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都民ファーストの会・荒木ちはる都議「障がいのある人たちの声なき声と届きにくい声に注目したい」《都議選2025 注目候補に聞く》

2025.06.11 Vol.Web Original

 6月13日に告示される東京都議会議員選挙(22日投開票)が近づいてきた。前回の都議選がコロナ対策や東京五輪といった分かりやすい争点があったが、今回の選挙は物価高対策など横並びになりそうで、一票を誰に投じるのが良いのか決めるまでに時間がかかりそうだ。注目の候補である、現役ママ議員となった荒木ちはる都議(都民ファーストの会 現職)は、次の4年は「声なき声と届きにくい声に注目したい」と語る。


不妊治療を経てママ議員に!NICUでの経験を都政に反映

 2017年に初当選。2021年に再選されるも、2期目は1年務めたあと参院選惜敗、小池都知事の秘書に。2024年補欠選挙に当選して都政に戻った。

「2期目は実現したい政策を多く予算化させていただきました。子育て支援であったり介護従事者の方々の処遇の改善であるとか、国でやらなければならないもので動いてないんですがこれらを動かしてきたと思っています。既に1期務めていた経験もあり政策実現もしやすく、区民の皆さんからの意見もいっぱいいただいての1年間でした。都政から離れていた2年間は小池都知事の秘書を務めつつ、不妊治療、そして出産・子育てさせて頂いた2年間ででした。

 荒木議員が経験してきた子育ての2年間と、東京都で作り上げた出産や子育てに関わる施策とは重なる部分が大いにある。

「自分の経験を踏まえて、その2023年に卵子凍結に係る費用の助成の制度、東京都特定不妊治療費(先進医療)助成事業の制度を作らせていただきました。不妊治療をして40歳で妊娠、41歳で出産の高齢出産です。2カ月半の早産で、生まれた時の子どもの体重が886グラムで超低出生体重児。4カ月、NICU(新生児集中治療室)に入っていました。都議に復活してからの1年は、NICUにいる赤ちゃんやそのご家族の支援を実現、予算化してきました。自分も当事者として同じような境遇のみなさんの声を集められましたし、それによって政策や予算を作りました。

 自分の子もNICUで人工呼吸器をつけていた期間があったので医療的ケアのお子さんや重度心身障がい児の皆さんの思いも様々な政策につなげています。自分の経験を踏まえて、役所とも具体的な事例をもって交渉できるようになったのは相当の強みです。病児保育の新しい制度なども経験や想いをもって、本当に使いやすい制度に設計できたのではないかと思います」

都営地下鉄の「子育て応援スペース」は子どもがいない世代にも好評

 利用者にとってはすでにおなじみの風景となったが、都営地下鉄の「子育て応援スペース」は初当選した荒木議員など都民ファーストの会が取り組んでいたものだ。

都営のすべての線で「子育て応援スペース」が導入されていて、車両の一部にミッフィー機関車トーマス、絵本のキャラクターなどの装飾をして、子どもを連れて、ベビーカーやベビーバギーで一緒に乗りやすい環境を作りました。ベビーカーやベビーバギーで電車に乗ると、ベビーカーをたため!って言われたり、舌打ちされたりという経験をされて、ベビーカーで子どもを連れてお出かけするのが嫌になってしまったという声をすごくたくさんいただいたんです。最初は難しいとのことで、女性専用車両ですら、いろんな批判が起きたからでも私は、批判が起きたらいいじゃないって思ったんです。批判されたらされたほうがと思って」

 都営地下鉄はあらゆる人たちが乗るので、子育てとは近しくないところにいる人の視界に「子育て応援スペース」が目に入ることで、もたらされるものは大きい。

「私は40歳まで独身で、毎日スーツで、国会に通い、都議会に仕事と家の往復のみのような生活で、よだれとかうんことか、おむつとかそんなものとは縁遠い生活をしてました。そういうなかで、地下鉄に乗った時、街を歩いていてもいいですが、そういう社会、生活があるんだってことを突きつけられること、そういう刺激を受けることは人間として大事だなと思うんです。

『子育て応援スペース』を設けたのは、もちろん子育てをしている方たちを支援したかったというのもありますが、社会で子育てしているんだということを広く伝えたかったというのもあります。社会には、大人も子どもも高齢者もいる。働いている人もいるし、子育て中の人もいれば、介護をしている人もいる。家族もいればシングルもいる。そういう人たちがみんないて社会が動いているんだよって、ひとつの形として表したかった」

 なんでもパーソナライズされる世の中。自分好みの情報は入ってきても、自分が進んで寄っていかないものに触れられるのは地下鉄や会社のような公共の空間ならではのことにもなっている。

「30代だった私は結婚する気もないし子ども産む気持ちもなかったけど、電車で子育ての状況を見て、そういうのもあるんだな、自分の人生ってどうするのか、など自分で判断したり、刺激や考える機会があること悪いことではないかなと。産む産まない、結婚するしないとかは自由だけれど。『子育てスペース』は、アンケート調査をしてみたら、子どもがいない世代の方々からも好評なんです

都知事選と密接に関わる都議会議員の補選が28日に告示。子育て、女性活躍、介護について都民ファ特別顧問・荒木ちはる氏に聞く

2024.06.29 Vol.Web Original

 東京都知事選挙(7月7日投開票)の選挙戦の後半となる6月28日からは東京都議会議員の補欠選挙の選挙戦もスタートする。今回は江東、品川、中野、北、板橋、足立の6区と八王子、府中の2市の8選挙区の予定だったのだが、急きょ南多摩でも行われることとなり、計9選挙区で補選が行われることとなった。いずれも欠員は1。この南多摩については元稲城市長で平成25年から東京都議会議員を務めていた石川良一氏が6月16日に亡くなったためのもの。

 現在、都議会の議席は自民が27で、都民ファーストの会が25、公明党が23となっており、今回の9議席がどうなるかは都政に大きな影響をもたらす。先に公示された東京都知事選に耳目が集まるのは致し方ないが、実はこちらの補選もかなり重要だ。

 国政と地方選挙はしばしばねじれることはよくある。国会では対立する自民党と立憲民主党が同じ候補者に推薦を与えることは日常茶飯事で、有権者としては「分かりにくい!」と言いたくなるケースもあるのだが、それはその地域特有の事情があってのことで、ある意味仕方がない部分もある。

 都知事選では自民党は小池百合子候補を自主的に支援しているのだが、今回、補選が行われる選挙区では小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会の候補と自民党の候補がしのぎを削る選挙区もある。それは中野区。都民ファの特別顧問を務める荒木ちはる氏に今回の選挙と都政について聞いた。

7月10日投開票の参院選でメタバース活用 自民党の尾立源幸候補らが選挙演説

2022.07.06 Vol.Web Original

 

 7月10日に投開票を控え、参議院選挙の選挙戦が過熱している。各候補の街宣車が街を行き交い、街頭で応援を呼びかけるなかで、新たな取り組みを行っている候補もいる。

 自民党から立候補している尾立源幸氏は6月26日、メタバースのプラットフォーム内で選挙演説を行い、支持を訴えた。尾立氏は「改めてメタバースの技術はすごいです。私がここにいながらにして、日本国中のみなさんに演説会に参加をしていただける、お好きな角度から私を眺めていただける、演説を聞いていただけるということで楽しみにしている」とあいさつした。

ファーストの会・荒木ちはる氏「土砂降りになる前に傘をさすのが政治の役割」【参議院選挙2022 東京選挙区注目の候補に聞く】

2022.06.21 Vol.Web Original

 今回の参院選では地域政党だった都民ファーストの会が国政に打って出る。荒木ちはる代表は都議会議員の職を辞して、「ファーストの会」の候補として東京選挙区に立候補する。荒木氏に都議会議員の目から見た日本の政治の問題点と出馬に至った思いを聞いた。

全国トップの女性議員比率で「リアルな声を届ける」。都民ファーストの会代表・荒木ちはる議員に聞く〈都議選2021〉

2021.06.03 Vol.Web original

 7月4日に投開票を迎える東京都議会議員選挙。前回2017年の都議選では、小池百合子都知事率いた地域政党「都民ファーストの会」が第1党となり大勝したが、4年を経た評価は果たして。新型コロナウイルスの感染拡大でかつてない社会変革が求められる中、4年間の振り返り、そして今後求められる政治家について、都民ファーストの会代表・東京都議会議員(中野区)の荒木ちはる氏に聞いた。(聞き手・一木広治)

【SDGsピースコミュニケーション宣言】荒木ちはる ジェンダーフリー・デジタルデバイトを無くし、誰ひとり取り残さない。コロナを乗り越え、未来の子どもたちにより良い環境を残します!!

2021.05.20 Vol.web orijinal

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「JAPAN MOVE UP」では、日本から世界へ発信するコミュニケーションによる社会課題解決に向けた「SDGsピースコミュニケーション」を推進中!

毎回ゲストの皆さんに「SDGsピースコミュニケーション宣言」を聞いていきます。

コロナ禍で奮闘の都議会議員 荒木ちはる (都民ファーストの会)

2021.03.20 Vol.739

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「日本を元気に」を合言葉に毎週土曜日午後9時30分からTOKYO FMで放送中。「JAPAN MOVE UP!」では、コロナウイルスとどう向き合い、乗り越えていくかを考える「BEYONDコロナ」プロジェクトを推進中!
毎回ゲストの皆さんに「BEYONDコロナ/アクション宣言」を聞いていきます。

荒木ちはる 選挙の醍醐味は、人との出会いやコミュニケーション

2019.08.24 Vol.721

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