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東京の過去、現在、未来を見つめる「アイラブアート15 生きている東京展」

2020.10.25 Vol.734

 9月に開館30周年を迎えたワタリウム美術館が、同館に関わったアーティストたちの作品を通して、東京を再考する展覧会。コレクションを中心に島袋道浩、寺山修司、JRら12作家の作品や未公開ドキュメント、会田誠らゲストアーティスト3組を交えて作品約100点を展示する。

 1985年、渋谷区神宮前のトライアングルの地に、建築家マリオ・ボッタによる「ワタリウム建築プロジェクト」がスタート。ボッタが最初に考えたことは「まず正面に大きなファサードをおく、街に豊かさを与える都市の新しい顔となるために」ということ。1990年9月、多彩な人々が行き交う街の日常の中に生まれたワタリウム美術館は、アートファンのみならず世代性別を超えさまざまな人々に、アートを軸とした出会いを届けてきた。そして2020年、パンデミックの状況下、世界規模で何かが大きく変わろうとしている今、1990年の開館以来“東京からアートを”とさまざまな作品を生み出してきた同館で、この30年間アーティスたちが見た“東京”を再び見つめなおす。

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