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久保優太「大晦日はボーナスステージ。今回はチャレンジにワクワク」、高橋遼伍「イージーな相手とは思っていない」【RIZIN】

2024.01.31 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加カード発表会見が1月31日、都内で開催された。

 今大会は当初はナンバーシリーズの「RIZIN.46」として発表されていたのだが、ケージで行う「LANDMARK」に変更となった。

 元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)がRIZIN初参戦となる高橋遼伍(KRAZY BEE)と対戦する。

 高橋は元修斗環太平洋ライト級(現・フェザー級)王者で、2019年からONE Championshipにも参戦し6戦2勝4敗の戦績を残した。昨年12月にはパンクラスに初参戦するも、試合中の偶然のバッティングでドクターストップがかかり負傷判定によるドローとなったが、後日、バッティングはなく有効打による負傷で高橋のTKO負けに変更された。その試合で高橋は右目の眼窩底を骨折している。

 久保は現在、奥田啓介、木下カラテ、安保瑠輝也を相手に3連勝でここまでのMMAの戦績を5戦3勝2敗とした。今回は元修斗環太平洋王者という試練の一戦となった。

山本アーセン「ベルトがあってもなくても恭司さんとやりたいと思っている」と堀口恭司戦を目標に掲げる【RIZIN】

2024.01.31 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加カード発表会見が1月31日、都内で開催された。

 今大会は当初はナンバーシリーズの「RIZIN.46」として発表されていたのだが、ケージで行う「LANDMARK」に変更となった。

 山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)が再起戦で柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)と対戦する。

 山本は昨年5月にフライ級に階級を下げて2年9か月ぶりの再起戦に臨み、伊藤裕樹に判定勝ち。伊藤は2022年から23年にかけて行われた「DEEPフライ級GP」ベスト4。9月大会ではGP優勝者の福田龍彌に挑むも3RでドクターストップによるTKO負けを喫した。

 柴田はRIZIN初参戦。主戦場とするDEEPで2試合連続一本勝ちを収めている。

 山本は「自分は寝技の相手にはいいところを見せて最後に負けたり、いい結果を出せてない。今回の相手は黒帯と聞いていて、自分の壁を超えて、1Rで終わらせるように頑張って、本戦にまた呼ばれるような選手になろうと思う。(柴田は)黒帯で寝技はすごくうまくて、ちょっとしたすき間からでも足とか手を入れてくる選手。自分は打撃もレスリングも上だと思っている。相手のフィールドにはいかないと思っている」などと語った。

浜崎朱加が1年5カ月ぶりの再起戦でRENAに一本勝ちのクレア・ロペスと対戦「ただ休んでいただけではなく、しっかり技術も上げてきた」【RIZIN】

2024.01.18 Vol.Web Original

 RIZINの2024年最初の大会となる「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」(2月24日、佐賀・SAGAアリーナ)の追加カード発表会見が1月18日、都内で行われた。

 前RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)がクレア・ロペス(フランス/Great Britain Top Team)を相手に2022年9月のパク・シウ戦以来、1年5カ月ぶりの再起戦に臨むことが発表された。

 浜崎は2018年5月にRIZINに参戦以降、2019年の大晦日にハム・ソヒに1-2の判定で敗れた以外は盤石の強さを見せていたのだが、2021年の大晦日にノンタイトル戦で伊澤星花にTKO負け。ダイレクトリマッチとなった翌年4月の対戦でも判定負けを喫し2連敗。7月にジェシカ・アギラーに勝利を収め再起を遂げたが、9月のシウ戦では試合中に左腕を骨折したこともあり判定負けを喫した。以降、ケガの治療もあり試合から遠ざかっていた。

 ロペスはRIZIN初参戦となった昨年4月の「RIZIN LANDMARK 5」で浜崎の盟友でもあるRENAと対戦。ヒザ十字固めで一本勝ちを収めた。RENAにとってはMMAに転向後、初のタップだった。そして2戦目となった7月の「超RIZIN.2」では伊澤星花の持つ女子スーパーアトム級王座へ挑戦するもフロントチョークで一本負けを喫し、王座戴冠とはならなかった。

矢地祐介がライト級の台風の目、キム・ギョンピョと対戦「去年のもやもややもどかしさをこの試合にぶつけたい」【RIZIN】

2024.01.18 Vol.Web Original

 RIZINの2024年最初の大会となる「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」(2月24日、佐賀・SAGAアリーナ)の追加カード発表会見が1月18日、都内で行われた。RIZINの“お祭り男”矢地祐介(フリー)が昨年6月以来、8カ月ぶりの試合でキム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)と対戦することが発表された。

 矢地は2016年のRIZINデビュー以来、5連勝と中心選手として活躍も、そこから3連敗を喫するなど一時はどん底に。その後も復活の兆しを見せたと思ったところで星を落としたりといまいち調子に乗り切れない時期が続いたが、現在2連勝中。

 ギョンピョは第3代HEATライト級王者でROAD FC、修斗、AFCなどさまざまな団体でキャリアを積み、昨年4月のRIZIN初戦では宇佐美正パトリックに一本勝ち。11月にはアゼルバイジャンで開催された「RIZIN LANDMARK 7」に参戦し、トゥラル・ラギモフにわずか1R21秒でKO勝ちを収め、一気にライト級の台風の目となっている。

世界中の格闘技団体との交流の強化と拡大へ向け「世界の果てまでイッテRIZIN!」作戦【RIZIN】

2024.01.18 Vol.Web Original

 RIZINの榊原信行CEOが1月18日、2024年のRIZINの方向性について、世界戦略とトライアウトの本格的な開催などを掲げた。

 この日は2024年最初の大会となる「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」(2月24日、佐賀・SAGAアリーナ)の追加カード発表会見が都内で行われた。榊原氏は会見の冒頭、今年は国内外で10~11大会の開催と「我々はRIZINファイティングフェデレーションとして世界中のプロモーションとコミュニケーションを取っているので、メジャー団体、ベラトールとかPFLとか、できればUFCともいろいろな形で交流していきたいと思っている。今、コミュニケーションが取れていなかったり、アライアンスが組めていない団体にも積極的にアプローチしていく」と世界中のさまざまなプロモーションとの交流の強化と拡大を目標に掲げた。

 そして「世界のいろいろな格闘技団体にRIZINファイターとともに出向いていく。イメージでは『世界の果てまでイッテQ!』のような『世界の果てまでイッテRIZIN!』みたいな感じでいろいろな格闘技団体の大会にチャレンジしていく。それを映像として届けていくような新しい企画を4月以降で進めていく準備をしている」と語った。この模様はRIZINの定額制動画配信サービスである「RIZIN 100 CLUB」で配信していくという。

 また「RIZINのオフィシャルYouTubeの登録が111万人。日本全国のあらゆるスポーツジャンルの1位が126万件のパ・リーグTV。あと15万人で格闘技があらゆるスポーツの中のナンバーワンに立てる。年内の目標は150万人の登録者だが、当面は“打倒パ・リーグTV”ということで皆さんのお力をお借りしたい」とYouTubeでのスポーツジャンル国内1位を目指すことも目標に掲げた。

若年層を対象のトライアウト開催で「第二の那須川天心」発掘にも期待【RIZIN】

2024.01.18 Vol.Web Original

 RIZINの榊原信行CEOが1月18日、2024年のRIZINの方向性について、トライアウトの本格的な開催と世界戦略などを掲げた。

 この日は2024年最初の大会となる「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」(2月24日、佐賀・SAGAアリーナ)の追加カード発表会見が都内で行われた。榊原氏は会見の冒頭「1回ハワイでやらせてもらったが、本格的にまず国内でトライアウトをやる。それもRIZINにこれから出てきてくれるような若い選手にフューチャーして、ダイヤモンドの原石を探し出して磨き上げるプロジェクトを4月以降でスタートしていきたいと思っている」と語った。RIZINは2022年9月にハワイでトライアウトを開催。これまで武田光司、矢地祐介と戦っているザック・ゼインはトライアウトを合格し、RIZIN出場を果たしている。

 会見後の取材では、榊原氏は今回のトライアウトについては「メディアの皆さんにも“こんな若くていい選手がいるんだ”と気づいてもらったり、そういう選手を支援していくようなバックアップ体制を整えたりしたい。その先で国内の団体でキャリアを積んでいってもらえるような、スタートアップをしていくためのお手伝いのような感じ。確定ではないが、実績にこだわらず『RIZIN甲子園』みたいな感じで高校生とか中学生とか若い人に絞ろうかと思っている。そういう純粋に若い人たちのチャレンジに注目が集まるようなもの。それでいて、プロの指導者の目に触れるようなマッチングの機会が作れればいいなと思っている」と中高校生といった若年層を考えているようで「ひょっとしたら那須川天心のような原石がいるかもしれない」と第二の那須川天心発掘への期待も口にした。

ムサエフにKO負けの武田光司が「“よくやったよ武田”と武田に言ってやりたい」。「ライト級は終わり」とフェザー級へ階級変更へ【RIZIN】

2023.11.05 Vol.Web Original

 RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)のセミファイナルでトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)が武田光司(BRAVE)と対戦し、3RにKO勝ちを収めた。

 1R、サウスポーの武田、ムサエフはオーソドックスの構え。武田の左ローにムサエフがカウンターで右ストレート。武田が組みに行くがムサエフは許さず。武田は右ジャブから入りに行くがここもムサエフは入れさせない。圧をかけるムサエフ。武田が組みに行くが、ムサエフはプッシュ。武田はフェイントから組みつき二本差すが、ムサエフが突き放す。武田は回ってチャンスをうかがうが、なかなか踏み込めない。ムサエフが右インロー、右ミドル。ムサエフがじりじりと距離を詰める。ムサエフが右ストレートをヒット。武田が組みつくが、ムサエフは離れる。ムサエフは詰めて右ミドル、そしてワンツー。

 2R、センターを取るのはムサエフ。ムサエフは右インロー。武田は動いてすきをうかがうが、ムサエフはすきを見せない。ムサエフは右ストレート、右インロー。武田が左インロー。ムサエフがパンチを合わせ、なおも連打。そしてムサエフが上でグラウンドの展開に。ムサエフはハーフ。武田は下から組みつき、ガードに入れようとするが、ムサエフの左足はガードを越える。残り2分。ムサエフはコツコツとパンチ。武田が口から出血。武田がガードに入れる。武田は下からクロスガードで防御に徹する。ムサエフはボディーにこつこつとパンチ。体をずらす武田だが、ムサエフはついていく。

ケラモフを破り王座獲得の鈴木千裕「不良やヤンキーが格闘技の質を下げている」と日本格闘技界の世直しを宣言【RIZIN】

2023.11.05 Vol.Web Original

 RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)のメインイベントで行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を破り、新王者となった鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が格闘技界の世直しを目標に掲げた。

 鈴木は1R序盤にテイクダウンを許すも「前回、朝倉未来選手にやった首を抱えてのヒジとかパウンドが来ると思った。ケラモフ選手がパウンドを打ってきたのでフェイクの三角絞めを狙った。三角を取るふりをすると嫌だから上体を上げてくれる。そうするとパウンドを打ってくる。この上から下の動きに、下から上の動きをかかとでドンピシャで合わせようと思った。相手がパウンドを打ってくる瞬間に蹴り上げを合わせて、そこでダウンが取れたので、後は息が戻る前に決めてやろうと思ってラッシュでKOですね」と非常に珍しい、下のポジションからのKO勝ちを解説した。

 鈴木は王座奪取については「やっと夢を一つ叶えることができた。格闘技界の二刀流になるのが夢だった。今、俺は現役のキックボクシングのKNOCK OUTの王者で現役のMMAのRIZIN王者になることができた。キックボクシング王者とMMA王者、この2つを現役で取ることに意味がある。この夢をかなえることができてすごくうれしい」と笑顔を見せた。

 そして今後の目標として「やっとRIZINの看板を背負うことができたので、RIZINに恩返しをしていく」と語る。また「子どもたちに未来を見せたい。今の日本の格闘技は不良が輝く時代になっちゃっていて、ヤンキーとかそういう人たちが表舞台に出て、格闘技の質を下げている。そうではなくて、本物が本当に格闘技をちゃんとやって、遊びも断ち切って真面目にやっている人たちが報われる格闘技業界を作りたい。そういうものを子どもたちに見せたい。真剣に真面目に格闘技をやって夢をかなえる。それを格闘技を通じて見せていきたい」といわば「格闘技界の世直し」を掲げた。

鈴木千裕がテイクダウンされながらも下からのパンチの連打でKO勝ち。KNOCK OUT王座と合わせ真の二刀流達成【RIZIN】

2023.11.05 Vol.Web Original

 RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)のメインイベントで行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で挑戦者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を1RでKOで下し、悲願のRIZIN王座獲得を果たした。

 タイトル戦ということで両国の国歌斉唱が行われ、榊原信行CEOがタイトルマッチ認定宣言。リングサイドにはセミファイナルで武田光司を破ったばかりのトフィック・ムサエフの姿も。鈴木がコールされるとブーイング。ケラモフには大歓声が送られる。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ケラモフが左ローを飛ばす。ケラモフが右ストレート。そして左足にタックルからテイクダウン。上を取る。ケラモフが体を起こしパウンドを狙う。ここで鈴木の蹴り上げがケラモフの顔面にヒット。そして鈴木はケラモフをガードに入れると下からパンチを連打。強烈なパンチで上のポジションのケラモフの意識が飛ぶというまさかの展開に。レフェリーが試合を止め、鈴木のTKO勝ちとなった。

鈴木千裕「みんなが見たいのは男同士の殴り合い。ケラモフ選手もそれを望んでいると思う」【RIZIN】

2023.11.02 Vol.Web Original

 RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)の前々日インタビューがアゼルバイジャンで開催された。

 メインイベントで行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)に挑戦する鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が「みんなが見たいのは男同士の殴り合い。ケラモフ選手もそれを望んでいると思う」と語った。

 鈴木はケラモフについては「全部の局面でバランスよく強いイメージ」と評価しつつも「でもその動きの中で弱点はたくさんあった。1Rの中で5回チャンスを作って、トータル15回倒すチャンスを作ろうと思っている」と豪語。

 試合展開については「やっぱりアゼルバイジャンの人たちも見たがっているのは男同士の殴り合いだと思う。それは日本の人も。みんなそれを望んでいると思う。ケラモフ選手もそれを望んでいると思う。僕はそういう試合をする。あとはケラモフ選手次第」と語った。

 公開練習時に鈴木は「ケラモフは臆病だからテイクダウンに来る」と語ったのだが、この日、鈴木の前にインタビューを行ったケラモフは「ノックダウンで勝ちたい」といったコメントも残した。それを踏まえ「今もケラモフはテイクダウン狙いで来ると思っているか?」と問われると鈴木は「総合格闘技なので僕もテイクダウンを狙いに行く。そういう展開は必ず起きると思う。立って殴り合いにもっていくのが僕のスタイルなので結果的にスタンドの攻防になる」とテイクダウンの攻防は覚悟しつつも最後はスタンドでのKO決着を予告した。

ケラモフが鈴木千裕の挑発に「怒らない」と言いつつも「激しい戦いを見せる。ノックダウンで勝ちたい」【RIZIN】

2023.11.02 Vol.Web Original

 RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)の前々日インタビューがアゼルバイジャンで開催された。

 メインイベントで行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)が「早めに終わらせたい。ノックダウンで勝ちたい」と打撃での決着を口にした。ケラモフは鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦する。
 
 ケラモフは「練習は終わっていて、必要な準備も終わっている。今のところ体重を減らす準備をやっている。2~3キロ減らす必要があるので、その準備をしている」と現在の心境を語った。この「あと2~3キロ」というのは日本で試合をする際とほぼ同じコンディションとのこと。

 鈴木については「もちろん強いと思っているが、自分の強さを信じているし、勝つと思っている。立ったままでもテイクダウンでもレスリングでも、どの状態でもあらゆる面で自分を信じているし自分が勝つと思っている。それを明後日、証明する」と強さは認めつつも自らの勝利への自信を見せた。

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