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ゴンナパーが篠原とのリベンジ戦へ「今回は自信がある。100%勝つ」【6・28 Krush.113】

2020.06.12 Vol.Web Original

前回KO負けのリベンジ&3度目の防衛戦

「Krush.113」(6月28日、東京・新宿FACE)で篠原悠人(DURGA)を相手に3度目の防衛戦を行うKrushライト級王者・ゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)が6月12日、公開練習を行った。

 ゴンナパーと篠原は2018年12月に行われたK-1大阪大会の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」の1回戦で対戦し、篠原が1R25秒でKO勝利を収めている。ゴンナパーにとっては待ちに待ったリベンジマッチでもある。

 この日は2分間のミット打ちを披露。強烈な左右のパンチ、前蹴りもまじえた破壊力抜群のキックはいつも通りで、新型コロナウイルスによる試合延期の影響を感じさせない動きを見せた。

 ゴンナパーはその篠原戦後、昨年3月の「K’FESTA.2」に出場しリュウ・ウェイ相手に勝利を収めたものの、タイで身内に不幸があったことから試合間隔が空き、今年1月の横山巧(リーブルロア)相手の復帰戦では、いつもの迫力に欠き、判定勝ちに終わっている。

K-1福岡大会と大阪大会が延期。「Krush.115」でレオナが大岩を相手に2度目の防衛戦

2020.06.06 Vol.Web Original

福岡大会は日程調整中。大阪大会は9月22日開催

 K-1グループが開催する「K-1」と「Krush」の大会スケジュールの変更が6月6日、発表された。

 7月26日に福岡国際センターで開催予定の福岡大会と8月22日にエディオンアリーナ大阪で開催予定の大阪大会がともに会場と協議の上、安全を考慮して延期することとなった。

 福岡大会の代替日程は調整中。大阪大会は9月22日に延期され、会場は同じエディオンアリーナ大阪となる。

 また6月と7月の「Krush」については、6月21日に東京・後楽園ホールで開催予定の「Krush.113」が6月28日に東京・新宿FACEへ移動。6月28日に後楽園ホールで開催予定だった「Krush.114」が7月11日、後楽園ホールへ移動する。7月にはもともと開催予定だった「Krush.115」(7月21日、後楽園ホール)と合わせ2大会が開催される。

久保優太がK-1引退。ボクシング転向で「東京五輪で金メダル目指す」

2020.06.03 Vol.Web Original

「ピケオーも倒し、K-1ではやり切った」

 初代K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太が6月3日、会見を開き、王座の返上とボクシングへの挑戦を発表した。

 久保は今年3月のK-1の年間最大のイベント「K’FESTA.3」でジョーダン・ピケオーを破り、王座を防衛したのだが、試合後「今後の活動について大きな発表がある」と発言していた。

 久保は「7歳の頃からテコンドーを始めて、K-1を見て育っち、高校1年生でキックボクシングに転向した。それから2011年にK-1に出られるようになった。そしてこのベルトを約2年半保持することができた。K-1では最後のラスボス的なピケオー選手も破って、やり切ったという思いがあった」とこれまでの格闘家人生を振り返り「今後はボクシングに転向しようと思う。来年、東京でオリンピックもある。ボクシングでオリンピックの金メダルを取りたいと思っている。あと、(プロでも)チャンピオンになりたいということもあって、転向を決めた」と語った。

 その理由については「妻のサラちゃんに“久保ちゃんはオリンピックに出ないの?”と言われ“ああ、オリンピックか”と思った。でもK-1はオリンピック競技ではない。ボクシングはオリンピック競技だった。調べてみると元プロでも出られるということなので、K-1を引退して、ベルトを返上してオリンピックを目指そうと決めた」などと明かした。

 そして「K-1は僕の青春だった。それを“捨てて”ではなく“生かして”いきたい。僕は自分のことをK-1ファイターで、生涯格闘家だと思っているので、これからも皆さんのパワーを借りて、新しいチャレンジを応援してくれたらと思っている」などとK-1ファンへのメッセージを送った。

 久保の所属先などは今後、改めて発表される。

 空位となったウェルター級王座の新しいチャンピオンを決めるトーナメントについても今後改めて発表される。

「Krush」が6月に2大会の開催を発表。6・21にゴンナパーvs篠原、6・28に佐々木vs近藤のタイトル戦

2020.05.22 Vol.Web Original

堀井翼vs金子大輝のカードが新たに決定

 K-1の中村拓己プロデューサーが5月22日、オンラインで会見を開き「Krush」の今後のスケジュールについて発表した。

 Krushは「Krush.112」(3月28日、東京・後楽園ホール)を無観客試合で開催したものの、4月25日に開催予定だった「Krush.113」は5月30日に延期。しかしその後、緊急事態宣言が延長されたことから再び延期されていた。また5月9日に大阪で開催予定だった「Krush.114」も延期となっていた。

 この日の会見では「Krush.113」を当初「Krush.114」を開催予定だった6月21日に後楽園ホールで開催し、その1週間後の6月28日に「Krush.114」をスライド開催することとなった。

「Krush.113」では王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)に篠原悠人(DURGA)が挑戦するKrushライト級タイトルマッチが開催される。

 またいくつかのカードの追加と変更も発表。

 ライト級の堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)vs金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)、女子フライ級の壽美(NEXT LEVEL渋谷)vs NA☆NA(エスジム)、フェザー級の森坂陸(エスジム)vs勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)の3カードが追加。

 バンタム級の玉川らいと(K-1ジム総本部チームペガサス)の対戦相手が嶋拓実(team ALL-WIN)に変更となった。

 堀井は今大会から所属がK-1ジム五反田チーム・キングスに変更。1階級下げてライト級での参戦となる。堀井、金子は1月大会に出場したもののともにKOで敗れており、再起をかけた一戦となる。

 もともと参戦予定だった里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)、中野滉太(POWER OF DREAM) 、瑠久(K-1 GYM横浜infinity)、西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)のカードは調整中。他のカードはそのまま行われることとなった。

山本直樹「自己満足だとしても、チャンピオンになれるなら自分はどうなってもいい」

2020.04.24 Vol.729

格闘家イケメンファイル Vol.109

 2015年に「Krush.53」でデビューして以来、K-1でもひときわスター選手が揃うスーパー・フェザー級で奮闘する山本直樹。2017年には5連勝と好調で王座へと着実に駒を進めるもその後は島野浩太郎や郷州征宜、朝久泰央らトップクラスの選手たちにはいずれも敗戦。2019年末には「Krush.109」のKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチで王者レオナ・ペタスへの挑戦権を得るも2ラウンドでKO負けを喫した。20代最後の試合は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、過去に例のない無観客興行となった「Krush.112」。山本同様に再起戦となる佐野天馬を延長判定で下し、再びトップ戦線を見据える。

若手時代の武尊の試合にドキドキしてみる【今日のおうち時間】

2020.04.16 Vol.Web Original

2013年8月の「Krush.26」をプレイバック

 K-1ジャパングループによるK-1メディアでは現在、過去の試合映像を配信中で、4月13日には2013年1月26日に開催された「Krush.26」が配信された。

 同大会では現在、K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊が「Krush -58kg級初代王座決定トーナメント」の1回戦で八神剣太と対戦した( https://www.k-1.media/video/1285/ )。

 武尊はこれがプロ10戦目。「Krushの第1試合といえば武尊」などといわれた時代から徐々にポジションを上げ、この日は第7試合に登場。Krushの中核を担う存在になりつつある、まさにスターへの階段を一気に駆け上がらんとする時期だった。

 試合は1R2分21秒で鮮やかなKO勝ち。とはいえ、試合では八神のローキックにてこずる場面もあり、まさに成長途上の武尊を感じることができる懐かしい映像となっている。試合後のマイクも初々しさが残り、このへんも必見だ。

 またこのトーナメントにはKrush2戦目の皇治も参戦。武尊のひとつ前の第6試合で神戸翔太と対戦している。勝ち上がることはできなかったが、2018年12月のK-1大阪大会のメインで対決する武尊と皇治が思わぬニアミス。もしこのトーナメントで2人の対戦が実現していたら、その後のK-1はどう動いていたのか…。

 また同大会のメインはKrush -70kg級王者の城戸康裕が初防衛戦(vs守屋拓郎 https://www.k-1.media/video/3007/ )。セミファイナルには佐藤嘉洋が登場(vs 健太 https://www.k-1.media/video/3006/ )と今から思うとなかなか趣深い対戦カードが並んでいる。

佐々木大蔵vs近藤拳成のタイトル戦が大阪大会からスライド【5・30 Krush.113】

2020.04.15 Vol.Web Original

4月25日から延期された大会の全カード発表

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令により、4月25日から5月30日に開催が延期されていた「Krush.113」(東京・後楽園ホール)の全対戦カードが4月15日、発表された。

 同大会は基本的には当初発表されたカードがスライドする形で編成されているのだが、一部カードが変更。

 桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の対戦相手が鷹大(WSRフェアテックス西川口)から椿原龍矢(月心会チーム侍)に、蒼士(昇龍會)の対戦相手が小倉尚也(スクランブル渋谷)から璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)にそれぞれ変更。TETSU(月心会チーム侍)vs林京平(湘南格闘クラブ)の試合は行われないこととなった。鷹大、小倉、TETSU、林の試合は6月大会以降で調整される。

 また当初、「Krush.114」(5月9日、大阪・コミュニティプラザ平野)で開催予定だった「スーパー・ライト級タイトルマッチ」佐々木大蔵(王者/K-1 GYM AGAMI-ONO KREST)vs近藤拳成(挑戦者/大成会館)は大阪大会が延期になったため今大会で行われることとなった。

メインで勝利の古宮晴「K-1とKrushの両方獲りに行きたい」【KHAOS.10】

2020.04.05 Vol.Web Original

前日の試合については「ふがいない試合をしてしまった」と反省

「KHAOS.10」(4月4日、東京・新宿FACE)の一夜明け会見が4月5日、都内で開催された。

 同大会では「K-1選抜vs格闘代理戦争」の7対7全面対抗戦が行われ、格闘代理戦争が4勝3敗で勝ち越した。

 3勝3敗で迎えたメインでは格闘代理戦争の古宮晴(昇龍會)とK-1選抜の目黒翔大(優弥道場)がともに一歩も引かない激しい試合を繰り広げ、古宮が3-0の判定勝ちを収めた。

 古宮はこの日の会見で「昨日はふがいない試合をしてしまった。でも勝ててホッとしている。僕の作戦ではとにかく動いて手数を出して、カウンターを当てていくつもりだったが、足を止めて打ち合ってしまった。目黒選手の圧力が強くて失速してしまった。そこが反省点」などと試合を振り返った。

 判定決着については「圧力に負けて下がっていたが、手数やヒット数では勝っていたと思う」と勝因を語った。そして「今回の試合で反省点がたくさん見つかった。それを修正して、理想のスタイルに近づいて、どんどん強い選手を倒していけたらいいなと思っている。ダウンを取ったり倒したりすることで見ている人は盛り上がる。自分も倒せる能力をつけていきたい」などと今後の課題を挙げた。

 古宮は耳が聞こえないというハンディを克服してリングに上がっているのだが「障害を持っている人たちに夢や元気を与えられるような選手になりたい」とし、「最終的にはベルトは獲りたい。(K-1とKrushの)両方獲りに行きたい」と今後の目標を掲げた。

大将戦で古宮晴が判定勝ちも「全然自分の実力が出せなくて悔しい」【4・4 KHAOS.10】

2020.04.05 Vol.Web Original

K-1選抜の目黒と互いに一歩も引かない蹴り合い殴り合い

「KHAOS.10」(4月4日、東京・新宿FACE)で行われた「K-1選抜vs格闘代理戦争」の大将戦で古宮晴(昇龍會)が目黒翔大(優弥道場)を3-0の判定で破り、プロデビュー戦を飾った。

 古宮は格闘代理戦争で佐藤嘉洋、城戸康裕、梶原龍児が監督を務めた「SKR連合」で出場。1回戦で3人抜きを行うなどして一気に注目を集める存在となり、今回、メインを任せられた。

 対する目黒も一つ前の格闘代理戦争の卒業生。プロでも1勝(1KO)1敗の戦績を残しており、ここはステップアップの大きなチャンスとなった。

 試合は1Rから互いに一歩も引かない打ち合いを展開する。

 サウスポーの目黒に対し、古宮は左に回ってチャンスをうかがう。目黒がコーナーに詰めても古宮は足を使って回って回避。前蹴りに右のミドルとハイで目黒を攻め込んでいく。目黒はプレッシャーをかけて距離を詰めてボディーストレート。

 この時、古宮の口からマウスピースが出かかった。古宮は3Rにも打ち合いの中でマウスピースを吐き出したのだが、試合後の会見で「マウスピースが合っていなかった」と明かしたように特にダメージからのものではなかったよう。

「格闘代理戦争」でブレイクの古宮晴がデビュー戦「熱い試合をカメラの向こうに見せられるように頑張りたい」【4・4 KHAOS.10】

2020.04.03 Vol.Web Original

「K-1選抜vs格闘代理戦争」のメインで対戦

 昨年秋から今年の初頭にかけて放送されたAbemaTVの格闘ドキュメンタリー「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」で活躍した古宮晴(昇龍會)が「KHAOS.10」(4月4日、東京・新宿FACE)でプロデビュー戦に臨む。

 古宮は格闘代理戦争で佐藤嘉洋、城戸康裕、梶原龍児が監督を務めた「SKR連合」で出場。他のチームと違い、直前までメンバーが明かされないという異色のチームではあったが、1回戦で魔裟斗率いる「魔裟斗軍」にまさかの完勝。準決勝でも皇治率いる「皇治軍団」を破り、決勝進出。決勝でゲーオ・ウィラサクレック率いる「ゲーオーズ」に敗れたものの、今シーズンの格闘代理戦争を大きく盛り上げた。

 その中でも、古宮は耳が聞こえないというハンディを抱えながらも、1回戦では先鋒で3人抜き、準決勝は大将で2連勝と大活躍。決勝も大将で出場し、相手の先鋒に2人抜きをされ絶体絶命の展開で登場し、1人倒したものの中堅に敗れ力尽きたが、敢闘賞を受賞した。

 今回のKHAOSは「K-1選抜vs格闘代理戦争」をテーマに行われ、古宮は格闘代理戦争チームの大将としてメインで目黒翔大(優弥道場)と対戦する。

RIZINの榊原CEO「K-1だけが非難されるのはおかしいと思った」

2020.04.02 Vol.Web Original

行政による損失補填のない中止要請に疑問呈する

 RIZINの榊原信行CEOが4月2日、YouTubeで会見を行った。

 これは新型コロナウイルス感染拡大防止のための措置で、会見では「残念ではあるが観客の皆さんの安全を担保できる状況にない。そして選手、関係者の安全も自信をもって言える状況ではない」として4月19日に予定されていた「RIZIN.22」(神奈川・横浜アリーナ)の中止を発表した。

 榊原CEOは会見の中で3月22日にさいたまスーパーアリーナで年間最大のビッグイベント「K’FESTA.3」を開催したK-1にも触れ、「主催者として批判を受けることもたくさんあったと思う。他人事とは思えなくて、自分たちがその立場だったらどうしたかなと考えさせられた社会的な現象となった。個人的にはやるべきタイミングではないと思うが、プロモーター、主催者としては僕もやっていた可能性がある」などと振り返り「あのタイミングで辞めるというのは経済的な負担が大きい。なんの保証もない中で、主催者が億単位の負債を全部引き受けて、やめるという決断は民間の企業の中だけでは判断できない。そこは国の支援とか、辞めることを要請するのであれば、それに基づくバックアップを提案してくれないと。その分の経済的損失を補えるだけの穴埋めがなければなかなかやめるという決断はできない。そういう側面があるので、僕は一概にはK-1だけが非難されるのはおかしいと思った。断腸の思いでの決断だったと思う」などと語った。

 そして「ただRIZINだったら、どれだけマイナスになったとしても、それでRIZINがつぶれても開催できなかったかなと思う。自分自身の判断だけではなく放送局、スポンサーなどの社会的な意見を聞いてやめざるを得なかったかなとは思う。そういう苦しい判断は格闘技界というかスポーツ界だけに起きているのではなく、皆さんの日々の仕事の中でも起こっていると思う。ここで国がしっかり支援をしてほしいと思うが、ともに苦難を乗り越えて未来に進めたらなと思う。明けない夜はない。必ず夜明けは来る」などとこれまでも問題となっているイベントの中止や飲食店の営業の自粛を要請されるものの、金銭的な保証はないという現状に疑問を呈した。

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