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森七菜 ダイヤモンド・プリンセス号クルー役に「ピンチを乗り越えた人のオーラを自分も出さないと」

2025.06.13 Vol.web original

 

 映画『フロントライン』の初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、俳優の小栗旬らキャストと関根光才監督らスタッフが登壇。森七菜が、コロナ禍の最前線となった豪華客船のクルー役を振り返った。

 2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で対応に当たった災害派遣医療チームDMATの医療従事者らの闘いを、事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化。

 この日は、小栗を始め、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜へ、それぞれモデルとなった実在の“ヒーロー”たちからの手紙を司会が代読。

 その中で、森が演じた羽鳥寛子のモデルとなった、元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスク・クルーの和田祥子氏は、森への手紙で「状況を把握出来ていないまま、対応をしなくてはいけなかった当時の不安感や、徐々に事の大きさを認識し始めた頃のこと、自分がしっかりしないと!と気を引き締めた時、何とかしよう!乗り越える!と協力し合った日々のことなどそれぞれの場面での心境の変化を、森さんが本当にうまく表現してくださいました」と振り返り「初めてお会いした森さんは小柄だけど、芯がしっかりある印象で、エネルギーを感じました。これからも色んなところで活躍する俳優さんだろうなと思いました」と称賛。

 和田氏の言葉に森も「和田さんと初めてお会いしたとき、ピンチを乗り越えた人のオーラを感じて。自分もそのオーラを出さないといけないんだという責任感と、実際に起こったことを自分の体を通していろんな人に知ってもらわないと、と気が引き締まった思いで演じていたので、こうしてお言葉を頂けて本当にうれしいです」と感激していた。

窪塚洋介「自分が恥ずかしい」コロナ禍ダイヤモンド・プリンセス号報道に「テレビを見ながら“降ろしてんじゃねえよ”って」

2025.06.13 Vol.web original

 

 映画『フロントライン』の初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、俳優の小栗旬らキャストと関根光才監督らスタッフが登壇。窪塚洋介がコロナ禍当時を振り返りつつ本作への熱い思いを語った。

 2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で対応に当たった災害派遣医療チームDMATの医療従事者らの闘いを、事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化。

 見終わった後の観客からの万雷の拍手に、小栗をはじめ一同感無量の面持ち。

 この日は、小栗らキャストへ、それぞれモデルとなった実在の“ヒーロー”たちからの手紙を司会が代読。

 小栗が演じた主人公・結城のモデルとなった神奈川DMAT調整本部長(当時)・阿南英明医師からの「 世界中から注目されて、現場・組織・政治・マスコミ・世間との間で信念がグラつくこともあったのは事実です。でも、撮影現場で小栗さんの後姿を見たとき、完成した映像をみたとき、何度も涙しました」という言葉に、小栗は「5年前、皆さんは実際にこの出来事を経験していて、映画では描かれていない大変さもたくさんあったと思います。DMATの皆さんには今後もご自分たちも無事に、いろいろな災害に向かっていってもらえたら」。

 松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜へもモデルとなった関係者たちから、実在モデルはいないが世論を体現する重要な役どころを演じた桜井ユキへは関根監督から思いのこもった手紙が寄せられた。

 その中で「いつもならさよなら、という感じなんですけどまた船に乗り込むような気持ち」と初日を迎えた思いを語っていた窪塚。

 モデルとなったDMAT事務局次長・近藤久禎医師からの「真剣なお芝居の姿に勇気づけられ、戦い続ける勇気をいただけたことを今でも覚えています」という言葉に窪塚は「力を頂いたのはこちらのほう」と感謝。

 さらに「あの日、自分は何をやっていたかなと振り返ったら、テレビを見ながら“船から人を降ろしてるんじゃねーよ”と…思ってなかったですか?」と会場を見渡し「感染してるんだから人を降ろしてるんじゃねーよ、とか。しかも酒飲みながらね。そんなことを思っていたりした自分が本当に恥ずかしいな、と」と悔恨をあらわに。

「この作品をやらなかったら、こうやって見えないところで名もなき人たちが世界を支えて回しているんだということをうっかり忘れたまま前に進んでいたかなと思うんですよね。この映画に(小栗)旬に呼んでもらって本当に誇りに思います。取り戻せない大切な人や返ってこない大切な時間も、乗り越えて前に進めるきっかけをくれる映画だと思う」と本作への思いを語り、会場からも大きな拍手が沸き起こっていた。

 この日の登壇者は小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、関根光才監督、増本淳プロデューサー。

小栗旬と窪塚洋介の「批判を恐れない姿勢」に新型コロナ最前線に立ったDMAT医師役をオファー

2025.04.10 Vol.web original

 

 映画『フロントライン』(6月13日公開)のイベントが10日、世田谷区・日本体育大学にて行われ、俳優の小栗旬と窪塚洋介がサプライズ登壇。小栗と窪塚が出演を決めた理由を熱く語った。

 2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で対応に当たった災害派遣医療チームDMATの医療従事者らの闘いを、事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化。

 この日は、日本体育大学救急医療学科の生徒を対象に特別試写会を開催。上映後、主人公たちのモデルとなった阿南英明医師(地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 理事長)と近藤久禎医師(DMAT事務局次長)、増本淳プロデューサーが登壇した。

 DMATは、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに2005年に発足した、各地の医師や看護師などから構成される、災害時に活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。

 徹底した取材を重ね、当事者の2人も驚く再現度で映画化した本作。一方で、増本プロデューサーは「DMATのスタッフの方々から、お2人の役が小栗旬さんと窪塚洋介さんというのはかっこよすぎるのではという声も頂いたんですが(笑)」と笑いつつ「取材の中で、お2人ともに言っていたのが“やれることは全部やる。立場やセクションがどうかではない。満点じゃなくていい、外から批判もされるでしょう、それでもやる”ということ。批判を恐れず、厳しい状況に立ち向かっていく姿は本当にかっこいいと思いました。批判を恐れず自分が正しいと思う表現を生涯かけてやっている俳優として浮かんだのが、小栗さんと窪塚さんでした」とキャスティングを振り返った。

 この日は、小栗と窪塚もサプライズで登場し学生たちも大盛り上がり。

 それぞれモデルとなった医師と並んだ小栗と窪塚。阿南医師をモデルとした、DMATのリーダー結城を演じた小栗は「増本さんから聞いてましたが、実際にお会いしたら本当にアクが強かった(笑)」と笑いを誘いつつ医師2人の情熱に刺激を受けたと語り、窪塚も「2人の生き様がお守りというか、後押しになりました」。阿南医師の聴診器を撮影で使用していたという小栗に、阿南医師が「研修生の人にこうやってほしいというくらい、すごい再現度」と太鼓判を押す一幕も。

 オファーを受けた理由について、小栗が「脚本を読んで、一体どれくらいの取材をしてこの脚本にたどり着いたんだろうと思った。まとめた資料が350ページ以上もあると聞いて、これはぜひ参加しないとと思いました」と振り返ると、窪塚も「正直、最初は警戒したというか。コロナにまつわるいろいろな話があるので。でも増本さんの取材に裏打ちされたリアリティーのある脚本と、細部まで事実を再現しようとする姿勢に安心して自分は背中を預けて演じられると思いました」。

 そんな2人に、増本プロデューサーも「通常、俳優の方々にオファーすると“これは当たりますか”とか“もうちょっとこうしてくれたらやる”という話になることが多いんですが、2人とも自分がどうしたいとかではなく、小栗さんは一言めに“これはやるべきですよね”と言ってくれ、窪塚さんも“現場へのリスペクトを強く感じられたのでやりたい”と返してくれた。強く心を打たれました」と感謝。

 今も災害救助のニュースなどを見ると「きっとDMATの皆さんが動かれているんだと思う」という小栗。「これからもDMATの活動を追い続けたいし、最前線にいる方々に敬意を持っています」。窪塚も「名もなきヒーローたちが我々を支えてくれていると気づく作品」と言い「まさに今、目の前にいる皆さんがこれから救急救命士などになっていくんだと思ったら、ぐっと来ました」と学生たちを感無量の面持ちで見渡していた。

「ゴルフは人生に似ている。いい時もあれば悪い時もある」という小栗旬に中嶋常幸がアドバイス「めげないでやってください」

2025.02.18 Vol.Web Original

 俳優の小栗旬が2月18日、都内で行われた「U-NEXT GOLF 2025-新ラインナップ発表イベント-」にプロゴルファーの中嶋常幸、青木瀬令奈とともにゲストとして登壇した。

 小栗は昨年、PGAツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」のプロアマにも出場するほどのゴルフ好き。「思い通りにいかないことの連続というのが、どんどん沼にはまっていく瞬間なのではと思います。人生生きていると大変なことがいっぱいあるんですが、ゴルフは本当に毎回うまくいかないですよね(笑)。そこがすごい魅力だなと思いますし、いい時もあれば悪い時もあるというのは人生と似ているなと思ったりしながら18ホール回っています」と人生になぞらえてゴルフの魅力を語る。

 これに中嶋は「(小栗は)プロゴルファーになりたいくらいゴルフが好きらしくて。どれくらいのゴルフをするのかは分からないが、ゴルフはこれからも苦しいことがたくさん待っているからめげないでやってください」とゴルフの厳しさをまじえながらアドバイス。

 なお小栗はゴルフ歴は10年弱で「ベストスコアは80台前半。80を切れない。僕はパターがものすごく下手くそ。タッチが全然合わない。“パターがもっと上手くなればもう少しスコアが良くなるのにね”と言われている」とのこと。

小栗旬が新大河で信長! 宮﨑あおいはお市を演じる 2026年大河『豊臣兄弟!』

2025.02.03 Vol.Web Original

 2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の新キャストが、2月3日、発表された。

 出演者第3弾として発表されたのは、織田信長とその妹のお市、豊臣兄弟のライバルにあたる武将たち。

 織田信長を演じるのは小栗旬。小一郎と藤吉郎の豊臣兄弟にとっては絶対的な主君になる。小栗は「近年もいろいろな解釈が出てきているので、(織田信長が)実際にどんな人物だったのかは、いつになっても謎ですが、それでもやはり秀吉や家康に与えた影響というのは、ものすごく大きなものがきっとあったと思いますし、カリスマ性を持った方だったのだろうなという印象を持っております」とし、「豊臣兄弟にこの後、織田信長がどういう影響を与え、どういう存在として描かれていくのか、非常に楽しみにしております。期待に応えられるよう精一杯尽力します」と意気込む。

山﨑賢人、初共演の小栗旬を絶賛「本当に小栗さんの“李牧”が仲間だったらいいのにと思った」

2024.07.12 Vol.web original

 

 映画『キングダム 大将軍の帰還』の初日舞台挨拶が12日、都内にて行われ、俳優の山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名ら豪華キャストと佐藤信介監督が登壇。敵の天才軍師・李牧(りぼく)を演じた小栗旬を山﨑が絶賛した。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く、原泰久による人気漫画を映画化した大ヒットシリーズ最新作。

 主人公・信を演じる山﨑、嬴政(えいせい)役の吉沢亮、信に大きな影響を与えた大将軍・王騎役の大沢たかおらシリーズ初期からのキャスト陣は集大成となる本作の初日に感慨深げ。

 そんな中、敵国・趙国の天才軍師・李牧を演じた小栗旬は「僕も信や王騎のチームに入りたかった(笑)。見た皆さんから、こいつ最悪だと思われていると思う。今日ここに来るのも憂鬱でした」と苦笑。

 そんな小栗に山﨑は「すごかったです。小栗さんの李牧が仲間だったらいいのにと思うくらい。初めて共演させていただいたんですけど、本当に圧倒的な強さと存在感のある敵でした」と感嘆しきり。

 李牧を支える剣士カイネ役の佐久間由衣も「本当に李牧さまがそこにいるという感じ。強いのに強さを見せない、でも出てしまう強さを小栗さんから感じました」と言えば、佐藤監督も「佐久間さんはカイネのスッと立っているたたずまいの表現が素晴らしかったし、小栗さんは李牧として現場に入ってて、僕も声をかけづらいくらいだった。休み時間も李牧だった」と敵軍キャストたちも大絶賛していた。

 この日の登壇者は山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名 岡山天音、三浦貴大、新木優子、佐久間由衣、小栗旬、佐藤信介監督。

役所広司、7歳主役の舞台挨拶スピーチに脱帽「アカデミー賞の授賞式みたい」

2023.12.08 Vol.web original

 

 映画『窓ぎわのトットちゃん』の初日舞台挨拶が8日、都内にて行われ、声優を務めた子役・大野りりあな、小栗旬、杏、滝沢カレン、役所広司と八鍬新之介監督が登壇。大野の大人顔負けのスピーチに“カンヌ受賞俳優”の役所が舌を巻いた。

 黒柳徹子が、激動の時代を背景に自身の幼少期を自伝的に描いた同名ベストセラーを、原作出版より42年の歳月を経て初めて映像化した話題作。
 
 主演・大野の7歳とは思えないほどしっかりした冒頭あいさつに、役所は「りりあなちゃんの素晴らしいスピーチに大人たちはタジタジです(笑)」と苦笑しつつ、小林先生役に「家内の母親が小林先生を非常に尊敬していて話を聞いていましたので。僕もこんな先生がいたら子どもたちも学校に行くのが楽しみになるのにな、と。僕もどちらかというと学校に行くのがあまり好きではなかったので」と照れ笑い。

 そんな役所に、大野は「アニメだと小林先生が頭をなでて“君は、本当はいい子なんだよ”と言ってくれたので、役所さんに本当にやってもらえたらいいなと思います」と、役所におねだり。役所も微笑んで大野の頭をなで、大野は「夢が叶いました!」と満面の笑顔。

 一方で、黒柳からの手紙に涙をぬぐいながら「徹子さんのような、世界を変えられる女優さんになりたいです」と夢を語った大野。

 最後の締めの挨拶では、共演者からスタッフ、事務所のマネジャー、家族や学校の先生、観客にまで感謝をささげた大野に、役所も「アカデミー賞の授賞式のような(笑)」と笑いをさそいつつ「ニュースで子どもたちが傷つけられている映像を見ると本当に胸が痛くなります。本作がここに公開されたということは何か運命的な、徹子さんの思いが伝わっているような気がします」と平和への思いを重ねていた。

 映画『窓ぎわのトットちゃん』は公開中。

小栗旬「子どもの育て方を改めて教えてもらった」“トットちゃん”パパ役「この声に自信を持って」

2023.12.08 Vol.web original

 

 映画『窓ぎわのトットちゃん』の初日舞台挨拶が8日、都内にて行われ、声優を務めた子役・大野りりあな、小栗旬、杏、滝沢カレン、役所広司と八鍬新之介監督が登壇。トットちゃんのパパ役の小栗が本作への思いを語った。

 黒柳徹子が、激動の時代を背景に自身の幼少期を自伝的に描いた同名ベストセラーを、原作出版より42年の歳月を経て初めて映像化した話題作。
 
 本作で小栗が演じたのは、トットちゃんこと黒柳徹子の父であり、NHK交響楽団の前身・新交響楽団でコンサートマスターも務めたヴァイオリニスト黒柳守綱氏。

 小栗は「すごい勇気を持っているお父さん。とても大変な役を頂いたなと思ったんですが、オファーを頂いたときに黒柳さんが、僕の声の雰囲気がお父様に似ているということで。黒柳さんがそう言ってくれてるなら、とこの声に自信を持って演じさせていただきました」。

 そんな小栗は、本作を見た感想を聞かれ「子どもの育て方を改めて、小林先生から、僕は教えてもらうような映画になったなと思いました。最後はグッと来て、多くの方にこの映画が届いたらと思いました」と語った。

 この日は、原作者・黒柳徹子からキャスト陣への手紙が読み上げられ、一同大感激。黒柳からの「父の声と小栗さんの声がピッタリでうれしかった」というメッセージに小栗も笑顔を見せていた

 映画『窓ぎわのトットちゃん』は公開中。

小栗旬「使える魔法が2つぐらい増えた」最終回に向け「#全部小栗のせい」が熱くなる!《鎌倉殿の13人》

2022.11.20 Vol.Web Original

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』もいよいよ大詰め。放送回も残すところあと5回となった。物語はいよいよクライマックスへ。放送が始まったころにSNSを沸かせた「#全部大泉のせい」のハッシュタグは、6月ぐらいから「#全部小栗のせい」へと変化し、視聴者を怖がらせてきた。約1年半、北条義時として生きた小栗旬がいま思うこととは?

 取材が行われたのは撮影が終了してから約1週間後。これまでの記者会見や特別番組で見なれた長い髪はスッキリと短く整えられ、表情もどこかしら柔らかい。小栗は「もうすっかり日常に戻りました。あの日に全部置いてきたんで、通常営業です」と笑う。

 大河ドラマの撮影は仕事というよりも生活の一部と話していた小栗。「納得のいく終わり方をさせてもらって、引きずるような感じの感覚もない。なんかもうスパっと切り替わったていう感じ」なのだと言う。

 大河ドラマではおなじみの顔ともいえるが、小栗が主人公を演じるのは初めてだった。「この1年5カ月ぐらいで……そうだなあ、RPGで言えば8レベルぐらい上がったと思います。使え魔法が2 つぐらい増えました」と、振り返る。

 「1年5カ月、時間をかけて、48回をかけて、若い時から晩年の義時まで演じさせていただいたことで、一人の人間を生き抜くとか人物を作るって、ここまで深く読み取っていかなければいけないんだよなっていうことを感じました。過去の自分のことを反省するばかりなんですけど、次から作品に臨む時には事前にこのぐらいまで深掘りしておかないと役を演じてはいけないんだな、みたいなことを感じるような状況にはなりました。

 もちろん以前やってきた仕事も同じように臨んできたつもりではあるんですけど、義時という役を演じて回を重ねれば重ねるほど、なぜこのセリフをここで言うことになったんだろうと考える時間がすごく多くて。後半は台本そんなに読まなくても場面がなんとなく思い浮かぶし、自分が演じてきた義時だったらきっと行動するだろうと思うことが台本に書かれている。自分はただそれを自分という器を使って北条義時になっていけばいいとか、そこにいればいいっていうような感覚になっていったんです。

 それはひとつの自信になったし、演じるということを超えて、人間を表現することをするためには、僕は不器用なんで1年5カ月ぐらい使わなきゃいけないんだな、と。それを知れただけでも、俳優として、次の作品に参加していくことにもう少しグラデーションをつけることができるようになったんじゃないかなと思います」

『鎌倉殿の13人』がクランクアップ 小栗旬「本当にすごい財産」

2022.10.25 Vol.Web Original

 現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合日曜20時など)が25日、クランクアップした。昨年6月にクランクイン、1月5カ月の撮影を終了した。

「今はまだ終わった実感がないというのが本音です」と、主人公の北条義時を演じる小栗旬。

「これだけ時間をかけて“一人の人物を生き抜く”ということ をさせてもらえたことは本当にすごい財産で、今後の自分にとって糧になる経験でした。途中からは、芝居について、ここはどうしようかなと考えることが減っていって、自分の歩んできた義時だったらこうするだろうな ということをただただ淡々とやってきたという感じです。それを最後の最後まで、みんなに撮りきってもらい、 今現在は悔いが残っていないというところまで来られたことは俳優として大きな喜びです。そういう現場を過ごしてきて、いま、こういう自分がいるという状態ですので、それを最後まで見届けていただけたら幸いです」

小栗旬「進化し続けられる自分でいられたら」新CMでレグザの化身に

2022.06.13 Vol.Web Original

 

 俳優の小栗旬が13日、自身がブランドキャラクターを務める、液晶テレビ「レグザ」シリーズの新CM発表会に登壇した。小栗は「とても格好いいCMで、世界観が伝わるものになっている」と胸を張った。

 新CMは「レグザの化身」篇で、小栗はCMのタイトル通りにレグザの化身となって、よりリアルな映像を実現した商品を「これが、リアルだ」と宣言する。

 新商品を「とても楽しみにしていた」という小栗。撮影について聞かれると、「とても面白く楽しかった。レグザの世界観をみんなで表現していこうと、テクニカルなことがいっぱいあったんです。落ちた水の波紋が顔に伝播するシーンでは数ミリ単位で顔の位置を決めて撮影しました。レグザの持つ技術であるとかいろんなものへのリスペクトを感じながら撮影していきました」と、振り返った。

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