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遠藤有栖が“エース”山下実優を破る大金星で「東京プリンセスカップ」準々決勝突破「荒井優希に勝って決勝に行って、トーナメント優勝する!」【TJPW】

2025.08.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月9日、東京・品川ザ・グランドホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。遠藤有栖が“東京女子のエース”山下実優を破る大殊勲で初の4強入りを果たした。遠藤は準決勝(8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で荒井優希と激突する。

 遠藤は2021年イッテンヨン(1月4日)後楽園でデビュー。“期待の星”として注目を浴びていたが、自力初勝利を挙げるのに丸1年かかる苦労もあった。昨年3月31日の両国国技館で、鈴芽とのタッグ「でいじーもんきー」で初タイトルとなるプリンセスタッグ王座を戴冠した。ただ、まだシングルでは大きな実績を残せていない。対する山下は団体創成期から“エース”と呼ばれ、最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座を4度戴冠した、まさに東京女子の象徴的な選手だ。

 前半から山下はサッカーボールキックを連打するなど厳しい攻めが目立った。それでも山下のスリーパーから抜け出した遠藤はキャメルクラッチで締め上げるもエスケープ。山下はエプロンの遠藤めがけてリターンクラッシュを叩き込み、場外に蹴り落とす。山下がリングに戻し、遠藤は磐梯山で反撃もカウントは2。山下は投げ捨てジャーマン、ハイキックで追い込むも、遠藤はスーパーキックで応戦。最後は水車落とし、スーパーキック、什(じゅう)の掟を決めて3カウントを奪取した。

元SKE48荒井優希が「東京プリンセスカップ」ベスト4進出「遠藤有栖ちゃんに勝って、さらに上に進みたい!」【TJPW】

2025.08.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月9日、東京・品川ザ・グランドホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48を3月で卒業し、4月からプロレスに専念している荒井優希が後輩の上原わかなを破り、3年連続でベスト4進出を果たした。荒井は準決勝(8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で遠藤有栖と対戦する。

 序盤から上原はドロップキック、エルボー連打で攻め立てた。荒井は冷静に対応し、レッグロックで左足を攻撃。さらにドロップキックからサソリ固めもエスケープ。上原はブレーンバスター、バナナピローでギブアップを迫るも、脱出した荒井はビッグブーツ、フルネルソンバスター。Finally(カカト落とし)を阻止した上原は丸め込み、ジャックナイフ連発で一発逆転を図るも、抜け出した荒井はサソリ固めで締め上げてタップを奪った。

 荒井は「2回戦(準々決勝)、突破しました! 去年もわかなちゃんとトーナメントで当たってて、それ以来の対戦だったんですけど…。後輩なんですけど、成長の速度はものすごいものを感じるし、あと1年経ったとき、どうなっちゃうんだろう?って、すごい思いました。だから荒井もまた1年後戦っても勝てるように。わかなちゃんに負けじと成長したいなって。後輩ですけど、とても刺激をもらいました」と試合を振り返った。

荒井優希が“難敵”上福ゆきに豪快勝利で「東京プリンセスカップ」1回戦突破「また瑞希さんのベルトに挑戦できるところまでたどり着きたい」【TJPW】

2025.08.03 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月2日、静岡・アクトシティ浜松展示イベントホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」1回戦を開催した。初優勝を目指す荒井優希は“難敵”上福ゆきから豪快勝利を挙げ、1回戦を突破。荒井は9日、東京・品川ザ・グランド・ホールでの準々決勝で上原わかなと対戦する。
 
 両者、足を攻め合った後、エルボーの打ち合いに。荒井はミサイルキックを発射するもカウントは2。激しいビッグブーツの応酬から、上福が卍固めもエスケープ。顔面を蹴り合うと、荒井が強引にフルネルソン・バスター、サソリ固めも決められず。上福は逆フェイマサー、ブレーンバスター、ダイビング・フェイマサー狙いもかわされる。荒井は背後からFinally(カカト落とし)、上福の丸め込みを抜け出すと、カウンターで新人賞、そしてFinallyでトドメを刺した。

元SKE48荒井優希、瑞希に敗れプリプリ王座戴冠ならずも「いつかはベルトを巻けるような存在になりたい」【TJPW】

2025.07.22 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月21日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」を開催した。3月いっぱいで人気アイドルグループSKE48を卒業し、4月からプロレスに専念している荒井優希が団体最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王者・瑞希に挑むも惜敗。荒井は王座奪取なからかったが新たな目標に向け動き出した。

 2021年5月4日、後楽園ホールでプロレスデビューした荒井は、2022年7月にプリンセスタッグ王座(パートナーは赤井沙希)、2024年1月にインターナショナル・プリンセス王座を奪取。プリプリ王座へは初挑戦で、戴冠すれば、同団体では辰巳リカ、渡辺未詩に続き、史上3人目の“グランドスラム”達成となるところだった。

 開始早々、エルボーの打ち合いになり、荒井は瑞希の足を集中攻撃。荒井が場外に転落すると、瑞希がエプロンからフットスタンプ。リングに戻ると、瑞希は変型クロスボディー、クロス・フェースロックで締め上げた。荒井はミサイルキック、串刺しビッグブーツ、サソリ固めもエスケープ。荒井がビッグブーツ、フルネルソン・バスターもカウントは2。瑞希は荒井をセカンドロープに固定するとフットスタンプ、さらに場外ダイブを敢行。瑞希は腕決め式フェースロックで絞り上げるも、荒井はなんとか脱出。荒井は雪崩式フルネルソン・バスターからサソリ固め、腕を取っての変型サソリもエスケープ。荒井は後頭部にFinally(カカト落とし)、2発目を阻止されるとショートレンジの新人賞。荒井の再度のFinallyも回避した瑞希は駆け上がり式フットスタンプ。そして秘技・渦飴を繰り出すもカウントは2。瑞希がエルボー連打、荒井がビッグブーツ、瑞希がキューティースペシャル。さらに瑞希はミサイルキックを叩き込むと、キューティースペシャルからホールドして3カウントを奪取した。試合後、両者はガッチリ握手し、抱擁を交わした。

プリプリ王者・瑞希がシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」優勝を宣言「プリンセス・オブ・プリンセスがプリンセスカップを優勝したら、姫」【TJPW】

2025.07.18 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月17日、都内で真夏のシングルトーナメント「第12回東京プリンセスカップ」の組み合わせ抽選会を開催し、プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希が優勝を宣言した。
 
 同トーナメントには全16選手が参加し、7・27新宿FACE、8・3アクトシティ浜松で1回戦、8・9品川ザ・グランドホールで準々決勝、8・17エディオンアリーナ大阪第2競技場で準決勝、8・23後楽園で決勝戦を実施。準々決勝後に準決勝の組み合わせ抽選を行う。
 
 抽選会は1~16までの数字が記載された紙が入った封筒を、1月からの誕生日順に引いていき、1回戦の組み合わせを決した。
 
 プリプリ王者の瑞希は1回戦(7・27新宿)で昨年の準優勝者・愛野ユキと対戦。突破すれば、準々決勝で中島翔子vs辰巳リカの勝者と当たることになり、強豪揃いのブロックでの出陣となった。瑞希は7・21大田区総合体育館では荒井優希との防衛戦を控えている。
 
 瑞希は「まず大田区まだなんですよ。私は必ずベルトを持ってこのトーナメントに挑みたいと思ってて。なんでかって言ったら、私、プリンセス・オブ・プリンセスなんですよ。これプリンセスカップじゃないですか。これはプリンセス・オブ・プリンセスがプリンセスカップを優勝したら、とんでもないと思うんですよ。もう、ただの姫! だから、絶対に優勝したいと思っていたんですけど、このメンバーを見て、グッと固まりました。もう絶対に優勝したいです! このブロックを勝ち上がったら、苦しいのは分かっているけど…。戦いたい相手がここにたくさんいるから、私はちょっとみんなと戦えるように勝ち上がります」と5年ぶりの優勝をキッパリと口にした。
 
 1回戦で対戦する愛野は「“最初からクライマックスだぜ”ということで、こんな山ね、がぜん盛り上がっております。めちゃくちゃに燃えてきた。さすがにメンバーがヤバすぎると思うので、まず私はチャンピオンとの初戦に全集中でいきたいと思います。なんですけど、大田区があるんで、そのときにベルトを持っているのか分かんないんですけど、私はチャンピオンベルトを持った瑞希と戦いたい。そして、もっと大きな舞台でも戦いたい。だから、優勝します。プリンセスとか姫とか言ってたけど、夏のプリンセスは私です!」と対抗心をメラメラと燃やした。
 
 同じブロックとなった中島は「この山、勝てるの私しかいないでしょ。私も今、米国のMLWの女子のシングルのチャンピオンなんです。つまり、このブロックには東京女子のシングルのチャンピオンと、MLWの女子のチャンピオンと、チャンピオンが2人いるわけです。しかも、私はプリンセスタッグのベルトも巻いてます。私はシングルのベルトを巻いているうちに、同じくシングルのベルトを巻いている瑞希と試合がしたいなと思ってました。このブロックで当たってもいいし、私は優勝する気満々なので、その先で当たっても楽しいんじゃないかと思います。その前に初戦はリカなので、ドラゴンもまたいで通る“ドラマタの大怪獣”になってやろうと思います」と力を込めた。
 
 中島と1回戦(8・2浜松)で激突する辰巳は「私は最近、夏が四季のなかで一番好きだなって自覚をしたんですよ。楽しみが夏フェスとかサマプリとか、このトーナメントも含め楽しみがいっぱいだから好きだったのに、なんかいきなり険しすぎる山が出てきてしまって。あと山下実優とかいう変な人に目を付けられて嫌いになりそうです。初戦は翔子ということで、何かと因縁がある相手だし、去年の年末にファンの人の抽選で決まったシングルでドローだったんですよね。そこから私はモヤついていたので、ここで完全決着つけたいと思ってます。もちろん勝利して、初テッペンを目指したいと思います。そして反対側には愛しのみずぴょんがいるんですが、テッペンを獲った先で、チャンピオンのみずぴょんとシングルがしたいと思っているので、今回はユキとシングルしたいなと思って。全然やってないし。だからユキに頑張ってほしいと思っちゃってます」と初制覇を期した。

荒井優希が前哨戦でプリプリ王者・瑞希から直接勝利を挙げ、王座奪取宣言「ベルトを持つ景色が鮮明になったので、この勢いで獲りたい」【TJPW】

2025.07.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’25まで待てない!」を開催した。夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」(7月21日、東京・大田区総合体育館)で同団体の最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む荒井優希が前哨戦で王者・瑞希から直接勝利を挙げ、ベルト獲りを力強く宣言した。
 
 今大会のメインイベントでは7・21大田区で行われる3大タイトルマッチ(プリプリ王座戦&プリンセスタッグ王座戦&インターナショナル・プリンセス王座戦)のトリプル前哨戦として、王者チームの瑞希&中島翔子&ハイパーミサヲ&鈴芽が挑戦者チームの荒井&辰巳リカ&渡辺未詩&宮本もかと8人タッグマッチで激突。白昼夢(辰巳&渡辺)の2人は、この日もさすまたを手に登場した。
 
 開始早々、辰巳が中島の首を絞めると、ミサヲがスプレー噴射で反撃。中島がトペを狙うと、渡辺が場外でさすまたで威嚇して阻止。中島と辰巳がさすまたを手にするとチャンバラに発展。荒井がビッグブーツ狙いも、ミサヲがスプレーで阻止。鈴芽が宮本に低空リング・ア・ベルも、宮本が切り返す。荒井が瑞希にビッグブーツを連打すれば、瑞希はフットスタンプ、クロスボディーで逆襲。中島が渡辺にトペを発射すると、リング上は瑞希と荒井の2人に。荒井はトップロープから強引に瑞希にフルネルソンバスター一閃。Finally(カカト落とし)が阻止されると、ショートレンジの新人賞。再度のFinallyもかわした瑞希は、荒井の体を駆け上がるような形でフットスタンプ。宮本の鴻臚館(こうろかん)狙いをかわした瑞希だったが、一瞬のすきを突いた荒井がFinallyをズバリと叩き込んで、瑞希からピンフォールを奪った。

プロレス専念の荒井優希がプリプリ王座奪取宣言「白いベルトを瑞希さんから獲って、東京女子を引っ張っていく」【TJPW】

2025.06.20 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月19日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「SUMMER SUN PRINCESS ’25」(7月21日、東京・大田区総合体育館)に向け、タイトルマッチ調印式を開催した。団体最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座に初挑戦する荒井優希がベルト獲りを誓った。
 
 3月いっぱいで人気アイドルグループSKE48を卒業した荒井は4月からプロレス一本に専念。6月1日、愛知・中日ホールで行われたラスト・ワン・スタンディング8人タッグイリミネーションマッチを勝ち抜き、さらに遠藤有栖とのラスト・ワン・最終決着戦を制して、プリプリ王座挑戦権をゲットした。
 
 調印書にサインした荒井は「7月の大田区大会は、私がSKE48を卒業してプロレスラー一本になって、初めてのビッグマッチになります。私は15歳の頃からSKE48として約12年間を過ごしてきました。さまざまな景色を見て、自分としてはやりきった気持ちが大きくて、そのタイミングでプロレスも引退するんじゃないかと聞かれたんですけど、自分はプロレスラーとしては本当に2〜3歩進んだだけのまだまだなレスラーだなと思ってて。これからもっと見たい景色だったり、やりたいことが日に日に増えていっている状態で。やりたいことの一つとして白いベルトに挑戦したいと思っていたので、今回、瑞希さんがベルトを持っているこのタイミングで自分で挑戦権を獲れたことがとてもうれしく思います。今までいろんなベルトに挑戦させてもらったんですけど、挑戦権を試合で獲得しての挑戦は今回が初めてになるので、自分としてもすごく自信を持っているし、大田区では挑戦権を獲得したあの日の荒井よりも、もっと強くなった荒井で挑みたいなと思っています。今まではプロレスとアイドルを両方やっていたということもあって、自分のなかでどこか一歩引いてしまうところとか、たとえそれが後輩であっても、自分のほうができてないと感じてしまう部分が多くあったんですけど。もうプロレスラーになってみんなと同じ土俵に立てて、まだまだたどり着きたい先輩がたくさんいらっしゃいますし、自分が今まですごく遠くに見えていた先輩方のなかに、自分も1秒でも早く混ざりたいし、混ざってたくさん戦って、東京女子プロレスの幅をもっともっと広げられる選手になりたいなって思っています。なので、自分はこの白いベルトを瑞希さんから獲って、東京女子プロレスをもっと自分が引っ張っていくんだという気持ちで進められるように、このタイトルマッチを自分が勝ちたいと思います」とキッパリ言い切った。

元SKE48でプロレスラーの荒井優希、大胆な水着やランジェリーが満載の1st写真集発売

2025.04.02 Vol.Web Original

 3月末にSKE48を卒業し、プロレスラーとして活動する荒井優希が5月23日、1st写真集『無敵の素顔』(KADOKAWA)を発売することが決定。表紙と先行カットが公開された。

SKE48荒井優希が鈴芽に敗れ、インター王座陥落も…「他のベルトにも向かって行けるようなプロレスラーになりたい」【TJPW】

2025.01.05 Vol.Web Original
 
 東京女子プロレスが1月4日、東京・後楽園ホールで「東京女子プロレス ’25」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーで、プロレスラーとしても活動する荒井優希が鈴芽に敗れ、インターナショナル・プリンセス王座から陥落した。
 
 荒井は昨年のイッテンヨン(1・4)後楽園で“怪物”マックス・ジ・インペイラーから殊勲の星を挙げ王座戴冠。それから国内外の挑戦者を退けて同王座の最多防衛記録を更新。その後も防衛を積み重ねてV6に成功し、1年間ベルトを守り切った。今大会ではこれまで、互いに切磋琢磨してきた同学年の鈴芽の挑戦を受けた。
 
 開始間もなく、場外戦となり、荒井が強烈なボディースラム。リングに戻ると、荒井は足を攻めていく。鈴芽はフェースクラッシャー、低空リング・ア・ベルで反撃。コーナーでの攻防から、荒井がFinally(カカト落とし)で一撃し、サソリ固めで締め上げる。鈴芽がプランチャー、リングに戻してミカヅキ流星群、フェースクラッシャー狙いも荒井がフルネルソンバスターで切り返す。エルボーのラリーから、荒井が鈴芽に腕をつかまれながら顔面蹴り連打、ショートレンジの新人賞。荒井のFinallyは鈴芽が足をキャッチして阻止も、新人賞がクリーンヒット。荒井がフルネルソンバスターを狙うが、踏ん張った鈴芽がロープの反動を利した変型リング・ア・ベルで3カウントを奪取。荒井は7度目の防衛に失敗し、鈴芽はシングル王座初戴冠となった。

IP王者のSKE48荒井優希が宮本もかの挑戦を退け、最多防衛記録を更新「一生誰にも破られないようなチャンピオンになりたい」【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する、インターナショナル・プリンセス(IP)王者の荒井優希が宮本もかの挑戦を退け5度目の防衛を果たした。これにより荒井は同王座の歴代最多防衛記録の4を更新し、新記録を達成した。
 
 両者はお互いが初勝利の相手で、タッグを組んだり、戦ったりで切磋琢磨してきた間柄。2021年7月のシングル戦では荒井が勝っており、それ以来、3年3カ月ぶりの一騎打ちとなった。
 
 荒井はデスロック、サソリ固めで足に集中砲火。宮本は羅生門で締め上げて反撃。10分過ぎ、荒井は背中にFinally(カカト落とし)を叩き込むも、宮本もゼロ戦キック、鴻臚館(ころかん)で逆襲。激しいエルボーの打ち合いから、荒井が新人賞、そしてFinally狙いも宮本が阻止。荒井はフルネルソンバスターからFinallyを繰り出して3カウントを奪取した。

V5戦のインター王者 SKE48荒井優希が海外進出にも言及「しっかり防衛して、海外でも防衛戦をする勢いで戦っていきたい」【TJPW】

2024.09.14 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月13日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で行われるインターナショナル・プリンセス選手権(王者=荒井優希vs挑戦者=宮本もか)のタイトルマッチ調印式を実施し、荒井は海外進出にも言及した。
 
 9・8名古屋で荒井は遠藤有栖を破り、4度目の防衛に成功。試合後に宮本が挑戦表明し、荒井が受諾。幕張メッセの大舞台でのタイトル戦が決定した。両者のシングル戦は2021年7月10日、東京・両国KFCホールでの一度だけで、その際は荒井が勝ってデビュー初勝利を挙げている。
 
 同王座へは2度目の挑戦となる宮本は「私は学生時代、日本文化を学んだり、空手をやっていたりと和の心を昔から大切にして生きてきました。今も大事に使っている鴻臚館(こうろかん)という技は、私が初めて(渡辺)未詩さんの持つインターナショナルのベルトにチャレンジした時に作った技で、平安京の外交施設に由来しています。またコスチュームも袴ということで和を取り入れていて、大和撫子らしさをもっと世界に発信していきたいと思っているので、荒井さんの持つベルトを絶対に獲って、世界に発信していきたいです」とベルト獲りを宣言。
 
 迎え撃つ荒井は「もかさんがベルトを獲った姿は、きっとファンの方が期待していると思うし、私もそう願う一人ではあるんですけど。やはり私からベルトを絶対獲らせないという気持ちもあるので。もかさんがベルトを巻く姿は見たいけど、今回は死守したいと思います。そして前回は名古屋大会で遠藤選手と防衛戦をさせてもらったんですけど。同世代の選手とタイトルマッチができることがうれしいですし、同世代だからこそ感じる悔しい気持ち、負けたくない気持ちがあると前回の試合で感じました。そして試合後にもかさんが来てくれて、また同世代と戦えることにうれしいなという気持ちがあります。それも幕張メッセという大きい大会で、この2人でベルトを争えることはうれしいなと思っています。そしてインターナショナルのベルトということで、東京女子プロレスも海外にたくさんのファンの方がいてくださると思うんですけど。自分はまだ日本でしか試合ができてなくて、もちろん海外で試合をしていきたい気持ちがあるので、しっかり防衛して海外でも防衛戦をする勢いで戦っていきたいですし。その時はもちろんSKE48も海外に向けて頑張っていきたいところではありますので、“SKE48を引き連れて海外に行くぞ”という強い気持ちを持って、もかさんから防衛できたらなと思ってます」とキッパリ言い切った。
 
 両者はこれまで何度も対戦し、またタッグも組んで切磋琢磨してきた間柄だが、お互いの印象について、荒井は「もかさんは1年目、私のプロレス人生にとって欠かせない存在で。1年目、何を目標にしていいか分からない時、もかさんに勝ちたいという目標ができて、練習であったり試合であったり、たくさんぶつからせてもらって、私を強くしてくれた選手の一人と思ってます。最近で言うとタッグを組ませてもらってベルトに挑戦することができて。その時、久しぶりにタッグを組んだんですけど、戦うのもいいけど組むのもいいなと改めて思ったし、今のもかさんとシングルマッチがしたいと思っていたので、この機会が来て、すごくうれしい」と、宮本は「荒井さんとはたくさん戦ってきたし、たくさん組んできた。でもシングルは3年ぶり2回目ということで、1対1でぶつかれるのはすごい楽しみだし、切磋琢磨してきた存在なので、絶対に負けたくない気持ちが強いです。ここでリベンジしたいです」と話した。
 
 V5を達成したら、同王座の最多防衛記録の4を更新するが、荒井は「1回1回積み重ねてきたものなので、誇りに思いたいし。次防衛して最多になると記録に残りますし。でも記録だけでなく、記憶に残る試合にしていきたいなと思います」とコメント。
 
 今回、大舞台でのタイトル戦になるが、宮本は「大きい大会でも、いつもの大会でも気持ちは同じなので。勝ちたいという気持ちで臨みます」と語った。荒井にとっては、SKE48で何度もイベントを行ってきた会場となるが「SKE48に入ってから、何度もイベントに行ったのでホームみたいな。先日もイベントさせていただいたし、今回はおしりん(青木詩織)さんがレフェリーで来てくださったり、(SKE48卒業生の)谷(真理佳)さんが(WRESTLE UNIVERSEの解説で)来てくださったりとか。私にとって、アットホームな居心地のいい場所になるのではないかなと思ってて。新しい会場だとソワソワしたりとかあるけど、幕張メッセに対してはないし、むしろプロレス会場になる時にどういう感じになるのか楽しみな気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。
 
 最後に「防衛して、SKE48で海外に行くことになったら、ベルとも持って行く?」と問われた荒井は「もちろんです。ベルトを巻いて搭乗ゲートをくぐりたい!」と力を込めた。

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