SearchSearch

4・16RIZIN 元UFCフライ級3位の堀口が電撃参戦。相手は元谷

2017.02.22 Vol.684

 

 昨年11月にUFCとの契約が切れ、フリーエージェント(FA)となっていた堀口恭司の『RIZIN 2017 in YOKOHAMA』(4月16日、神奈川県・横浜アリーナ)への参戦が20日、発表された。

 堀口は22日に一時帰国し、羽田空港で記者会見。会見の冒頭で対戦相手が初代・第3代DEEPフライ級王者の元谷友貴となったことが発表された。試合は58kg契約で行われる。RIZINルールでヒジ攻撃はなし。

 堀口はUFCフライ級3位で、2度目のタイトル挑戦が十分手に届くところだったのだが「試合を組んでもらえない。いつになるか分からない試合を待っているのが、練習をしていてももどかしかった。このままだと、自分が練習でケガをしてしまったりすると、試合をやらないこともありえるなと思った。この一番大事な時期に試合をしないということは、ちょっともったいないなと思った」とUFCを離れた理由を説明した。

 RIZIN参戦の決め手については「FAになってタイミングよく榊原さん(RIZIN実行委員長)が話を持ってきてくれた。“試合は3試合以上組めるよ”と言われた。UFCは1~2カ月前に試合は決まるが、いきなりのオファーになる。RIZINは大会の予定が決まっているから調整もしやすい。せっかくアメリカに行ってトレーニングをしていて、どんどん試合に出て、試合で試していって、もっともっと強くなりたいのに、その場が用意されていない。そのもどかしさがRIZIN参戦のきっかけ」と話した。

 米の総合格闘技団体ベラトールへの参戦も噂されていたが、「とりあえずRIZINを、日本を盛り上げたい。今はRIZINです」とのこと。

4・16 RIZIN横浜大会に川尻、那須川、才賀、RENAが出場

2017.02.17 Vol.684

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが2月17日、都内で会見を開き、2017年の大会日程と概要、「RIZIN 2017 in YOKOHAMA」(4月16日、神奈川県・横浜アリーナ)の一部出場選手を発表した。

 今年は4月の横浜大会を皮切りに7月30日に「RIZIN 2017 in SAITAMA」(さいたまスーパーアリーナ)、10月ごろに「RIZIN WORLD GRAND-PRIX 開幕戦(仮)」を関東の大会場で予定。そしてさいたまスーパーアリーナで12月29日に「RIZIN WORLD GRAND-PRIX 2017 2 nd ROUND(仮)」31日に「RIZIN WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND(仮)」を開催する。

 RIZINでは2015年に100kg以下、2016年は無差別級のトーナメントを開催したが、今年は男子のフライ級からライト級の中の階級で開催。またRIZINの大きな柱となっている女子のトーナメントも同時に開催する。

 ともに10月大会から開幕。12月29日に2回戦、31日にファイナルが行われる。詳細は3月上旬をめどに発表の予定。

 男子はフライ級かクロン・グレイシーが戦う階級での開催が予想される。トーナメントは16人で開催の予定で、軽量級は有力な日本人選手が多くいるため、「日本人は4~6人くらいを考えている」(榊原信行RIZIN 実行委員長)という。

 女子は8人でのトーナメントを予定。RENAらが戦う50kg近辺の階級が有力だが、無差別級での開催もありうるという。そうなるとギャビ・ガルシアvs RENA、昨年末に対戦予定だったギャビvs神取忍といった夢のカードも現実味を帯びてくるが果たして…。

 なお昨年総合格闘技デビューを果たし、現在2連敗中の山本美憂については榊原氏はRIZINでの実績作りをトーナメント参加の条件とした。

 また今年は1997年10月11日に高田延彦とヒクソン・グレイシーが戦った「PRIDE.1」から20周年にあたるメモリアルイヤーということもあり、記念イベントやさまざまな企画を予定しているという。

 この日の会見には4月大会に参戦する川尻達也、那須川天心、才賀紀左衛門が出席した。
 昨年大晦日にクロンに敗れた川尻は「今年は30代最後の1年になるので、RIZINと一緒に今年もぶれずに戦います。4月の横浜大会で終わりが来ても後悔しないよう、最高の自分を表現したい。この年になると終わりは常に意識していて、僕の場合は弱くなって落ちた川尻達也をみんなに見せることになると思うし、そうしたいと僕も思っている。娘が今年、小学生に上がることになって、以前僕が日本で戦っていた時はまだ赤ちゃんで戦う姿を覚えていないと思うので、彼女の記憶の中に強い父親というものを残したいので、4月は負けられない」とクロン戦の敗戦から立ち直った姿を見せた。そして「トーナメントでまた手を合わせられるよう、そこまではい上がります。クロンの階級でトーナメントをやってほしい」と今後についてはクロンとの再戦を視野に入れていることを明かした。

 総合格闘技での参戦となる那須川は「まだまだMMAの経験がないので、いろいろなことに挑戦したい。僕への期待は大きいと思うので、期待以上のことをいっぱいできればと思っています。今年もしっかり頑張って勝ちに行きたい」、才賀は「今年はチャレンジしていく年。日本のフライ級のチャンピオンとどんどん戦ってしっかり勝っていきたい。トーナメントがあればそこで優勝するのが夢。そのためにいろいろな相手と試合をして一番目立って、一番輝いて、RIZINと言ったら紀左衛門と言ってもらえるよう頑張ります」とそれぞれ語った。

 4月大会にはRENAも出場。それぞれの対戦相手と他のカードは3月上旬に発表の予定。

3・3「Krush.74」木村と牧平の対戦相手が決定 出貝vs軍司は-53kg次期挑戦者決定戦

2017.01.20 Vol.682

 立ち技格闘技「Krush.74」(3月3日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが20日、発表された。
 元Krush-67kg王者の牧平圭太はKENJIと対戦する。
 現在4連敗中の牧平は「とやかく言える立場ではないので一言。必ず倒して勝ちます」と挨拶。KENJIは「格闘技人生を終えるうえで絶対に戦いたいヤツが2人いて、その1人が牧平選手。半年前に復帰したんですが、キックから離れている時にテレビで牧平選手の試合を見てファンになったというか、戦い方が好き。この試合を組んでもらえてうれしい」と話す。

 牧平はこの言葉に一瞬笑みを浮かべたものの、「うれしいけれど、どんなことがあっても勝たんといけん」と広島弁で決意を新たにし、「3月3日に試合をする選手の中で誰よりも自分が勝ちたい気持ちが強いと思う」と再度勝利への執念を口にした。
 
 約2年半ぶりのKrush参戦となる木村“フィリップ”ミノルは西川康平と対戦。
 西川は「最初のオファーは違う選手だったんですが、まさか木村選手になるとは思わなくて決まった瞬間に興奮しました。必死に練習して、木村選手をぶっ倒しにいこうと思っています」と話した。一方、木村は西川について「個人的に超好きな相手。バチバチ殴り合ってくれるので、いい感じにかみ合うと思う」と話すなど、“相思相愛”の様子。

 木村は大晦日の「RIZIN」でチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットと再戦の予定だったが。ベネットが来日不能で試合が中止となってしまった。
 しかし「大晦日へ向けてハードなトレーニングを何カ月もやっていたが、そのままトレーニングを続行してきた」とコンディションは万全のよう。そして「MMAにはキックボクサーが持っていない、打撃のいいところがあった。それを経験できたのは大きい。打撃に戻ってきたら凄いことになるとワクワクしながら練習していました。それを全部Krushにぶつけられると思うとめっちゃ楽しみ」と話した。

 この2試合は-67kgで行われる。木村が「Krushの-67kgのタイトルを獲りたい」と語るなど、今後のタイトル戦線を占うカードとなりそうだ。

【RIZIN】川尻がクロンに壮絶一本負け ミルコがGP優勝

2017.01.06 Vol.682

 

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月29、31日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

 無差別級トーナメントの提唱者で参戦予定だったヴァンダレイ・シウバが交通事故の後遺症で欠場、もうひとつの目玉だった元UFCファイター、シェイン・カーウィンが家庭の事情で欠場。そして木村“フィリップ”ミノルの対戦相手だったチャールズ“クレイジー・ホース”ベネットがビザが下りず来日不能でカードが消滅とアクシデントも多々あったが、リング上は熱い戦いが繰り広げられた。

 自らの意思でUFCを離れ、日本の格闘技界のためにRIZINへの参戦を決めた川尻達也はクロン・グレイシーに2R2分4秒、リアネイキッドチョークで敗れた。最後は口から血を流しながらの壮絶な一本負けだった。
 川尻は「自分を変えたい。みんなの期待に応えたい」という思いと、踏みつけといった日本流の戦い方にこだわり墓穴を掘った格好。試合後の会見で自信喪失した姿を見せたが、榊原信行RIZIN実行委員長が「明日からすぐに練習しろと言いたい」と言うように、日本の格闘技界にはまだまだ欠かせない人材。今後の巻き返しに期待したい。

 トーナメントはミルコ・クロコップがキング・モー、バルト、アミール・アルアックバリというバラエティーに富んだ顔ぶれを3連続KOで下し、優勝した。キャリアの違いを見せつけた格好となった。

 2日間を通じて目に付いたのはベテランファイターと女子選手の頑張り。

 北岡悟はダロン・クルックシャンクのシビアな打撃に顔面を血で染めながら、ワンチャンスを生かしフロントチョークで一本勝ち。「格闘技っぽいこと」のほうに向いているファンの首根っこをつかんでこっちを向かせるファイトを見せた。所英男は山本アーセンに総合格闘技の奥深さをまざまざと見せつけた。

KIDを追いかけアーセンに追われる男 所英男 インタビュー

2017.01.06 Vol.682

一夜明け会見で榊原信行RIZIN実行委員長から乾杯の音頭のご指名を受けたのは所英男。それは31日の山本アーセン戦で大きなインパクトを残す勝利をあげたからにほかならない。会見後にその所に緊急インタビュー。

12・31RIZIN RENA完勝 マッハが坂田に引導 ギャビ試合後に大乱闘

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

 昨年の大晦日に総合格闘技デビューを果たし、9月には山本美憂に勝利を収めるなど、RIZIN女子のエースともいえる活躍を見せるRENAがハンナ・タイソンを3R2分47秒、三日月蹴りでKO勝ちを収めた。

 RENAはタイソンの小気味のいい打撃に手こずりながらも、右ハイキック、膝蹴りで徐々にペースをつかむと、首投げ、自らタックルを仕掛けてテイクダウンを奪うなど力差を見せつける。3Rにはガードの下をかいくぐり三日月蹴りをボディーに決めると、タイソンはうずくまってダウン。悶絶KOで3R2分47秒、勝利を収めた。

 カード決定の経緯から発表会見に至るまでなにかと物議を醸した桜井“マッハ”速人vs坂田亘戦は2R2分37秒、マッハがKO勝ちした。

 入場シーンで実況席に座る小池栄子と2分割の2ショットが映されるなど、どうしても“小池の旦那”というキャラがクローズアップされる坂田。
 その構図を良しとしないマッハは入場から不機嫌な表情を隠さない。

 リングス時代の盟友である高坂剛のもとでのトレーニングで体はきっちり作られていた坂田だったが、総合の実力ではマッハが数段上。マッハはグラウンドでマウントを奪うやパウンドの連打で2R2分34秒、TKOで勝利を収めた。

 試合後マッハは「愛の力、感じさせてもらいました。小池(栄子)さん、どれくらい愛の力が強いのか、僕はわざとずっと殴ったんです。彼からは立ち向かう姿勢が感じられて、リスペクトできるなと思います」と坂田の頑張りを称えた。

 神取忍が直前のケガで欠場。代役の堀田祐美子と戦うこととなったギャビ・ガルシアはゴング早々にロープに飛んだ堀田の動きに攪乱されることなく堀田をつかまえるとヒザ蹴り、パンチでダウンさせるとパウンドの連打で1R41秒、TKO勝ちした。

 試合後に神取が「この敵は私が取ります」とアピールするところに日本の女子プロレス団体スターダムにも参戦経験のあるアルファ・フィーメルが突如乱入。ギャビに対戦を迫るとギャビも「今ここでやってやる」とエキサイト。神取を交え、大乱闘に発展。今後のギャビの対戦相手に注目が集まることとなった。

12・31RIZIN 山本美憂とアーセンともに腕十字で一本負け

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
 9月大会に続き母子での参戦となった山本美憂と山本アーセンは奇しくもともに腕十字固めで一本負けを喫するという結果となった。

 先に登場した美憂はアメリカのKOTC王者アンディ・ウインと対戦。課題とされた打撃への対策も抜かりなく、得意のタックルでテイクダウンを奪ったものの、もうひとつの課題だった“上になってからの攻撃”で決めきれず、逆に下からの腕十字で右腕をとらえられる。ラウンド終盤でタップせずしのぐ美憂だったが、レフェリーがストップ。1R4分41秒、腕十字固めで敗れ、総合格闘技2連敗となった。

12・31RIZIN 川尻がクロンに敗れる

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
ワンマッチで行われた川尻達也vsクロン・グレイシー戦は2R2分4秒、クロンがリアネイキッドチョークで勝利を収めた。

 川尻は1Rからクリンチアッパー、ボディーブロー、クロンが組みついてはボディーへのヒザで押し込む。打撃で分が悪いとみたクロンは組みついてグラウンドに引き込むと下から川尻をコントロール。ロープ際で腕十字を決めるが、体がエプロンに出てしまい決めきれず、川尻が脱出。しかしクロンはすぐにバックをキープし、スリーパー。川尻も残り時間をしのぎ切り、ゴングに救われる。

 2Rもクロンはすぐにグラウンドに引き込むが、川尻はしのぎ、離れるとキックから踏みつけへ。しかしその足をつかまれクロンにバックを奪われる。クロンの腕を取りなんとか防御する川尻だったが、クロンががっちりスリーパーに捕らえる。最後はこらえる川尻の口から一筋の血が流れ落ち、無念のタップという壮絶な結末となった。

 試合後、クロンは「川尻選手はビッグネームだし、パンチも強いし、経験値も豊富だし、絶対にギブアップもしないし、相手として不足はないと思っていた」と話した。

 一方の川尻は「クロンはリングで向き合った時に不気味でした。ヘビみたいだった。引き込んできたのは想定内。相手を押さえ込んでコツコツいってもいいがそれだと今までの俺と何も変わらないと思ったし、とにかくクロンという最高のグレイシー相手に自分を変えて挑んだ結果がこうなりました。俺よりクロンのほうが強かった。踏みつけに組みついてきたところを、足を抜いてサッカーボールキックする練習はしていたのだが、足が抜けなかった。無理にあんなことする必要はないのかもしれないけど、それでも自分を変えたかったし、みんなの期待にこたえたかったし、みんなの笑顔見たかったけど、結局たくさんの人にお世話になって日本に帰ってこれて、なんの力にもなれなった。どうすればいいのか、もうこれ以上、期待されることもないだろうし、期待を裏切るのも怖いかなっていう気持ちは今もある。試合前は、勝って、みんなに伝えたいこともあったし、4月の横浜も出るつもりだったけど…。もちろん試合はしたいしRIZINを盛り上げたいけど、俺じゃ力不足?というのもある」などと口にした。

12・31RIZIN無差別級トーナメント ミルコが3連続KOで優勝

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

 無差別級トーナメントの決勝はミルコ・クロコップvsアミール・アリアックバリで争われ、1R2分2秒、KOでミルコが勝利を収め、トーナメントを制した。

 ミルコはこの日行われた準決勝でバルトと対戦。バルトが2回戦の高阪剛戦同様、巨体を利した突っ張りでミルコをコーナーに押し込む。しかしミルコが強烈な左ひざをバルトのどてっ腹にぶちこむとバルトは悶絶して体を離し、逃亡。追いかけたミルコがダウンしたバルトに鉄槌とパウンドの連打を浴びせ、1R49秒でKO勝ち。ほぼノーダメージで決勝に進出した。

 一方のアリアックバリは準決勝でワレンティン・モルダフスキーと対戦。組みついてテイクダウンはさせるものの、極めることができずモルダフスキーの反撃を許す展開に。結局フルラウンドを戦い、2-1の判定で辛くも決勝に勝ち上がった。

RIZINトーナメント2回戦でミルコ完勝 北岡がクルックシャンクに逆転勝利

2016.12.30 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
 無差別級トーナメントの2回戦ではミルコ・クロコップ、バルト、アミール・アリアックバリ、ワレンティン・モルダフスキーが勝利を収め、31日に行われるFinal Roundへ駒を進めた。準決勝はアリアックバリvsモルダフスキー、ミルコvsバルトで行われ、勝者がメーンで決勝を戦う。

 ミルコはこの日のメーンで昨年のグランプリ覇者キング・モーと対戦。1Rにローキックをモーにキャッチされテイクダウンを許すなど冷やりとさせられたが、ローを減らすなど即座に対処。強烈な左ハイで徐々にペースをつかむと2R、パンチからのモーのタックルを切ると体勢を入れ替え、コーナーに詰め左ボディーを3連打。崩れ落ちたモーにパウンドの連打を浴びせ、TKO勝ちした。

 

山本美憂とアーセンが練習公開 アーセン「絶対勝てる」と美憂の勝利を断言

2016.12.26 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でともに大晦日に出場する、山本美憂と山本アーセンが26日、都内で練習を公開した。

 1R3分で、まずはシャドーボクシングを1R、続いて2人でグラウンドのスパーリングを行った。

 ともにシャドーでは時折タックルのフェイントを織り交ぜながら軽快な動きを見せ、グラウンドではアーセンが下になって美憂が上のポジションでの動きをチェック。アーセンは下から関節を決める動きを見せるなど対所英男対策に抜かりはないよう。また「前回は上からの攻撃に反省点があった」という美憂もそれを踏まえた慎重な動きを見せた。

 練習後、アーセンは母・美憂の動きについて「別人です。やることも考え方も違う。今回は間違いなく勝てる」と太鼓判を押した。

 美憂は「2戦目なのでまだ緊張すると思う。その覚悟でリングに上がりますが、前みたいにワケが分からないという状態には多分ならないんじゃないかなって思います」と話した。

Copyrighted Image