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宮藤官九郎を動揺させた山田洋次監督の言葉「これコメディーの基本だから」

2023.03.15 Vol.web original

 

 映画『こんにちは、母さん』の完成報告会見が15日、都内にて行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁ら豪華キャスト陣と 山田洋次監督が登壇。本作で悲しき中年男を演じた宮藤官九郎が撮影中に言われた山田監督からの鋭すぎる言葉を振り返った。

 永井愛の同名人気戯曲を、監督作90本目となる巨匠・山田洋次が91歳にして描く等身大の親子の物語。

 俳優として山田組に参加した感想を聞かれた宮藤官九郎は「僕はまだそんなに撮ってないですけど、映画を撮るのって楽しいので、はしゃいでしまうんですよね。山田監督も現場でセリフを変えたり足したり、同じように楽しんでいるんだな、と思いました。山田監督が撮り方で悩んでいるのを見て、自分もこれでいいんだと思いました」と、映画監督としても影響を受けた様子。

 ところが撮影で「“トイレのドアを開けたら人が入っていて怒られる”というシーンの間をなかなかつかめないでいたら、山田監督から“これコメディーの基本だから”と言われて…」

 俳優、脚本家、映画監督として多くのコメディー作品を手がけてきた宮藤だけに「僕は、その言葉が重すぎて、トイレのドアを開けられないのではと思うくらい、ヤバい…となりました(笑)」と吐露し会場も大爆笑。

 山田監督は「そんな大げさなこと言ったかな(笑)」と笑いつつ「彼じゃなきゃできない役だった。宮藤さんにやってもらって本当に良かった。中年男の悲しみをちゃんと表現してくれた」とたたえていた。

 この日の登壇者は吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、山田洋次監督。

 映画『こんにちは、母さん』は9月1日より全国公開。

「お祖母ちゃん役」の吉永小百合、孫娘役の永野芽郁は「先輩みたいなもの」

2023.03.15 Vol.web original

 

 映画『こんにちは、母さん』の完成報告会見が15日、都内にて行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁ら豪華キャスト陣と 山田洋次監督が登壇。祖母と孫を演じた吉永と永野が、ほのぼのトークを繰り広げた。

 永井愛の同名人気戯曲を、監督作90本目となる巨匠・山田洋次が91歳にして描く等身大の親子の物語。

『母べえ』『母と暮らせば』に続く吉永とのタッグに山田監督は「小百合さんは僕らの世代からするとミューズ。小百合さんに、おばあちゃんと呼ばれる役なんてお願いできますかと聞いたら、事もなげに、もちろんですよと言ってくれた」と、吉永との『母』三部作実現に感謝。

 吉永も、原作戯曲の母親役から、孫娘がいる“お祖母ちゃん”役への変更に「監督に、またお母さんの役をと言っていただき幸せだったんですけど、ある日、監督からお祖母さんってどうですか、と。そのときは、もちろんですと言ってしまったんですけど、後でちょっと、私早まったかなとか思ったりして(笑)」と茶目っ気たっぷりに振り返り「でも私の年代は皆さんお祖母ちゃんになって。たまたま私に子どもがいなかったからこういう形なんですけど。と自分に言い聞かせました。本当にやってよかった」と、おばあちゃん役を楽しんだ様子。

 吉永の孫娘を演じる永野は「いつかは私もこんな女優さんになりたいなと密かに思っていました」と吉永へのあこがれを語りつつ“恋するお祖母ちゃん”を演じた吉永に「一緒にキュンキュンしました。恋っていいなと思いました」。

 そんな永野に、吉永は「8歳から子役として出られていて。私は11歳からだから(永野は)先輩みたいなもの」と温かいまなざしを向けていた。

 この日の登壇者は吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、山田洋次監督。

 映画『こんにちは、母さん』は9月1日より全国公開。

大泉洋「日本で吉永小百合さんにぼやくヤツなんていない」

2023.03.15 Vol.web original

 

 映画『こんにちは、母さん』の完成報告会見が15日、都内にて行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁ら豪華キャスト陣と 山田洋次監督が登壇。親子役を演じた吉永と大泉が役さながらの仲睦まじさで撮影を振り返った。

 永井愛の同名人気戯曲を、監督作90本目となる巨匠・山田洋次が91歳にして描く等身大の親子の物語。

 下町に暮らす母・福江を演じる吉永が「クランクインからダメだなあと思い続けてきたんですけど、最後の方は大泉さんにサポートしていただいて。だんだん年を重ねると目も衰えてセリフ覚えも悪くなるんですけど…今回の役をやってよかった」と言えば、福江の息子・昭夫を演じる大泉も「今回の小百合さんは恋をなさるわけですけど、僕の母親という役ですけど本当にかわいらしくて」とすっかり心酔。

 さらに大泉は「小百合さんから、私の子どものころの写真を借りられないかと言われまして。恥ずかしかったんですけどかき集めて、会社経由でお送りしたんですが…。相当な写真が送られたようで。さらにびっくりしたのが、それが映画で使われていたんです」とあっけにとられた表情を見せると、吉永が「私じゃないですよ(笑)」と写真の横流しを否定し会場も大笑い。

 どんな写真だったかと聞かれた吉永は「助監督さんを通じてお借りしたんですけど、その中にすごい写真がありまして。子供のころの大泉さんがお風呂上りで…全裸じゃないんですけど、ほとんど…(笑)。私の息子って思えました」とにっこり。

 まさか自分の幼少期写真が映画でそのまま使われるとは…とぼやいていた大泉。おなじみの“ぼやき”が撮影現場でも出たかと聞かれると「ぼやいてません!」と全否定。「(大泉のぼやきを)見聞きましたか」と聞かれた吉永が「見てません。完璧でした」と請け負うと、大泉が「いないよ、日本で吉永さんにぼやくヤツなんて!」と叫び、会場を笑いに包んでいた。

 この日の登壇者は吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、山田洋次監督。

 映画『こんにちは、母さん』は9月1日より全国公開。

喜寿の吉永小百合、36年ぶり化粧品PRに椿色ワンピースで登場「ちょっと恥ずかしい……」

2023.02.21 Vol.Web Original

 俳優の吉永小百合が21日、都内で行われた「吉永小百合×五島の椿 スキンケア商品発表会」に登壇した。

西田敏行『いのちの停車場』舞台挨拶で語った死生観「幸せな死に方を模索している」

2021.05.22 Vol.Web original

 

 公開中の映画『いのちの停車場』舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・吉永小百合、共演の松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、南野陽子、柳葉敏郎、みなみらんぼう、泉谷しげる、田中泯と原作者・南杏子、成島出監督が登壇した。

 本作は現役医師でもある南杏子によるベストセラーの映画化。在宅医師として再出発した吉永演じる主人公が在宅医療を選んだ人々と家族に寄り添う姿を描く。

 映画館への休業要請を憂いながらも公開を喜んだ一同。現役の医師でもある原作者・南杏子が「私は“生き切る”ということをこの作品の中で描きました。皆さん、コロナの環境の中で心に迫るものがあったと思います」とキャストたちを労うと、吉永も「南先生が“生き切る”ということをおっしゃったが、それを心にとめ、1日1日を精一杯、最後まで生きることができれば、自分は幸せだったと思えるのではないかな、と思います」。

吉永小百合、舞台挨拶中に体調崩したみなみらんぼうに駆け寄り支える

2021.05.22 Vol.Web original

 

 公開中の映画『いのちの停車場』舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・吉永小百合らキャスト9人と、原作者・南杏子、成島出監督が登壇。途中、みなみらんぼうが体調を崩し、医師を演じた役どころさながら吉永自ら駆け寄り支える一幕があった。

 本作は現役医師でもある南杏子によるベストセラーの映画化。在宅医師として再出発した吉永演じる主人公が在宅医療を選んだ人々と家族に寄り添う姿を描く。

 冒頭、吉永はコロナ禍の影響を乗り越えての完成と公開を喜びながらも、緊急事態宣言延長に伴う映画館の休業要請について「演劇は大丈夫だけど映画はダメと伺って、大変ショックを受けましたし悲しかった」と明かしつつ「でもそのおかげでこうして全国の皆さんとつながった」と劇場中継を喜んだ。

吉永小百合の父親役・田中泯びっくり「同じ年なのに」

2021.04.14 Vol.Web original

 

 映画『いのちの停車場』完成披露試写会が14日、都内にて行われ、主演の吉永小百合をはじめキャスト11名と成島出監督が登壇。そうそうたる豪華キャスト陣が撮影の思い出などを語った。

 現役医師・南杏子による同名小説を原作に、在宅医療を通して“生”に向き合う医師たちと“死”に向かう患者と家族が紡ぎ出す、命の物語。

 成島出監督との撮影を、ときに笑いを交えながら振り返ったキャストたち。「40数年ぶりの映画」と言うみなみらんぼうは「台本に“歌を口ずさむ”と書いてあって、何を歌うんだろうと思っていたら監督が“1曲、作ってください”と。1晩で作って、いきなり歌った」と成島監督からの“無茶ぶり”を明かした。

 田中泯は、監督から電話で「吉永小百合さんという大スターのお父さん役、と聞いて本当に驚きました…同い年なのに」と振り返り、会場の笑いをさそいつつ「吉永さんが僕をお父さんにしてくれた」と娘役の吉永に感謝。

「シーンが少なくて文句があります!」と訴えていた泉谷しげるは「自分のシーンはゴミがすごく汚くて、(撮影用に作った)ネズミの死がいなどもあった。東映の美術すごいな、と。こんな恐ろしい現場に吉永小百合を入れるのか、と怒りがわいた」と憤まんやるかたない様子で、会場を笑わせた。

吉永小百合が夫役に前川清を推した理由は「直立不動」の姿勢!?

2019.09.04 Vol.web original



 映画『最高の人生の見つけ方』ジャパンプレミアが3日、都内にて行われ、主演の吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシ、前川清と、劇中のライブシーンで出演するももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに)、犬童一心監督が登壇した。

 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演で世界的にヒットしたハリウッド映画を、現代の日本に舞台を移し豪華キャストで映画化。ひょんなことから知り合った、余命宣告を受けたホテルチェーンの女社長(天海)と専業主婦(吉永)が“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行していく物語。

吉永小百合、天海祐希が六本木に降臨! ももクロライブ“飛び入り”の思い出を語る

2019.09.03 Vol.web original



 映画『最高の人生の見つけ方』ジャパンプレミアが3日、都内にて行われ、主演の吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシ、前川清と、劇中のライブシーンで出演するももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに)、犬童一心監督が登壇した。

 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演で世界的にヒットしたハリウッド映画を、現代の日本に舞台を移し豪華キャストで映画化。ひょんなことから知り合った、余命宣告を受けたホテルチェーンの女社長(天海)と専業主婦(吉永)が“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行していく物語。

堺雅人「途中から親子のような恋人のような…」

2018.01.05 Vol.702

 女優・吉永小百合120本目の出演作となる映画『北の桜守(さくらもり)』完成披露会見と舞台挨拶が4日、都内にて行われ、主演の吉永や共演の堺雅人、篠原涼子、岸部一徳という豪華キャストと滝田洋二郎監督が登壇した。

「59年前に初めて映画に出演させていただいてから本作で120本目になりまして、よくここまでやってきたという気持ち」と明かした吉永。実写では初共演となる堺との親子役について吉永が「堺さんとは意識せず、すっと寄り添えた」と振り返ると、堺も「途中から母親なのか恋人なのか分からなくなることもあって、この関係性には名前をつけなくてもいいんじゃないかと」と大先輩・吉永との共演を振り返った。監督、共演者に称賛されながらも吉永は「私はいつまでもアマチュア」と真摯に語っていた。

 映画は3月10日より全国公開。

巨匠・山田洋次が、井上ひさしの思いを継いだ感動作『母と暮せば』

2015.12.12 Vol.656

 終戦から70年を迎えた今年。『父と暮せば』で広島を、未完となった『木の上の軍隊』では沖縄を舞台に、戦後を描いてきた井上ひさしが、どうしても書きたいと考えていた“もう一つの戦後の物語”を、日本を代表する映画監督・山田洋次が映画化。生前にたびたび、長崎を舞台にした物語を書きたいと口にしていた井上の思いに衝撃を受けたという山田監督。『父と暮せば』で描かれた“広島で原爆で死んだ父と生き残った娘の物語”を、“長崎で原爆で死んでしまった息子と、残された母の物語”として紡ぎ出した。山田監督にとって、本作は自身初のファンタジー作品。市井の人々を丹念にリアルに描いてきた山田監督が本作ではCGを多用して亡霊となった息子を描き、1948年の長崎を再現。夢と現実が入り混じる、切なくも美しい世界を描く。

 キャストも日本映画界を代表する顔ぶれが集結。母親・伸子役には山田作品『母べえ』『おとうと』でも主演を務めた吉永小百合。息子の浩二役にはクリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』で海外からも高い評価を得た二宮和也。そして浩二の恋人・町子役には『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した黒木華。

 「母さんはあきらめが悪いから、なかなか出てこられなかったんだよ」。ある日突然現れた亡き息子と、そんな息子を愛おしく迎え入れる母の、穏やかな日々。その儚くも幸せな時間がもたらすものとは…。

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