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4月大会でK-1の王座決定トーナメント出場への査定試合。スーパー・ライト級の6選手が試合当日に「綱引き抽選」でカード決定【Krush】

2024.03.12 Vol.Web Original

「Krush.160」(4月28日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が3月12日、都内で開催された。

 Krushの後楽園大会では通常、メインイベントでタイトルマッチや王座決定戦、王座決定トーナメントの決勝といったタイトルがかかる試合が行われるのが恒例なのだが、今大会は「K-1vsKrush・3対3」と銘打たれたスーパー・ライト級の6選手による試合がトリプルメインイベントとして行われる。

 その対戦カードについては試合当日の第1試合の前に赤コーナーと青コーナーからそれぞれ3選手が登場し、リングに並べられた3本の綱のいずれかを選び、綱を引き合った者同士が対戦するという「綱引き抽選」によって決定する。

 赤コーナーのK-1側は元K-1 WORLD GPライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)、元K-1 WORLD GPライト級王者の林健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym)、前Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、青コーナーのKrush側は現Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)、寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)、塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)。

 現在、K-1グループのスーパー・ライト級戦線はKrushは稲垣が王座に君臨。K-1は先日、大和哲也が生涯10本目のベルトを狙うことを理由に王座を返上し、現在空位となっている。今後、K-1で王座決定トーナメントを開催する予定で、今回の3試合はその査定試合の意味合いも含まれたもの。もっとも勝利=トーナメント出場というわけではなく、内容も吟味。宮田充Krushプロデューサーは「勝ち=トーナメント決定ではない。素晴らしい試合だったら、敗者でもトーナメントに入る可能性もある」と語っている。

稲垣柊が全戦KO勝ちで王座獲得も「K-1のレベルじゃない」と反省【Krush】

2023.04.28 Vol.Web Original

第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント

「Krush.148」(4月28日、東京・後楽園ホール)で「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」の準決勝2試合と決勝が行われ、稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)が決勝で塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を破り、王座を獲得した。

 同トーナメントは前王者・佐々木大蔵の王座返上に伴って行われたもので「Krush.145」(1月21日、東京・後楽園ホール)で1回戦4試合を開催。寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)、稲垣、小嶋瑠久(ARROWS GYM)、塚本の4選手がこの日の準決勝に駒を進めていた。

 準決勝第1試合では塚本と小嶋が対戦し、3Rを通じ激しい打撃戦を展開したうえで小嶋が3-0の判定で勝利を収めたのだが、ダメージが大きくドクターストップがかかり、決勝を無念の欠場。本来であればリザーブマッチで勝利を収めた佑悟が決勝進出のところ、こちらもダメージが大きく出場不可能だったため、塚本が決勝に出場することとなった。

優勝候補の寺島輝は2-0の判定勝ち。唯一のKO勝ちの稲垣柊は「ベルトを巻いてスーパー・ライト級の新時代を作る」【Krush.145】

2023.01.22 Vol.Web Original

「Krush.145」(1月21日、東京・後楽園ホール)で「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」が開幕し、1回戦4試合が行われた。今回のトーナメントは前王者・佐々木大蔵の王座返上に伴うもの。
 
 優勝候補筆頭と目される寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)は1回戦の第4試合で蓮實光(パラエストラ栃木)と対戦し、2-0の判定で勝利を収めた。

 1R、いきなり圧をかける蓮見に寺島が左ミドル、三日月。それでも蓮實は前に出て左右のフック。これは寺島がガード。なおも蓮實はロープに詰めて左右のフックも寺島はがっちりガード。寺島はガードを固めながら左インロー、ヒザ、そして左ボディー。寺島は距離を取ると左ハイ、左ミドルを放っていく。蓮實は詰めて左右のフックも寺島はガード。

第9代スーパー・ライト級王座決定トーナメント開催。優勝候補の寺島輝「寺島輝というものをぶつけます」【Krush.145】

2023.01.20 Vol.Web Original

「Krush.145」(1月21日、東京・後楽園ホール)の前日計量が1月20日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリアした。

 今大会は佐々木大蔵の王座返上に伴う「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」の1回戦4試合が行われる。

 1回戦第1試合は大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)vs 塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)。大野は「明日の試合はトーナメントの1回戦でベルトに目が行きがちなんですけど、とにかくこの試合に勝つことを念頭に明日は戦いたい。煽りの映像でも殺るか殺られるかというところでお話させてもらったが、本当に殺るか殺られるかの戦いを皆さんに見ていただけたら」とまずはこの試合に集中。

 塚本は「明日は期待していてください。絶対勝ちます。自分はいつも会見で“気持ちが強い”と言っているが、このトーナメントに出ているメンバーは、気持ちが強いとはみんな思っているし当たり前だと思うんで、それ以外でしっかり倒せる武器を作る練習をしてきた。大野選手は“殺るか殺られるか”とずっと言っていて、煽りVでは“自分に対して殺られるイメージもない”みたいなことも言っていた。でも、自分には自分と向かい合わないと分からない世界観があると思っているので、その世界観に引きずり込んでやろうかなと思っている」などと独特の言い回しを見せた。

KO防衛の佐々木大蔵がK-1王者・大和哲也への挑戦をアピール【Krush.138】

2022.06.18 Vol.Web Original

3年間無敗の10連勝

 Krushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「Krush.138」(6月17日、東京・後楽園ホール)で3度目の防衛に成功し、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者・大和哲也(大和ジム)への挑戦を表明した。

 佐々木はこれまで同門の先輩・山崎秀晃が王者だったことから表立ってK-1王座への挑戦を口にすることはなかったのだが、今年4月の「K’FESTA.5」で山崎から大和に王座が移動したことから今回の表明となった。大和は「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)への出場がアナウンスされており、今後、この対戦が実現するか注目される。

 この日、佐々木は寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)と対戦し、3Rに2つのダウンを奪いKO勝ちを収めた。佐々木は2020年2月に鈴木勇人から王座を奪うと近藤拳成、平山迅を相手に防衛に成功。この間、K-1のリングでも盤石の強さを見せ、この日の勝利でここ3年間無敗の10連勝となった。

“絶対王者”佐々木大蔵が寺島輝を相手に3度目の防衛戦「先を見ていると足元をすくわれる」と警戒【Krush.138】

2022.05.01 Vol.Web Original

「Krush.138」(6月17日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が5月1日、都内で開催された。

 スーパー・ライト級王者・佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)を相手に3度目の防衛戦に臨む。

 佐々木は2020年2月に鈴木勇人から王座を奪うと近藤拳成、平山迅を相手に防衛に成功。この間、K-1のリングでも盤石の強さを見せ、王座奪取前からの連勝を「9」に伸ばしている。今年2月のK-1東京体育館大会でヴィトー・トファネリに判定勝ちを収めて以来の試合となる。

 寺島は前日にKrushライト級王座を獲得した大沢文也の同門。幼少より極真空手を始め、高校では伝統派空手を学び、第21回K-1アマチュアチャレンジAクラス-65kgで優勝するなどアマチュアで実績を積み、2019年にプロデビュー。デビューから4戦4勝(3KO)の星を残し、2020年3月には山崎秀晃との対戦のチャンスを手に入れるが、山崎の壁は高く2RKO負け。続く再起戦でもTKO負けを喫し足踏みするも、その後2連勝。前戦では前王者の鈴木を破り今回の挑戦にこぎつけた。

新王者・大沢文也が「一人くらいつまらない試合をするチャンピオンがいたっていいじゃないですか」と異色の王者像を語る【Krush.136】

2022.05.01 Vol.Web Original

「Krush.136」(4月30日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が5月1日、都内で開催された。メインイベントで行われた「Krushライト級タイトルマッチ」で王者・瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)を破り悲願のKrush王座を獲得した大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)が異色の王座像を語った。そして改めて同門の龍華とのタイトル戦を熱望した。

 大沢は前日、3Rに左ハイキックでダウンを奪った上で3-0の判定勝ち。2012年にKrush -60kg級タイトルマッチで卜部弘嵩に挑み、敗れてから10年の月日を経て、やっとKrush王座を手に入れた。

 大沢は会見の冒頭、にやにやが止まらないのだが、これは「こんなにベルトが似合わない人っていないと思って(笑)」という思いからの照れ笑い。「まだ試合をちゃんと見ていないんですが、まだ現実感がない」と語り、試合後は「来てくれた人たちのところに挨拶に行ったりで、1時間くらいしか寝ていない」とのこと。

 そしてこの10年を振り返り「やめようと思ったことは何度もあった。今回はみんな分かっていたと思うが“今回のタイトルマッチで失敗したら絶対に引退”と自分の中で決めていた。言わなくても(同門の寺島)輝とかも分かっていた。“文也君は辞めるつもりなんだな”とチームのみんなが全員分かっていた」などと語った。

寺島輝が前王者・鈴木勇人からダウンを奪って判定勝ち。一気にタイトル戦線に躍り出る【Krush.131】

2021.11.21 Vol.Web Original

「Krush.131」(11月20日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルのスーパー・ライト級の一戦で前王者の鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)と寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)が対戦し、寺島が3-0の判定で勝利を収めた。

 鈴木は2019年1月に空位となっていたスーパー・ライト級王座を松下大紀と争い、王座を獲得。実力者の左右田泰臣を破り初防衛に成功したが、同年11月のK-1横浜大会で佐々木大蔵に完封され敗れると翌年2月にはベルトをかけて再戦。ここでも判定負けを喫し王座から陥落した。その後、FUMIYA、松本篤人に連続KO勝ちで再起を果たすが、K-1で不可思、ヴィトー・トファネリに2連続KO負けを喫した。

 対する寺島はプロデビューから4連勝を飾り、昨年3月の「K’FESTA.3」では現K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃と対戦もKO負け。再起戦となった昨年12月も斉藤雄太にまさかのTKO負けを喫し、2連敗。しかし今年7月に松本篤人を判定で破り再起を果たしていた。

斗麗と寺島輝がケガから復帰。JKファイターNOZOMIがプロ2戦目【Krush.120】

2020.10.29 Vol.Web Original

斗麗が初参戦の稲津航大を迎撃

「Krush.120」(12月19日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見が10月29日に東京都内で開催された。

 ケガのため9月に1回戦が行われた「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」を欠場した斗麗(WIZARDキックボクシングジム)が稲津航大(K-1ジム琉球チーム琉神)を相手に復帰戦を行うことが発表された。

 斗麗はデビュー以来、5戦5勝(2KO)の18歳。5勝のうちにはKrushのタイトル挑戦経験もあるTETSU、中国の「英雄伝説」の王座獲得歴もある伊澤波人も含まれるなど、実績も十分でトーナメントでは優勝候補の一角に上げられていた。

 斗麗は「まず始めにトーナメントに出場できなくなりすいませんでした。ただ、ケガをした間も1日も休まずに戦う準備をしてきたので、さらに強くなった斗麗を見せられると思う。ケガも順調に回復し、いいタイミングでオファーをもらったと思う。今回の試合は“フェザー級に斗麗あり”という圧倒的な試合をして勝つので期待してほしい」と挨拶。ケガについては右手首と明かしたうえで「それ以外は蹴りも左のパンチも全部できたので、パワーアップしていると思う」と特に問題はないよう。

 対戦相手の稲津については「映像もまだ見ていなくて分からないが、僕の目の前に立った奴は力ずくで叩き潰そうと思っている。圧倒的に、どんな相手でも気を抜かずに練習して、いつも通りにやるだけ。試合を見てもらえればわかると思う」などと話した。

山崎秀晃が究極のポジティブシンキングを披露【3・22 K-1】

2020.02.29 Vol.Web Original

プロ4戦4勝の新鋭・寺島輝と対戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する山崎秀晃が2月29日、神奈川県内の所属ジムで公開練習を行った。

 この日は1分半のミット打ちを行い、例のごとく速くて重いパンチを連発。順調な仕上がりを見せた。

 山崎は今大会ではプロ4戦4勝の新鋭・寺島輝と対戦する。「K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント」の優勝者でKrushではスーパー・ライト級とライト級の2本のベルトも獲得するなどトップファイターの山崎は昨年8月のK-1大阪大会の平山迅、11月の横浜大会での瑠久、今年1月のKrushでの堀井翼と若い選手とのいわゆる「下克上マッチ」が続いている。寺島戦も同様の色を持った試合ではあるが、今回は伝統派空手出身同士という、もう一つ興味深い味付けのされた試合となっている。

 山崎は練習後に行われた会見では寺島について「右も左もできる器用な選手。伝統派空手出身でK-1に対応した選手ということで、どういう戦い方をするのかという興味がある。聞くと結構な名門校出身。生半可ではやっていないとは思う」などと警戒しつつも「自分としては伝統派空手をK-1スタイルに変えてKrushで戦ってきたという自負や伝統派空手の中でも厳しい道場でやってきたという自負はあるので、そこでは負けない自信がある」などと伝統派空手出身のK-1ファイターの第一人者としてのプライドを見せた。

山崎秀晃がプロ1年の寺島に「K-1の65kgがどういうものか拳で伝える」【3・22 K-1】

2020.02.09 Vol.Web Original

“股間王”堀井翼が会見場に紛れ込み「質問未遂」

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第4弾カード発表会見が2月9日、都内で開催され、新たに2試合のスーパーファイトが発表された。

 K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント優勝の実績を誇る山崎秀晃の参戦が決定。プロ4戦4勝の新鋭・寺島輝と対戦する。

 山崎は今年1月の「Krush.110」でも試合をしており、中2カ月での試合となる。山崎は昨年8月のK-1大阪大会の平山迅、11月の横浜大会での瑠久、この1月の堀井翼と若い選手とのいわゆる下克上マッチが続くのだが「最近は若手に下克上をさせないスタイルの試合が多いが、僕はどんな相手でも山崎秀晃というプロフェッショナルをファンの皆さんにお見せするだけ。しっかり僕のスタイルやK-1というものを見せていければ自然と僕も楽しんでやっていけると思う。ぜひそういう形で見ていただければ」などと語った。

 寺島は空手をベースにしたファイターで、前戦で初の国際戦もクリアし、今回の抜擢につなげた。「まず自分にしかメリットがない試合を受けていただき、ありがとうございます。去年のK’FESTAは先輩の大沢文也選手のセコンドで舞台裏から見ていた。そのころはまだアマチュアでプロデビューして1年経っていない状態で今年はスーパーファイトで呼んでもらえることをうれしく思う。呼んでいただいたからには熱い試合をするし、格上だからといって胸を借りるつもりもない。その胸をぶっ壊して次のステップに進みたい」と気合を見せた。

 質疑応答の時間になるとマスコミ陣の前に客席に紛れ込んでいた堀井が静かに手を挙げるハプニング発生。これは司会に制され、堀井のゲリラ質問は未遂に終わったが、果たして堀井は何を聞きたかったのか…。

 堀井は山崎戦後、山崎との会見の模様をプリントした街宣車を自らのファイトマネーで走らせるなど神出鬼没の動きを見せており、今後の堀井の動きからも目が離せない。

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