SearchSearch

エースの重責果たした武尊が涙の訴え。そして「格闘技最高!」【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.23 Vol.Web Original

大会直前に対戦相手が変更の逆境跳ね返すKO勝利

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)でスーパー・フェザー級のスーパーファイトに出場した武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がペッダム・ペットギャットペット(タイ/ペットギャットペットジム)を2RKOで下した。

 武尊は当初、アダム・ブアフフ(モロッコ)とK-1 & ISKAのダブルタイトル戦を行う予定だったのだが、ブアフフが新型コロナウイルスの影響などで来日不能となり、大会直前になってカードが変更。ダブルタイトルマッチが消滅し、試合順もメインからセミファイナルへ変更となったが、試合内容できっちりとエースの重責を果たした。

 試合は武尊が1Rからプレッシャーをかけて前に出る。しかしペッダムも強烈な左フックに右ローのコンビネーションで武尊を下がらせる。

大規模大会開催についてK-1プロデューサーが緊急会見

2020.03.22 Vol.Web Original

開催に至った経緯や対応策を説明

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために大規模イベントの開催自粛が政府から要請されている中、さいたまスーパーアリーナで1万人規模の大会を開催するK-1の中村拓己プロデューサーが3月22日、大会当日に急きょ会見を開き、今回の大会の開催の経緯を説明した。

 中村氏は冒頭「もともと開催が決まっていたイベントで準備をしていた。いろいろあったが、最大限の予防策を講じて開催することになった」などと開催を決断した経緯を語った。

 そして、来場者にマスク配布、入場口ほか各所に消毒液の設置、サーモグラフィーの設置、ミネラルウォーターの配布、会場の扉をあけて常時換気、場内の撮影会・握手会は行わず物販は会場の外で行う――といった対応策を挙げた。また前日に行った計量や会見は無観客で行い、大会後のアフターパーティーも中止するという。

 政府が自粛を要請しているなかでの開催については「自粛の話題は出たが、開催の方向でさいたまスーパーアリーナとも話をして、予防策を講じることにより開催するということに至った」そして「万全の対策ができるなら」と開催の決断に至ったという。

 高校野球ら多くのイベントが中止・延期する中での開催については「発表している大会をちゃんとやるのが我々の仕事」と話した。

 今回の開催にあたっては前日の21日夜に一部メディアが西村康稔経済再生担当相が主催者側に自粛を促すよう埼玉県の大野元裕知事に要請したことが報じられていた。

 以降、SNSなどでも多くの批判的な声があがったが、中村氏は「いろんなご意見があることは理解している。我々としては会場と話し、最大限の予防策を講じる」などと話した。

城戸康裕がセルフ予想で優勝宣言「決勝は木村“削られ”ミノルvs“ゲンキド”康裕。そして僕が勝つ」【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.21 Vol.Web Original

若手のコメントにダメ出し

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量と会見が3月21日、都内で開催された。

「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」に出場する8選手は1回目の計量で全選手が規定体重をパスした。しかし優勝候補の木村“フィリップ”ミノル(K-1ジム五反田チームキングス)がその後の会見を「体調不良」を理由に欠席。トーナメントはにわかに風雲急の様相を呈してきた。

 この日の計量と会見は折からの新型コロナウイルスの影響を鑑み無観客で行われたのだが、城戸康裕(谷山ジム)はどんな状況でも「城戸康裕」だった。

 会見での質疑応答で準決勝以降の展開を問われると、先に答えた海斗と神保克哉が具体名を挙げなかったことに城戸は「この質問は毎回聞かれるんだけど、“誰が上がってきても倒す”というのはダメなんです。誰が上がって来るかをしっかり言わないといけない。そういうところが素人ですね」と若い2人にダメ出し。

 そして「僕は反対側はミノル君が上がって来ると思う。(こっちの)1回戦の和島君vsアワターン選手はいい感じで削り合ってくれると思う。そこの削り合いは城戸にとっては美味しい。上がってきた選手は消耗しているから、僕が1回戦を余裕で勝って、準決勝では傷ついた相手とやらせてもらって決勝に上がるわけです。木村君も海斗選手は相当研究してくると思うので、ただでは終わらない。削られた木村“削られ”ミノルが上がって来るので、その“削られ”ミノルと元気な城戸=“ゲンキド”がぶつかって僕が優勝するということですね」とセルフ予想で優勝を宣言した。

武尊が新型コロナで閉塞感の漂う世界へ「みんなにパワーを与えられるような試合を見せたい」【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.21 Vol.Web Original

「対戦カードが変わったのも自分への試練。試合内容で“メインだった”と思わせたい」

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量と会見が3月21日、都内で開催された。

 当初、アダム・ブアフフ(モロッコ)とK-1 & ISKAのダブルタイトル戦を行う予定だった武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)はブアフフが新型コロナウイルスの影響などで来日不能となり、一昨日、カードが変更。ペッダム・ペットギャットペット(タイ/ペットギャットペットジム)との対戦となった。ダブルタイトルマッチの消滅とメインからセミファイナルへ試合順が変更となり、モチベーションの低下も危惧されるところだが、武尊は「この状況で試合を受けてくれたペッダム選手には感謝している。ペッダム戦士はムエタイの世界の中でも一握りのチャンピオンベルトを巻いた選手なので、その選手と最高の試合をして必ずKOで勝つのでよろしくお願いします」と新たな対戦相手に気持ちは切り替わっているよう。そして相手が変わったことについて「対策は全部変わるが、どういう選手がきても対応して勝って、乗り越えるという自信をつけたいと思っていた。今回、対戦カードが変わったのも自分への試練だと思って、しっかり乗り越えて自信に変えたい」などと前向きに語った。

不可思「パンチでKO。文句のない勝ち方を見せたい」とKOでのベルト奪取を宣言【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.21 Vol.Web Original

王者・安保瑠輝也は2回目でなんとか計量クリアも会見は欠席

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量と会見が3月21日、都内で開催された。

 スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(team ALL-WIN)は1回目の計量は65.15kgで0.15kgオーバー。全選手の計量終了後に行った再計量で65.0kgでクリアしたものの、体調不良でその後の会見をキャンセル。タイトルマッチに不安を残した。

 挑戦者の不可思(クロスポイント吉祥寺)は「過去最高の仕上がり。最高とはっきり言えるくらい体調的にも感覚的にも調子がいい。明日の試合は僕が勝つという予感がしている。相手の瑠輝也選手は計量はクリアしたけど、体調が悪いみたいなので、ちゃんと回復して、万全の体調で戦えることを願っています」とこちらは対照的に公開練習からの絶好調をキープ。

 試合については「パンチでKOするかなと思っている。文句のない勝ち方を見せたい」とKOでのベルト奪取を宣言した。

久保ののらりくらりにピケオーが「試合の話をしろ!」と激怒【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.21 Vol.Web Original

待ちに待った対戦なのに久保のコメントは試合以外のことばかりで…

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量と会見が3月21日、都内で開催された。

 ウェルター級タイトルマッチで対戦する王者・久保優太(サラバニアファミリー)と挑戦者のジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike’s Gym)が会見で静かに火花を散らした。

 ついにこの2人の対戦が実現する。一昨年11月のK-1で木村“フィリップ”ミノルをKOした後にリング上から久保の持つ王座への挑戦をアピールしたピケオーに対し、久保も「個人的にはピケオーと戦いたい」と発言。一気に対戦の機運が高まったが、かねてから久保との対戦をアピールしていた城戸康裕が「順番は守って!」と主張。昨年の「K’FESTA.2」では久保vs城戸が行われ、久保vsピケオーは実現せず。その後、久保がケガで長期欠場となったことからピケオーにとっては長く“おあずけ”を食らい、今回は待ちに待った王座挑戦となる。

緊急参戦のペッダム「武尊は足が弱い」【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.20 Vol.Web Original

スーパーファイトで武尊と対戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)への参戦が急きょ決まったペッダム・ペットギャットペット(タイ/ペットギャットペットジム)とアワターン・トー.モースィー(タイ/トー.モースィージム)が3月20日、都内で公開練習を行った。

 前日にメインで武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とK-1& ISKAのダブルタイトル戦を行う予定だったアダム・ブアフフ(モロッコ)が新型コロナウイルスの影響などで来日不能にとなる緊急事態が発生。

 タイトル戦は取りやめとなり、スーパーファイトで武尊とペッダムが対戦することとなった。

 ペッダムはこの日、左右の強烈なパンチにロー、ミドルをバランスよく交えた2分間のミット打ちを披露。緊急参戦を思わせないスムーズな動きを見せた。

 練習後の会見では「調整はうまくいっている」と話した。

 試合3日前の決定でなおかつ対戦相手が武尊という過酷なオファーではあったが「K-1は前から知っていたのでうれしかった」と参戦には迷いはなかったよう。

ピケオー「カウンターを当ててこようが、それ以上の攻撃で倒す」と久保対策は万全【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.19 Vol.Web Original

やっと久保優太の持つウェルター級王座への挑戦が実現

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で久保優太(サラバニアファミリー)の持つ「K-1 WORLD GPウェルター級王座」に挑戦するジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike’s Gym)が3月19日、都内で公開練習を行った。

 ピケオーは現在、Krushスーパー・ウェルター級王座を5度防衛し、対日本人無敗記録も更新中。一昨年11月のK-1で木村“フィリップ”ミノルをKOした後にリング上から久保の持つ王座への挑戦をアピール。久保も「個人的にはピケオーと戦いたい」と発言したものの、同じく久保との対戦をアピールしていた城戸康裕が「順番は守って!」と主張。昨年の「K’FESTA.2」では久保vs城戸が行われ、ピケオーは野杁正明と対戦。久保とピケオーはともに勝利を収め、対戦の機運が高まったが、久保のケガで対戦が延び、今回やっとピケオーの王座挑戦が実現した。

トーナメントに出場の城戸と神保の対戦相手は超自然体【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.19 Vol.Web Original

城戸と対戦のペイルスはハイアングルのヒザ蹴りを連発

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で開催される「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」に出場するミラン・ペイルス(スロバキア/Diamond gym Zilina)とエダー・ロープス(ポルトガル/Jazzy Fight Club K.O Team)が3月19日、都内で公開練習を行った。

 1回戦で城戸康裕(谷山ジム)と対戦するペイルスは2分間のミット打ちの中でハイアングルのヒザ蹴りを多く披露した。

 練習後の会見では「コンディションはとても良い。トーナメントで頂上に立てるように頑張りたい」と調子の良さをアピール。

 K-1初参戦についてはとても光栄。参戦することが夢だったので実現できてうれしい」と笑顔を見せた。

武尊の対戦相手らが新型コロナの影響で来日不可能に【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.19 Vol.Web Original

武尊はタイのペッダム・ペットギャットペットと対戦

 K-1の年間最大のイベント「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」に緊急事態が発生した。

 出場予定だったアダム・ブアフフ(モロッコ)、キム・フォーク(スウェーデン)、ニコラス・ラーセン(デンマーク)の3選手が折からの新型コロナウイルスによる影響などで来日不可能となり、欠場することとなった。

 ブアフフはメインで武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とK-1とISKAのダブルタイトルマッチを行う予定だったのだが、この欠場に伴いタイトル戦は消滅。

 武尊はペッダム・ペットギャットペット(タイ/ペットギャットペットジム)とスーパーファイトで対戦することとなった。

 ペッダムは24歳にして140戦92勝(15KO)46敗2分の戦績を誇る。ムエタイのテレビマッチで活躍し、BBTVスタジアム認定フェザー級王座に就いた強豪。攻撃的なファイトスタイルと負けを恐れず前に出る気持ちの強さが売りのファイトスタイルで武尊との一戦は激しい打ち合いが予想される。

 武尊は今回のカード変更にあたり「対戦相手が変わったことは残念で、何よりタイトルマッチがなくなったことが悲しいですが、こういう状況もプラスに変えていけるように、今回の相手に集中して必ず勝って次に繋げます。みんなにパワーを与えられる試合を見せるので応援よろしくお願いします」とK-1を通じてコメントした。

 対するペッダムは「初めてK-1に出場して、チャンピオンのタケルと試合することを嬉しく思っている。もともと3月に予定されていた試合が流れてしまったので、どこでも誰でもいいから、試合がしたかった。タケルの映像を少し見たけど、パンチと気持ちが強そうだから、打ち合ってみようと思っている」とコメントした。

不可思が安保瑠輝也の「予期せぬ攻撃」に警戒【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.18 Vol.Web Original

瑠輝也の持つ「スーパー・ライト級王座」に挑戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で安保瑠輝也(team ALL-WIN)の持つ「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座」に挑戦する不可思(クロスポイント吉祥寺)が3月18日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。

 試合4日前とあって、2分間のミット打ちでは切れのあるパンチの連打に左右のミドルにハイキックを見せ、好仕上がりを思わせる動き。

 練習後の会見でも不可思は「体調的な部分でも感覚的な部分でもすごくいい。間違いなく過去最高の仕上がりだと感じている」と胸を張った。

 不可思は自ら「外敵」と名乗り、昨年6月の両国大会でK-1初参戦。その後、Krushのリングも含め、まだ3試合しかしていないにもかかわらず、今回の対戦でも不可思の勝利を期待するK-1ファンも多い。これについては「はっきりとした理由は自分では分からないが、僕が試合で見せたいと思っていることと、ファンの皆さんが見たいと思っているものとか楽しんでくれることが少しは合ったのかなと思う。それで応援してくれるK-1ファンがいてくれるのかなと思う」とここまでのK-1グループでの試合を振り返った。

Copyrighted Image