7月10日投開票の参院選でメタバース活用 自民党の尾立源幸候補らが選挙演説

 

 7月10日に投開票を控え、参議院選挙の選挙戦が過熱している。各候補の街宣車が街を行き交い、街頭で応援を呼びかけるなかで、新たな取り組みを行っている候補もいる。

 自民党から立候補している尾立源幸氏は6月26日、メタバースのプラットフォーム内で選挙演説を行い、支持を訴えた。尾立氏は「改めてメタバースの技術はすごいです。私がここにいながらにして、日本国中のみなさんに演説会に参加をしていただける、お好きな角度から私を眺めていただける、演説を聞いていただけるということで楽しみにしている」とあいさつした。

 

 演説では、お金の循環を促すために「支出税」を導入することや、デジタル円の導入、またペットとの共生社会の実現などを訴えた。 

 参加者は、メタバース上の機能を使って手やタオルを振るなどしてエールを送った。
 
 メタバース内での選挙演説は、米国ではすでに多く利用されているという。尾立氏も「これからの日本の政治でももっともっとメタバース技術が利用されていくことを信じております。楽しみにしています」と期待を寄せた。

 尾立氏のほかにも、東京都選挙区の荒木ちはる氏(ファーストの会)もメタバースで演説会を行った。

 参院選の投開票は7月10日。9日まで、期日前投票もできる。