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最新作『PHOENIX』で聞かせる、NEW EXILE。 ー EXILE SHOKICHI インタビュー ー

2022.01.01 Vol.Web Original

 EXILEが最新アルバム『PHOENIX』を1月1日にリリースする。前作から約3年ぶりとなる本作は、14人の新体制となっては初めてのアルバム、そしてコロナ禍で生まれた最初のアルバム。感染状況によって多大な影響を受けてきた領域のひとつにして最大といっても過言ではないエンタテインメント分野のど真ん中で、悩み、苦しみ、それでも不屈の精神で立ち上がった不死鳥(PHOENIX)=EXILE。彼らがいま、届けたい音は? そしてエンタテイメントは? EXILE SHOKICHIに聞く。

 

変わらないために変わらなきゃいけないことってある。
僕らはそこに全力を投じました。

 

ーー現体制になって最初のアルバム『PHOENIX』が完成、本日リリースになりました。この作品、どんな作品に仕上がったと感じていますか?

……なんか、EXILEって変わったなって思いますね。EXILEはこの20年のあいだ、変化しながら進化してきたところがあります。例えば、二代目 J SOUL BROTHERSのメンバーがEXILEの新メンバーとして加わりましたが、あの時もものすごい変化でした。そうしたことがEXILEというエンタテイメントのひとつの表現方法になっているんじゃないかと思いますし、それがEXILEスタイルなんだと考えると、このアルバムもやはり“EXILEらしい”作品に仕上がったのかもしれません。

ーーアルバムにおける大きな変化といえば、やはり制作体制の変化ですよね。

そうですね。前作まで、EXILEの楽曲の制作については、ATSUSHIさんが中心となって進められてきました。歌詞も、曲のチョイスにしても。その大きな存在が現場になくなったわけですから、ずいぶん変わりました。今作は、HIROさんとEXILEメンバーみんなで創り上げました。みんなで集まって、こういう曲があったらいいんじゃないか、ああいう曲があればいいなって、全員で話し合いながら作っていきました。

ーーいろいろ選択肢はあったと思いますが、そうした進め方になった理由はありますか?

ずっとEXILEの楽曲の部分を担ってきたATSUSHIさんが現場にいなくなるーー。ものすごい大きなチェンジですし、ファンの皆さんも不安になると思うんです。あることじゃないですか、好きなアーティストの最新作を聴いて変わったなって思うようなこと。「私が好きだったEXILEじゃなくなってしまった」なんて感じさせるようなことをさせたくないし、そういう思いが先に来てしまってアルバムを聞いてもらうチャンスが減るのも……。そうしないためにどうしたらいいかって考えるなかで、この方法に落ち着いたのかなって思います。変わらないために変わらなきゃいけないことってあります。僕らはそこに全力を投じました。

ーー収録されている楽曲を見ると、TAKAHIROさん、NESMITHさん、白濱亜嵐さん、関口メンディーさんといったメンバーの名前がクレジットに並んでいますが、SHOKICHIさんの名前の数、多いですよね。アルバム制作のなかで全体を見回す役は、SHOKICHIさんだったのかなと推測しますが……。

 そういうところはあったかもしれませんが、このアルバムは、みんなで作った感覚です。EXILEが新体制になって初、そしてコロナ禍になって最初のアルバムですから、気合も入ったし、僕もいろいろな曲をプレゼンさせてもらいましたが、僕が作った曲に関して言えば、そのすべてがパフォーマーは今こういう楽曲をやりたいんじゃないかなって想像して作っています。メンバーをずっと見ているとわかるんですよ、今こういうバイブスだなとか、こういう感じでしか新しいEXILEを表現できないなみたいな……いろんなことを思いながら曲を作ってプレゼンしましたが、その時には、わざわざ英詞にして外国のシンガーに歌ってもらったりして、できるだけ作ったのは僕だって分からないようにしてました。「SHOKICHIが作ってくれたから」って、メンバーがちらっとでも思うのが嫌で。

ーー先ほど、変わらないため変わらなければならないという話がありましたが、その一方で、EXILEとして守らなければいけないという部分もあるのではないかとも思うんですが。

 今回はそれを全部取っ払った感じなんです。すでに発表済の楽曲も含めて、以前だったら「EXILEっぽくない」って判断しそうな曲であっても、「いや、新しいEXILEなんだからやってもいいでしょう」って。そういう思考チェンジを、僕を含めて、みんなしたんじゃないかな。だから僕が作った楽曲にしても、かなり自由に作っています。何かに縛られたり制御することなく、自由自在に動けるEXILEの魅力を伝えたい、そう思いました。

 

EXILE TAKAHIROがオールナイトニッポン!「楽しい夜のひと時を過ごせれば」

2021.12.29 Vol.Web Original

 

 EXILE TAKAHIROがラジオ『オールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送、24時~)のパーソナリティを務めることが発表された。担当するのは週替わりパーソナリティの金曜日で、1月7日に生放送する。 

 TAKAHIROがオールナ イトニッポンパーソナリティに挑戦するのは初。「2022年、年明け1回目の金曜X(クロス)への出演ということで、 とても光栄です! 一人でのラジオ出演は久しぶりで、 今からとてもワクワクしておりますが、皆さんと一緒に楽しい夜のひと時を過ごせればと思っておりますので、是非お聴きください」とコメントを寄せている。

 メールテーマ、コーナーなど番組の詳細は『オールナイトニッポンX(クロス)』公式Twitterで発表予定。

EXILE ATSUSHIとGENERATIONSの数原龍友と片寄涼太がコラボ 「貴重な刺激」

2021.12.22 Vol.Web Original

 EXILE ATSUSHI、数原龍友と片寄涼太(ともにGENERATIONS from EXILE TRIBE)のコラボレーションが実現、LDHの有料動画配信サービス「CL」の新企画「KEY MUSIC」でその様子が配信中だ。

 EXILE ATSUSHIと、Jr.EXILE世代の各グループのボーカルがコラボレーション歌唱をするシリーズで、12月1日から毎週、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、THE BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE、THE FANTASTICS from EXILE TRIBEと順にその様子が配信されており、GENERATIONSが、Jr.EXILEの最後を締めくくる。

EXILE AKIRA「逸材の宝庫」LDH史上最大規模のオーディションに「ワクワクしています」 

2021.12.20 Vol.Web Original

 EXILE AKIRA、EXILE SHOKICHI、登坂広臣(三代目 J SOUL BROTHERS)、そしてEXILE HIROが19日都内で会見し、LDHが現在展開中の同社史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』の進行状況や、最終審査を来年5月に日本武道館で行うことなどを発表した。

 この日、3次審査が終了。これまでは参加者個々のスキルや表現力に着目してきたが、いよいよグループ審査へと進む。

 EXILE AKIRAは「LDHが開催してきたなかでも最大の規模のオーディション。これまでにない逸材の宝庫です。クオリティー、表現力、華、将来性というところで、素晴らしい可能性に満ちあふれた参加者であふれています」と興奮気味。また「僕たちにも可能性を与えてくれるオーディション。新境地に行けるのではないかとワクワクしています」と話した。

EXILE、20周年のメモリアルツアーの開催を発表! NEW EXILEのライブエンタメを各地に届ける

2021.12.17 Vol.Web Original

 ダンス&ボーカルグループのEXILEがデビュー20周年を記念したアリーナツアー「EXILE LIVE TOUR 2021 “RED PHOENIX”」を開催する。16日に行われた有料配信ライブ「ABEMA×LDH ONLINE X’mas LIVE PARTY」で発表した。日程は2022年2月26日のサンドーム福井を皮切りに全国7都市14公演で、EXILEの単独ツアーは2020年のドームツアー『EXILE PERFECT LIVE 2001▶2020』以来2年ぶり、アリーナツアーとしては2009年の『EXILE LIVE TOUR 2009 “THE MONSTER”』以来の13年ぶりとなる。

 EXILE AKIRAは、「コロナ禍で全国各地の方々に思うようにエンタテインメントをお届けできていなかった2年間だったので、改めてこのEXILEの名刺を丁寧に配っていく為に、各地に会場があるアリーナから丁寧に回って、ファンの皆様に感謝の気持ちとともに、今一度EXILEエンタテイメントをお届けする。そうすることで、僕たちが掲げる“日本を元気に”というテーマを隅々までお届けして、さらなる展開につなげていきたいと思います」と、意気込む。

 EXIE TAKAHIROも「ようやく自分たちの“NEW EXILE”を感じていただける場所が見えてきました。今までも、EXILEを壊しては新しく創る、それを繰り返してきたので、今回のライブでまた希望を持っていただけるというか、ポジティブなイメージでEXILEを楽しんでいたきたい。そういうスタートになればいいなと思います」。さらに「今の14人、一人ひとりが培ってきたものを、より肌で感じていただけるライブになればいいなと思います」と、燃えている。

 EXILEは2021年、EXILE TRIBE総出演のライブツアー『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 “RISING SUN TO THE WORLD”』として、1月から全18公演のドームライブを敢行。さまざまな感染対策を徹底しながらも、大規模な有観客ライブを復活させた。今回のツアー開催は、その成果も踏まえた新たな一歩となる。

 2022年元旦にはニューアルバム『PHOENIX』をリリースする。

FANTASTICSの八木勇征と中島颯太「幸せすぎました!」EXILE ATSUSHIと再びコラボ歌唱

2021.12.15 Vol.Web Original

 EXILE ATSUSHIと、FANTASTICS from EXILE TRIBEのボーカル八木勇征と中島颯太による夢のコラボレーションが実現した。

 LDHの動画配信サービス『CL』の新企画「KEY MUSIC」で行われたもの。この企画は、LDH所属のボーカリストによる本気の歌唱を届けするもので、出演するボーカリストが想い入れの強い楽曲を歌唱する。

 この12月、FANTASTICSを筆頭に、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBEの、EXILEの活躍を見ながらアーティストになることを夢見て技術を磨き上げてきたJr.EXILE世代の4つのグループは、デビュー20周年を迎えたEXILEを改めてリスペクトして、EXILEの名曲をそれぞれ4曲ずつカバーし、毎週グループ替わりでリリースするプロジェクト〈EXILE TRIBUTE〉を展開している。

EXILE 黒木啓司が結婚発表「家族みんなの笑顔が絶えない毎日に、とても幸せを感じています」

2021.12.14 Vol.Web Original

 EXILEのパフォーマーの黒木啓司が14日、結婚を発表した。お相手は兼ねてから交際をしていた実業家の宮崎麗果。

 黒木は所属事務所のモバイルサイトで、「いつも応援してくださっている皆様へ」というタイトルでコメントを寄せ、「この度、私EXILE 黒木啓司は、かねてよりお付き合いしておりました宮崎麗果さんと結婚いたしましたことをご報告させていただきます。そして、彼女の子どもたちとも家族として歩み出すことをあわせてご報告いたします」と結婚を報告した。

 お相手の宮崎氏には友人として時間を過ごす中で、「母親として、また会社経営者として仕事に打ち込む姿、忙しい中でも僕の体調面にまで気を遣ってくれる思いやりのあるところに惹かれていきました」と、説明。また「自分にはないものも持っていて、常に一生懸命な姿にも刺激され、とても尊敬しています」とした。

「今は、家族みんなの笑顔が絶えない毎日に、とても幸せを感じています。どうかそんな僕たちを温かく見守っていただけますと幸いです」と黒木。また、「これからもEXILEのメンバーとして、エンタテインメントを通して今まで応援してくださった皆様へ恩返しができるように、より一層仕事に精進して参ります」と誓った。

 

EXILE TRIBEをライブ体感音楽アプリ登場 テレビCMのオンエア開始

2021.12.12 Vol.Web Original


 EXILE TRIBEのリズムゲームアプリ『EXtreme LIVES』のテレビCMのオンエアが12日にスタートした。EXILE×三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目) のコラボ楽曲「VIRTUAL LOVE」とのタイアップCMで、EXILE、三代目のメンバー総勢18名が出演している。

『EXtreme LIVES』はEXILE TRIBE史を凝縮したライブ体感音楽アプリ。2021年9月に20周年を迎えたEXILEと、その魂を引き継ぐ三代目、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE、FANTASTICS from EXILE TRIBE、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEのEXILE TRIBE6グループ総勢52名が集結し、これまで20年にわたって奏でてきた過去のライブ映像・名パフォーマンスをスマートフォンで追体験できる。

 正式サービス開始時期は、2022年3月初旬頃を予定。App Store、Google Playストアにて事前登録もスタートしている。

 ゲームの公式WEBサイトと公式TwitterでティザーPVが公開中。

EXILE TRIBEがゲームに?リズムゲームアプリの制作が決定!EXILE×三代目 J SOUL BROTHERSコラボ楽曲とのタイアップも発表

2021.12.08 Vol.Web original
 EXILE TRIBEのリズムゲームアプリ『EXtreme LIVES(エクストリームライブス)』の制作が決定し、8日、ティザーサイトと公式SNSが公開された。また、この日、EXILEと三代目 J SOUL BROTHERSのコラボ楽曲「VIRTUAL LOVE」のタイアップが決定したことも併せて発表された。
 
 本ゲームアプリを制作する株式会社アカツキは「ゲームを軸としたIPプロデュースカンパニー」として事業を展開するエンターテインメント企業。IP(知的財産)の世界観を深く理解したゲームを開発し、ファンとの長期的な関係を構築することを目指して、急成長を遂げているゲーム会社だ。
 
 また、楽曲制作が発表された「VIRTUAL LOVE」は、〝エンタテインメントの完全復活〟を願い、今年デビュー20周年を迎えたEXILEと、10周年イヤーを駆け抜けた三代目 J SOUL BROTHERSの初のコラボ楽曲で、今後様々な展開が期待される。アプリに関する詳細は12日に続報が公開予定。

EXILE TAKAHIROが表参道ヒルズでクリスマスツリーに点灯「童心に返る」

2021.12.07 Vol.Web Original

 

 EXILE TAKAHIROが6日、表参道ヒルズのエントランスに登場した「ジョー マローン ロンドン クリスマスツリー」のお披露目会に出席、クリスマスツリーを点灯した。

 フレグランスブランド「ジョー マローン ロンドン」が、クリスマスコレクションのテーマである「星のように輝くクリスマス」をイメージし、香りのギフトを星屑のように散りばめたツリー。「見ると童心に返るというか、表参道のイルミネーションと相まって素晴らしいと思いました」と本人。また「こうした点灯式に参加するのは初めてなので貴重な経験になりました。コロナ禍で、みなさん大変な思いをされていると思いますが、それでも変わらず季節だけはやってくるのだと少しだけほっとしました」と、優しくコメントした。

 トークセッションでは、クリスマスギフトの思い出が話題に。TAKAHIROが紹介したのは、毎年家に来ていたというサンタクロースのエピソード。「物心がつくかつかないかぐらいの時にサンタを見たくなりました。案の定、夜中に物音がして気配を感じて、プレゼントを置いて部屋から出ていく時に薄目で見たら、その年はサンタクロースが忙しかったのか、どう見ても父のシルエットでした。その年だけだったんですけどね(笑)」。そのうえで、「夢を見るって大切なので、いまだに信じいたいと思っています」と話した。

 今年のクリスマスの予定は音楽番組に出演とのこと。「クリスマスシーズンはライブや音楽番組に出させていただくことが多いので、ほとんどメンバーと過ごしています」

EXILEで三代目JSBの小林直己が「選択と奇跡」綴る! 半自伝的エッセイ発売

2021.12.06 Vol.Web Original

 EXILEのパフォーマーで三代目 J SOUL BROTHERSのリーダー、また俳優やモデルとしても活躍する小林直己に、作家という新たな肩書きが加わった。書籍『選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった』(文藝春秋)を24日に上梓。EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSのこと、エンターテイメントについて、そして自分自身にも向きあい、書いている。ダンスというノンバーバルなフォームで表現し伝えてきた小林が「書く」ことに挑戦したのはなぜ? 本人に聞いた。

 

――書籍『選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった』が発売になりました。

 こうして形になってみるとうれしいですね。自分が本を出すなんてことは考えていなかったので……いろんなご縁とタイミングがあってこうなって。タイトルの「選択と奇跡」という部分がそれを示しているなと思います。

――2020年10月から、文藝春秋digitalで連載されていた「EXILEになれなくて」(現在は終了)をまとめたもの。連載をしてみようと思った理由を教えてください。

 2019年ぐらいだったと思いますが、僕自身がLDHに入って12年ぐらいになって、10年ひと区切りというか、EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSといったグループでの活動、LDHで動くなかで感じたことや学んだことをまとめてみたいと思っていました。僕らを見てきてくれた皆さん、僕らのエンターテイメントに触れてくれた皆さんに僕はこういう思いがあってやっているんだよということを伝えたくなりました。それで文藝春秋の方とお会いした時にLDHのことを書きたいってお話ししたんですよね。

―― 連載を始める時点で書きたいこと、書いていく内容は明確に決まっていたんですね。

 プロットというか、全体的なマップを書き、どんなことを書くか、何を伝えたいかというところまで考えたうえで、連載を始めました。ただ、2020年になってコロナ禍に入りました。当たり前の毎日が当たり前じゃなくなり、描いていた未来はなくなってしまった。これは僕だけじゃなくて、みなさんも同じだったと思うんですけど。そうなると、もともと予定していた内容は、ちょっと合わなくなってきました。

 僕にとって書くことは考えを整理したり、思いをクリアにすることです。予定していたライブが全部中止になり、外にも出られなくなってしまうなかで、自分はダンスをして表現することや、ライブやエンターテイメントを届けることで存在を再確認していたんということに気づいて、すごく落ち込んでしまったんです。

 落ち込みながらも書き続けて、ステイホーム期間中、音楽や映画に救われました。僕もエンターテイメントに携わる一人として、今自分にできることはなんだろうと考え、SNSを通じてダンスを作って一緒に踊ってみようってやってみたら、「楽しんで踊りました」「子どもが元気になりました」って反応をもらって、自分にもやれることあるんだなって。また、そういった環境の中でできる最大限のことで楽しんでもらおうと工夫していると、これまで見せてきたのとは違う、“作り込んでいない自分”でも受け入れてもらえるんだ、楽しんでもらってるって思えたんです。

 これってなんかすごい発見かもしれない、 今までの自分から変われるかもしれない!って感じました。それってどういうことだろうって、また書いて。そうするうちに、「これまではどうやって壁を乗り越えてきただろう」と自然と過去を振り返りました。

――まさに「書くことは考えを整理したり、思いをクリアにすること」ですね。

 最終的に出来上がったものに対して、担当の方から「半自伝的エッセイ」という言葉をいただいて、ぴったりだなって。「選択と奇跡」という言葉にたどり着いたのも最後のほうでした。

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