映画『時には懺悔を』の初日舞台挨拶が8月28日、都内にて行われ、俳優の西島秀俊、満島ひかり、宮藤官九郎、柴咲コウと中島哲也監督が登壇。西島が、最後の挨拶で声を詰まらせながら作品への思いを語った。
その難しいテーマからも映像化不可能と言われた、打海文三による傑作ミステリーを映画化。一人の探偵の死と9年前の新生児誘拐事件。2つの謎を取り巻く人々が、重い障がいのある少年・新の存在に揺り動かされていく物語。
西島が演じる主人公の探偵・佐竹が出会う少年・新役のしんすけをはじめ、スペシャルニーズ(障がいなどにより、ケアが必要な状態や人を示す)のキャストが20名以上出演している同作。
西島も「子どもたちの素晴らしい表情を見てもらいたい」と、俳優として参加したスペシャルニーズの子どもたちを絶賛すると、新の父を演じた宮藤も「しんちゃんが、自分が芝居臭くなるのが恥ずかしいくらいいい表情をする」と感嘆。
この日は、西島と宮藤がマイクランナーとなって客席へ向かい直接、感想を聞くコーナーも。自身も障がいのある子どもを育てているという質問者が、ときおり涙声になりながら「スペシャルニーズの子どもたち本人がこんなにたくさん出演していて、お風呂に入るシーンやご飯を食べるとき、その表情の変化に感動しました。小さな幸せを重ねながら生きているお父さんお母さんがたくさんいるんだと感じました」と語ると、西島も感無量の表情
すると質問者が最後に「30年前から西島さんが大好きでした。それで応募したんですけど…」宮藤の演技にも圧倒された、と熱いコメント。宮藤は「僕は30年前からじゃないんですね」とツッコみ、感動に包まれていた会場は、一転して笑いに包まれた。
西島は締めの挨拶で「素晴らしい感想を頂いて胸がいっぱいです」と感謝すると、目頭を押さえ涙声に。「僕自身も、役を通して光を受け取ったと思っています。観客の皆さんにもその光が届くことを願っています」と涙をこらえながら語っていた。















