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武尊が那須川天心戦実現へ「中立のリング」にめど

2020.12.31 Vol.Web Original

「RIZIN.26」の那須川戦をリングサイドで観戦

 K-1 WORLD GP スーパーフェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に来場し、那須川天心(TARGET/Cygames)vsクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(ペットジャルーンウィットジム)の試合をリングサイドで観戦した。

 武尊と那須川はかねてから対戦が期待されていた2人なのだが、団体が違うことでこれまで対戦が実現していない。今回、武尊が一歩踏み出したことで、にわかに2人の対戦が現実味を帯びてきた。

 那須川の試合後に武尊の囲み取材が行われ、武尊は改めて対戦の実現をアピールした。

 武尊は今回来場した経緯について「この試合は何年もずっとファンの方たちだったり、格闘技ファンだったり、みんなが熱望してくれていて、その試合がなかなか実現できないことに、僕自身もそうだし悔しい気持ちあった。僕自身ずっとやりたかったし、天心選手も同じだと思う。その試合をやるためには、この試合を格闘技界がもっともっと良くなっていって、大きくなっていくための試合にしなきゃいけないと思うので、僕は片方が(団体を)脱退して片方にいくというやり方では実現させたくなかった。そうすることによって片方は絶対に落ちてしまう。この試合をするにあたって、だれかが落ちたり傷ついたりする試合にしてはいけないと思って、どうにか格闘技界がひとつになるような試合ができることを思って、ずっと動いてきたつもりだった。ちょっとずつそれが形になってきた。たくさん待たせてしまっていますけど、去年の時点で僕は自分でリミットを作って“来年1年で実現できなかったら格闘家を引退します”と宣言して今年を迎えたけど、そのなかで今年はコロナだったり、いろんな状況が変わって実現できなくて、ファンの方や応援してくれる方、信じてついてきてくれている皆さん、あとはK-1で戦っているファイターたち、僕に憧れて始めた子たちに、ちょっとでも希望を見せたかった。今年最後の日ですけど、僕の意思表示と、来年実現させるという決意を込めて、このRIZINの会場に今回来場させていただきました」などと語った。

K-1王者・武尊が那須川天心の「一緒に格闘技を盛り上げましょう」に静かにうなずく

2020.12.31 Vol.Web Original

試合前にリングサイドに登場

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)にK-1 WORLD GP スーパーフェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が那須川天心(TARGET/Cygames)vsクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(ペットジャルーンウィットジム)の試合前にリングサイドに現れた。

 試合は那須川がクマンドーイの右ミドルに手こずりながらも3-0の判定で勝利した。

 試合後、那須川は「武尊選手、来てくれてありがとうございます。まだ決まってないんですけど、一緒に格闘技を盛り上げましょう」と呼びかけると武尊はリング下で静かにうなずいた。

浜崎朱加が山本美憂に圧巻の一本勝ち「最強を証明したい」【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

山本のタックルしのぎ最後はネックシザース

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた「女子スーパーアトム級タイトルマッチ」で浜崎朱加(AACC)が山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)と対戦し、1R、1分42秒、ネックシザースで一本勝ちを収め、第3代王者となった。

 初代王者の浜崎は昨年大晦日にハム・ソヒに敗れ王座陥落。その後、ハムが王座を返上したことから今回、浜崎と山本の間で王座決定戦が行われることとなった。

 試合は1R開始から浜崎がプレッシャーをかけ、山本が周りを回る展開に。山本は下がりながら右フックを当てる。そして浜崎の右足にタックルを仕掛けテイクダウンに成功するが、逆に浜崎は山本の右腕を取り、アームロックを狙う。

 ここからグラウンドで浜崎が山本をコントロール。山本のクラッチが離れないとみるや、浜崎は腕を狙ったままネックシザース。がっちりと首を極められた山本はたまらずタップした。

所英男が五輪銀メダリストの太田忍にプロの洗礼【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

2R2分24秒、腕十字固めで一本勝ち

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)と今回がMMAデビュー戦となるリオ五輪男子レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)が対戦し、所が2R2分24秒、腕十字固めで一本勝ちを収めた。

 試合は1R、太田がプレッシャーをかけて右ミドルを放つが、これに所が右のボディーストレートを合わせると太田は尻もち。

 しかし太田はプレッシャーをかけタックルからテイクダウンに成功。ここから猪木アリ状態になり、太田は寝転がる所にローキックから飛び越え踏みつけを狙う。これを寸でのところでかわした所。

 太田はまたもテイクダウンに成功するが、今度は所の下からの蹴り上げを顔面に食らってしまう。

対戦相手「X」はHIROYA。そしてドローのはずが試合後シバターの一本勝ちに変更【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

対戦相手は煽り映像で発表

 炎上系ユーチューバーのシバター(フリー)が「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場。最初から最後までエピソード満載のRIZINデビュー戦となった。

 シバターの対戦相手は「X」とされ、前日計量がRIZINのユーチューブチャンネルで1時間だけ配信されたのだが、その時間にも現れなかったため、SNS上でもさまざまな名前が上がるなど、注目を集めていた。

 煽り映像で初めて明かされた「X」の正体はキックボクサーのHIROYA(TRY HARD GYM)。そして試合は1Rがキックルール、2RがMMAルールのミックスルールで行われた。

スダリオ剛がミノワマンにKO勝ちし「日本のヘビー級の人たちを一人ずつ潰していく」【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

カーフキック4発でミノワマンを戦闘不能に

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1試合で大相撲の元貴ノ富士のスダリオ剛(フリー)がミノワマン(フリー)を1RTKOで破り、デビュー2連勝を飾った。

 年の差21歳、身長差18センチ、体重差32キロと常識的にはミノワマンにとっては不利な条件ばかりだが、これまでボブ・サップ、チェ・ホンマンといった怪物級のサイズの選手を破ってきたミノワマンからすると常識の範囲内の戦いではあった。

 しかし試合はスダリオが右のカーフキック4発でミノワマンの左足を破壊。左足の踏ん張りが利かず倒れこんだミノワマンはそれでも足関節を取りにいくが、スダリオはそこに非情な鉄槌2発を落とすとミノワマンの動きが完全に止まり、レフェリーが試合を止めた。

ミノワマンが「もういいかなと思ったらやめると思う」と引退の可能性を示唆【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

スダリオ剛に1RTKO負け

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1試合に出場し、スダリオ剛(フリー)に1RでTKO負けを喫したミノワマン(フリー)が試合後、引退の可能性を示唆した。

 試合は身長差18センチ、体重差32キロの体格的ハンディを覆すことができず、4発のカーフキックからの鉄槌でTKO負けを喫した。

 試合後の会見場に車いすで現れたミノワマンは「カーフキックは予想していなかった。予想以上に効いた。4発もらって、だんだんとダメージが蓄積された。エンセンさんのご指導、テクニックだったり、間合いだったり、大事なところをよく学ばれているなという感じがしました」などと試合を振り返った。

 脚の状態については「多分骨折は大丈夫ですがヒビが入っているかもしれない」と語った。

 今後については「分かんないっすね、今後は分かんないです。どこか残っていたらやると思いますし、もういいかなと思ったらやめると思いますし、現時点では分からないです」などと引退の可能性を示唆した。

那須川天心「今回のテーマは“次元上昇”」と次元の違う試合での圧勝を宣言【RIZIN.26】

2020.12.30 Vol.Web Original

前日計量は難なくクリア

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が12月30日、行われ、セミファイナル(57.0kg)に出場する那須川天心(TARGET/Cygames)は56.90kgで計量をクリアした。

 那須川はこの前日に行われた前々日会見では「試合と契約体重が発表されたがのがギリギリだったので、その中で体重を有酸素運動で削った。もっと期間があれば下の階級で試合をやっても良かったのかなと思います。動き的には問題ないと思います。最大限のことを尽くしてやってきたので大丈夫」と語っていた。

 対戦相手のクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(タイ/ペットジャルーンウィットジム)については「全体的にバランスもいいですし、蹴りもパンチも一発一発に重みがあるというか、もらったら倒れるパンチかなと思います。思い切りがいいし、タフだなと思った。当て勘があると思いますし、タイミングがうまいなと感じました。スピードだったり殺傷能力でいったらタイ人の中でもだいぶ強いほうなのかなと思います」と警戒しつつも「今回のテーマは“次元上昇”。ここ1年でだいぶ動きだったり、自分自身も変わってきたと思うので、みんなに差をつけるというか。選手たちの中でも“ああ、やっぱ凄かったな。次元が違うんだな”と比べられないくらいのすごいよなと思われるような試合をしたい」などと圧倒しての勝利を誓った。

シバターの対戦相手「X」前日計量の中継内には現れず【RIZIN.26】

2020.12.30 Vol.Web Original

萩原京平が0.1kgオーバーで再計量

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が12月30日行われ、その模様がRIZIN FFのユーチューブ公式チャンネルで中継された。

 この中継は冒頭1時間のみだったのだが、対戦相手が「X」とされていたシバター(フリー)の相手は中継時間内に現れなかった。シバターは92.60kgだった。

 また中継に収まった選手については第8試合(68.0kg契約)に出場する萩原京平(SMOKER GYM)が68.65kgと0.65kgオーバー。その場でチョーカーと下着を脱いで計ったものの、68.10kgで0.1kgオーバー。中継終了間際にもう一度はかりに乗ったものの、68.05で0.5kgオーバー。再計量となった。対戦相手の平本蓮(THE PANDEMONIUM)は67.80kgで計量をクリアした。

 皇治(TEAM ONE)も中継終了間際にはかりに乗ったもののオーバーした。

朝倉未来「無事でいられると思ったら大間違い」、弥益「朝倉選手はバチバチのケンカは強くない」【RIZIN.26】

2020.12.30 Vol.Web Original

「新しい朝倉未来」を予告

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が12月29日、オンラインで行われた。

 弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦する朝倉未来(トライフォース赤坂)が「新しい朝倉未来を見られるんじゃないかと思う」と予告した。

 朝倉は試合については「倒したいなって感じ。KOになるのか、一本かもしれないし分かりませんが、判定にならないような試合をしたい」と話す。

 前回、斎藤裕とのフェザー級王座決定戦で敗れてからの再起戦になるが、その敗戦を踏まえ「自分の狂気的な部分を抑えられていたのが自分の強みだと思っていた。冷静さとか、落ち着きだったり。その爆発力とか、リスクを冒した殴り合いは強いので、そこを混ぜて冷静さと自分の中にある激しいものを出して、混ぜたら一番強いんじゃないかってことで。もちろんカウンターを入れつつ。自分からの入りも入れつつ、新しい朝倉未来を見られるんじゃないかと思う。昔のような狂気的な爆発力のある瞬間もあれば、カウンターをとる時もあればという、混ぜた感じ」と今回は“ニュー朝倉未来”で臨む。

 そして打ち合いを望む弥益に対しては「打ち合いこそ俺が一番強いんでね。今まで弥益選手がやってきた相手と一緒にしてもらったら困るというか。パンチ力とかキック力とかが比じゃない。年始からまた仕事あると思うが、無事でいられると思ったら大間違いで。多分、鼻が折れたり歯が折れたりするので、その辺は覚悟してきてほしい」と壮絶KOを予告した。

浜崎「アトム級では私が世界一」、山本「浜崎選手と試合をすることが目標だった」【RIZIN.26】

2020.12.30 Vol.Web Original

美憂対策も万全

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が12月29日、オンラインで行われた。

 女子スーパーアトム級王座決定戦で山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)と対戦する浜崎朱加(AACC)が「アトム級では私が世界一だと思っている」と語った。

 対戦する山本については「レスリングでトップレベルの選手。レスリング、テイクダウンは速いし、強い印象がある」として、「テイクダウンされる覚悟で、テイクダウンされてからの展開もやってきたし、打撃もしっかりと得意なところで戦えるように、ここ何週間かはやってきた。寝技になった時もしっかり極められるようにとか、打撃に関しては野木丈司先生からアドバイスをもらいながらやってきた。打撃に関しても特に負けるとは思いないので、しっかり打ち合えるところは打ち合っていきたいと思っている」などと対策の一端を明かした。

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