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フライ級GP開催を軽量級戦士が激闘でアピール。福田龍彌、竿本樹生、北方大地が生き残る【RIZIN.34】

2022.03.20 Vol.Web Original

竿本樹生が宇田悠斗に2-1の判定勝ち

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で開催が噂されるフライ級グランプリの実現を目指す軽量級の選手たちが好勝負を繰り広げた。

 第8試合ではZSTフライ級王者で現在はDEEP、RIZINでも活躍する竿本樹生(BRAVE)と修斗世界フライ級1位の宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)が対戦し、フライ級らしい目まぐるしく攻守が入れ替わる激闘の末、2-1で竿本が勝利を収めた。
 
 1R、いきなり竿本が飛びヒザで仕掛けるが打ち合いに応じた宇田は組み付くとコーナーに押し込んで足をかけテイクダウン。グラウンドで上を取る。しかし竿本のガードが固く、そこから展開を作れず。逆に竿本は下から左腕に十字固めを狙う。踏みつけでしのぐ宇田。宇田は右手で左腕をクラッチしてしのぎ十字を外す。

 竿本は立ち上がった際にバックを取るとコーナーまで歩いた宇田は右腕にアームロックを狙う。竿本はしのいで正対。宇田はクラッチして、スタンドで流れるようにサイドからバックを取る。そして引き倒してテイクダウン。またも上を取るが、ここでも竿本が下から右腕を極めに行く。リフトして叩きつける宇田だが竿本は離さず、ここでゴング。

サラリーマンと二刀流の弥益ドミネーター聡志が萩原京平に一本勝ちも「これで勘違いして格闘技に専念しないように気をつけます」【RIZIN.34】

2022.03.20 Vol.Web Original

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のメインイベントで元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)が萩原京平(SMOKER GYM)と対戦し、1R3分21秒、腕ひしぎ三角固めで一本勝ちを収めた。

 試合は1R開始早々に萩原が放ったバックスピンキックで弥益が尻もち。萩原がそこに踏みつけを敢行しあわや秒殺かと思わせる波乱のスタート。

 しかし弥益はすぐに立て直し、組み付いて萩原の猛攻を止める。萩原は小手投げでテイクダウンも離れ、スタンドを要求。萩原が右ハイ。弥益はタックルに行くが萩原はバックステップでそれを許さず。今度は萩原の左に弥益がカウンターのタックルから萩原にヒザをつかせることに成功。立とうとする萩原の右足を両足で挟み、バックに回ると、前方に落とされながらも、萩原の左手首をつかんで左腕をロックしながら引き込むと下から三角絞めを狙う。萩原が耐えると今度は右腕を十字に極め、タップを奪い勝利を収めた。

萩原京平が「明日はドミネートする」と自信。弥益は「覚えた単語を使いたい子ですね」とシニカルな一発【RIZIN.34】

2022.03.19 Vol.Web Original

萩原が弥益愛用のマスクを着けて登場

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前日計量が3月19日に大阪府内で行われた。今大会のメインイベントで対戦する弥益ドミネーター聡志(team SOS)は65.70kg、萩原京平(SMOKER GYM)は65.80kgでともに規定体重をクリアした。

 計量に萩原は弥益が試合時に入場する際に着用する白いマスクを着けて登場。フォトセッションのフェイストゥフェイスでもそのまま。カード発表会見と同様にフェイストゥフェイスの際に萩原が一気に距離を詰めると、前回は「やめてください」と言わんばかりのジェスチャーで顔をそむける素振りを見せた弥益がこの日は狂気じみた表情で額を押し付けにらみ返し、一触即発に。

 その後、萩原は「明日は圧倒的に試合をドミネートします。リスペクトを込めてぶっ飛ばします」、弥益は「今日この瞬間から明日の試合まで格闘家のつもりで全てを賭して臨みます。以上です」とそれぞれコメントした。

皇治が対戦相手の梅野をマネジャー扱い。計量で自らのトランクスを持たせるパフォーマンス【RIZIN.34】

2022.03.19 Vol.Web Original

約9カ月ぶりの決着戦。梅野は「白黒はっきり付けようか」

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前日計量が3月19日に大阪府内で行われた。今大会のセミファイナルで対戦する皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)はともに61.00kgで規定体重をクリアした。

 2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストとなったため今回は「決着戦」となる。

 計量では後からはかりに乗る皇治が試合用のトランクスを手に現れ、ごく自然な形で梅野に差し出すと、一瞬の間はあったものの梅野が受け取り、皇治の計量が終わると返すというやりとりが…。

 計量後には梅野は「明日は約9カ月ぶりの再戦。リング上でどっちが強いか白黒はっきり付けようか」、皇治は「去年、自分がやらかした屈辱は自分が挑戦して晴らすしかないので明日は死ぬ気で大阪大会を盛り上げられるように頑張りますので、応援していただければうれしいです。皆さんでRIZINを盛り上げましょう。ではひょっとこさん、明日はよろしくお願いします」とそれぞれコメントした。

皇治がキック引退後の「トライアスロン」のヒント明かす「なんやかんや言うてK-1からトライアスロンを目指して出てきたんで」【RIZIN.34】

2022.03.18 Vol.Web Original

「パンチとキックと関節技の3つで戦う競技?」に「近いとこいってる」

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前々日インタビューが3月18日に行われた。

 セミファイナルに出場する皇治(TEAM ONE)がカード発表会見で口にした新しい挑戦の「トライアスロン」について言及した。

 皇治は今大会ではセミファイナルで梅野源治(PHOENIX)と対戦する。2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストとなったため今回は「決着戦」となる。

 この両者の対戦が発表された会見で皇治は「キックはあと2戦」と宣言し、新しい挑戦として「トライアスロンに行こうと思っています」と語っていた。

 この日のインタビューでは「トライアスロンというのはパンチとキックと関節技の3つで戦う競技のことか?」という質問に皇治は「うまいこと言いますよね(笑)。俺はトライアスロンをメジャーにしたいんですよね。(さっきの3つは)近いとこいってるんですが、まだあるんですよ、トライアスロンというのは。まあ俺はなんやかんや言うて、K-1からトライアスロンを目指して出てきたんで。まあまあ、明後日勝ったらちゃんと喋りますよ」と煙に巻きながらも否定はせず。

梅野源治「今回はただ白黒つけようというだけ」と皇治の挑発には一切動じず【RIZIN.34】

2022.03.18 Vol.Web Original

昨年6月、ノーコンテストの再戦

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前々日インタビューが3月18日に行われた。

 セミファイナルで皇治(TEAM ONE)と対戦する梅野源治(PHOENIX)は「今回はただ白黒つけようというだけ」とここまでの皇治の挑発にも全く動じず。「少なくとも僕の前では、しっかりとした対応をしていた。しっかりした人間」などと皇治を評した。

 2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、ノーコンテストとなったため今回は「決着戦」。

 皇治はバッティングについて謝罪し、昨年11月に祖根寿麻を相手にした再起戦で勝利を収めた後に梅野の名を出すなど再戦の意思を見せていたのだが、今大会で急きょ実現。カード発表会見から公開練習と最初の対戦同様、再び梅野への挑発を展開した。

 梅野は一連の挑発には「公開練習は一切見ていないので何を言っている分からない」とのことで「勘違いするなよ、と。俺が出なかったら彼は試合が組まれることはなかった」という皇治の発言を伝えられると「今回は彼とやらなくてもムエタイルールでRIZINからオファーはありましたので、その時点で彼の言っていることは破綻しているというか。彼とやらなくてもRIZINでは試合ができた」とさらりと否定。そして「そもそも、勘違いしているといっても自分でまいた種ですから。彼がバッティングさえしなければ僕に倒されて終わっていた。お互いに前に出た結果、ああいう形になってしまい、今回はただ白黒つけようというだけなんで」と続けた。

弥益ドミネーター聡志がアウェーでのメインに「僕がボコられると盛り上がる。それは避けたい(笑)」【RIZIN.34】

2022.03.18 Vol.Web Original

萩原京平と対戦

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前々日インタビューが3月18日に行われた。

 今大会のメインイベントでは元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と大阪出身の萩原京平(SMOKER GYM)が対戦する。

 地元出身の人気選手が相手という完全アウェーな立場に置かれる弥益だが「気にはしますが、マイナスの要素はないかなと思っていて。逆に相手の応援の声が多いほうが自分は盛り上がるというか(笑)。そういう性格の悪さを持っています(笑)」と笑い飛ばし「今回盛り上がるのは自分がボコられることだと思うので、それは避けたいと思っていますね(笑)」との理由から、自らが勝つときは会場がシーンとなると予想「会場が静かになったらちょっと気持ちいいじゃないですか」と独特の感性を発揮した。

萩原京平が弥益の二刀流を「正直すごいと思っている」と言いつつも「上しか見ていない」とやはり「都合のいい相手」扱い【RIZIN.34】

2022.03.18 Vol.Web Original

メインで弥益ドミネーター聡志と対戦

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)の前々日インタビューが3月18日に行われた。

 今大会のメインイベントに出場する萩原京平(SMOKER GYM)が「上しか見ていない」と改めて朝倉未来へのリベンジを誓った。

 萩原は弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦。カード発表会見では元DEEPフェザー級王者で実績も豊富な弥益を自らのキャリアアップに「都合のいい相手」と語っていたのだが、この日も「同じ朝倉未来に負けている選手同士ということもあるし。一昨年に負けた芦田選手にもドミネーター選手は勝っている。間接的なリベンジという意味でもドミネーター選手は都合がいい」と改めて都合のいい相手扱い。

 もっとも弥益が仕事を持ちながら格闘技を続けていることについては「向こうは向こうでいろいろな事情があって、そういう環境になっていると思う。昼間に仕事をして、夜に格闘技をして結果を残しているのは正直すごいと思っている」とリスペクトの念を持ちつつも「でも弥益選手が仕事をしている間、自分は練習をしてレベルアップしているんで、その差は追いついて、今なら追い越していると思う」と会見同様、今は自分のほうが実力が上という自信を見せた。

弥益ドミネーター聡志が萩原戦を分析「道で会ったらこっちが道を開ける。そんな対角の2人が交わるのが面白い」【RIZIN.34】

2022.03.12 Vol.Web Original

メインで萩原京平と対戦

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)に出場する弥益ドミネーター聡志(team SOS)が3月12日、公開練習を行った。

 今大会で弥益はメインイベントで萩原京平(SMOKER GYM)と対戦する。

 練習では昨年6月の東京ドーム大会で対戦し、判定勝ちを収めた“ブラックパンサー”ベイノアを相手としたマススパーリングを公開。パンチでダウンさせられた後に、両手を合わせグラウンドを「お願い」するも前回同様、ベイノアは応じず。終了間際には再度、お願いポーズを見せるも、今度はそのままボコボコにされたままタイムアップとなった。

 練習後の会見で弥益は「公開練習はなかったことにしていただきたい。意図はなにもございません!」と語り、特にすべったわけではないのだが「“一緒にすべってくれ”とお願いして付き合ってくれたベイノアさんは完全に被害者です! 僕が加害者です」とベイノアをおもんぱかる場面も。

 この日は午前中の早い時間に公開練習が行われたのだが「土日はできるだけ早い時間に練習を終わらせて、帰って家族サービスをしたいと思っている。今日もさっきまでガッツリ練習して、これから家に帰って家族と過ごす時間を作りたいと思っています。家族サービスというと上から目線なんですが、単純に家族とすごす時間を作りたいということです」との理由から。試合の1週間前ではあるが「格闘技は自分の生活の中の一部なので、そのまま試合1週間前も過ごしている」とルーティンの行動。

皇治が「試合のテーマは俺がバッティングをするかしないか。梅野選手は全く関係ない」とばっさり【RIZIN】

2022.03.11 Vol.Web Original

ひょっとこのお面が見守る中、公開練習

「RIZIN.34」(3月20日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)に出場する皇治(TEAM ONE)が3月11日、公開練習を行った。

 今大会で皇治は梅野源治(PHOENIX)と対戦する。2人は昨年6月に行われた「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」の1回戦で対戦するも試合開始早々に偶発的なバッティングで梅野が負傷し、試合続行不可能となりノーコンテストに。今回は「決着戦」の意味合いを持つ対戦となった。

 公開練習では2分間のミット打ちを披露。トップロープにはしっかりとひょっとこのお面がかけられ、それに見守られる形で皇治は飯田覚士トレーナーの持つミットにさまざまなコンビネーションのパンチを打ち込んだ。

 練習後の会見で皇治は「(飯田トレーナーには)10月から見ていただいて、やっと少しは形になってきたかなという感じ。日々勉強になってます。今は怒られることも減って、少しは成長しているんじゃないですかね」と手応えを感じているよう。しかし「飯田トレーナーがついたからといって2~3カ月で強くなったらみんな強くなってる。だからしっかりゆっくり強くなろうということを目標にやっていた。その最中に無理やり起こされましたけど、でも少しは強くはなっているんじゃないですかね」と続けた。

4月に「TRIGGER 3rd」と「RIZIN.35」を2日連続開催。「RIZIN.35」では3大タイトル戦【RIZIN】

2022.03.11 Vol.Web Original

16、17日に武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

 RIZINが3月10日、都内で会見を開き、4月16、17日に東京都府中市の武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで2大会を開催することを発表した。16日は「RIZIN TRIGGER 3rd」、17日は「RIZIN.35」となる。

「RIZIN.35」では3大タイトルマッチが行われる。

 ライト級では王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)にジョニー・ケース(MMA LAB)が挑戦する。

 2人は2019年に行われたライト級グランプリの1回戦で対戦し、ケースがスタンドでのパンチで1R1分15秒でTKO勝ちを収めている。

 ケースはその後、GP準決勝で優勝したトフィック・ムサエフにTKO負け。その試合を最後にRIZINを離れ、2020年からPFLのライト級トーナメントに参加する予定だったが、新型コロナウイルスの影響でトーナメントが延期に。その後、諸事情があり結局PFLで試合をすることはなく、今回は約2年3カ月ぶりにRIZINに復帰することとなった。

 サトシはケースに敗戦後、鈴木博昭が代表を務めるBELLWOOD GYMで打撃を磨き、2020年8月には矢地祐介に1R、グラウンドパンチでTKO勝ちを収め復活。昨年3月には元UFCファイターの徳留一樹を破ると6月の東京ドーム大会ではムサエフと初代ライト級王座決定戦で戦い、1Rわずか62秒で三角絞めでタップ勝ちを収め、王座を獲得した。

 この日の会見にはサトシのみが出席。サトシは「本当にこの試合は去年からやりたかった。私が負けたのはこの試合だけ。面白い試合をみんなに見せたい。この試合で“違うサトシ”をみんなに見せたい」と挨拶。
 
 ケースがRIZINを通じ「ソウザには俺のベルトを預けているだけだ。4月はあのベルトは本来あるべき場所に戻る。それまでにしっかりと磨いておいてくれよな」などとコメントするとサトシは「次の試合で彼は絶対にこのベルトは獲れない」と防衛への自信を見せた。

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