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【明日は何を観る?】 『MINAMATA-ミナマタ-』『総理の夫』

2021.09.22 Vol.745

『MINAMATA-ミナマタ-』

 1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられながら今や酒に溺れすさんだ生活を送るユージン・スミス。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場の公害被害に苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。

監督:アンドリュー・レヴィタス 出演:ジョニー・デップ、真田広之他/1時間55分/ロングライド、アルバトロス・フィルム配給/9月23日(木・祝)より公開 longride.jp/minamata/

浅野忠信とジョニー・デップの共演シーンが公開! 映画『MINAMATA』

2021.09.18 Vol.Web original

 ジョニー・デップ製作・主演映画『MINAMATA―ミナマター』から、水俣病を患う娘を持つ父を演じた浅野忠信の出演シーンが公開された。

 ジョニー・デップが世界的写真家ユージン・スミスを演じ、写真集「MINAMATA」撮影時の実話をもとに描く。

 日本からも真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子といった実力派俳優が出演。浅野忠信は、水俣病を患い目が見えず話せない娘を持つマツムラ夫婦の夫タツオを演じている。

 今回、解禁された本編映像では、浅野演じるタツオが苦悩しながらも、娘への愛情をあふれさせる様子がとらえられている。

 水俣に到着したユージン・スミスとアイリーン(美波)を家へ迎えいれたその夜、タツオと妻マサコ(岩瀬晶子)は、生まれながら水俣病を持った長女アキコへの思いをユージンたちに語る。

 大きな苦難を背負って生まれてきた娘への愛とともに、生活のため憎むべき原因企業のチッソで働き続けなければならないタツオの苦悩がひしひしと伝わる場面となっている。

『MINAMATA-ミナマタ-』は9月23日より公開。

【解禁映像】https://youtu.be/fOw2HDwu1pc

 

ジョニデがフランスからオンライン会見「政府は都合のいいことしか伝えない」主演作『MINAMATA』を語る

2021.09.02 Vol.Web original

 

 映画『MINAMATAーミナマター』オンライン会見が2日に行われ、主演ジョニー・デップとアンドリュー・レヴィタス監督がオンラインで参加。デップは、水俣病を世界に伝えた写真家ユージン・スミスを演じた思いを振り返った。

 デップはフランスから、レヴィタス監督はニューヨークからの参加。主人公ユージン役とともにプロデューサーとしても参加したデップは「迷いはなかった。作られるべき作品だった」と断言。「水俣では多くの人がつらい思いをした。そして今、コロナで多くの人が大変な思いをしている。私は陰謀論者ではないが、今我々はまさに目に見えない敵と戦っている。この時代に見てもらうべき作品だと思う」と語った。

 さらにデップは「美波さんや真田広之さんら日本の俳優たちは直観的にこの作品を理解し重みを与えてくれました。真田さんは撮影日以外も毎日現場に来て、若手のサポートをしてくれた。そういうことをしながら同時に内的に自分を見つめるという俳優としての仕事もこなしていたことに感動を覚えました。総じて僕らは日本の俳優たちに面倒を見てもらったと思っています」と日本の俳優陣との共演を振り返った。

「ユージンを演じることに責任感を感じていた」と言うデップ。「ユージンは戦争で心身ともに傷を負っていて、それゆえに自己破壊的な要素もあった。繊細ゆえに痛みを抱えている人だった」と語ると、監督が「ジョニーの持つ献身性やアーティスト性はユージンと似ていると思う。僕がアイリーンさんから聞いたユージンはいつも目に希望の輝きがあったという。ジョニー、君はまさにそういう目を持っているよ」。

抗議運動に飲み込まれる2人…ジョニデ主演作『MINAMATA』映像解禁!関口宏、黒柳徹子らが絶賛コメント

2021.08.12 Vol.Web original

 ジョニー・デップ製作・主演最新作『MINAMATA–ミナマタ』から本編映像が解禁。合わせて各界の著名人9名からの絶賛コメントも公開された。

 世界的報道写真家ユージン・スミスが、アイリーン・美緒子・スミスとともに1975年に発表した写真集「MINAMATA」を基にジョニー自身の製作・主演で映画化した話題作。

 このたび、抗議運動の只中に飛び込み真実に迫ろうとするユージン(ジョニー・デップ)の姿をとらえた本編映像が解禁された。

 熊本県水俣市にあるチッソ工場に対して激化する抗議運動と、それを力で押さえつける工場側。ユージンは真実を写し出すため、激しい抗議運動の只中でシャッターを切り続ける。危険な状況に、ユージンはアイリーンに離れるよう伝えるが、彼女はユージンといることを選ぶ。抗議者に揉みくちゃにされ、しだいに距離が離れていく2人。やがて人々に押されてチッソ工場の門が開き、ユージンはそのまま中へ入っていく

 役者人生をかけた渾身の演技を魅せるジョニー・デップと、水俣問題を勇敢に活写したユージン・スミスの姿が胸に迫る映像となっている。

ユージン・スミスと東京の路上で出会い助手となった日本人写真家が当時の貴重な写真を公開

2021.08.05 Vol.web original

 ジョニー・デップ製作、主演により、水俣病を世界に伝えた報道写真家ユージン・スミスの実話をもとに描く映画『MINAMATA-ミナマタ-』の公開を前に、ユージンの元妻アイリーン・美緒子・スミス氏と、元助手の写真家・石川武志氏がコメントを寄せた。さらに石川氏は自身が撮影した当時の貴重な写真を公開した。

 日本における“四大公害病”のひとつ水俣病の存在を世界に知らしめた写真集「MINAMATA」をもとに、傷ついた心を抱える写真家ユージン・スミスが、当時の妻アイリーンとともに水俣を訪れ現地で暮らしながら、人々の日常や抗議運動、補償を求め活動する様子を何百枚もの写真に収めていく濃密な日々を描く。ジョニー・デップ自身が長年のあこがれだったと語るユージンを熱演し、世界で絶賛が相次いでいる。

 

ジョニー・デップ「どんな上流階級や億万長者よりも強いのは“人々”」映画『MINAMATA』新場面写真公開

2021.07.29 Vol.web original

 ジョニー・デップが、水俣病を世界に伝えた報道写真家W・ユージン・スミスを演じる映画『MINAMATA−ミナマタ−』から、新たな場面写真が公開。デップ扮するユージンが一人苦悩する姿や、美波が演じるアイリーンと2人でたたずむ様子など、ユージン・スミスの生きざまを見事に体現する姿が見て取れる。

 世界的報道写真家ユージン・スミスが、アイリーン・美緒子・スミスとともに1975年に発表した写真集「MINAMATA」を基にジョニー自身の製作・主演で映画化した話題作。心に傷を抱えたユージンが、当時の妻アイリーン氏とともに水俣を訪れ1971年から3年間現地で暮らし、人々の日常や抗議運動などの様子を写真に収めていった日々を描く。共演はビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子ら。坂本龍一が音楽を手がける。
 
 オファーを受ける前からW・ユージン・スミスに憧れを抱き続け、日ごろから環境問題についても深い関心を持ってきたデップ。本作では「MINAMATAの物語を正しく伝えたい」と切望し、自らプロデューサーにも名乗り出た。

 本作のテーマの一つ「権力に真実を語る勇気」についてデップは「人々の持つ力を絶対的に信じているんだ。組織のリーダーたちや上流階級は、本来ならみんなを助けるべき立場だ。人々は、団結すれば強くなれるといつか気づくと思う。どんな上流階級や億万長者よりも強いのは人々だ。人々には大企業の製品を買わない力や大企業の宣伝文句を聞かない力があるからね。僕が尊敬するのはユージン・スミスのような、反動を恐れることなく闘い続ける人々だよ」と語っている。

 新たに解禁された場面写真では、暗室で真剣な面持ちで現像する姿、部屋で独り考え込む姿、無数の写真の中で物思いに耽る姿、暴行を受け包帯を全身に巻きながらも写真を撮る姿など孤独を抱えながらも、水俣について世界に発信しようとする姿が見て取れる。

 水俣病公式確認から65年を迎えた今年、デップが役者人生をかけ全身全霊で挑んだ水俣の物語を受け止めたい。

 9月23日より全国公開。

ジョニデ58歳 驚異の憑依的熱演! 水俣病を世界に伝えた写真家役“激似”写真が公開

2021.06.09 Vol.web original

 ジョニー・デップが、日本の水俣病の被害を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスを演じる映画『MINAMATA(原題)』(9月公開)から、ユージンが乗り移ったかのようなジョニデの“激似”写真が公開された。

 熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とする、日本の“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に伝えた、ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミスによる写真集「MINAMATA」をめぐる実話を、デップ自身の製作・主演で描く。共演はビル・ナイの他、日本から真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子など実力派キャストが集結。音楽を坂本龍一が手がける。

 本日6月9日の、ジョニー・デップの58歳の誕生日を記念し、ジョニー扮するW・ユージン・スミスが暗室の中でカメラをかまえた写真が解禁された。ユージンをよく知る関係者やファンからも、ユージンそのものと称えられているそのビジュアルから、この役に挑むデップの並々ならぬ熱意が伝わってくる。

 1971年、ユージンが水俣取材をしていた際にアシスタントを務めた写真家・石川武志氏より提供された、石川氏が撮影したユージン本人の写真と見比べてみると、顔立ちもさることながらカメラを手にしたときのまなざしやたたずまいが、実によく似ていることが分かる。
 
 以前からユージンにあこがれていたというデップは、ユージンを良く知る写真家メアリー・エレン・マークとも親しく、ユージンにまつわるさまざまな話を聞いたとのこと。「彼女によると、彼は気難しいが繊細なボヘミアンであり、すべてを見てきた百戦錬磨の戦争フォトジャーナリストだったという。彼にまつわる面白い話も聞いた。彼はユーモアのセンスがある人で“Wは何の略ですか?”と聞かれると、“ワンダフル”と答えていたそうだ」とお気に入りエピソードを披露している。

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