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鈴木亮平、撮影から1年経ても医療用語の早口長台詞を再現 菜々緒「私たちがダメなんじゃない、鈴木さんが変」

2025.08.14 Vol.web original

 

 公開中の映画・劇場版『TOKYO MER南海ミッション』の大ヒット舞台挨拶が14日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、江口洋介、菜々緒が登壇。撮影終了した今なお、難解な長台詞を早口で再現した鈴木に会場が沸いた。

 2021年にTBS日曜劇場枠で放送開始以来、熱狂的ファンを持つ人気シリーズ劇場版第2弾。南海エリアを舞台に、喜多見幸太が新たな仲間とともにかつてないクライシスに立ち向かう。

 8月1日に初日を迎え、13日までの公開13日間で観客動員196万人、興行収入26億円を突破、この日にも200万人突破見込みという大ヒットに一同も感激。

 この日はSNSや観客からの質問に一同が回答。「好きなセリフは?」という質問に鈴木は「自分のセリフだと…“潮見先生、徳丸くんストレッチャー搬送、冬木先生、気管挿管…”」と医療用語を交えた早口の長台詞を再現。

 沸き起こった拍手に鈴木は「1年ぶりなんでかみましたけど(笑)」と照れつつ「ただただ長いから(好き)という(笑)。台本をもらって見た瞬間に覚え始めたセリフです」。

 そんな鈴木に菜々緒は「今回、前日にセリフが追加されたんですけど、まあボロボロでした。全然言えなくて。私たちがダメなんじゃない、喜多見チーフが変…すご過ぎるんだ、と」と苦笑し「医療用語は何回やっても覚えられない。この鈴木亮平という人間は本当にすごいと痛感しました」。

 どうやって長台詞を覚えるのかと聞かれると鈴木は「時間かけてやるしかない。近道はないですね」と言い「散歩しながらやってます」。菜々緒は「皆で集まっているときも、向こうの方から“医師の喜多見です!”って聞こえてくるので、あのへんに亮平さんいるんだなと分かる」と短いセリフにも手を抜かない鈴木の姿勢に脱帽していた。

「鈴木亮平さんに会いたい」七夕で願ったMERコスプレの男の子、舞台挨拶で本人と対面

2025.08.14 Vol.web original

 

 公開中の映画・劇場版『TOKYO MER南海ミッション』の大ヒット舞台挨拶が14日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、江口洋介、菜々緒が登壇。一同がシリーズの大ファンの男の子と対面し感激した。

 2021年にTBS日曜劇場枠で放送開始以来、熱狂的ファンを持つ人気シリーズ劇場版第2弾。南海エリアを舞台に、喜多見幸太が新たな仲間とともにかつてないクライシスに立ち向かう。

 8月1日に初日を迎え、13日までの公開13日間で観客動員196万人、興行収入26億円を突破、この日にも200万人突破見込みという大ヒットに一同も感激。会場にもリピーターが多数いると分かると、菜々緒は「何回見に行ったか知りたい」と言い、鈴木が「“南海”だけに(笑)」。

 反響も続々。鈴木は「前作も見てくれた10歳の子から“人生で見た映画で一番感動しました”という手紙をもらいました」と幅広い客層に感激の笑顔。

 この日は、SNSや観客から寄せられた質問に一同が回答。観客から選ばれた人は舞台上で直接キャストに質問できるという企画に、会場は大盛り上がり。

 最初に登場したのは、お母さんの手作りと公式グッズを組み合わせたというTOKYO MERコスプレの男の子。男の子がリュックを方掛けすると鈴木は「“北見持ち”って言うんだよ」と、自身が演じる喜多見チーフそっくりの姿に大喜び。

 さらに、男の子にお母さんが「七夕に“鈴木亮平さんに会いたい”と書いて、この舞台挨拶で願いが叶ったので呆然としてます(笑)」と明かすと、鈴木は男の子とがっちり握手。

 鈴木は「会場にいる子どもたちも、映画を見終わってキラキラした目をしていたのでうれしいです」と喜んでいた。

鈴木亮平の「かっこいい嘘」に“TOKYO MERチーム”佐野勇斗が感動

2025.08.01 Vol.web original

 劇場版『TOKYO MER南海ミッション』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ主演・鈴木亮平をはじめ豪華キャスト陣と松木彩監督が登壇。中条あやみ、小手伸也らTOKYO MERチームのサプライズ登場に会場も大盛り上がりだった。

 

 2021年にTBS日曜劇場枠で放送開始以来、熱狂的ファンを持つ人気シリーズ劇場版第2弾。南海エリアを舞台に、喜多見幸太が新たな仲間とともにかつてないクライシスに立ち向かう。

 すでに公開初日同時刻動員が前作比160%という大ヒットスタートに感激した一同。さらにこの日は新生・南海MERチームに加えドラマから続投のTOKYO MERチームもサプライズ登場。

 喜多見役の鈴木もドラマから応援し続けるファンに感謝しつつ、メンバーのそろい踏みに「このメンバーの顔を見たらほっとしますね、MERだなって。初日の不安がどこかに飛んでいってしまいます」と信頼のまなざし。

 TOKYOチームの中条あやみが「現場に入ると、オペとか自然に…身体にMERが染みついちゃってるというか」と振り返れば、小手伸也も「トリアージの場面は毎回当たり前のようにアドリブですもんね」と言い、松木監督も「頼もしかった」と感謝。

 鈴木は「僕は僕でちょっと寂しかったですよ。チーフがいなくても、こんなに回るんだって…」と語っていた鈴木だったが、佐野勇斗が「六本木でのシーンは南海チームの出演は無かったんですが、お休みだったチーフがプライベートで来てくれて。頑張ろうって思えました」と明かすと、小手が「通りがかりだから、とあからさまな嘘をついてね」と暴露し、鈴木は照れつつ「チーフなので(笑)」。そんな鈴木に一同から「かっけえ~!」の大合唱が上がっていた。

 この日の登壇者は鈴木亮平、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、中条あやみ、小手伸也、佐野勇斗、フォンチー、松木彩監督。

菜々緒、鈴木亮平は「変態」『TOKYO MER』の過酷な撮影に「このメンバーじゃなかったらオファー断る」

2025.07.10 Vol.web original

 

 劇場版『TOKYO MER南海ミッション』(8月1日公開)の舞台挨拶が10日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、江口洋介らキャスト陣と松木彩監督が登壇。過酷な撮影を乗り越えたキャストたちが互いへの信頼を語った。

 2021年にTBS日曜劇場枠で放送開始以来、熱狂的ファンを持つ人気シリーズ劇場版第2弾。
 
 冒頭、本作の舞台でもある鹿児島県で発生したトカラ列島近海群発地震の被害へのお見舞いと対応に当たる人々へのエールを述べた主演の鈴木。

 舞台挨拶の前に行われたプレミアイベントは、屋根がありながらも屋外だったため、激しい雷雨の影響で時間を短縮したもののファンの熱気は冷めやらず。

 鈴木は、新たに加わった高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマら南海MERチームについて「本当にかっこいい。皆さんも絶対に誰かに惚れます」と太鼓判。

 一方、鈴木はレギュラーメンバーの菜々緒に「劇場版1作目が終わったとき、もうやりたくないって言ってませんでした?」とニヤリ。すると菜々緒は「本気でやりたくないんです。本当に大変なんですから」と今回も過酷だった撮影を振り返りつつ「この人がちょっと変態なだけで、楽しかったですよ」と鈴木を示し、観客も大笑い。
 
 菜々緒はシリーズのファンや医療従事者から届く声が支えとなっていると明かし「このメンバーじゃなかったらオファーを断っている。それくらいこのキャスト、スタッフに信頼を寄せています」と続投の理由を語った。

 トークでは、見どころシーンを聞かれた賀来賢人が「ファーストカットにまさかの…鈴木亮平の“鈴木亮平”が…」と語り、鈴木が「誤解を生むから!」と苦笑する一幕も。
 
 最後に鈴木は「ドラマを撮影しているときから思っていること」として「極限状態なのになぜ人は人を救いたいと思うのか。人間に備わった美しい本能の1つなのかな、と考えさせられています。MERが描いてきたのは人が人を救うというシンプルなこと。医療従事者はヒーローだというところから今回は一歩進んで、誰かのために頑張る人はみんなヒーローだということを描いています」と作品に込めた思いを語っていた。

 またイベント冒頭、高橋プロデューサーから、現在のトカラ列島近海群発地震の被害を鑑み、本作が南海地方を舞台としていることから8月1日の公開日について、専門家の意見や今後の状況をふまえて最終的に判断するとの説明があった。

 この日の登壇者は鈴木亮平、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督。

鈴木亮平「MERらしい(笑)」雷雨直撃で完成披露イベント中断

2025.07.10 Vol.web original

 

 劇場版『TOKYO MER南海ミッション』(8月1日公開)のプレミアイベントが10日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、江口洋介らキャスト陣と松木彩監督が登壇。主演の鈴木が雷雨の中でのイベントに「これは吉兆」と胸を張った。

 2021年にTBS日曜劇場枠で放送開始以来、熱狂的ファンを持つ人気シリーズ劇場版第2弾。
 
 冒頭、本作の舞台でもある鹿児島県で発生したトカラ列島近海群発地震の被害へのお見舞いと対応に当たる人々へのエールを述べた主演の鈴木。

 一方、この日の会場にも雷雨が直撃。イベントが始まるや雷がとどろく豪雨に、キャスト陣もビックリ。

 南海MERに指導医として派遣されたTOKYO MERのチーフドクター・喜多見を演じる鈴木は「MERの撮影は毎回過酷で、今回も実はこれと比じゃないくらいの雨が降っている日もありました。でも映画を見ると晴れ渡っております。これぞ映画マジック」と明かしつつ「今回の舞台は沖縄と鹿児島なんですが、とくに鹿児島は僕も大河ドラマで並々ならぬ思いを持っておりまして。鹿児島では“島津雨”と言って、雨は良いことの前に降る。これは吉兆です」と言い、鳴り渡る雷にも「天が祝砲を鳴らしてくれているんだと思います」と胸を張った。

 結局、強まる雨の影響によりこの日のプレミアイベントは縮小。鈴木も「MERらしい(笑)」と苦笑。キャスト陣はつめかけた約700人のファンに精一杯のファンサービスをして会場を後にした。

 またイベント冒頭、高橋プロデューサーから、トカラ列島近海群発地震の被害を鑑み、本作が南海地方を舞台としていることから8月1日の公開日について、専門家の意見や今後の状況をふまえて最終的に判断するとの説明があった。

 この日の登壇者は鈴木亮平、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督。

「前世で兄妹」鈴木亮平と有村架純、初共演で意気投合「関西人同士だったのが大きかった」

2025.03.31 Vol.web original

 

 映画『花まんま』(4月25日公開)の完成報告会見イベントが31日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、有村架純と前田哲監督が登壇。初共演の鈴木と有村が関西人同士ならではのメリットを語った。

 作家・朱川湊人による、第133回直木賞受賞の短編集『花まんま』を初版からおよそ20年を経て映画化した話題作。

初共演で兄妹役を演じた鈴木と有村。大阪の下町で、両親を亡くしてから妹の親代わりとして生きる兄・俊樹を演じた鈴木が「びっくりするほど初日から兄妹感を感じられた。個人的に相性が良かったと思う」と言えば有村も「久しぶり、ただいまと言いたくなる空気感を作ってくださって初日から一切、壁を感じることなく兄やんとしていてくれた」と感謝し、前田監督も「2人はおそらく前世で兄妹だったと思います(笑)」。

「お互い関西人だったことも大きかった」と言う鈴木、有村をはじめ、前田監督やキャスト、スタッフの多くが関西出身者という本作。関西で作った映画ならではのポイントを聞かれた鈴木は「オール阪神・巨人師匠が出てること」。鈴木は、楽屋でギャグも教わったと胸を張り、前田監督に背中に手を当ててもらい「ニャー。これが猫背」。胸に手を当ててもらって「鳩胸」と、伝授された芸を披露し、隣で有村も大ウケ。

 フミ子の結婚式で披露する俊樹のスピーチのセリフを「生々しいものにしたい」と、自らも考えたいと提案した鈴木。前田監督も「俊樹を演じながら亮平さんから出てきた言葉をもとに考えよう」と快諾したと言い、鈴木は「笑いを入れたかったんですよ。しんみりしそうになったらアカン、って笑いに走る関西人特有の感じを出したくて」とニヤリ。

 兄から妹への思いがリアルにつづられる、涙と笑いなくしては見られないスピーチシーンに前田監督も「最終的には亮平さんの言葉になったと思う」と絶賛。

 一方、有村は撮影前に鈴木のスピーチを「サッとだけ目を通した」と言い、本番で「ひと言ひと言、耳で聞いていくと、私たちって頑張って生きてきたんだと、無いはずの感情が生まれてきて、勝手に涙腺が緩んできた。今でも不思議なんですけど、あの場に神様が宿ったような感覚になりました」と感動シーンを感慨深げに振り返っていた。

鈴木亮平「良い“もっこり”スタート切れた」実写『シティーハンター』聖地・新宿でプレミア

2024.04.23 Vol.web original

 

 Netflix映画『シティーハンター』(4月25日配信)ワールドプレミアイベントが23日、新宿・歌舞伎町タワー前広場にて行われ、俳優の鈴木亮平、森田望智、安藤政信、木村文乃と佐藤祐市監督らが登壇。鈴木亮平がおなじみの冴羽獠ワードで駆け付けた作品ファンを熱狂させた。

 北条司による大ヒットコミックの日本初の実写化作品。

 超一流のスイーパー冴羽獠を演じた鈴木亮平は「シティーハンターの聖地・新宿でこんなイベントができるとは。良い“もっこり”スタートを切れたのでは」、ヒロイン“槇村香”役の森田望智も観客の熱気に「改めて『シティーハンター』への愛を感じました」とたくさんのファンが詰めかけた“聖地”でのイベントに大感激。

 獠の相棒・槇村秀幸役の安藤政信が「現場に入ってからは亮平にものすごく助けられました。細かく研究していて」と言えば、刑事・野上冴子役の木村文乃も「衣装合わせのとき少しでも冴子に寄せようと何回もテストしていたんです。あれはもはや鈴木亮平“監督”。撮影の合間に抜けてきてくださって“冴子です!”と太鼓判を押してくれた」と作品の大ファンである鈴木のサポートに感謝。

 華麗なガンアクションも披露する鈴木は「『シティーハンター』は半分はメチャクチャふざけてるんですけど、残り半分はメチャクチャシリアス。ガンアクションは今までのどの日本映画にも負けたくないと思い、相当レベルの高いものになっています」と胸を張った。

 この日は『Get Wild』を手がけたTM NETWORKの小室哲哉も花束を持って登場。本作のために収録された『Get Wild Continual』への思いを語り、鈴木は「もしこの続きができたら…」と今回使用されなかった人気楽曲を続編にリクエストしていた。

鈴木亮平が“アジア全域版アカデミー賞”で受賞 香港の授賞式に出席「交流が楽しみ」

2024.03.04 Vol.web original

 

 俳優の鈴木亮平が「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)にて「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞した。韓国の女優イ・ヨンエも受賞しており、両者はともに3月10日に香港で行われる授賞式にも参加を予定している。

 AFAはアジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)によるアジア全域版アカデミー賞。「Excellence in Asian Cinema Award」は、優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献をたたえる賞。

 日本人としての受賞は、第9回(2015)の中谷美紀、第13回(2019)の役所広司、第16回(2023)の阿部寛に続く、4人目。

 鈴木は、18歳で学生演劇を始め森田芳光監督の『椿三十郎』(2007)で映画デビュー。コメディ長編作品『HK 変態仮面』(2013)で大ブレイクし、以降ドラマ、映画と幅広い作品に出演し日本を代表する俳優の1人に。昨年はゲイの男性を演じた『エゴイスト』で高く評価された。

 今回の受賞に鈴木は「この度アジア・フィルム・アワードから、このような評価をいただき、大変光栄に思います。これを励みにさらなる高みを目指し、この業界に貢献していきたいです。また、香港で開催される第17回アジア・フィルム・アワードの授賞式に出席し、アジアの観客や映画関係者の皆さんと交流ができることを楽しみにしています」とコメントを寄せている。

佐藤浩市、鈴木亮平、菊地凛子、黒木華…TAMA映画賞に豪華受賞者が登壇

2023.11.25 Vol.web original

 

 第15回TAMA映画賞授賞式(第33回映画祭 TAMA CINEMA FORUM)が25日、多摩市・パルテノン多摩にて開催され、最優秀男優賞の佐藤浩市、鈴木亮平、最優秀女優賞の菊地凛子、黒木華といった、そうそうたる顔ぶれが登壇し受賞を喜んだ。

 多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が映画ファンの立場から表彰する映画賞。

 本年度最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞に輝いたのは『春に散る』『せかいのおきく』などで深い印象を残した佐藤浩市と、『エゴイスト』、『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室』と幅広い役どころで存在感を見せた鈴木亮平。

 鈴木は、『エゴイスト』での受賞を「今思うと本当にあの時間はあったのかと思うような夢のような時間でした。それを評価していただいてうれしいです」と感激。駆け付けた松永大司監督も「この作品はゲイの男性の物語なんですが、当事者でない自分が演じることの葛藤から始まって、チームで向き合う中でも亮平が背負うものは大きかったと思う」と労い「本当に努力の人」と鈴木をたたえた。

 鈴木は「自分はこの作品を10年以上経たないと客観的に映画として見られないのではと思うくらい、自分が役者とか演技していることを忘れさせる環境をスタッフ全員で作ってくれた現場でした」と感謝し「自分も年齢を重ねるにしたがって、先輩たちがいかにすごかったかを思い知るようになって。先輩たちが築いてきた役者道のようなものがあるなら自分も恥じることなくそれを継いでいける俳優になれれば」。

 一方、今年は8作品に出演した佐藤。作品の選択について聞かれると「人間関係ですね」と笑いをさそった。この日は『せかいのおきく』の阪本順治監督、最優秀女優賞を受賞した共演の黒木華もトークに参加し二度目の親子役を振り返った。

 最後に抱負を聞かれた佐藤は「抱負…固まってしまいますね」と苦笑しつつ「いつも楽しみにしているのは今までにやったことのない役。この年になるとなかなか無いんですけどね。でもそういう気持ちでいることを心がけています」と語っていた。

 本年度最も心に残った女優を表彰する最優秀女優賞には『658km、陽子の旅』の菊地凛子と、『せかいのおきく』『ヴィレッジ』などの黒木華。

 全身がきらめくタイトなドレス姿の菊地は「今から23年くらい前、役名のついた役を初めて頂いたのが熊切和嘉監督の作品でした。今回、声をかけていただいたとき、今までの20数年感を肯定していただいたような気持ちになりました」と受賞に感激。

 一方、黒木はこの日は和服姿で登壇。「私がTAMA映画賞で最優秀新進女優賞をいただいてから10年。こうしてもどってくることができてうれしい」と喜んだ。恋心を表現するシーンに「33歳が転がって喜ぶのってどうなんだろうと思ったんですが、それが“おきく”なので」と照れ笑い。阪本順治監督も黒木の所作の美しさを絶賛していた。

 他、最優秀作品賞に『怪物』 (是枝裕和監督及びスタッフ・キャスト一同)と『雑魚どもよ、大志を抱け!』 (足立紳監督及びスタッフ・キャスト一同)。特別賞に宮﨑駿監督及びスタッフ・キャスト一同(『君たちはどう生きるか』)と上田誠氏、山口淳太監督はじめヨーロッパ企画及びスタッフ・キャスト一同(『リバー、流れないでよ』)。最優秀新進監督賞に福永壮志監督と金子由里奈監督。最優秀新進男優賞に目黒蓮と奥平大兼。最優秀新進女優賞に山田杏奈と髙石あかり。

鈴木亮平、NYアジアン映画祭で「ライジングスター」受賞!『エゴイスト』での演技を高く評価

2023.06.19 Vol.web original

 

 俳優・鈴木亮平が、米ニューヨークにて開催される第22回ニューヨーク・アジアン映画祭2023にてライジングスター・アジア賞を受賞することが決定した。

 ニューヨーク・アジアン映画祭は今年で22回目を迎える、北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭として知られる映画祭。今年は7月14日から30日までニューヨーク、リンカーン・センターで開催。『エゴイスト』は世界的に注目度の高いアジア映画を紹介するStandouts部門に出品される。

『エゴイスト』では恋人とその母へ愛情を注ぐゲイの主人公を演じた鈴木。その繊細な演技が高く評価され、この度の受賞となった。これまでに日本の俳優では池松壮亮、小松菜奈、綾野剛らが同賞を受賞している。

 今回の受賞に鈴木は「『エゴイスト』は“恋人との愛”“親子愛”“救い”などのテーマと共に、セクシュアリティやアイデンティティについて大きな気付きを与えてくれた、私にとっても特別な作品」と言い「“ライジング・スター”という名に恥じぬよう、今後とも俳優として、人間として研鑽を積んでいきたいと思います」と受賞の喜びをコメントしている。

 授賞式は現地時間7月15日にリンカーン・センターにて上映の際に行われる。また舞台挨拶には鈴木とともに松永大司監督も出席を予定しているとのこと。

【鈴木亮平コメント全文】
愛する街ニューヨークで、このような重要な賞をいただき非常に光栄です。
また、映画「エゴイスト」が国境や文化の違いを越えて評価されていることをとても嬉しく思います。
「エゴイスト」は「恋人との愛」「親子愛」「救い」などのテーマと共に、セクシュアリティやアイデンティティについて大きな気付きを与えてくれた、私にとっても特別な作品です。この作品がさらに世界中に広がり、たくさんの方々の心に届いてくれることを願っています。
改めて、原作者の高山真さん、共演の宮沢氷魚くん、阿川佐和子さん、松永大司監督をはじめ、協力してくださった全ての方に感謝いたします。
「ライジング・スター」という名に恥じぬよう、今後とも俳優として、人間として研鑽を積んでいきたいと思います。

鈴木亮平「誰かに抱きしめられたい…」撮影中思わずこぼした愚痴にMERチームが応える

2023.04.28 Vol.web original

 

 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』初日舞台挨拶が28日、都内にて行われ、鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみらキャスト11名と松木彩監督が登壇。役衣装で登場した一同がMERのチーム力が伝わるトークを繰り広げた。

 2021年7月期に、TBS日曜劇場枠で放送され大きな反響を呼んだドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の映画版。

 冒頭、主演・鈴木は「いやー、早く見てほしかったんです。ついにこの日が来ました」と感動の面持ち。

 この日は印象的なシーンや思い出のエピソード振り返った一同。

 菜々緒が「空港で爆発に巻き込まれたシーンで、爆破なんて起こってなかったくらいの勢いで手術を再開するMERチームと、取り残されているジェシーくんという対局にあるあの感じが印象的でした。“この人たち、怪物なのか?”みたいな表情がよかった」と言うと、劇場版から加わったジェシー(SixTONES)は「僕、使えないんですよね。もちろん役が、ですよ。ジェシーだったら、もうちょっとちゃんとやりますよ」とすましつつ「僕が印象に残っているのはジャックが後ろからローズを抱きしめる…」とサラリとボケを入れ、鈴木や賀来から「それ『タイタニック』だから!」「昭和だから!」とツッコまれ、会場も大爆笑。

 連続ドラマ、スペシャルドラマ、そして劇場版とハードな撮影が続いた本作へのやりがいとともに、愚痴を言いながら笑い合った一同。

「大変な現場が好きな人」と言われていた鈴木だったが「僕も1回、オペ中に“はぁ…誰かに抱きしめられたい”と愚痴をこぼしてしまったことがあって。その日の撮影が終わったとき、菜々緒さんに呼び止められて、何?と言ったら、全員で僕をそっと抱きしめてくれたんです。あればメチャクチャ感動しました」とMERチームの絆に改めて感謝していた。

 この日の登壇者は鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督。

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は公開中。

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