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王者アーチュレッタが2.8kgオーバーで王座はく奪。試合成立に向け朝倉海陣営と協議へ【RIZIN.45】

2023.12.30 Vol.Web Original

「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が12月30日、さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナで開催された。

 セミファイナルにマッチメイクされた「バンタム級タイトルマッチ」に出場予定の王者フアン・アーチュレッタ(アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)が2.8kgオーバーの63.80kgで計量をクリアできず、王座はく奪となった。挑戦者の朝倉海(JAPAN TOP TEAM)は60.95kgでクリアした。

 アーチュレッタの計量オーバーが告げられた瞬間、会場にはどよめきが起こった。

 榊原信行CEOは「オーバーするにしても3kg近い。いずれにしても試合は成立させたいが、競技でもあるのでルールにのっとって、この後、主催者として預かって、両選手と話をしたいと思っている。行かせたい、行ってほしいという思いもあるが、無茶はできない部分もある。海のチームの考えも聞いて、あとはルールにのっとってジャッジしたい。アーチュレッタもさぼっていたわけではない。公式計量の14時まで努力した。1.2kgくらいまで落ちたところでいつも通りに水が抜けなくて苦しんだ。いずれにしてもルールにのっとり、両選手としっかり話をして、明日の試合がどうなるか皆さんにお伝えしたい。少し時間をください」と説明した。王座については「ベルトははく奪。この時点で王座は空位になる。明日、試合が成立した場合、海が勝てば王者になる。試合が成立し海が負ければ空位になる」と続けた。

UFCとの契約をかけたトーナメントで対戦相手が規定体重超過。原口伸が見ず知らずの韓国人選手と戦う羽目に【RTU】

2023.08.26 Vol.Web Original

非トーナメント戦出場予定のパク・ジェヒョンと決勝進出をかけて対戦

「ROAD TO UFC シーズン2」(8月27日、シンガポール・インドア・スタジアム)の前日計量が8月26日、シンガポールのリゾート・ワールド・コンベンション・センターで行われた。

 大会の大トリで行われるライト級準決勝に出場する原口伸(日本/BRAVE)は70.53kgで規定体重をクリアしたものの対戦相手のバテボラティ・バハテボラ(中国)は2kgオーバーでクリアできず、原口は非トーナメント戦に出場予定で、70.31kgで計量をパスしたパク・ジェヒョン(韓国)と、決勝進出をかけて対戦することとなった。

「ROAD TO UFC」(RTU)はUFCとの契約をかけて競い合うトーナメントで、5月27〜28日に中国のUFCパフォーマンス・インスティチュート上海で1回戦が行われ、各階級4名が27日に行われる準決勝に駒を進めていた。

 U-NEXT格闘技のX(旧Twitter)に掲載された本人のコメントによると、昨年のRTUで風間敏臣が準決勝の試合が不戦勝となった経緯があるため、当初は試合がなくなると思っていた様子が窺える。その後、相手の再計量や、キャッチウェイトでの試合の可能性があるということや、別の対戦相手を用意するといった、二転三転する情報に翻弄されていたもよう。結果的にメディカルチェックを経てバハテボラが試合に臨むことが不可能と判断されたことで、ジェヒョンがトーナメント緊急参戦という形になった。

タイトルはく奪で涙のクレベルに鈴木千裕が「世間がなんて言っても俺がOKって言ってるんで、正々堂々戦いましょう!」【RIZIN.43】

2023.06.23 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の前日計量が6月23日、札幌市内で行われた。

 メインイベントで行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で対戦するクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)は66.40kgで規定体重の66.0kgからまさかの400gオーバー。鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)は65.95kgで規定体重をクリアした。

 規定によりクレベルは王座をはく奪された。試合は鈴木が勝った場合、王者となるが、クレベルが勝った場合はノーコンテストとなる「タイトル認定試合」として行われることとなった。

 クレベルはステージに上がった段階から赤く目をはらし、計量オーバーがコールされるとがっくりと肩を落とした。そして榊原信行CEOがステージに上がり、今回の経緯を説明する間も手で顔を覆い涙を流した。

計量オーバーの木村ミノル 減点2からのスタート、グローブハンデ、ファイトマネー20%減額で試合を実施【KNOCK OUT】

2023.03.04 Vol. Web Original

「KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”」(3月5日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の前日計量が3月4日、都内で開催された。

 KNOCK OUT初参戦となる前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)は12時からの1回目の計量で2.4kgオーバー。タイムリミットとなった14時の再計量では73.75kgで1.75kgオーバーと規定体重をクリアできなかった。

 この結果を受け、KNOCK OUT事務局が対戦相手のクンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)陣営、木村陣営と協議を行い、以下の形で双方が合意。試合を実施することとなった。

 ①第1R、木村は減点2から試合開始。②クンタップは8オンス、木村は10オンス着用のグローブハンデとなる(本来は双方とも8オンス)。③木村はファイトマネーから20%減額。

体重超過のAKARIが「減点2」のペナルティー乗り越え判定勝ちも後味の悪さは否めず【RISE162】

2022.10.31 Vol.Web Original

当日再計量でも1.75kgオーバー

「RISE162」(10月30日、東京・後楽園ホール)で「ミニフライ級 NEXT QUEENトーナメント 2021」優勝のAKARI(TARGET)が4カ月ぶりの再起戦でERIKO(TKDJ市川式/同級4位)と対戦し、3-0の判定で勝利を収めた。

 AKARIは前日計量で本計量で50.1kgと規定体重の49.0kgを1.1kgオーバー。2時間後の再計量でも50.1kgと体重を落とすことができず、当日に再計量が行われることとなった。RISE公式ルールでは前日計量で2kg未満の体重超過は当日再計量を行い、その結果によってペナルティーなどが発生することになっている。しかしAKARIは当日再計量でも1.75kgオーバーの50.75gで規定体重をクリアできず。対戦相手のERIKOサイドとの協議の結果、AKARIは減点2、グローブハンデ(AKARI=6オンス、ERIKO=4オンス)で試合を行うこととなった。

 AKARIは前戦となった6月の「RISE159」では「第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦」でerika♡と対戦し判定負け。再起を誓っての一戦だった。

YUSHIが対戦相手の2.75kgオーバーに「なめたことしている奴を退治したい」と闘志【RIZIN LANDMARK】

2022.05.04 Vol.Web Original

ZENKIがまさかの2.75kgオーバー

「RIZIN LANDMARK vol.3」(5月5日、会場非公開)の前日計量が5月4日、都内で行われた。

 第1試合のRIZIN MMA特別ルール:3分3R (62.0kg)に出場するYUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)は60.75kgで規定体重をクリアしたものの、対戦相手のZENKI(益荒男teamDURGA)は64.75kgと大きく2.75kgのオーバー。RIZIN側はこの後、両陣営、競技陣と協議のうえ、試合を実行するかどうかを検討する、とした。

 計量後にZENKIは「本日、規定体重を守れなくて、期待してくれていたファンの皆様、それからYUSHI選手、今回は本当に申し訳ございませんでした。試合ができるかどうかまだ分からないですが、いい方向に転べばその時は全力で戦うので、よろしくお願いします」と肩を落とした。

 YUSHIは「まずスポーツマンとして体重も調整できないということはダサいことなんで、そのへんはしっかりやってきてほしいなと思いました。でも前回、66kg契約で戦ったので、体重2kg差があっても俺は戦うだけなんで、しっかりぶちのめして、ヒーローが勝つところをしっかり見せられるように頑張るので応援よろしくお願いします」と体重差があろうと試合をする意思を示した。

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