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連敗脱出の矢地祐介が「何もしなかった相手が悪い」と対戦相手をバッサリ【RIZIN.39】

2022.10.23 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)で矢地祐介(フリー)がボイド・アレン(南アフリカ/Fight fit Militia/apex gym)に判定勝ちを収め、連敗を「2」で止めた。

 試合後の会見では「まず連敗脱出できたことを今日はしっかり喜びたい」とほっとした表情を見せ、膠着した場面について「あれは相手のターン。何もしなかった相手が悪い」とアレンをバッサリと斬って捨てた。

 1R、矢地が積極的に仕掛け、組み付いていくがアレンも体勢を入れ替え逆に押し込んでいく。ロープ際のポジションが入れ替わる中、矢地が足をかけてテイクダウンを狙うが、アレンがしのぐ。しかし矢地は再度のチャレンジでテイクダウンに成功。上を取るがアレンが下から足を取りに行く。矢地は逃げて再度、上を取る。そしてパンチをこつこつと当てていくが、アレンも下からヒジとパンチを放っていく。

 2R、矢地はすぐに組み付くとコーナーに押し込み、リフトして難なくテイクダウンに成功。サイドポジションをキープし、パンチ、ヒジを落としていくが、なかなか次の展開に移れない。しかし上に乗り、ヒジ、肩パンチとアレンを削っていく。

クレベルが予告通りの三角絞めで牛久を破り悲願の王座獲得。最後は尊敬する猪木さんばりの「1、2、3ボペガー!」で締めくくる【RIZIN.39】

2022.10.23 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)のメインイベントで行われた「フェザー級タイトルマッチ」で挑戦者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が三角絞めで王者・牛久絢太郎(K-Clann)を破り、悲願のRIZIN王座を獲得した。

 1R、牛久は関節蹴り、左インロー。クレベルはすぐにタックルからテイクダウンに成功。バックを狙うがしのぐ牛久。クレベルはハーフから肩固めを狙う。クレベルが肩固めに入るが牛久が上になって首を抜く。上になった牛久はクレベルの顔の下に頭を置いてクレベルの下からの攻撃をしのぐが、それでもクレベルは三角絞めを狙う。無理とみるや、今度は足首を狙う。牛久が立ち上がるとクレベルは押し込んでヒザ。そして引き込んでいく。上になった牛久はここもクレベルの顔の下に頭を置くが、ここにクレベルはヒジを落としていく。

KNOCK OUTの栗秋祥梧が左ハイで鮮やかKO勝ち。将来的なMMA挑戦を示唆【RIZIN.39】

2022.10.23 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)でRIZIN初参戦を果たした栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)が翔(REVOLT)に2R1分42秒、左ハイキックでTKO勝ちを収めた。

 そして試合後の会見で「MMAもやってみたい」と将来的なMMA挑戦を口にした。

 試合は1R序盤から翔がプレッシャーをかけて前に出ると左右のフック、ボディーブロー。栗秋は下がりながらも左右のフック、右ハイ、飛びヒザを打ち込んでいく。特に左フックが的確に翔の顔面をとらえていく。翔のプレッシャーが強く、バッティングで試合が一時中断。再開後、翔はすぐに前に出て左右のフック。栗秋はガードを固め、左ボディー、左フック、右アッパーと多彩な攻撃。栗秋は左ボディーから右ストレートを効かせる。それでも前に出て距離を潰す翔に栗秋は左ロー、左ボディー、左フック、飛びヒザ。

梅野源治がガーダムの右足破壊で戦慄の21秒TKO勝ち。榊原CEOにムエタイ王座設立をアピール【RIZIN.39】

2022.10.23 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)で梅野源治(PHOENIX)がトレント・ガーダム(オーストラリア/Tiger Muay Thai & MMA)を相手に戦慄の21秒TKO勝ちを収めた。そして試合後のリング上で榊原信行CEOにムエタイ王座の設立をアピールした。

 梅野は1R開始早々にガーダムの奥足の左足への左ローでバランスを崩させると、続く左カーフキックはガーダムの右ヒザの外側から裏にかけてえぐるような一撃。これでヒザを折るように崩れたガーダムは右足を押さえ、悲痛な叫び。そのまま立ち上がることができず、梅野が21秒でKO勝ちを収めた。

 試合後のマイクで梅野は「試合に勝とうが試合に負けようがみんなを盛り上げられる梅野源治です。どうでしたか? 皆さん、ムエタイの梅野源治、けっこうやばかったでしょ。榊原さん、そろそろ、RIZINのムエタイのベルト作ってください。皆さんも見たいでしょ? 俺がどこまでムエタイでヤバいのか。これ以上長くなっちゃうと、試合が控えていると思うんで、この続きはRIZIN YouTubeのインタビューを楽しみにしていてください」と試合後の会見での“講演会”を予告。

榊原EOが大晦日大会へのまだ見ぬ強豪の大挙参戦を示唆【RIZIN】

2022.10.22 Vol.Web Original

 RIZINの榊原信行CEOが10月22日、今年の大晦日大会へのまだ見ぬ強豪の大挙参戦の可能性を示唆した。

 この日は「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前日計量が福岡市内で行われた。

 計量後の囲み取材で榊原氏は大晦日大会について「スコットともいい話ができた。近々、ファンの人たちに年末に向けての大きなアナウンスができると思う。いい意味で喜んでもらえるというか、期待を裏切らないような発表になると思うので、期待してほしいと思っている」などと語った。榊原氏は10月初旬に渡米しハワイでBellatorのスコット・コーカー代表と会談している。

 その内容についてはかねてから実現が期待されるBellatorとの対抗戦もプランの一つにあるようで「そういうこと(対抗戦)も視野に入れながら。地上波での放送はなくなったが、大晦日に格闘技を視聴する習慣がついて風物詩になりかけているところがあると思う。過去もそうですし、RIZINが始まって6年間ずっと地上波で放送があったわけで。今年は地上波ではないけれど、ぜひ、大晦日に格闘技を見ようと思ってもらえるようなラインアップを揃えられるように、Bellatorの話題も含めて、総合的にオールスターで大晦日に届けられることを期待していただければ」と語った。

“オールスター”という中には「もちろん世間の多くの人たちの注目を集めるようなカードも組みます」と“対世間”を意識した試合もプランにはあるようだが「軸となるのは勝負論があって実力のある本物の戦い。RIZINの世界観だけじゃない、世界に届くような形で、日本発世界というRIZINの掲げるコンセプトを具現化した大会にできるかなと思っている」と勝負論のある試合が軸。その中には「メイウェザーは来ないですが(笑)。まだ見ぬ世界の強豪たちが大挙参戦してくることになるかなと思っています」と初来日の強豪の参戦もにおわせた。

王者・牛久絢太郎が「僕が本物になります」とクレベル撃破へ決意のコメント【RIZIN.39】

2022.10.22 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前日計量が10月22日、福岡市内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 メインで行われる「フェザー級タイトルマッチ」に出場する王者・牛久絢太郎(K-Clann)は65.85kg、挑戦者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)は65.90kgだった。

 フォトセッションでのフェイストゥフェイスでクレベルが距離を縮めると、ばちばちのにらみ合いを展開。ともになにやらうなずきながらも視線は外さず。離れ際、牛久が右手でクレベルの左の二の腕あたりを「やろうぜ」と言わんばかりにぽんと触れ、握手を交わして分かれた。

 計量後にマイクを持ったクレベルは「明日、私、絶対、いい試合します。みんなPPV買ってください。よろしくお願いします」と多くは語らず。牛久は「明日はすべてをかけて、僕が本物になります」と「本物」という言葉を使い、この試合への決意の大きさを表現した。

挑戦者のクレベルが「101%勝つ。牛久の柔術では自分の柔術は絶対に逃げられない」と一本勝ちに自信【RIZIN.39】

2022.10.21 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前々日インタビューが10月21日、福岡市内で行われた。

 メインイベントで行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で王者・牛久絢太郎(K-Clann)に挑戦するクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が「彼の柔術では自分の柔術は絶対に逃げられない」などと改めて一本勝ちでの王座奪取を宣言した。

 クレベルは2020年大晦日にRIZIN初参戦を果たすとカイル・アグォン、摩嶋一整、朝倉未来、佐々木憂流迦、萩原京平を相手に5連続一本勝ちを収め、ついに王座挑戦にこぎつけた。

 試合については「私、すごい自信ある。信じてる。絶対、試合勝ちますよ。絶対一本勝ちで勝ちますよ」とこの日もいつも通りの一本勝ち宣言。

 公開練習の際に勝つ確率を100%と言っていた牛久がこの日、勝率は100%を超えているといったことに対し「彼が100%? 私は101%で。もちろん私、彼に絶対勝つね。みんなに日曜に見せるのは新しいクレベルで、新しいスタイル、私、絶対勝ちますよ、それは間違いない」と勝利の確率は101%とのこと。

初参戦の宇佐美が「強い選手に勝っていって、自分の強さを証明していけたら」【RIZIN.39】

2022.10.21 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前々日インタビューが10月21日、福岡市内で行われた。

 10月1日にLDH martial artsを離れ、フリーとなった宇佐美正パトリック(フリー)が「強い選手に勝っていって、自分の強さを証明していけたら」とRIZINでの目標を掲げた。宇佐美は元修斗環太平洋ウェルター級王者の佐々木信治(総合格闘技道場BURST)を相手にRIZINデビュー戦に臨む。

 宇佐美は2021年にLDH martial artsの所属選手契約をかけたLDH主催のオーディション「FIGHTER BATTLE AUDITION」に参加し、所属契約を勝ち取ると同年9月に修斗でプロデビュー。修斗とVTJで3連勝を飾ったものの「POUNDSTORM」(4月24日、東京・両国国技館)では元修斗環太平洋ウェルター級王者の大尊伸光に判定負けでプロ初黒星。その後、6月に行われた「Road to UFC」のライト級トーナメントに出場するチャンスを得たものの、減量中に脱水症状を起こし計量に参加できず欠場となった。今回はそれ以来の試合となる。

 宇佐美は現在の練習環境について「打撃も寝技もしっかり、ストラッサー起一さんにマンツーマンでついてもらって練習しています」と総合格闘技道場コブラ会を拠点に活動中。

 試合については「佐々木選手は自分より先輩でリスペクトを持っている選手なんですけど、しっかりいい試合ができたらと思います」と語った。

王者・牛久絢太郎「100以上言ったらキリがない(笑)。でもばっちりです」と勝利の確率は100%超え【RIZIN.39】

2022.10.21 Vol. パスワード:0920

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前々日インタビューが10月21日、博多市内で行われた。

 メインイベントで行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で“最強の挑戦者”クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)を迎え撃つ王者・牛久絢太郎(K-Clann)が「総合力で勝つ」と改めて勝利を約束した。

 牛久はRIZIN初参戦となった昨年10月、いきなり当時のフェザー級王者・斎藤裕とノンタイトル戦で対戦し、飛びヒザで斎藤の顔面を切り裂きドクターストップによるTKO勝ちを収めると、今年4月には王座をかけて再戦。ここでも判定で斎藤を破り王座を獲得した。今回が初防衛戦となる。

 牛久はクレベルについては「寝技の決定力がすごく高い選手」と評価したうえで、試合については「総合力で勝ちます。僕の総合力の高さをみなさんに見せたい」と語った。

約6年半ぶり参戦の佐々木信治「ずっとここに戻りたいという気持ちでいたので怪我からも戻ってこれた」【RIZIN.39】

2022.10.21 Vol. パスワード:0920

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前々日インタビューが10月21日、福岡市内で行われた。

「RIZIN.1」(2016年4月17日)以来、約6年半ぶりのRIZIN参戦となる元修斗環太平洋ウェルター級王者の佐々木信治(総合格闘技道場BURST)が「ずっとここに戻りたいという気持ちでいたので怪我からも戻ってこれた」などとこの間の苦しかった時期を振り返った。

 佐々木は10月1日にLDH martial artsを離れフリーとなり、今回がRIZIN初参戦となる宇佐美正パトリック(フリー)と対戦する。42歳の佐々木に対し、宇佐美は22歳。年の差20歳の対戦となる。

 佐々木は前回の参戦時はダロン・クルックシャンクにTKO負けを喫している。その後、ROAD FCの舞台で活躍するも2018年5月のバオ・インカン戦で右手中手骨、眼窩底、上顎、頬、鼻と10カ所以上を骨折する選手生命に関わる大ケガを負い、長期欠場となったが、4度の手術を乗り越え復活。約3年ぶりの試合となった2021年2月の「GLADIATOR」でのライト級暫定王者決定戦で植田豊にTKO勝ちを収め暫定王座を獲得。12月には広島で開催されたプロフェッショナル修斗公式戦「闘裸男」に参戦し、ジョナタン・バイエスをフルマークの判定で破るなど完全復活を果たしている。

 宇佐美については「ボクシングで6冠を獲っていて、ボクシング始める前は空手などでも実績を残している生粋のストライカーだと思う。体が強いとも聞くので、体の強い打撃の選手という印象」とその打撃に警戒。そして試合については「打撃のキャリア的にはパトリック選手のほうが実績もある。例えばキックのスパーリングを10回したら10回やられると思うけど、寝技は10回中10回、自分。お互いにはっきりとした自分の長所がある。向こうも得意なところでくるので自分も得意なところでやりたい」などと語った。

矢地祐介が連敗脱出へ“俺様ファイト”での勝利を誓う。相手の未知の部分も「今の僕には逆にいい」【RIZIN.39】

2022.10.21 Vol.Web Original

「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前々日インタビューが10月21日、福岡市内で行われた。

 現在2連敗中の矢地祐介(フリー)が連敗脱出に改めて「自分のやりたいことを押し付ける」と“俺様ファイト”での勝利を誓った。

 矢地は2016年のRIZIN参戦から5連勝でエースの座に手をかけたが、そこから3連敗。一時はどん底に落とされたものの、昨年は修斗世界ライト級王者の川名TENCHO雄生、DEEPライト級王者の武田光司と国内2団体の王者に連勝し復活ののろしを上げ、大晦日にホベルト・サトシ・ソウザの持つRIZINライト級王座に挑戦も一本負け。再起戦となった今年4月のルイス・グスタボ戦でもTKO負けを喫し、またもや崖っぷちに立たされている。

 矢地は今回、RIZIN初参戦となるボイド・アレン(南アフリカ/Fight fit Militia/apex gym)と対戦する。アレンはMMAは20戦16勝4敗1分、ボクシングでは8戦6勝(4KO)1敗1分の戦績を残す、立って良し寝て良しのファイターだ。

 矢地はこの日も「相手に合わせてしまうのが僕の良くないところなので、今回は自分のやりたいことをどんどん出して自分のやりたいことを押し付ける試合展開にしたい」とカード発表会見で語ったテーマを繰り返した。

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