ忍者の「うずまきナルト」の成長を描く。巳之助はナルト、隼人はナルトのライバル「うちはサスケ」を演じる。そして、歌舞伎でいう敵役「うちはマダラ」を、市川猿之助と片岡愛之助が、昼夜交互で演じる。    猿之助はビデオメッセージを寄せ、「お2人の前には『ワンピース』という非常に高い山がそびえ立っております。見事に越えてください。越えさせないように私も奮闘してまいります。まさに“マダラ”となって立ちはだかりますので、どうか僕を打ち倒してください」と、激励。  巳之助は「越えてみせます」と力強く宣言。猿之助と愛之助に感謝したうえで、「ご恩返しといいますか、猿之助の兄さんのおっしゃる“越えろ、倒せ”という言葉をそのまま受け止めるようであれば、恩を仇で返すような恩返しができれば」と、話した。  巳之助も隼人も子どものころから愛読していた作品。会見では、巳之助は10歳の時に祖母に駅で第1巻を買ってもらったこと、中村は月曜日の稽古の帰りにご褒美として「週刊ジャンプ」を買ってもらっていたエピソードを紹介。隼人は「あこがれていたヒーロー、好きだったマンガを歌舞伎で上演できるのがうれしい」と話した。  原作は72巻におよぶ超大作。脚本・演出のG2は「正直プレッシャーですがものすごく楽しみ」。脚本は準備稿の段階だというが「原作に忠実にやりたい。頭から最後までのナルトとサスケの関係をすべて描きたい」。演出については、歌舞伎の手法をとりいれながら、新しい歌舞伎というのをまとめていきたいと話した。  巳之助は「歌舞伎における立ち回りというものは、周りが大きく動くことで芯の役者を大きく見せ、派手に見せる手法が用いられますが、もちろんその部分もとりいれつつ、私と隼人君とで相対する場面では、たくさん動いて、今のうちにしかできないようなことをやりたい」。  隼人も「女性の役も男性が演じるという歌舞伎度独特の手法でやる。そんな歌舞伎の嘘をうまく利用してお客様にいろんなことをつたられる舞台にしたい」と、意気込んだ。  会見では、国内外で精力的な活動を展開して注目を集めている、和楽器バンドが楽曲提供することも発表された。     8月4~27日まで、新橋演舞場で。

赤坂の街を華やかに彩る「赤坂大歌舞伎」、今年は新作に初挑戦!

2017.03.13 Vol.686
 2008年9月に十八代目中村勘三郎の“芸能の街・赤坂で歌舞伎を!”という思いから始まった「赤坂大歌舞伎」。これまで古典歌舞伎で観客を魅了、赤坂の街を盛り上げてきた。2013年からは、勘三郎の意志を継ぎ、中村勘九郎、中村七之助が中心となり赤坂大歌舞伎を継承。5回目となる今年、人気の劇作家・蓬莱竜太作・演出の新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』を上演。歌舞伎ファンだけではなく、演劇ファンからも注目を集めている。

夜景をバックに歌舞伎を楽しむ

2016.09.29 Vol.675
 東京スカイツリーの天望デッキ フロア350で実施している「SKYTREE ROUND THEATER」は、新プログラム『東京スカイツリー天望歌舞伎』を上映する。横幅約110m、高さ約2mの窓ガラスを巨大スクリーンに見立てた夜間の展望台でプロジェクションマッピングを利用したショーが楽しめる同プログラム。歌舞伎本来の芝居小屋再現を目指して旗揚げされた平成中村座とコラボレーションし、外国からの来場者にもなじみ深いロックの名曲に合わせ、中村勘九郎が歌舞伎を披露する。地上350mから眺める天空の舞台で美しい夜景を背景に新たな歌舞伎の魅力を発見しよう。 【開催日】10月5日(水)から【時間】日没後毎日5?7回、各5分程度【問い合わせ】東京スカイツリーコールセンター TEL:0570-55-0634

誰もが楽しめる“本来の歌舞伎”へ 竹柴 源一さん(NPO法人 日本伝統芸能振興会 専務理事)

2015.11.25 Vol.655
「日本を元気に」をスローガンに、各界のキーパーソンが2020年への提言を語る「JAPAN MOVE UP プロジェクト」。今回は、家柄や性別によらず誰でも楽しめる歌舞伎の普及を目指すNPO法人 日本伝統芸能振興会・竹柴源一さんに、日常的に日本の伝統文化と触れ合う環境作りの大切さを語ってもらった。

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