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宮野真守、ハリウッドゴジラのダッシュ姿に衝撃「これがモンスター・ヴァースの面白さ」

2024.04.18 Vol.web original

 

 映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日公開)のスペシャルイベントが18日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた宮野真守、鈴木もぐら(空気階段)、真矢ミキらが登壇。一同がゴジラとコングという2大モンスターへの愛を熱く語った。

 ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ最新作。

 全米をはじめすでに公開された国々で記録的大ヒット中の本作。

 宮野真守は「日本で生まれたゴジラがこんなに世界で好かれるって誇らしい」と言い「“モンスター・ヴァース”ならではの面白さがあるんですよね。僕もゴジラがこうしてる(腕を振って走る)の初めて見ました。ものすごい走ってるんですよ」と言うと、大塚明夫も「ゴジラの肩関節があんなにいくんだ、ってね」と共感し会場も大笑い。

 登壇者も一様にゴジラとコングのファンとのことで、オファーにも感激しきり。

 真矢みきが「強い役が多いので、最初ゴジラの声かなと思ったんですけどさすがに違いました」と笑いをさそいつつ「今回は、世界のいろんなところで戦うじゃないですか」と言うと、一同も“VS”ではなく“X(クロス)”するゴジラとコングへの興奮を語り大盛り上がり。

 ベテラン声優の大塚明夫は「実はゴジラ作品への出演はこれが初めて」と明かし「ゴジラは日本で一番出世した俳優なんじゃないか」とリスペクトを語っていた。

 この日は、Yaffle AI OZworldも主題歌をライブで披露。宮野は「ゴジラの有名な“ダララ、ダララ…”がヒップホップになるなんて」とノリノリだった。

 この日の登壇者は宮野真守、鈴木もぐら(空気階段)、真矢ミキ、大塚明夫、立木文彦、田中美央、福山潤、内田真礼、Yaffle AI OZworld。 

「世界のタカシ」山崎貴監督、アカデミー賞へ向けロビー活動中の米国で「名前は言えない超巨匠たちと会っている」

2024.01.12 Vol.web original

 

 公開中の映画『ゴジラ-1.0』の大ヒットとモノクロ版上映開始を記念する舞台挨拶が12日、都内にて行われ、俳優の神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、佐々木蔵之介、田中美央が登壇。注目集まるアカデミー賞ノミネーションに向け渡米中の山崎貴監督も現地からリモートで参加し続編への意欲を語った。

 1954年に登場したゴジラの70周年記念作品、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目となる最新作。

 国内での興行収入は1月11日までの70日間で52.1億円、北米では1月10日までの41日間で約72億円を突破。全世界興行収入は140億円を超える大ヒットを記録中。

 この日は、渡米中の山崎貴監督もリモートで参加。アカデミー賞ノミネーションに向け現地でロビー活動をしているという山崎監督。「昼間、いろいろやって今は夜中の2時ですよ」と、やや疲れた様子ながらも「現地で取材を受けたり、超巨匠、上から数えるような方たちから“タカシ、会いたいんだ”と連絡を頂いて何人もと会ってます」と明かし、誰と会ったのか聞き出そうとするキャストたちに「言えないくらいの巨匠たち」とニヤリ。

 そんな山崎監督に大声援を届けようと、キャストが客席にマイクを向けると観客も「世界のタカシー!」。山崎監督は「すごい呼び捨てされている(笑)」と苦笑しつつ「みんなありがとう!」と相好を崩した。

 この日は、モノクロ版上映にちなみキャストが監督に「白黒はっきりさせておきたいこと」を質問。神木は「僕、以前からよく“世界のタカシ”って読んでいるんですけど、あれイヤですか?」と尋ね、監督から「イヤだよ(笑)」と言われるも「じゃ、これからも呼びますね(笑)」。

 佐々木から「予想外に上手くいったこと、行かなかったことは」と聞かれると「今の状況、世界での展開を含めて完全に予想外。今アメリカに来ていることも夢じゃないかというくらい、すべてが上手くいっている」と予想をはるかに超えた世界的反響に感激しきり。

 山田から「たくさんの人に愛される映画になった理由は」と聞かれると「今日、とある監督に会ったんですけど、皆の演技が素晴らしいと言っていました。皆さんのお芝居が言葉の壁を超えて伝わったんですよ」と役者陣をたたえた山崎監督。

 続編の話題になると「じゃあみんなで東宝に言いましょう。キャストの皆さん、スケジュールがどうのとか言いませんよね?」と言質を取ろうとしキャストたちも苦笑。さらに過酷だったという海でのロケを引き合いに「また海、行きます?」と提案し、神木がひるむと「白黒はっきりつけましょうよ(笑)」。

「CGの視覚効果がすご過ぎて、海のシーンがロケだと気づかれなかった。一度、スタジオで撮った場合と比較したい」とたじろいでいた神木も最後には「また海行きましょう」と承諾。観客も続編への期待に大盛り上がりだった。

北川景子 日本地図は「ピラミッドと同じくらいすごいこと」伊能忠敬の偉業に思いはせる

2022.05.20 Vol.web original

 映画『大河への道』初日舞台挨拶が20日、都内にて行われ、主演・中井貴一、松山ケンイチ、北川景子らキャストと中西健二監督が登壇した。

 立川志の輔の新作落語『大河への道-伊能忠敬物語-』の映画化。千葉県香取市で郷土の偉人・伊能忠敬を主役にした大河ドラマの企画が進むなか、伊能が手掛けた地図は死後に完成していたという新事実が発見されたことから明かされていく笑いと感動の物語。

 企画から本作に携わった中井は「時代劇があまり作られなくなっているなか、時代劇に関わるものを残していかないと、と考えていたとき、志の輔さんの落語に出会った」と振り返り、俳優たちが一人二役で現代パートと江戸時代パートを演じるアイデアについて「人間なんて200年前からたいして変わっていないんだよということが伝わればと思い、一人二役にしました」と意図を明かした。

 そんな中井に、松山は「貴一さんの人間性、優しさがあふれている映画」と太鼓判。北川は「この映画で初めて知ることも多かった」と伊能忠敬による日本地図作りの偉業に感動。「ピラミッドの本物は見たことがないんですけど、ああいうものを見ると石を積み上げて作るなんて、今の人間ができるのかなと思う。(あの時代に)日本地図を作るって、ピラミッドと同じくらいすごいことなんじゃないのと思って」と熱く語った。

 撮影は昨年の夏。中井は「京都の夏に時代劇を撮るというのは僕たちの業界では無謀と言われているんですけど(笑)」と笑いつつ「去年の夏は冷夏で、その代わりに雨が多くて1日でも撮りこぼしたら中止という状況だったんですが、撮影になると太陽が出て。でも1日だけ台風の中で撮影したんです。風でカツラが飛ぶって初めての経験でした」と明かし、笑いをさそった。

 公開初日を迎え「育ててきた娘を送り出すような気持ち」と感慨を語った中井。映画館や劇場での感染対策に触れ「この先もいろんな映画を見ることを怖がらずに、映画館に足を運んでいただけたら」と映画界への思いを語っていた。

 この日の登壇者は中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、田中美央、中西健二監督。

『大河への道』は公開中。

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